2004年秋のTVドラマ・ガイド

Last Update : '04/12/25(更新終了)



 第1位 『一番大切な人は誰ですか?』 (日本テレビ)
 第2位 『黒革の手帖』 (テレビ朝日)
 第3位 『ミステリー民俗学者 八雲樹』(テレビ朝日)



          



○ 『夫婦。』 (TBS系・日 21:00 〜 21:54)



通販会社社長の太一は自らTVショッピング番組に出演し「うちのカミさんに…」と常套句を繰り返すが、その妻・華にはもはや何もときめかなくなっていた。そして華は太一が自分を女として見なくなったことに不満を感じていた。「夫婦」とは?・・・(全11話)

【01】同枠の『オヤジぃ。』(00秋)に続いて田村と黒木は夫婦役を演じます。録画ミスで冒頭の約十分を観ていません。ちょうど太一が、学生時代に自分をふった女性に似た幸子とぶつかるあたりから見始めました。そこに戻ってきた部下の慎吾は幸子と顔見知りです。ゆくゆくは会社を任せたいと考えていた慎吾が一年前から自分の娘・菜穂と交際、幸子の勤める結婚式場に予約を入れていたとはつゆ知らず、交際を知るやいなや太一は二人を別れさせようとする、ありがちなストーリーです。主題は下着売り場で立ち止まり、太一とラブホの前を通るとドキドキする、娘の結婚話をきっかけに結婚当時を思い出しオンナを再び意識し始めた華と、すでに妻をオンナと見ていない太一のお話です。友人がドタキャンして、ちょうど三ヶ月後に格安で式場がとれた・・・また、三ヶ月後、ですか。これがクライマックスということでしょうか。エンディングで太一が華との離婚を語るインタビューシーンでしたが、それが中盤の主軸ということでしょうか。気のせいか、塚本の顔が一瞬岡田准一@オヤジぃ。に見えました。それくらい、まさにガスだね・・・まさに日曜日の9時っぽいドラマです。でも、朝飯食って「(大学は)昼からだから」と再び寝に行くのはどうかと思います。最初から寝てろよ。ミュージシャンを秘かにめざす順が路上で歌う曲はかつてのメッセージフォークをちゃかしているとしか思えない、気恥ずかしくなるような青臭い歌詞。それで心臓がおかしくなったのか目の前でじいさんが倒れ、おかげで年上の看護師・静香と運命的な出会いをします。華の買い物カゴから青々としたネギが飛び出しているのは、紙袋からバケットが顔を出しているのと正反対の意図で用いられるベタな演出ですが、これも日9なら許されるでしょう。一つ、気になったこと。髪形を変えたことに気づかない太一に「髪、どう思う?」と華が訊いたところ、自分の髪のことだと勘違いし、白髪が見つかったのだと思い「しょうがねえじゃないか、お前。年だもん」だったら染めるなよ、と言いたい。安心してみられる日曜日の夜向きの保守的なドラマになりそうです・・・(10/10 21:00〜22:09 放送)
TBSは2000年4月にテレビラジオ制作部門を「TBSラジオ&コミュニケーションズ」、「TBSエンタテインメント」、「TBSライブ」、「TBSスポーツ」の4つに分社したものの、今月1日付で後者の3社を「TBSテレビ」に統合したようです。

【02】第二話にしてもう飽きてきました。25歳にはとても見えない静香と飲みに行って路上でキスされて逆上せたところを見られた上、留年が決まったことも知っている菜穂に脅されて、順は菜穂の味方につきます。結婚の意味がわかっていない、ただ結婚というイベントに憧れ、バラ色の結婚生活だけを夢見る菜穂は結婚しようとする理由を「パパとママみたいな夫婦になりたかったの」「私の理想の夫婦なの」と嘘泣きし、太一と華に結婚を認めさせました。その太一は借りていたハンカチを返したい、という幸子からの申し出に舞い上がって流行の店に呼び出し、その後ろめたさからボイルしたカニを2杯も買って帰ります。そして自分に不満を持っているらしい華に「愛してる」の一言が言えません。まぁ、そんなもんなんでしょうか。どうやらパターン化したいらしいラストのインタビューシーンで「あんな綺麗な人がですよ、20も年の離れた男とつきあうことになるなんて」などと太一が言ってましたが、ここまでくると何かどんでん返しでも考えているのでは、と深読みしたくなります・・・(10/17 放送)

【03】太一のTVショッピングのシーンから華たち主婦三人組のおしゃべりでドラマが始まり、太一へのインタビューシーンで終わる、これが定型のようです。久しぶりに華を自分のベッドに招き入れた翌朝、声が上ずり鼻歌交じりな華のハイテンションぶりとは対照的に、太一は腰を痛めます(笑)。留年したことを知らない太一は順を自分の会社に誘いますが、順に断られて落ち込みます。翌日、番組の収録もうまくいかず、気分転換に部下を飲みに誘っても断られてしまいます。でも偶然、腰が痛くて出かけたマッサージ店で顔を合わせた幸子を焼肉屋に誘うことができました。そこでさらに偶然(ははは)幸子は唯一結婚したいと思った元カレ&“乗り換え先”の親友カップルと会ってしまいます。幸子の彼氏のふりをするため結婚指輪を外した太一は「こんないい女はいない」などと訳のわからぬことを喋りだし、自分のためを思ってくれた太一に幸子はうっとりします。さらに幸子を送ってタクシーに乗ったはずの太一が再び戻ってきて「あなたは売れ残りなんかじゃありませんよ。超高級品だから、みんな手が出ないだけですよ。すごくお買い得なのに誰も気がついてないだけですよ」などと言ったものだから幸子は感動して太一に抱きつきます。これで道路に押し倒された太一の腰は悪化、幸子の部屋で休みます。恋に堕ちてしまった幸子は止められません。太一は(たぶん)初めての浮気をします。そして太一は幸子の部屋に、外した結婚指輪を落としたことに気づかないまま部屋を出ました。困ったもんですね。「すっげえ会いたくて」勤務先の病院まで会いに行った静香に相手にされず居間で凹む順の見ていた音楽番組の音量が太一との会話シーンで(誰もリモコンをいじってないのに)急に小さくなって聞こえなくなり、順が二階に上がった後、“恥ずかしいこと”と順が評した太一のヘラヘラしたTVショッピングで急に音量が上がりました。ときどき使われる手法なのですが、最初の音楽番組の音が大きかった分だけ不自然さが際立ってました。それから、結婚式の演出として“クライマックスに花火”という話が出ていましたが、ちょうど放送日当日の午後2時50分頃、「川越プリンスホテル」の披露宴会場でのブライダルフェア中に米国製キャンドルサービス用花火に着火したところ爆発、破片が飛び散り、男女9人が顔を切ったり火傷をしたそうです。なんというタイムリーなニュースでしょう・・・(10/24 放送)

【04】朝食時に指輪をしていないことを菜穂に気づかれた太一は幸子と外で待ち合わせ、幸子の部屋に忘れていった指輪を受け取ります。しかし指にはめようとして落ちて転がる指輪を追った太一は噴水に落ち、服を乾かすために行ったはずの幸子の部屋で抱きつかれてしまいます。遅く帰宅した太一の挙動がおかしく、華は太一を疑います。そしてケンカした菜穂と慎吾の仲裁をするためお互いが連れてきた幸子と太一がまた顔を合わせます。結局、菜穂と慎吾は仲直り、幸子と太一は二人でラーメンを食べ、太一はもう一軒幸子を誘いました。ふつうラーメンは“締め”だと思うのですが、ここはスルーします。幸子とはすぐに別れたとウソをついた太一はせっかく華が準備した、太一の好きな“一晩寝かせたカレー”も食べません。そして太一が風呂に入っている時、わざとなのかおバカさんなのか、幸子が太一にメールをしてしまいます。そして疑心暗鬼になっている華はそれを読んでしまいます。結婚前は自分の部屋の整理もできなかった華は大好きな太一との結婚を機に収納上手のきれい好きに変身しました。しかし太一の浮気を確信し、太一に喜んでもらおうと努力してきた自分がアホらしくなったのか、冷蔵庫のタッパの中身だけでなくカレーライスまで床にぶちまけ、家計簿も切り裂き、ビールかっくらって寝てしまいます。過剰なくらいのきれい好きがこの伏線だったのですね。それにしても、ふつう夜中に階下であそこまでドタバタしたら、何事か!?と誰か一人くらいは下りてくるはずですよね。梶原役の青木麻由子、セリフがあったのに名前がクレジットされていませんでした。ちょっと可哀想です。ところでどこの家庭にも「ウスターソース」と「中濃ソース」の両方が常備されているものなんでしょうか?私の場合、とんかつでもウスターソースです・・・(10/31 放送)

【05】あんなに荒れておいて華は浮気のことが追求できません。恋する幸子は積極的になり、熊川哲也のチケットが取れたからと当日になって妻子持ちの太一を誘います。少しは反省しているかと思ったら、一度は仕事を口実に断った太一も何度も電話の向こうでため息つかれ、結局出かけていきました。しかし悪いことはできないもので、せっかく入手困難のチケットなのに近所の噂話大好き主婦コンビがいてバレエの鑑賞はできず、大声で喋っている自分より一回りは若い女グループに幸子がブチ切れ、せっかく予約がなかなか取れない店だったのに食べられず、ディナーは公園のベンチで食べるタコ焼きに変わりました。それでも軽口が商売道具の太一から欠点も可愛い♪みたいに言われて幸子は幸せ一杯です。一方、わざわざ幸子に会いに行ったくせに何も言うことができなかった華は、順には“泣いたり笑ったりするのがイヤだから笑っている”だけの言いたいことも言えない偽善者だと言われ、(当然のように)浮気を認めないへらへら笑いの太一を見て、布団の中にもぐって泣き出しました。太一は抱きついてきた幸子の香水の匂いを消すために、タクシーの運ちゃんにタバコの煙をかけてもらっていました。ドラマの中では効果がなかったようですが、実際のところはどうなんでしょう?それにしても今回、視聴率が4pt以上あがりました。こういう水戸黄門的無難なドラマは強いんですね。独り者の私は、どうもドラマに感情移入ができず苦痛を感じつつドラマを観ています・・・(11/7 放送)

【06】慎吾から母親との同居を切り出されワガママ菜穂は機嫌が悪くなり、静香に夢中の順はお泊まり宣言をします。じつは華の主婦仲間にも幸子と一緒にいることを見られていた太一はシラを切りとおしながらも家に早く帰るようになり、奥さまのご機嫌を伺います。逆に幸子はしつこく太一に電話を掛けてくるようになり、ついには太一の会社の前で待ち伏せし、寒空の下であみんの「待つわ」を歌いだしました。明日が休みだという太一は華を久しぶりにドライブに誘いますが、行きたいところがある、と彼女が指示した先は幸子の勤務先。「一人でいるより二人でいる方が寂しい夫婦になんかなりたくない」と中に入ろうとする華を太一が押しとどめます。帰宅後、太一は浮気を認めます。そして華は太一に電話で幸子に別れ話をさせ、太一は「私以外の人に私より優しくしない」など華からのいくつかの条件をのみました。これで一件落着、と思いきや、来週は太一と華がものすごい夫婦喧嘩をして華が出て行ってしまうんだそうです。ふ〜ん・・・(11/14 放送)

【07】脱いだものを放っておかない、上げた便座は下ろす・・・華がずっと我慢していたことを全部直すように言われた太一は家にいると息が詰まりそうでした。華も家のことを何しても感謝されないことに虚しさを感じるようになりました。私たちは家政婦じゃない(と、カメラ目線で言われても困ります)夕食の準備もしないで友だちとカラオケに行って酔っぱらって帰ってくる華を見て太一たちは驚きます。華のささやかな抵抗、でしょうか。心臓に病を持つ母親が心配な慎吾は同居を嫌がる菜穂との結婚を考え直そうとします。憧れの(結婚、ではなく)結婚式が遠くなりそうになった菜穂は(担当替えの話まで出てきた)幸子の部屋に泣きつきに行きました。どうして菜穂が幸子の住所を知っているのか疑問です。会社が教えたのなら問題です。どこかにいる理想の人との結婚を夢見るのに、現実には不倫して別れてまた独りぼっちになった自分が悲しくなった幸子は菜穂と二人でワインを飲みます。順は順で、将来のことに悩み、患者に向かって「やっぱ」などとタメ口する静香の部屋で焼酎をあおります。その頃、母と菜穂が本当の家族みたいになって欲しいと願う慎吾と殺伐とした家に帰りたくない太一が屋台のおでん屋にいました。その夜、華は一人の夕食です。しかも泥酔した菜穂に付き添って幸子が、順を抱えた静香がそれぞれタクシーで二人を家まで送ってきました。幸子と静香、もっとも会いたくない二人が華の目の前に現れました。幼い娘を置いたまま、子供でもあるまいし順を家まで送る必要があるのか?とか、二人ともタクシーをその場に待たせず帰しちゃったということは最初からすぐ帰る気はなかったの?とかいろいろありますが、そのあとの壮絶な夫婦喧嘩に圧倒されてしまいました。再び華の太一への不満が噴出、昔の彼女の話を蒸し返し、自分を信用しない華に太一は思わず「そんなに嫌ならさ、俺と別れて他のやつと結婚すればいいじゃないか!」と言ってしまいます。翌日、華は出て行きました。ところで玄関に家のカギを放っておく、これどこの家庭もふつうにやってることなのでしょうか。危なくないですか?・・・(11/21 放送)

【08】 華が出て行き太一たちは思い知らされます。「この家はお母さんがいないと成立しない」そして「この家はお母さんそのもの」だと。それにしてもおバカな子供たちです。以前の放送でトイレットペーパーの在処がわからなかった順くん今回は水風呂につかります。熱いかもしれないんだから、ふつう水温を確認してから入るでしょうが。いきなり手間のかかるローストビーフを作ろうとして予定調和的に失敗した菜穂も、もう二日もメールすら送ってこない慎吾の母が入院する病室の前に立って「ダメよ、慎吾が来てるの期待してるなんて思われちゃ」などと口走ります。やはり、こういうベタベタの脚本が日曜日の夜向きなのでしょうか?でも、いくら“おばさん”だからといって、レストランで食事中に雑誌を回し読みしてギャアギャア騒ぐのはいかがでしょうか?演出に少し悪意を感じます。一緒に飲んで仲良くなったのか、静香に誘われて幸子は養護施設「みかんハウス」のボランティアに行きますが、そこで華が家でしたことを知って動揺し、心臓の悪い母親をこのままにして結婚はできないと慎吾に言われて泣きついてきた菜穂に浮気を告白してしまいます。とにかく太一は華を捜しまわります。スーパーの惣菜売り場には主題歌を歌っている森山良子が立ってました。一方の華も、新婚旅行での思い出の旅館に泊まってみたりしたものの、自分に“やりたいことがないこと”に気づいて愕然とします。やっと帰ってきた華に太一は一安心します。しかし、このまま枯れていくのはイヤだと思った華は太一に「別れてくれないかな」と切り出しました。ところで湖畔で発見された水死体を運ぶニュース映像画面で遺体の顔が一瞬映るシーンがありましたが、実際には編集してカットするなりモザイクをかけるなりしてから放送するはずです。遺体が写り込むように演出をした意図は何ですか?報道のTBSとして、まずくはないんでしょうか?・・・(11/28 放送)

【09】華から離婚届の用紙を渡された太一は「とりあえず待ってくれ」と慌てふためきます。さらに太一の右腕でもあった慎吾が山形に帰って実家の床屋を継ぐため退職願を出しました。出会い系にまで手を出して別の結婚相手を探そうとする菜穂は華にビンタされて家を飛び出します。菜穂の異常なまでの結婚願望は、何でもできる“完璧な”華に対するコンプレックスからきたものでした。何の取り柄もない自分は早く相手を見つけて結婚するしかない・・・。(私のタイプではないが)世間的には美人なんだから誰かいるだろう、と思うのですが。路上で歌っていた順が見知らぬ男と一緒にいる菜穂を見つけ、ホテルに連れ込まれそうになったところを助け出します。とりあえず二人は静香の部屋に行きますが、隣に子供が寝ているのに(小声ではなく)ふつうに喋る自己チュー菜穂なんぞ、慎吾は結婚しなくて正解だと思います(でも、しちゃうんでしょうね)まぁ、遺伝でしょうか。夫婦で二十歳すぎの娘と息子を迎えに行きますが、帰り道で太一もふつうに喋ります。静まりかえった夜の住宅街で人の声は目立つし、気になるものなんですよね。つくづく非常識家族です。“家族の愛”に目覚めた加藤あい、ではなく菜穂は山形行きのバスに乗った慎吾の隣に座り「あなたの家の家族にしてください」とプロポーズします。太一は銀婚式のプレゼントとして華に指輪を贈り、華からも太一にカシミアのマフラーのプレゼント。これでめでたし、めでたしかと思ったら、華はドラえもんのポケットならぬクローゼットから次々と出しました。結婚記念日であることを太一が“思い出したら”渡そうと思い買っておいた約15年分のプレゼント。これからは自分の頭で考えて自分の足で歩きたい、という華の決意は本物でした・・・(12/5 21:10〜22:04 放送)

【10】いきなりディスコ(?)でおばさん三人が踊り出した時は屈指の駄作“愛愛”を思い出し、観るのを止めたくなりました。男の遊川が書いた輝代の台詞「女が一旦こうと決めたら絶対に曲げない」は真実なんでしょうか?男だの女だのの性別には関係ない、単なる性格の問題だと思いますが。さらに離婚後に資格を取りたいという華が挙げた図書館の司書と司法書士、華の非常識ぶりを表したかったのでしょうか?司書は大学の聴講生にでもなって単位を取ればもらえるはずですが、司法書士は簡単ではないと思います。太一は病院で携帯に出るわ、華は暗くなっても公園で他人様のお子さんに自転車の練習を続けさせるわ、非常識夫婦です。華さん、嫁入り前の娘の顔に傷でもできたらどうするの?ってか萌ちゃん(まだ小学校に上がってないのに補助輪なしの自転車に乗れるなんてすごいね)、知らないおばさんから「順ちゃんのママ」と声を掛けられてほいほい信じると誘拐されちゃうかもしれないよ。だいたいまだ明るかったのに暗くなるまで公園に到着しない母親、どこを捜していたんですか?年下の順のためを思ってわざと別れようとしたのか?と訊ねる幸子に(ママをいじめないで、の後の泣き方は下手だったけど、酔っぱらいの大声で眠れないのに大人しくしている萌ちゃんは良い子ですね)静香の言った「そんなわけないじゃない!ドラマの主人公じゃあるまいし」たしかにあなたは脇役ですが・・・こういうドラマ云々という台詞を書くセンスを疑います。粗が目立ちすぎてドラマに集中できません。看護師が足りない、ということで亡母の実家のある瀬戸内海の小島に静香が行くことを知り順は結婚を決意しますが、静香は順を子供扱いし、結婚話をチャカし、順は怒って出て行きます。それを見た健気な萌ちゃんは大好きな順ちゃんのところへ行こうと一人で自転車の練習に出かけます。突然娘がいなくなって静香は慌て、都合良くドアの前に立っていた華、父親の会社を見学していた順そして太一が協力します。無事、萌ちゃんは見つかり、順と静香の関係も両親公認のものとなり、めでたしめでたし、という内容でした。そのあと夫婦で久々の外食をし、和みます。愛する家族のために華はこれまで頑張ってきたのに、太一は何も華にしてやれませんでした。それを詫び、愛する妻に今してあげられること、しなくてはならないことが一つだけあることに気づき、離婚届に判を押しました・・・(12/12 放送)

【11】一度変えた自分の結婚式の担当を式の前日になって幸子に戻す菜穂のワガママぶりが冒頭から気になったものの最終話はトータルでは良かったのではないでしょうか。式の前日、家族4人の最後の晩餐はカレーでした。太一と華は二人が離婚することを子供たちに告げ、4人は涙を流します。そして結婚式は心臓に持病を持つ慎吾母が踊りを披露するなどスリリングな展開もあり、いよいよ最後は慎吾の挨拶となりました。しかし酔っぱらったフリをした慎吾はマイクを太一に託します。最初から、太一に喋らせることにしておけばよかったのに回りくどいです。そのとき突然爆発が起こります。窓ガラスは吹っ飛び、グラスが割れました。何でも隣でアクションシーンのロケがあり、火薬の量を間違えたのだそうで・・・さすがにテロのわけないですが、奇想天外というか無茶苦茶な設定で唖然としました。ひょっとしたら当初は地震にするつもりだったのではないでしょうか?さすがに新潟の地震の後でクレームがついたはずですが。しんみりした雰囲気が一転し、まだ動揺している出席者の前で太一は話します。いつか人は死ぬのだから、いずれにせよ二人は別れます。そのときこの相手と結婚して良かった、幸せだったと思える結婚をして欲しいと願っていると。結婚とは、この広い世界でこの人にだけには自分が精一杯生きてきたことを覚えておいて欲しい、そんな相手とするものだと。式の翌日、二人は離婚届を出しに行きました。一枚もない二人だけの写真を撮ろうと、華は太一を証明写真のボックスに誘います。そして二人は結婚した頃のことを思い出しました。プロポーズした時の華の「私でいいんですか?」ではなく、華じゃなければダメだった、と太一は告白します。そして決して嫌いになったからではなく、今まで家族のために尽くしてくれた華を、今度は太一が応援するため離婚する二人は涙で別れます。毎回最後に流れていたインタビューシーンの謎も解けました。離婚1年後に受けたインタビューの帰り、家の前に立つ華と1年ぶりに再会します。一人で生きてみてくじけそうになっている華に気づいた太一は、今すぐに、というわけではないから、と帰っていく華に婚姻届を渡します・・・(12/19 21:00〜22:09 放送)

役名は不明ですが、当日になって結婚式に出たくないと駄々をこねた花嫁の父親【1】を角野卓造、菜穂の職場の先輩【2】を君嶋ゆかり、静香の後輩看護師【3】を根本貴美子、順を夫と間違えたアルツハイマーの老女【3,4】を内海桂子、社長である太一からの飲みの誘いを「予定が…」と断わったり携帯メール見られて妻が実家に帰ってしまった通販番組収録スタッフ【3,5,6,8】を日栄洋祐、できちゃった結婚をすることになった幸子の元カレ&幸子の大学時代の親友【3】を田中実&小林麻子、TVショッピングに出演していたエプロン姿のモデル【4】を小池りえ、路上で歌う順の曲にあわせて左右に揺れていた女【4,6】を野口かおる、レストランで騒いでいて幸子と口論になった若い女性グループ【5】を小幡茜&岡村麻純&坂東美佳&浜野真里、「Piacere Bridal」で式を挙げた花嫁【6】を三原伊織奈、太一の残した弁当を下げる社員【7】を深草ゆかり、山口家に荷物を届けた「カモノハシ急便」配達員【8】を少路勇介、太一と華が新婚旅行で泊まった箱根の旅館の仲居【8】を曽川留三子、芦ノ湖湖畔で自殺らしき中年女性の死体が発見されたことを伝えるアナウンサー【8】を向井政生(TBSアナウンサー)、離婚経験のある「HoNeY通販」社員【8,9,11】を櫻庭博道、「HoNeY通販」社員【8〜10】を中村泰三、華が購入した「CELINE」店員【8】を神野美紀、外国人に英語で道を教える女性【8】を武田梢、地下鉄車内で華に絡んだ酔っぱらい【8】を半海一晃、赤井の婚約者【9,10】を山口香緒里、太一を診察した会社の診療所の医師【10】を須永慶、「みかんハウス」職員【10】を宮崎吐夢、太一に順が来たことを告げる「HoNeY通販」社員【10】を早川亜希、電話で通販の注文を受けつける女性【10】を村松えり&水沢涼、離婚して一年後に太一をインタビューするテレビ局のアナウンサー【11】を広重玲子(TBSアナウンサー)が演じています。

《キャスト》

山口 太一(59) [「HoNeY通販」社長・妻とは結婚25年・上司とケンカしてデパートを辞める・涙もろい・幸子と浮気・好物は海老フライ・華と離婚] ・・・ 田村 正和
山口 華(46) [太一の妻・専業主婦・自分から太一にプロポーズし短大卒業して結婚・暇さえあれば掃除&洗濯・離婚後は新婚旅行で行った旅館に住み込みで働きながら司書の勉強をする] ・・・ 黒木 瞳
山口 菜穂(25) [山口家長女・コネ入社した「設楽通運」を寿退社・占い好き・山羊座・浮気したら二人とも殺す・“リンゴ”・慎吾の子を妊娠] ・・・ 加藤 あい
山口 順(22) [山口家長男・大学4年生・蟹座・留年決定・口下手・海外でボランティア活動] ・・・ 塚本 高史
待田 幸子(37) [「Piacere Bridal」ウェディングプランナー・菜穂の結婚式の担当者・マンション購入・ネコのマイケルと同居・赤井にプロポーズ] ・・・ 羽田 美智子
梶川 由香里(26) [「Piacere Bridal」ウェディングプランナー・幸子の後輩]【2〜6,9,11】 ・・・ 青木 麻由子
元木 慎吾(28) [「HoNeY通販」社員→退職して山形の地元のショッピングセンターに再就職・菜穂の婚約者・乙女座のB型・肉親は母親だけ] ・・・ 大森 南朋
元木 マサ子 [慎吾の母・心臓に持病・山形で理髪店「モトキ」を営む]【5〜8,11】 ・・・ 松原 智恵子
田之上 静香(32) [内科看護師(主任)→クビ(セクハラドクターを殴る)・酔うとキス魔・両親は死去(母も看護師)・シングルマザー・幼い頃、母の実家がある瀬戸内海の小さな島で育つ] ・・・ 西田 尚美
田之上 萌 [「マミールーム保育園」園児・静香とその不倫相手との間に生まれた娘]【4,6〜11】 ・・・ 菱山 美幸
桑田 敏江(42) [華の主婦仲間] ・・・ 深浦 加奈子
シンタニ 照代(31) [華の主婦仲間・ダンナが子供] ・・・ 今井 陽子
金澤 [スーパー惣菜コーナー担当]【8】 ・・・ 森山 良子
赤井 時孝 [幸子が担当するカップルの新郎・幸子の理想の結婚相手・結婚式当日に花嫁に逃げられる]【9〜11】 ・・・ 宮迫 博之
 (雨上がり決死隊)
ウエストポーチ [菜穂が出会い系サイトで知り合った男・菜穂をホテルに連れ込もうとして順に殴られる]【9】 ・・・ 藤本 敏史
   (FUJIWARA)


脚 本 遊川 和彦

音 楽 千住 明

演 出 清弘 誠(1,2,5,6,9,11)・高成 麻畝子(3,4,7,8,10)

主題歌 「あなたが好きで」(森山 良子)

制 作 八木 康夫

TBSテレビ



          



○ 『ラストクリスマス』 (フジ系・月 21:00 〜 21:54)


大手スポーツ用品会社に勤める健次は会社主催のスキーイベントで清楚な感じの由季と出会う。学生時代からの友人・取締役の伍郎も新しい秘書の由季に惹かれていた。しかしそのお嬢様は元レディースだった・・・(全11話)

【01】「秘密の二人」
いきなり2004年のクリスマス、雪に覆われたカナダ・イエローナイフに立つ織田くんがいて、次にその三ヶ月前にニュージーランドでカッコよく英語を操る織田くんがいました。よくわからないんですが、あの発音で通じるんでしょうか?パーティーシーンなどお金のかけ方がバブリーなドラマが始まりました。初めて織田くん演じる健次が、大学時代のスキー部の友人で上司(パパが社長)である伍郎の新しい秘書・由季と出会い、その日が誕生日だと知った健次と相方(正しくは部下)の達平で、由季のために小粋な(というより赤面ものの)演出をします。しかし矢田ちゃん演じる可憐で雪の妖精のような由季が実は元レディースで、元々はつながっていた、健次の隣に引っ越してきます。私の役に立つ人が好き・・・さっそく貢ぐ君を社内に5人も抱える由季の、会社での顔とのギャップに健次は驚きます。ゴレンジャーという喩え、私は嫌いじゃないです。でも、偶然同じ会社の派遣社員として潜り込んでいたレディース仲間の彩香を“ラブテロリスト”とよぶのはいかがなもんでしょう。千倉せんせい@マンハッタンラブストーリーのドラマのように“ラブ・コマンドー”とか“ラブ・ターミネーター”とかなら笑えるんですが。そのテロリストちゃんと呑んでいた由季は鍵を無くし、隣に住む健次が同じ会社の人間だと知らず、強引に部屋に入り、2つの部屋が一つだった名残の開かずの扉を蹴破ります。ほんとは好きだけど今はカラダだけの関係を続けている日垣のことを悪く言った達平を「てめぇ、今なんつった!?」とグーで殴るなど、元レディースという設定を生かそうとしていますが何となく矢田ちゃんパンチは猫パンチ@ミッキーロークっぽく、あれでは手首を痛めそうです。扉を蹴破ったとき、由季の部屋から健次の部屋に飛び込んできた8ミリビデオ(C-VHS?)のテープを健次は見てしまいます。ただのヤンキー女だと思っていた由季の(転移・再発がない、ということは)ガンを宣告され、愛することを知った2年間の結婚生活も終わり、不安と未来への希望を持とうとする手術直前の素直な姿に健次は衝撃を受けます。まぁ、出来過ぎた話しではありますが、矢田ちゃんなので許します。さて、二人で健次の部屋のベランダから夜景を眺めているところを遊びに来た上司の伍郎に見られてしまい、中国に飛ばされそうになった健次の明日は如何に!?それにしても自分の部下でもないのに健次が由季を「青井」と呼び捨てするのはアンチの多い織田裕二っぽくはありますが、私は不快に感じました。私は楽しめました。もっと激しい勘違いドラマに仕上がっているかと思っていたので、これなら許容範囲内です。少なくとも前作の韓流便乗バラエティよりかはまともです。最大の難点は、織田裕二の自己陶酔した芝居でも、バブリーな設定でもなく、矢田ちゃんが元レディースにまったく見えないところです。言葉遣いを多少乱暴にしても矢田亜希子には無理だと思います。そういう意味では井川遥には女優として敵わないでしょうね。・・・(10/11 21:00〜22:09 放送)
健次の勤務先は、やはり織田が主演し、坂元が脚本を書き、大多が制作を担当して大ヒットした『東京ラブストーリー』('91冬, 織田裕二・鈴木保奈美・江口洋介・有森也美ほか)でカンチ(織田)とリカ(鈴木)の勤務先と同じ「ハートスポーツ」です。放送直前に再放送をしたことからも、明らかに意識をしています。

【02】「奇跡の夜」
シャワーが壊れたから、と朝から由季が健次の部屋にやってきて、ちょうどそこに達平と彩香が迎えにきて、めでたく主要メンバーに健次と由季がお隣さんであることを告知終了です。中国への転勤話は健次から日垣に変更になりました。日垣は自分のことを「上の連中は、ただの生意気な奴としか思っていない」と吐き捨てるように言いましたが、並んで話ながら歩いてくる二人の間を無理矢理割って通ろうとする日垣は私の目にも、ただ自分の不遇を周囲のせいにして嘆くだけのガキにしか見えませんが。“恋は育むものではなく、最初からそこにあるもの”(つまり政略結婚以外の見合い結婚は認めない派、ってことでしょうか)と考える由季は愛する日垣が飛ばされるのを阻止するために伍郎と食事をします。健次が止めようとしたけど由季は行きました。健次は日垣にも話しますが、ガキなので無駄でした。仕方なく正義感の強い健次は、大切なリハーサルを放り出して(きっと減給覚悟なんでしょう)姫を助けに行きました。そんなこととは知らず、呑気なダジャレオオカミはシャワーを浴びてました。それにしても何のイベントなんでしょうか?夜中なのにスピーカーで指示を出すなよ。こういう演出がオシャレだと思ってるんでしょうか。かつてバブル期に氾濫したトレンディドラマを観ているようで少し懐かしさも感じましたが、ストーリー自体は大したことありません。今回は長く感じました。誰か取締役のダジャレ、止めさせて下さい・・・(10/18 放送)

【03】「涙の抱擁」
律子が結婚することを知って日垣は驚きます。でもひねくれている日垣は最後になるかもしれない、律子の個展に顔を出そうとはしません。その個展に行った由季は気がついてしまいます。“forget me not”(忘れな草)と書かれた絵には後ろ姿の日垣が描かれていたのです。健次の思っていた通り、好きだった先生からもらったペンダントをいつもつけていた律子は日垣のことが好きになっていて、そんな自分がイヤで、愛のない結婚をしようと考えていたのでした。そして最終日、日垣の絵が正面を向いたものに差し替えられ、律子がペンダントを外していたことに気づいた由季はすぐに来るよう日垣に電話をします。好きだから、と告白した上で。絵を見た日垣はみんなの目の前で律子を抱きしめます。大好きな男のため、キューピッドになった自分を見つめる健次の視線に気づいた由季は、司会用備品の中に入っていたボードを笑顔で掲げます「笑うところ!」・・・冒頭のパーティーシーンでエロおやじ新谷の爆笑ダジャレ「おつかれーらいす」に達平が掲げた「笑うところ!」のボードがここでここで使われるとは思いませんでした。ちょっとやられました。由季だけではなく、彩香も家庭が大変なんですねぇ。それにしても、貧乏なのはわかったから、他の場所なら構わない、でも達平、飲食店で持参したドングリ食うな!誰が最初に気がついたのか、劇中のセリフにいくつかの言葉遊びがありました。澤口を演じる児玉清本人が司会の「パネルクイズ アタック25」(日・テレ朝系)を連想させる会話は、他局ではあるけれど'75年の放送開始以来30周年を迎えた同番組に対するリスペクトでしょうか?
澤口「人生は、アタックあるのみですよ」
由季「先生も毎週大変ですね」
他にも社員食堂で健次に達平(森山未來@映画版セカチュウ朔太郎)が言った「助けて下さい」とか由季が健次(織田裕二@東京ラブストーリー完治)に言った「幹事やるんですって?」(完治→カンチ→カンヂ→カンジ→幹事)が指摘されていましたが、最後のは深読みしすぎだと思います・・・(10/25 放送)
10月26日付「朝日新聞」夕刊に丸山タケシのコラム「TV構造改革」が載っていました。「90年代初めのトレンディードラマにもなかったような奇怪な環境設定」のこのドラマ、「ドアの向こうに矢田亜希子」は「レオパレス21で部屋を借りたら藤原紀香がついてくる」くらいあり得ないわけで、「上司も部下も、先輩も後輩もないようなヌルい社内で、小僧みたいなクリエーティブ・デザイナーが偉そうにしている」会社もあり得ない。「明けても暮れても恋愛のことばっかり考えて、あんま仕事しない人々が贈る、この秋いちばんのロマンチックラブストーリー」なんだそうです。どこにいるのか「いやだもう、なんか胸がキュンキュンしてきちゃったかも。恋したくなっちゃったかも」狙いのこのドラマは「90年代トレンディードラマの類似品」であり「この手のドラマから『今』という時代の空気が抜け落ちたら、ただの妄想」と断じています。同感です。

【04】「幸せの絆」
ステレオタイプのスーパースター(=わがまま)ロッシさまがイタリアから来日、「六本木」「六本木」を連呼する頭の悪さに健次たちは振り回されます。そんな最中、突然訪ねてきて健次だと間違えて伍郎を殴りつけた男は幸子の夫・行彦でした。結婚していたことを隠していた幸子が謝りに来てた時、今度は愛犬ポチを連れて行彦がやってきます。要するに行彦が浮気をした上、記念日や思い出の曲を忘れていたことが離婚騒動の原因でした。夕食を食べに来る、という幸子のためになへを準備していた健次と由季は、幸子の番組にハガキを出したラジオネーム・ポチが行彦であることに気づきました。当然、読んでいる幸子も気づきます。なんとなく1年間つきあっていた二人が別れそうなある日、行彦が手にしようとした伝票が木枯らしに舞って隣に座っていた老人のテーブルに落ちました。これも何かの縁だから、と老人が二人のコーヒーをご馳走、二人は何か運命を感じます。そしてその場で行彦が幸子にプロポーズしたのが3年前のクリスマスでした。そのときかかっていた曲を思い出せないポチはハガキにリクエスト曲を書けません。DJサリーは自分の携帯からポチに電話をします。リクエスト曲は?行彦は思い出の曲を思い出していたのです。きゃ〜〜!その後は誰しもが想像する通りですが、よくタクシーがあんな大型犬を乗せてくれたもんです。二人が元のサヤに収まり、なへを食べようとしたところ由季が倒れます。診断の結果は風邪ですが、健次は由季が気になります。そしてラス前の検査の結果が出ました。急いで会社から帰宅した(あれ?忘れてたけど、自転車通勤じゃないの?あれは気まぐれかい?)健次は再発の兆候が見られないと知って安心します。たぶん最後の検査である次回で再発の兆候が見られるんでしょうけれど、もし次回に再発の兆候がなかったら大丈夫なんでしょうか?1ヶ月か2ヶ月毎に検査をしているようですが、来年の1月に兆候が現れることもあるはずなんですが。よくわからないです。それにしても今回は演出を二人で担当しています。なぜ一人に任せなかったのでしょうか?二人の演出した別の回を切り張りして1話分につなげたとか?・・・(11/1 放送)

結局第4話で リタイア させてもらいます。第5話は最初だけ観たのですが、どうも私には合いません。頭悪すぎです。専務は宴会のことしか考えていないバカだし、由季はかつて峠を攻めていた・・・お前は走り屋か?レディースじゃなかったの?こんなのが『Dr.コトー診療所 2004』と同じくらいの高視聴率を稼いでるとは・・・。人はそれぞれ。きっと『ラストクリスマス』を毎週ドキドキしながら観ている人もいるのでしょうね。

役名は不明ですが、「J-WAVE」の番組プロデューサー【1】を宇納侑玖、「ハートスポーツ」の健康診断に来た「晴海総合病院」女医(天国)【2,3】を森川玲、女医(地獄)【2】を東出典子、女医(天国)の同僚医師【3】をAKIRA(野上彰)、律子の婚約者【3】を磯島昭浩、彩香の父親【3】を森本浩、彩香の弟たち&妹【3】を塩顕治&水野倫太郎&柳子小春、日垣の部屋まで押しかけてきた女【4】を芦名星、仁美の会社の後輩【4】を藤沢大悟、行彦と幸子にコーヒーをご馳走した老人【4】を入江正徳が演じています。

《キャスト》

春木 健次(36) [「ハートスポーツ」第一事業部主任・元「文京大学」体育会スキー部キャプテン・“健にい”(幸子)・スキーの板をチューニングする店を開くのが夢] ・・・ 織田 裕二
青井 由季(24) [「ハートスポーツ」契約社員→秘書課勤務・元レディース・バツイチ(結婚生活2年)・日垣のセフレ・日垣が好き・ネギ嫌い・カニの入っていない鍋はなべではなくて“なへ”] ・・・ 矢田 亜希子
日垣 直哉(26) [「ハートスポーツ」商品開発部勤務・クリエイティブディレクター・美大卒・律子が好き] ・・・ 玉木 宏
葉山 達平(23) [「ハートスポーツ」第一事業部勤務・恭子にアタック・“うちのイヌ”(彩香)] ・・・ 森山 未來
高瀬 彩香(23) [「ハートスポーツ」第一事業部派遣社員・元レディース・“ラブテロリスト”・達平をお持ち帰り・ボイン] ・・・ MEGUMI
須藤 恭子(22) [「ハートスポーツ」受付嬢・海老が好き] ・・・ 田丸 麻紀
本山 美樹(26) [「ハートスポーツ」秘書課勤務] ・・・ 坂下 千里子
塚本 信輔(25) [「ハートスポーツ」第一事業部勤務] ・・・ 坂本 雄吾
新谷 伍郎(36) [「ハートスポーツ」取締役・社長の息子・元「文京大学」体育会スキー部・健次の友人・由季にぞっこん・ピンクのネクタイを由季からもらった桃レンジャー・ダジャレ連発・“独身で、金持ってて、女に飢えている奴”(健次)] ・・・ 伊原 剛志
白河 仁美(33) [「ATHLETE」編集部勤務・元「文京大学」体育会スキー部・健次と伍郎の後輩・健次との婚約を解消]【1,4】 ・・・ 桜井 幸子
杉村 幸子(34) [「J-WAVE」DJ(「ハートスポーツ カフェ・ド・ネージュ」ナビゲーター)のサリー柴田(27)・2つ年上の健次は初恋の相手・3年前に結婚(旧姓は柴田)・夫婦でおそろいの箸でご飯を食べるのが夢] ・・・ りょう
杉村 行彦 [「イワタ文具店」新宿営業本部勤務・「極正空手道場」師範・幸子の夫・愛犬はポチ・思い出の曲は「ダンシングシスター」(ノーランズ)]【2〜4】 ・・・ 勝村 政信
藤沢 律子(26) [「onvoid DESIGN FACTORY」イラストレーター・日垣の美大時代の同級生・卒業後に結婚を約束していた大学の先生が雨の日に事故に巻き込まれて亡くなる] ・・・ 片瀬 那奈
澤口 孝太郎(62) [「晴海総合病院」医師・由季の主治医] ・・・ 児玉 清
春木 貴子(62) [健次の母・10年間「四つ葉リハビリテーション病院」で寝たきり] ・・・ 加賀 まりこ
アキタ [「ハートスポーツ」営業部勤務・由季にシャンパンを届ける・赤レンジャー]【1】 ・・・ 樫村 勲
ナカガワ [「ハートスポーツ」社員・由季に頼まれバッグを貢ぐ・青レンジャー]【1】 ・・・ 山田 誠吾
コバヤシ [「ハートスポーツ」社員・由季の部屋の前でウクレレを弾く・黄レンジャー]【1】 ・・・ ゴリけん
ジンロウ [「ハートスポーツ」社員・由季にいろいろな物を貢ぐ・緑レンジャー]【1】 ・・・ 佐藤 健


脚 本 坂元 裕二

音 楽 菅野 祐悟

演 出 西谷 弘(1,2)・村上 正典(3)・永山 耕三(4)・河野 圭太(4)

主題歌 「ウェイク・ミー・アップ・ゴー!ゴー!」(織田 裕二 with ブッチ・ウォーカー)

企 画 大多 亮

制 作 大多 亮・現王園 佳正・岩田 祐二

フジテレビ



          



○ 『めだか』 (フジ系・火 21:00 〜 21:54)



入社半年でリストラされた“めだか”こと目黒たか子は教員免許のお陰で定時制高校の教師になることができた。しかし、そこには老若男女、様々な人生を背負った生徒たちが待っていた・・・(全11話)

【01】高卒資格だけが必要な生徒もいて、ただカリキュラムをこなし、必要以上に生徒に干渉しないよう主任から言われた熱血と無縁のめだかは安心する。しかし教室には一杯引っかけてきたオヤジや授業中に携帯に出るキャバクラ嬢がいて驚いた。そしてクラス会に出るまで小学校の同級生が生徒の中にいることに気づかなかった。そんなめだかは虚言癖のある明日香に振り回される。周囲の忠告を無視し、自殺をほのめかした明日香の家に授業を自習にしてまで駆けつけためだかは、それがゲームだと知って深く傷ついた。主任にも怒られ、またいつものように辞めようと思い、ふとクラス会で再会した担任に会いに行く。そこで小学生の頃、失敗を恐れて逃げていた自分を思い出した。もう逃げない。めだかは教壇に立ち、生徒どもの前で抑えていた感情が破裂する。
放送前は定時制高校ということで三谷幸喜脚本の『HR』(02秋〜03冬,フジ系)を連想しましたが(少しふて腐れた表情をして瑛太が出ているせいかもしれませんが)リストラされて教師になったやる気のない主人公がだんだん熱くなるところなど、『さよなら、小津先生』(01秋,フジ系)を思い出しました(このとき瑛太はEITAと名乗ってました。なお小日向が先生役で出ています)。未経験者をいきなり最終学年の担任にするのはどうかとは思いますが、4年生ならではの展開を考えているのでしょう。黒木メイサ(16)はつかこうへいの秘蔵っ子なのだそうで、虚言癖で周囲を振り回し(おそらくは)めだかに影響されて変わっていく、という難しい役どころを演じます。オープニングでのミムラ、老けたなぁ、と思いましたが(愛玩動物的感覚に近いものかもしれませんが)やはり可愛いですね。(以前は思わなかったけれど)木内晶子は綺麗でした。先日までやっていたフジ系の昼ドラ『女医・優 〜青空クリニック〜』ではどちらかというと、ケバイなぁ、とは思いましたが。メイクや照明技術の違いかもしれません。メロリンQ@天才たけしの元気が出るテレビ(=山本太郎)はすっかり役者になりましたね。小学時代の恩師と久しぶりに再会しためだかは、ピアノ伴奏がうまくいかなくて校内音楽祭当日に仮病で保健室に逃げた、という奥深く封印していた記憶を甦らせました。そして、一度は辞めようと思った教室に戻り、バイク通学は迷惑だ、授業中は携帯の電源を切れ、遅刻したら謝れ、と半ばキレ気味にまくしたてたものの、我に返って声が段々小さくなっていくラスト近くが今回の見所でしょうか。相沢は『エ・アロール』(03秋,TBS系)の脚本を書いています。期待したいと思います。ただ、夜中にピアノを鳴らすのはどうかと思いますが・・・(10/5 21:00〜22:04 放送)

【02】職場見学に来た無神経な恩師のおかげで桜木とめだかが小学校の同級生であることをバラされてしまいます。それを気にして桜木が中間試験に欠席したのだとめだかは心を痛めます。でもそれは杞憂に過ぎず、ただ桜木が自身の発注ミスで仕事を増やしてしまったためでした。めだかは桜木から追試の日程をズラして欲しいと頼まれたものの、たった一人の都合で動かすわけにもいきません。このままでは桜木の留年が確定してしまうものの、どうすればいいのかわからず苦悩し、モヤモヤして気持ちが悪くなっためだかは、桜木の仕事を手伝いうことを思いつきます。食べかけで金を払わず支払いを多英に任せて店を飛び出すのもどうかと思いますが、ドアを開けっ放しで出て行くのはいかがなもんでしょう。店内に取り残された多英を写すためにはやむを得ない演出なのですが、気になりました。入学した生徒の半数が卒業できない・・・現実の定時制でもそんな状況なのかもしれません。種田に目撃されて、めだかが手伝いをしていることを知られてしまい、主任の国見から必要以上に生徒の私生活に立ち入らず、できることとできないことを見極めろ、と説教されためだがは反論します。“自分の限界”それがどこにあるのか、さっぱりわからない、と。たしかに自分のポテンシャルを最大限に引きだすことができる人はほとんどいません。諦めない、これは大切なことです。めだかは精一杯手伝ったものの、素人のめだかが貼った壁紙が剥がれてしまい、その貼り直しをしていて桜木は正規の時刻には間に合いませんでした。でも椎名がこっそり開始時間を遅らせてくれました。めでたし、めでたし。相変わらず明日香は放課後めだかをお茶に誘ってはことごとくすっぽかします。急に予定が入って留守電入れたけど番号間違えたと悪魔・明日香は言い訳をしますが、めだかは怒りません。それどころか「おかげでラーメン食べずに済んだし」と笑顔で返します。「お茶だけなら太んないでしょ」
悪「それじゃあ、また誘ってもいいんですね」
め「ええ、いつでも」
悪「今日は?」
め「いいわよ」
悪「今度は必ず行きますから」
そしてやはり明日香は悪魔です。
悪「そういえば、あそこのケーキ、すっごく美味しいんです」
ウェイトレスに「今日のご注文は?」と訊かれるほど毎晩めだかは待ち続けます。そして根負けした明日香がめだかの目の前に座りました。別にあなたを認めた訳じゃない、と言う明日香の話を聞いていないんだか、聞いてないフリをしているんだか、一方的にめだかが喋り続けるラストは良かったです・・・(10/12 放送)

【03】いきなり息子を連れたママが怒鳴り込んできて、息子はカツアゲ犯として小山田を指さします。小山田は前の学校も暴力事件で退学になった過去があり、一方被害者は学年トップの成績優秀者、誰も小山田の無実を信じようとはしませんでした。謹慎処分まで下された小山田を助けよう、とクラスが盛り上がり、めだかたちはアリバイの証明をすることになります。脅されたと主張する時間帯、ピザ屋のバイトをクビになってムシャクシャしていた小山田は一人で湘南の海に行き、飲んだ缶コーヒーのプルトップで指を切り、薬を買ったことを思い出しました。しかし、そのレシートは教室のゴミ箱の中へ。高杉以外の全員でゴミ集積場のゴミ袋を漁ります。そして途中から味方として参加した椎名先生がレシートを見つけ、無実は証明されました。ちゃんちゃん。つきあわされた椎名先生は国見先生に知られたら大変です。めだかの熱意に負けてレシート探しを始めた椎名に桜木が訊ねます。
桜木「大丈夫なんすか?」
椎名「大丈夫じゃない!」
なぜかずっと公立だと思っていましたが、理事会があるということは私立なんですね、この高校。そういえば廃止の話が出ていた、と初回放送で言っていたような。公立なら採算が取れないくらいで簡単に定時制を廃止するわけいかないですよね。だとしたらめだかママが言っていた「リストラがない」は誤りですね。ストーリーはありふれているし、めだかのなんか自信なさげなヘラヘラした態度が少しずつ気になりだしました。そうそう。初めて高杉が喋りました。ところで全日制部主任の冨樫先生、数学の先生のようですが、平方完成を公式として教えるのはどうでしょう?それに「この公式の応用はセンター試験でよく出ている」って、この基本的な数式変形の“応用”って何のことですか?しかも板書、間違っているし。
     
スタッフの誰も気づかなかったんでしょうか?・・・(10/19 放送)

【04】小山田の件でクラスの生徒たちが味方になってくれたことで教師に目覚めためだかは、初めて教室で喋った高杉順平に近づきます。そして、教師の鑑ともいえる国見先生が言っていた不登校の生徒に対する禁句
「どうして?」・・・自分の中でも解決していないことであり答えようがない
「がんばれ」・・・そうは見えなくても自分的には精一杯がんばっている
など、てんこ盛りで精神的に追いつめます。「がんばれ」が危険な言葉であることは結構有名ですが。案の定、順平は学校を休み、再びめだかは自信を無くします。調子こいて失敗しためだかを笑っていた生徒たちに(めだかに気がある?)椎名先生は怒ります。少なくとも彼女は何かやろうとはしていたわけど、傍観者の彼らに笑う資格はない、と。そんな中、順平が全日制のフェンシング部の練習を覗いているところを小山田らが目撃します。順平はフェンシング部の麻由美に恋をしてました。「男は女中心で生きている」が持論の刈谷をはじめとするクラスメイトたちはそれぞれが自分なりの恋愛理論を順平に伝授します。それが真逆の内容だったりして、バラバラです。しかし、客からプロポーズされたことを教室でバラすなど、わざと嫌われるようなことばかりして、由布子に本心を告白できない小山田の情けない姿が一番順平の心を動かしました。順平は、定時制の生徒の入部ができないことを知って民間のフェンシング教室の案内書を届けに来た勇気ある麻由美を(由布子に渡しそびれて小山田が順平にチケットを譲った)遊園地に誘います。久しぶりに見た末永遥、かつて持っていたアイドル的オーラが消えたような気がします。女優として生きていくためには、その方がいいのかもしれません。設定上やむを得ないんでしょうけれど、いまのところ木内晶子の出演は食事シーン限定です。食事といえば、順平君、夜食を食べる前に手を洗いましょうね・・・(10/26 放送)

【05】営業先では邪険に扱われ、会社では年下の上司に怒られ、家庭でも妻から馬鹿にされる、そんな種田を父親に持つ息子は定時制部の生徒たちの会話を聞いたクラスメイトに父親が同じ学校にいることを知られて激怒、約束通りに学校をやめるよう迫ります。中3の時にイジメられている友だちを助けただけなのに、バスケ推薦が取り消しになるのを恐れた種田は暴行されたと騒ぐイジメっ子側に頭を下げてしまい、それ以来父子関係は冷え切っていました。すぐにでも中退しようとしている種田を同じ中年生徒・刈谷が「三葉祭」が終わるまで、と引き留めます。今回は高校から予備校に転職(って、あまりないと思うんですが)しようとする矢部先生がめだかの影響を受けたのか、変わります。転職先の「駿明ゼミナール」は都内で生徒が8000人、クラスが300、臨時を含めた講師が200人だそうですが大学受験予備校で“ほとんどが教員経験あり”は何の自慢にもならないと思うんですが。ってか、臨時講師って何?卒業資格をとるために入ったはずが、それより価値のある“高校生活”を得て満足しているという種田の最後の晴れ舞台、文化祭の出し物“マジックショー”の準備をクラスが一丸となって進めますが、それを知った坊やは教室まで乗り込み、種田のクラスメイトを「落ちこぼれ」などの暴言を吐いて侮辱します。いい度胸してますねぇ。きっと袋叩きにあわない自信があるんでしょうね。せっかく作ったマジックの仕掛けを息子が蹴り上げ、なぜか熱くなった矢部が息子に飛びかかろうとします。そのとき「もう一度言ってみろ」と温厚な種田が息子を一喝、強い父親に息子はたじたじです。その勢いか、種田は中退を取り消して卒業まで残ることを宣言します。文化祭には息子も顔を出し、めでたしめでたし。給料が倍以上の転職話を「ここには受験勉強しかない」という理由で矢部が辞退し、めでたしめでたし(か?)、です。ミムラ、表情豊かなのはいいのですが、かなり不細工になってます。ところで私が通っていた公立高校にも定時制がありましたが、全日制と定時制には交流がなかったと思います。いくら全日制の女子が定時制の男子と仲がいいからといって対抗意識を持つのが理解できません。ところで種田は営業成績最下位なのに営業主任なんですね・・・(11/2 放送)

【06】やっと多英が食事シーン以外に出てきたと思ったら恩師の森村が死んでしまいました。不登校で定時制に転校してきた高杉は前の進学校のクラスメイト・芹澤たちとゲーセンの前で再会してしまいます。悪ガキ芹澤は高杉を殴り、万引きを強要、仲間に引き入れようとします。犯罪に荷担させて組織から抜けられなくする・・・常套手段です。どうせパシリにするつもりなんでしょうけれど。高杉はめだかに相談、ビビリながらもめだかは芹澤たちに会いに行きました。当然、ナメられ相手にされず、めだかたちは親の顔を見に行きます。その父親が典型的な悪党で、威圧的な態度でめだかたちに接します。しかし「警察に・・・」と言ったとたん慌てだし、揉みあううちにコケ、落ちてきた花瓶で頭を打ちました。芹澤の父親は私学の設置や助成金交付に大きな影響がある教育省の局長です。権力を振りかざし、さっそく学園側に圧力を掛けました。定時制部主任である国見の恋人もどき・日比野は理事会の役員で、局長様の“調査”命令をめだかの“解雇”命令だと適切に理解、「一緒に暮らさないか?」と誘ったこともある国見に調査&報告を命じます。椎名らの反発にも動じなかった国見ですが、内心やましい気持ちがあったのでしょう、死の前日に病院から抜け出してきた森村と話をして心を動かされます。小学校を卒業した教え子たちが何年かして会いに来てくれて、大人になった子供たちと酒を飲みかわすのが喜びだ、という森村の気持ち、よくわかります。それにしても森村の急変を多英からの電話で知っためだかは突然職員室を飛び出しましたが、これは職場放棄ですね。腸炎だと言っていた森村は末期ガンを医者から告知されていました。国見は森村からの伝言をめだかに伝えます。「何があったかはよく知らないが、自分が正しいことをしたと思うなら、どんな結果になっても胸を張っていろ。大切なのは舞台に上がることだから」と。わかりにくいのですが“舞台”とは小学生のめだかが仮病で逃げ出した合唱コンクールのピアノ伴奏のことでしょう。結局、国見はめだかを守ります。今回、泉谷演じる刈谷は“娘さんのことで、どっか地方に行ってる”そうで出演シーンがありませんでした。まさか台風の影響で足止めされたという『Dr.コトー診療所』SP撮影のせいでしょうか?・・・(11/9 放送)

【07】顔を赤らめ久しぶりに教室に現れた刈谷は娘が結婚するのだと上機嫌、めでたい話にクラスも祝福モードです。相手は「大企業に勤める超エリート」だそうですが、娘さんも同じ“大企業”に勤めてます。しかしその娘が学校までやってきて、学校を休んで行ったはずの相手の実家への挨拶を刈谷がすっぽかしたことがわかりました。鳶は恥ずかしくて鷹の婚約者に挨拶に行けなかったのです。でも、それは誤解でした。定時制に通っていることも、酒飲みであることも娘はすべて話をしていて、婚約者も了解済みでした。それにしても刈谷が熊本から上京してきた相手の両親との顔合わせを今度もすっぽかすかが気になって全員が会場のホテルに集まるなんて、クラスがまとまり過ぎていて気持ち悪いです。今回は食事シーンで登場の多英から泥酔めだかが椎名先生の部屋に“お泊まり♪”したことを知った桜木は地味に動揺し、仲良しの数馬から由布子の再婚話進行中を知った小山田は激しく動揺します。教室で由布子に結婚するな、と叫んだことが愛の告白だと思っている小山田はフラれたのだと確信し、身を退くことを決めました。でもデート中に扁桃腺が腫れて熱が出た数馬を病院に運んでくれた小山田にグラっときた由布子は再婚話を断ります。病室で目が覚めた数馬はトレーディングカードを集めています。将を射るため、小山田はバイト先の弁当やらカードやらを馬・・・ではなく数馬に届けていました。
数馬「もう小山田はカードを持ってきてくれないの?」
お前はカード目当てかい!・・・(11/16 放送)

【08】相談がある、とめだかに声を掛けた明日香、さすがにすっぽかさずに喫茶店に現れました。あと4ヶ月で卒業なのに、中退するかもしれないとめだかに打ち明けます。父親の経営する貿易会社が中学に入った頃倒産し、借金も増え、授業料を払うために明日香が稼いだバイト代にも父親は手をつけるように。めだかは矢部先生と授業料貸し付け制度の利用を相談しますが、なぜか椎名先生は会話に加わりません。かつて他校で不登校だった教え子を熱血・椎名は立ち直らせることができた・・・そのつもりだったのに、何気なく来たその生徒の相談を翌日に回したところ、その夜生徒は自殺します。亡くなった生徒の親友からも「一生お前を許さない」とまで言われ、“最後まで責任を持てないのなら中途半端にかかわるべきではない”と思うようになりました。だから何〜んも考えず感情で動き、両親の説得に行ったり、借金の取立が激しく友だちの家を渡り歩いている明日香を自宅に泊めるめだかに思わず声を荒らげてしまいます。めだかと椎名のやりあいが気になった(リニューアルされた)国見主任は椎名に語りかけました。そのとき出来ることを精一杯やったのなら無駄ではなかった、めだか先生ならそう言うだろうと。“こんな時間に”嫁入り前のめだか先生を人気のない夜の公園に呼び出した椎名は、その自分を許さないと罵倒した生徒からの電話があって精神的に不安定だったことを話し、先日の一件を詫び、「もう一度やってみようかと思います」と宣言します。熱血に戻った椎名先生の活躍もあり無事理事会で育英基金のおりることが決まりました。でも、すでに明日香とその両親は夜逃げ(正確には両親は夜逃げで明日香は昼間に合流?)したあとでした。めだかたちへの感謝の手紙と共に椎名にはネクタイのプレゼントがありました。意を決して、明日香からもらったネクタイを締めて、椎名はかつての教え子と会いました。その教え子は当時の暴言を謝り、今度母校に教育実習に行くことを告げました。椎名先生みたいな教師になりたいから、と。うんうん、ええ話しだ。ところで椎名先生も数学教師のくせに“エックス”の書き方、間違ってます。それは“エックス”ではなくギリシャ文字の“カイ”ですぜ。せんせ・・・(11/23 放送)

【09】先週出番がなかった多恵は食事シーンで登場、修学旅行でいいムードになるためには夜空の星を見ることだ、とめだかに吹き込みます。そして余計なお世話を焼きたがるめだかは4年生の2学期末に行われる修学旅行と称した一泊二日のお別れ旅行をきっかけに、なかなか進展しない由布子と小山田をくっつけようと考えます。タイアップ先の石和温泉の旅館などで刈谷らを巻き込んでいろいろ仕掛けますがうまくいきません。しかも由布子にカンづかれてしまいます。めだかは買ったばかりのデジカメ持って一人で浮かれていますが、経営難で工務店をクビになった桜木は建築家になる夢を捨てきれずに職探しをするものの見つからず、教育実習中の教え子の様子を見に行って前任校の校長から戻ってこないかと誘われた椎名は迷っています。それにしても、どいつもこいつも、数学教師はまともなエックスは書けないんかい!結局、由布子と小山田は二人きりになり、小山田の「結婚しよ」に由布子は間髪入れずに「はい」。息子の数馬も祝福します。めでたし、めでたし。それにしても“夜逃げ”という設定上、明日香役の黒木メイサの出番はもうないのでしょうね。もう少し重要な役割だと思ったのですが・・・(11/30 放送)

【10】どうしても建築家になりたい桜木は東明大の建築学科を志望します。どうやら難関大らしいです。母の入院で金銭的に余裕がないことから国公立だと推測されます。それにしても二学期末の修学旅行の後に第一回のセンタープレとは(かつて矢部が行こうとしていた)駿明ゼミナールさんものんびりしてますね。あと、そんなに難関ならセンター試験の点数は、あんまり意味ないのですが。もちろん悪ければ足切り食らうけど、良くても所詮センター試験、例えば京大は足切りにしか利用しないし、東大も二次試験の配点の方が圧倒的に高いです。橋本君がなぜ桜木を定時制部の生徒だと認識できたかは不問としますが、どうして志望校が同じことまで知っていたのでしょうか?桜木の模試の結果はE判定。新しいバイト先のファミレスも、とてもとても頭の悪そうな大学生4人組ともめてクビになり、桜木はやる気を無くします。あれだけ注意されたのに、また桜木に諦めないで“がんばって”と泣きながら無責任発言をするめだかは桜木の言う通り「甘いね、ほんと」。さらに進学率を上げたい校長の志望校変更命令を聞かされ、カーッとなっためだかは国見先生にくってかかります。国公立一本ならいま志望校の変更を云々してもあまり意味がないと思います。センター試験の結果が悪ければ志望変更せざるを得ないのだから。入院費もかかるし、バイトもクビになり、とても余裕がないはずなのに、朝出て奈良の東大寺に昼間着くとは各駅ではなく新幹線に乗ったんでしょうね。何に乗ろうとも、初心を思い出し、やる気を取り戻したことはよかったです。めだかは皆に協力を頼み、桜木のために授業後の特別補習を始めます。国語はめだか、数学は椎名、国見には頼めないから社会科だけでなく英語も矢部、そして理科だけは高杉君にお願いです。他の生徒たちも当番制で差入れを持ってきました。補習の噂を聞きつけた校長からキャンキャン言われ、「受かればいいんでしょ?」とキレた国見まで英語担当として補習を手伝います。そのおかげか第二回センタープレで桜木は82位のB判定、ありえないくらいの大躍進です。だからといってセンターの結果だけで一喜一憂しないで欲しいのですが。そんなに東明大の有名な教授の講義を受けたいのなら(非合法ですが)他大に入学しても、東明大のその講義に潜る、という手があります。学生時代、私の友人が東大大学院の講義の潜り、まわりの学生はみな、友人を東大の院生だと思っていた・・・そんなことがありました。なお、椎名は三葉学園を辞めそうです。まだまだ教わりたいことがあるから「辞めないで下さい」と懇願するめだかに椎名は言いました「教わったのは僕の方です」ところで、よくめだかが塩生姜ラーメンを注文する「中華料理 壱楽」の店員役はセリフがあるのにエンドロールにクレジットされていないようですがスタッフなのでしょうか?・・・(12/7 放送)

【11】由布子との結婚を決めたものの就職が決まらず焦る小山田は森永「チョコボール」をパクった「チョコタマ」などを作る菓子メーカーの面接に行きますが、緊張してマニュアル通りのセリフはボロボロです。カメラマンでもないのに「はい、チーズ」と言ってしまうほど常識のないめだか先生は何と面接を受けた会社に電話をしてしまいます。創業百年とはいえ一次の集団面接で内定を出すくらいの大会社ですから人事担当者も電話の相手を小山田の担任だと確認もせず、採用内定の予定だとベラベラ喋ってしまいます。町の個人商店じゃあるまいし「とくに問題はなかった」ら採用しちゃうんですか?さらに人事担当者から口止めされていたのに由布子とケンカにまでなりそうな小山田を見て、ついついめだかは内定の話をしてしまいます。ところが翌日、不採用の電話です。急遽コネ入社で一人分枠が削られたそうで、荒れる小山田となだめようとする由布子の仲が壊れそうになりました。そこでめだかは会社に乗り込みます。「小山田さんは必死なんです」そりゃ、この不景気、みんな必死ですよ。トロそうに見えて、じつはヒステリックなめだか先生に噛みつかれた人事担当者さん可哀想です。そのやりとりを見ていた専務が再面接を許可します。なんてアバウトな会社・・・。「チョコタマ」は新製品のミント味より前のバナナ味の方が良かった、と面接で話した小山田は無事採用内定をもらいました。あまりにも都合のいい展開に、めだか先生の怖ろしいほどの強運を感じます。なお、桜木君も無事志望校に合格しました。建築学科の合格者が50人以上いるところを見るとどうやら東明大は私大のようです。理系の学費は高いですよ。こうしてクラス全員の進路が決まりました。前任校に戻る椎名先生ともまた会う約束をとりつけました。めだか先生が来てからクラスは一つにまとまりましたとさ。ちゃんちゃん。放送前は期待していたのに残念です。一所懸命頑張ったら夢は何でも叶うのよ、というゆる〜いドラマでした・・・(12/14 放送)

役名は不明ですが、「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒を関鐘美、たか子が一緒に食事をした多英の会社の先輩【1】を古宮基成&小林高鹿、バスの中でたか子に痴漢扱いされた男【1】を渡辺憲吉、めだかが明日香を待ち続けるカフェ「FiGARO」ウェイトレス【2】を鳥井綾乃、教室に怒鳴り込んできた小峯の母親【3】を上原由恵、由布子のバイト先のキャバクラ嬢【3】を松本知佐、「ホームセンター Unidy」湘南店店長【3】を芝崎昇、「三葉学園高等学校」全日制部バスケ部員【3,5】を小出恵介、キャバクラで松尾と一緒に飲んでいた仲間【4】を那波隆史&内海修宏、種田の妻【5】を兎本有紀、種田の上司【5】を三貴将史、種田の営業先の社員【5】を高木樹里&石川裕司、矢部に応対した「駿明ゼミナール」担当者【5】を正名僕蔵、「駿明ゼミナール」英語講師【5】を青野文平、芹澤の遊び仲間【6】を西谷有統、森村の急変に気づいた看護師【6】を宮内智美、大手商社の課長を務める景子の婚約者【7】を山口馬木也、明日香の両親【8】を宇納侑玖&山本郁子、校門の前まで押しかけた借金の取立人【8】を泉知束&清家利一、「三葉学園」理事会メンバー【8】を市丸優&茂木和範&石田晃一、吉住家が住んでいたアパートの大家【8】を森喜行、部分積分法を教えていた「明青高等学校」数学科教諭【9】を太田悦史、工務店をクビになった桜木の採用を断る建築関係者【9】を益田哲夫&清水英彰&小嶋正晴、智恵子の主治医【10】を北見誠、桜木のバイト先のファミレスの禁煙席でタバコを吸う大学生とその仲間たち【10】を片山怜雄&野田吉行&坂東美佳&今井あかり、桜木にクビを言い渡したファミレス店長【10】を後藤康夫、「三葉学園高等学校」校長【10,11】を大林丈史が演じています。

《キャスト》

目黒 たか子(23) [「三葉学園高等学校」定時制部国語担当・4年1組担任・元OL(リストラ)・「高円寺北小学校」6年3組でのあだ名は“めだか”・父は単身赴任中] ・・・ ミムラ
椎名 亮介(37) [「三葉学園高等学校」定時制部4年学年主任(数学担当)→再び「明青高等学校」へ・5年前に「明青高等学校」の教え子が自殺] ・・・ 原田 泰造
矢部 弘紀(28) [「三葉学園高等学校」定時制部社会担当] ・・・ 山本 太郎
田坂 希美 [「三葉学園高等学校」定時制部新任教師・椎名の後任]【11】 ・・・ 佐藤 めぐみ
国見 祥子(41) [「三葉学園高等学校」定時制部主任(英語担当)・試験のときはアニマル消しゴムで緊張をほぐす] ・・・ 浅野 ゆう子
日比野 [「三葉学園」理事会役員]【6】 ・・・ 升 毅
冨樫 [「三葉学園高等学校」全日制部主任(数学担当)]【3】 ・・・ 半海 一晃
桜木 拓(23) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・「岡崎工務店」勤務・元「高円寺北小学校」6年3組・夢は建築家・「駿明ゼミナール 第二回入試センター試験プレテスト」で全国82位・「東明大学」工学部建築学科合格] ・・・ 瑛太
桜木 拓 [小学生・東大寺の大仏殿を見て建築家を志す]【2,10】 ・・・ 鈴木 翔吾
桜木 智恵子 [桜木の母・持病の肝炎が悪化し入院]【9,10】 ・・・ 山口 美也子
川原 由布子(27) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・昼間は美容室のアシスタント&夜はキャバクラ嬢(源氏名はシズカ)・バチイチ子持ち・寒いの苦手・卒業後は美容師の専門学校へ進む] ・・・ 須藤 理彩
川原 数馬(10) [由布子の一人息子・扁桃腺が弱い]【7,9,11】 ・・・ 佐藤 和也
高杉 順平(18) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・何を訊いても顔を上げない・登校拒否で開倫高校から移ってくる・大学進学] ・・・ 平岡 祐太
高杉 佳代 [順平の母]【4】 ・・・ 手塚 理美
吉住 明日香(18) [元「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・筋金入りのウソつき・高校をやめて家族で夜逃げ]【1〜8,11】 ・・・ 黒木 メイサ
種田 直文(48) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・「山野辺保険会社」東京営業所営業主任・16歳で上京して今の会社に就職] ・・・ 小日向 文世
種田 清春 [「三葉学園高等学校」全日制部生徒・種田の息子・バスケットボール部員]【2,3,5,11】 ・・・ 尾上 寛之
刈谷 六郎(52) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・花屋経営・金髪には興味ない・英語が苦手・焼酎が好き]【1〜5,7〜10】 ・・・ 泉谷 しげる
刈谷 景子 [刈谷の一人娘・商社社長秘書]【7】 ・・・ 酒井 若菜
刈谷 景子 [刈谷の一人娘・中学生]【7】 ・・・ 浅野 琴
小山田 修(25) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・バイク通学・暴力事件に巻き込まれて前の高校を退学・人を殴ったことはない・由布子が好き] ・・・ 山崎 樹範
武井 康(19) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・「マジマコウサン」に就職内定] ・・・ 加藤 康起
山本 えり(19) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・卒業後は栄養士をめざして専門学校へ] ・・・ 朝比奈 えり
根本 ゆうや(18) [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・大学進学] ・・・ 遠藤 雄弥
草間 アイ [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒] ・・・ 小松 愛
山岡 たかし [「三葉学園高等学校」定時制部4年1組生徒・就職内定] ・・・ 山方 隆士
小峯 裕太 [「三葉学園高等学校」全日制部1年生・バスケ部・中間試験学年1位]【3】 ・・・ 柳澤 貴彦
川嶋 多英(23) [「IPSシステム」開発部勤務・たか子の友人・元「高円寺北小学校」6年3組]【1〜7,9〜11】 ・・・ 木内 晶子
目黒 みず江(51) [たか子の母]【1〜4,9〜11】 ・・・ 市毛 良枝
森村 正治(61) [元「高円寺北小学校」6年3組担任・「冨士川医院」に入院中・末期のリンパ節ガンで死去]【1,2,6】 ・・・ 林 隆三
ワタセ キミアキ [「関東中央法律事務所」弁護士・「高円寺北小学校」6年3組クラス会幹事]【1】 ・・・ 井澤 健
岡崎 [「岡崎工務店」社長]【2,5,9】 ・・・ 浜田 道彦
大村 浩司 [ホームセンター「Unidy」湘南店レジ打ち担当・小山田にキズドライを売る]【3】 ・・・ 林 和義
千鶴 [「やきとり千鶴」女将・未亡人・刈谷がご執心]【4】 ・・・ 景山 仁美
松尾 真二 [キャバクラの常連客・由布子にプロポーズ]【4,7】 ・・・ 四方堂 亘
シミズ 麻由美 [「三葉学園高等学校」全日制部生徒・フェンシング部員]【4,5】 ・・・ 末永 遥
芹澤 賢吾 [「開倫高校」生徒・親の権力を傘に悪事を働く]【6】 ・・・ 郭 智博
芹澤 寿男 [賢吾の父・教育省高等教育局局長]【6】 ・・・ 山田 明郷
中島 サトシ [「明青高等学校」時代の椎名の教え子・高1の終わりから高2の2学期末まで不登校・高3のとき投身自殺]【8】 ・・・ 矢内 伸幸
石井 [「明青高等学校」時代の椎名の教え子・中島とは小学校からの親友・教員志望(理想は椎名)・母校で教育実習]【8,9】 ・・・ 粕谷 吉洋
高取 [「明青高等学校」校長]【9】 ・・・ 佐々木 勝彦
橋本 英徳 [「三葉学園高等学校」全日制部3年生・家庭教師をつける・「駿明ゼミナール 第二回入試センター試験プレテスト」で全国27位・子供の頃NYのクライスラービルを見て感動し、建築家を志す・「東明大学」工学部建築学科進学]【10,11】 ・・・ 内野 謙太
福沢 [「カモノハシフード」専務」【11】 ・・・ 中山 仁
香川 [「カモノハシフード」人事部担当者]【11】 ・・・ 伊藤 正之


脚 本 相沢 友子

音 楽 住友 紀人

演 出 木下 高男(1,2,4,6,9,11)・植田 泰史(3,5,8)・都築 淳一(7,10)

主題歌 「正夢」(スピッツ)

企 画 石原 隆・杉尾 敦弘

制 作 高橋 萬彦

フジテレビ・共同テレビ



          



○ 『一番大切な人は誰ですか?』 (日テレ系・水 22:00 〜 22:54)



ある街の交番に着任した要は巡回中、3年前に別れた前妻・東子との間に生まれた娘の小南を見かけ、二人がこの街に住んでいることを知る。要には新妻の路留(ミチル)がいて、彼女はそのことを知らなかった。一番大切な人は誰ですか?・・・(全10話)

【01】新妻の路留と引っ越してきた警察官の要が街を巡回していると、別れた妻・東子についていった娘と似た少女を見かけます。そしてそれは3年ぶりに再会した娘の小南でした。小南役の小林涼子、おでこのニキビが青春してますね。常連客同士として路留と居酒屋で知り合った要は東子を捨てて路留と一緒になりました。でも要にとって一番大切な人は小南なのかもしれません。新居にやってきた路留の母・逸子も、自分(=路留)よりも大切な人(=小南)がいる要と一緒に暮らすことの大変さを思い、要との結婚を反対していたようです。逸子を演じる吉田日出子のぽわ〜んとした雰囲気がいい感じです。半年前からこの街に暮らしていると小南から聞いた要はさっそく交番で住所を調べ、制服のまま東子に会いに行きます。おいおい。現在31歳の宮沢りえは実年齢より5歳年上の役を演じています。うまく若さを殺し、キャベツの千切りもできない自由奔放なイメージの女を演じていたと思います。なお牧瀬里穂の方が宮沢より年上の32歳、実年齢より2歳年下のキャベツの千切りもばっちりの料理上手な路留を演じています。実年齢と配役の年齢が逆転していますが宮沢と牧瀬の配役は逆にはできないですね。東子と小南が気になってうろつきまわる要、挙動不審です。ふつう、こんなお巡り見かけたら、ニセ警官だと通報されるでしょう。この3年間、自分のデザインした服がチーフデザイナーのデザインとして売られていくことが耐えられず、仲間と会社を辞めて独立したものの、そのデザイナーの圧力で潰されて、東子はすべてを失います。今は商店会長などを相手に服を仕立てたり直しをしたり、しています。高田純次、存在そのものがエロですねぇ。正直、放送前に想像していたテイストとは違いました。『すいか』のようなゆったりしたレトロな空気は残っているものの、ところどころにコントが入ります。最初は岸谷五朗と佐藤隆太、鶴見辰吾が交番コントをしているな、と思ったら高田純次とも絡むわ、近所のおばさん同士までショートコントを始めます。そういう意味では期待はずれです。肌に合わない人もいるのではないでしょうか。かつて「歌えるギタリストは僕とCharぐらい」などと偉そうなことを言っていた元すかんちのローリー寺西演ずる落書き野郎が従えていたバイク集団、いまいち意味がわかりません。ピッキングの技を教えて作った盗賊団らしいのですが。少々とっちらかり過ぎだと思います。でも、こんなテイストも嫌いではありません。キャストもいいし、どういうドラマに仕上がるのか、温かく見守っていこうと思います・・・(10/13 22:00〜23:09 放送)

【02】両親が離婚することを知って、要を嫌いになりたくなかったのに嫌いになろうとしてパニックになったことを小南が告白します。そして考え抜いた末、両親は自分の親になるために生きてきたんじゃないのだから、親であることをやめても仕方ない、と結論づけました。「ちゃんと嫌いになれたから。心配しないで」と、言われても返す言葉はないと思います。小南の言葉はどこか哲学的です。昼休みに学校を抜け出して、川縁の木陰で寝転がっていると、同じく寝転がっていた路留と出会います。
小南「昼休みに、ここにいると、もう戻らなくっちゃ、て思うんですけど、戻らなくてもいいのかな、って思ったりして。一瞬どっちでも自分で選べるような気がします。本当は選べないんだけど」
路留「自分で選んでるつもりでもね」
いつものように制服のまま、東子の店に要がいるところに、母の形見の大島紬を洋服に仕立ててもらうよう商店会長が頼みにきます。何も知らない商店会長は要が結婚したことを東子に喋ってしまいます。東子から聞いた小南もショックを受けます。非番の要に家事を任せ、東子は仕事に燃えました。そしてフラフラといろいろな男のところにも“遠足”に行きました。そんな東子の夢は自分の仕立てたスーツでビシッと決めた要が刑事として活躍する姿を見ることでした。しかし要は東子のため、刑事課からの誘いを断り、不規則な勤務を強いられる刑事ではなく、勤務表通りに帰宅できるお巡りの仕事を選びました。どんなことをしても要は許してくれる、そう思って自由に羽ばたいていた東子は、いつしか要が他の女性・路留のことを好きになって苦しんでいることを気づきました。そして東子は要を解放し、要は“転校”していきました・・・(10/20 放送)

【03】相変わらす要が乗りツッコミしたりしてますが、このふざけた雰囲気にもだんだん慣れてきました。「鬼平犯科帳」が好きだ、ということから路留が父親の再婚相手だと気づいた小南は新しい街で知り合いのいない路留に近づき名字や夫(つまり要)の仕事などをしつこく聞き出そうとするけれど見事にはぐらかされます。ここらへんのもどかしい感じ、なかなかよく描けてたと思います。それでも小南は「川に何の用事があるのよ!?」と友だちに不審がられながらもせっせと通い、何も知らない路留から父親(つまり要)との居酒屋での出会いなどを聞き出します。いつも結婚している人を好きになり、他に大切な人がいる人とつきあうと楽だという路留に「結婚しているのに、ですか?」「結婚している人と、ですか?」と小南は繰り返しますが路留は気づきません。家族を壊していった路留の赤裸々な告白に、小南は帰り道で涙を浮かべます。浮気を繰り返す東子とは違い、要の浮気は路留だけでした。でもそのたった一度の浮気が本気になってしまいました。自分はちゃんと嫌いになれたけど「お母さんを惑わすのだけはやめて。お母さん、まだちゃんとお父さんのことを嫌いになれてないんだから」「ちゃんと嫌いになってよ」「みんなに優しくしようとするなんて卑怯だよ」と小南は訴えます。ある日、要の机の開かずの引き出しの鍵を偶然見つけてしまった路留はその中にあったアルバムを開きます。そしてこの街で初めてできた友だちが要の前妻の娘(つまり小南)であることを知ってしまいます。この二人に歪んだ出会いがあったとは知らない東子は6万円でスーツを作って欲しいという若い男・川口に店の手伝いをさせます。これが東子のストーカー兼コンビニ強盗の(コンビニの床に小便らしき液体をこぼした?)自称“変態”で、6万円もコンビニから奪った金でした。気づいた要が、指紋が付いた空き缶をそっとハンカチにくるむのを見てしまった川口は、逃走を決意します。その夜、ナイフを持って東子の寝室に侵入した川口は優しくしてくれた東子に礼を言って握手を求め、怯える東子を抱きしめて、ついでに売上げや要が東子のためにと渡した札束入りの封筒を根こそぎ持ちだし、消えていきました。変態役の忍成、なんかはまってますね。予告編にも出ていた手塚理美は小南の友だちの母親役のようですが、今週はフジ系の『めだか』にも出ています。DVDで観た『タクシードライバー』のロバート・デ・ニーロに影響されて交番で拳銃を振り回す藤尾が言った「タクシードライバーも交番の巡査も似てますよね。酔っぱらいや道を知らない人間ばかり相手して・・・」妙に納得してしまいました・・・(10/27 放送)

【04】ヘンタイ川口の部屋の壁一面に東子の盗撮写真が貼られていたことを知った要は東子の家に自転車で急行します。金庫に鍵を掛けていなかったから(中身は盗られたけど)金庫は盗まれなかったなどと強がりを言っていた東子ですが、帰ろうとした要に「行かないでよ」「助けてよ」としがみつきました。そんな二人の会話を、目を覚ました小南が階段の陰で聞いていました。これ以上惑わさないで欲しいと頼んだはずの要が東子の心を揺さぶっていることへの復讐なのか、それとも嫉妬なのか、雨に降られてびしょ濡れになった小南は“友だち”の路留の家、つまり要の家に行きました。すでに小南が要の娘であることに気がついている路留も知らないフリをして小南に接します。驚いたのは帰ってきた要、スリッパを吹っ飛ばすくらい動揺します。家まで送っていく、という路留を制し、要が小南を送ります。その帰り道、今でも前妻と会っていることを路留が知ったら傷つくだろうから、と黙っている代わりに小南は3万円を要求しました。「その方がお父さんも楽でしょ?」「そんなことぐらいで優しくできるんだもん。満足できるでしょ?現金が一番いいのよ。優しくしてよ」要は気持ちを抑え、小南を諭します。「そんなに人を見下したらダメだ」「父親だからって、優しいはずだなんて思うなよ。そんな人間は、どこにもいないんだ」走り出した小南は商店街で東子の姿を見つけると抱きつき、「私、最低だよ」と自己嫌悪の涙を流します。
夫は仕事で忙しく、路留にベッタリだった逸子は路留に何かと干渉し、友だちまで選んでました。そんなある日、お母さんはどうしてそんなに寂しいの?そう訊かれた逸子は笑おうとしたけれど泣いてしまい、それ以来路留は逸子に逆らうことがなくなりました。
「あなたと結婚してから、また私に逆らうようになったもの」
路留の素直さを奪った、と苦しんでいた逸子は要に感謝し、それまでの酷い言動を詫びました。
毎日のように昼休みに学校を抜け出す小南のことがクラス内で噂になっていて、行くのを止めようとするナツミの理由が面白かったです。「小南が変人扱いされてみんなから無視されたりしたら、私弱いからすぐ体制側についちゃうもん。そんなことあったら、もう小南と一緒に帰ったりできないじゃん。そんなの寂しいじゃん。ね、ほら、私のために行くのをやめて、教室でみんなと喋ろう」女の子を連れたベビーシッターのシーンもベタベタですが、前回の公園の女の子とお母さんのシーンの天丼になっていて好きです。
要「(泣いている女の子に向かって)お名前は?」
べ「ミズサワトシコです」
要「トシコちゃん」
ベ「はい」
泣いている女の子が自分を襲ったものの特徴を「長いやつ」(たしかに蛇は長かった)と聞いて藤尾が「長いやつ・・・出してたの!?」これは下ネタですね。「スナック美月」のそばにあった店の行灯の文字が「泥舟」に見えたのですが。だとしたら『すいか』ネタですね。
今回が今までで一番良い出来だったと思います。第一話はとっちらかり過ぎていて、『光とともに…』に『ラストプレゼント』と良質の作品が続いた日テレ水10枠だからと期待して観てがっかりした人は少なくなかったと思います。第二話での視聴率低下は必然ではあったけど、惜しいことをしました。多少クセがあって万人向けではないかもしれないけど、大人の鑑賞に堪えられる数少ない作品の一つなんですが。視聴率の悪さがスタッフのやる気を失わせているのか、いまだに公式サイトの「鴨下銀座商店街MAP」と「???」がオープンしていません。「???」って何なのか、オープンしなければわからないんですが・・・(11/3 22:30 〜 23:24 放送)

【05】小南を送りに出て帰ってきた要はすぐ路留に小南が娘であることを告白、隠し事をしない要に路留はホッとしました。でも一方の小南は結局東子に告白することができません。私、フランソワ・トリュフォーの『隣の女』観たはずなのにストーリー覚えてません(汗)母親思いの小南は店の売り上げを少しでも上げようと、ちょっと気持ち悪い新入りバーテンダーからもらったデジカメで東子の作った服を撮り、ウェブデザイナーをしていたらしい路留の力を借りて店のホームページを作ろうと考えました。路留のPCで撮ってきた画像を見ていた小南は「この方が東子さん?あなたのお母さんね」と言われて驚きます。路留は全部知ってしまったことを告白します。それを知った上でこれからもずっと“隠し事なし友だち”でいたいと言いました。そして小南も東子に、ホームページ作りを路留に手伝ってもらっていることをサラッと告白します。しかし、まだ要に気持ちが残っている東子は「小南までお母さんのことを裏切るの!?」と動揺します。
この商店街には暇ではないけど刺激がないから相手を見つけて東子を再婚させようと企む奥さんたちや、恋人の勤める交番に入り浸って「すいません」とやってきた人に「いらっしゃい」と勝手に出て行く女の子などが集まります。初めて要と会った時すでに自分がホモだと東子に紹介されていたことを知った坂下ちゃんは交番の中で絶叫、藤尾は警棒を抜きました。
坂「今日から僕は男になりますよ」
藤「いや、ホモは男でしょ?」
ブランド服のデザイナーって、自分の作った服を着ている人を見かけたら東子のように「まぁ似合わないけど、ありがとう。買ってくれて」などと思ってるんでしょうか。要の娘であることを隠して路留に近づき、東子に悩みを聞かれても親友とつきあってる子が好きになったなどとウソをついた小南は、その本人を目の前にして「あれはウソだからね。別に好きでもなんでもないから」。もちろん当人は何のことだかさっぱりわからず、小南は言ってしまった後に気づきます。
「ウソつきすぎて、わかんなくなっちゃったよ・・・」
この母娘、怖いです。
真偽は定かではありませんが、路留パパの話では、ある精神医学者によると“絆”とは本来“犬のリード”のことで「お互い気持ちよく散歩している間はそのヒモが非常に心地良い絆に感じられる。ところが、どちらか一方が何かに気を取られて違う道に進もうとしたとたん、それが縛りになる」んだそうです。そんなもんかもしれませんね。なお、ニシグチ君役は2週続けてエンドロールには“桝”澤貴彦となっていますが“柳”澤貴彦が正しいようです・・・(11/10 放送)

【06】好きにしたらいい、と東子に言われ、小南は路留とホームページを作ります。小南は路留の母・逸子とも顔を合わせました。仕事が忙しくなったら、また昔のお母さんに戻る・・・そう信じる小南デザインのホームページが完成し、すぐにオーダーのメールが届きます。5年前に離婚してから会っていない、二十歳の誕生日を迎える娘のために自分で織った黄八丈の生地で洋服を作って欲しいという依頼に東子は張り切ります。早速小南も路留から“借りた”連絡用の携帯でメールを送ろうとしたところ、それを見た東子が激怒します。そしてその夜、小南は路留のところに泊まり、帰りませんでした。けじめをつけようと言いに来た要との思い出を東子は次々と思い出しました。完全に精神のバランスを崩した、要を忘れられない東子は「あたしが寂しい時、どうするんだった?」思わず東子を抱きしめた要に東子はキスをします。それを見ていたのは「どうも」が「ホモ」に聞こえる、東子が好きな坂下でした。ベッキーの父親がマイケル富岡・・・見事です・・・(11/17 放送)

【07】バイト先のスナックで初対面の東子が言った“触られただけで鳥肌が立つ”のが自分のことだと勘違いした小沼は東子を恨み、復讐のチャンスを窺っていたのでした。まず3万円くらいするデジカメを無理矢理娘の小南にプレゼントし、自分が服飾デザイナーを目指しているとウソをつき、作った服を見たいとついてきた小南を自分のアパートの部屋に監禁します。しかし鳥肌が立つのは小沼ではなく、東子につきまとったあげくに金を持ち逃げした変態・川口のことでした。それを知った小沼は焦ります。バイトからの帰りに小南の弁当を買ってきた小沼は「トイレに行かせてください」と小南に懇願され、以前の会話で小南が携帯を持っていないと聞いていたため確かめもせず縄を解きます。小南から路留宛の、十字架の見えるアパートに監禁されている、とのメールを読んだ要は飛び出します。十字架があるのは教会ではなく幼稚園であることを知り、緊急配備でかけつけた小幡のパトカーのサイレンをわざと鳴らし明かりがついているのにカーテンを開けるなどの反応がなかった部屋をみつけます。知らないフリをする小沼、「小南」と要が声を掛けた部屋の奥から「父さん」と小南の声、要は踏み込み、小南の姿を確認し、小沼を何度も殴打します。「やめて」と小南が止めに入りますが、要はテーブルの上にあったデジカメの、縛られた小南の画像を見てしまいます。
「だめだ、小南。お父さん、こいつ殺すわ」
岸谷五朗がえらくカッコ良くみえました。それにひきかえ、監禁されていることを知っているのになぜ路留は小南の携帯に電話を掛けたのでしょう?犯人にバレたらまずいでしょ?木幡らが止めに入り、要は小沼を殺さずにはすみますが、謹慎処分を言い渡されます。あの夜、小南が3万円を要求した意味がやっとわかり、今回の事件を東子が知ったら悲しむから家に帰れないと言う小南を連れて要は旅に出ます。小南が希望したのは八丈島でした。八丈島にある黄八丈を織る工房に行き、そこで小南は東子への依頼主らしき女性を見つけ、その姿を見て、満足します。さらに小南は気づきます。どうして父親のことを嫌いになったのか。要と東子が離婚することを知った時、よくあること、何でもないことだと自分の中で片づけようとした自分自身が嫌いだったことに気づきます・・・(11/24 放送)

【08】街に戻ってきた要たちは東子の家に路留がいることに驚きます。驚きついでに要と現妻と元妻とその娘の4人で鍋をします。そして路留は東子の気遣い、そして元家族の絆に敗北感を味わいます。そんなとき、路留の父が倒れます。連絡をしてきたのは愛人でした。その足が不自由な女性は幼い頃の路留を海に連れ出してくれた、たった一度会ったきりの、今でも路留が目標としていた女性でした。「悪魔にみえるでしょうね・・・」そう愛人は、東子や小南にとっての“悪魔”路留に言いました。愛人の存在に気づいているのか、逸子が意識が戻らずベッドに横たわる夫の鼻をつまみます。こわい。ラスト2話になって自分のしてきたことの意味がわかったのか、路留が家を出るようです。間もなくひとつの答が出るのでしょうか?一番大切な人が誰なのか・・・(12/1 放送)

【09】急にジョギングを始めたもんだから、うちが和菓子屋だから学校で“まんじゅう”と呼ばれているからではないか、などと勝手にあだ名をつける母親の娘・菜摘のことをどう思っているのか問いただす小南は、逆に中町から告白されてしまいます。隆夫の意識が戻り、住所を聞き出した路留は愛人である美貴子の家に行きました。美貴子の“プロフィール”からは消しましたが、不倫期間を“28年間”とすると逸子が路留を身ごもった頃から浮気している、に反します。美貴子の言葉によると「仕事のパートナーとしては」28年間だから、不倫が先で、そのあと隆夫の経営する会社に入社したことになりますね。すべては“路留が30歳”という前提の下ですが。ミチルが生まれて一度は別れを切り出されて納得したはずなのに、帰ろうとする隆夫の車の前に飛び出し美貴子は足を怪我します。だから隆夫が責任を取って就職の面倒を見た、と考えるとつじつまは合います。美貴子は逸子に存在を気づかれているのがわかった上で不倫を続けます。
路「平気だったんですか?」
美「平気にしたの」
“それだけのことをした”自分が今さら罪の意識を感じているなどと甘えたことは言わない、と話す美貴子に路留は「醜悪です」と天にむかって唾を吐きました。その頃、おしゃべり清美によって東子と路留の関係が商店街に知れ渡ります。東子がPCを買ったため、小南は借りていた連絡用の携帯を路留に返します。いくらこれからの小南とのつきあいを「どうしようと、あなたの自由なんだから」と東子に言われても、美貴子の出現で、自分が東子や小南にしてしまったことを“とことん理解”してしまった東子は要と別れる決意をして家を出て行きます。家出先の住人・萌子は東子の後輩なのだからPCの扱いはわかっているはずです。PCの電源をいきなりオフ、には仰天です(ちゃんとシャットダウンさせましょうね)。小南のところにはトラブルが起こった時の対処の仕方などPCのことしか書いていない手紙が届き、要のところには部屋のカギと共に離婚届が送られてきました。要の様子がおかしいことに気づいた東子は要のマンションに行きました。「うわぁ、懐かしい、これ」と離婚届(要の本籍地は千葉県市原市なんですね。本町は実在しませんが)を見た東子は要を煽ります。煽って、煽って要の本心を言葉にさせました。この東子と要のやりとりは圧巻でした。たまらなく心配なんだ・・・それは言葉にしなければ伝わらないこと。路留の居場所を知っているのに動かない、自分で幸せになろうとしない要の背中を東子が押しました。チルチルミチル・・・路留は要の青い鳥なのでしょうか。そんな鳥はいない?・・・(12/8 放送)

【10】萌子のアパートの階段に座り一晩中待っていた要はやっと路留に会えました。「私は平気だから」離婚届を提出して欲しいという路留に要は“それでなきゃ困る”ならわかるが“平気”はおかしい「俺は平気じゃないぞ」と声を荒げます。「私は結婚に向かなかった」「あなたといなくても平気」大事な東子と小南とは離れていても大丈夫なら私とも、と言う路留に「君とは一緒にいることが大事なんだ」と説得します。東子や小南と一緒にいる方が楽しいんじゃないか「私なんかと結婚して楽しいはずがないじゃない」と叫ぶ路留に俺や東子、小南そして路留自身に失礼だ、と怒ります。「結婚が、そんなに面白いわけないだろ。家族がそんな楽しいはず、ないだろう」理想の結婚や家族を追い求める「バカな」路留のことをはじめから知ってて好きになった、と要は思いを伝えます。強がっていた路留はやっと要を辛くさせていたことに気づき、要と会えなくて寂しかった自分を認めます。路留を捜す途中、チンピラに絡まれていた人の助けに入り、殴られて気を失い、気がついたら警察手帳が消えていました。木幡(ちゃんと覆面パトカーは88ナンバーでした)のおかげで無事手帳は見つかりますが、責任を取らされたのか、欠員の出た、あの八丈島の駐在所への赴任の辞令が出ます。いつの間にか小南も成長し、母親に似た小悪魔ちゃんになりました。気を遣って遠回しにフラれたことを慰めようと観念的な話をする東子に「おばさんと会話するの、難しいんですけど」とついてこれない菜摘ではなく賢い小南を好きになった西口くんは一日だけ、と小南をデートに誘います。そして小南の生まれ育った町に行って、見て歩き、そこで両親の離婚で間もなく香港に行くことを伝えます。別れ際、「忘れないよ」と言った西口を小南は抱きしめました。
「いい男になってよね。そしたら、また会ってあげる」
「私をがっかりさせないでね」
こんなこと言われたら、男は馬鹿だから頑張ります。時間がかかったけど、書類上ではなく本当の意味で、やっと東子と要は別れることができました。そして路留は一番大切な人がいないと寂しくなることを知りました。招き猫の貯金箱を割り、そのお金で八丈島に向かった二人のもとに、隆夫に離婚届を残した逸子がやってきました・・・(12/15 放送)

この『一番大切な人は誰ですか?』を本クールのナンバー1作品とします。ただ視聴率を狙うだけの『ラストクリスマス』のようなドラマとは対極にあり、舞台風のコントもときどき散りばめるという冒険をした本作品を高く評価したいと思います。あまりにも散らばりすぎていて“ふつうの”視聴者には拒絶されました(初回視聴率の高さは水10枠に対する期待の表れでした。それを第2話で一挙に6.5ptも落としています)。でも、唐突に思えたものも最終的には必要なエピソードであり、とくに母子を演じた宮沢りえと小林涼子は魅力的に描かれていました。宮沢りえが母親役であることに最初は違和感を覚えましたが、今となっては適役だったと思っています。セリフは深く、基本的には(コントをアクセントとして)淡々と進むため、何となく観ていた人には良さが伝わらなかったと思います。今期、一番愛せた作品です。

役名は不明ですが、野菜の天麩羅も売っている鴨下銀座「千歳屋精肉店」店主【1,3,9】を石井愃一、店で加奈子と東子の噂話をするおばさん【1】を倉橋秀美、要の上官【1,7,10】を市川勇、要に福祉会館への道順を尋ねたおばさん【1】を花原照子、なぜか局部がカエルの春画をシャッターに描く落書き野郎【1】を ROLLY、東子に服の寸法直しを頼んだ客【2】を松沢有紗、東子の借金を取り立てに来た男【2】を有山尚宏、自転車泥棒に疑われて職質をかけられた若者【2】を松嶋亮太、加奈子に股間を触られたサラリーマン【2】を杉村蝉之介、今年で24歳になるマナちゃんの母親【3】を阿部智江子、無銭飲食して逃げる男【3】を前田茂樹、川口に6万円を奪われたコンビニ店員【3】をみのすけ、駅のベンチに忘れてあったカバンを交番に届けた男【4】を伊藤克信、「スナック 美月」ママ【4,6,7】を小柳友貴美、去年亡くなった妻の着ていた服の生地で東子に愛犬の服を作ってもらった老人【5】を山谷初男、東子に飼い犬の服を依頼した老婦人【5】を市川千恵子、口うるさい交番の班長(ハコ長)【5,7】を村松利史、、待ち伏せされてベンゼン嗅され金品を取られた一人暮らしの二十歳の女性【5】を阿桑有里子、職質を掛けられた男【5】を江端英久、東子に八丈島からのゆうパックを届ける郵便局員【6】を山根博、偉そうな本庁捜査一課刑事【6】を佐藤竜之慎、清美の父【6】をマイケル富岡、「鴨下町交番」の警官【7,9,10】を小池章之、隆夫の入院する病院の看護師【8】を真日龍子、いつも「ATELIER TOCO」の前に三輪車を置きっぱなしの女の子【8,9】を鈴木怜奈、新しくできた喫茶店「天国」の場所を訊ねる老女【8】を風見章子、ぶつかってきた通行人に絡むチンピラ【10】を戯武尊&光宣&森嶋將士&木川淳一、通報で駆けつけた制服警官【10】を樋口靖&武井秀哲、東子の作った黄八丈のワンピースを着て八丈島まで会いに来た長谷川の娘【10】を桂亜沙美が演じています。

《キャスト》

松ヶ谷 要(39) [警察官(巡査部長)・警視庁武蔵中堤警察署「鴨下町交番」(主任)→八丈島署「神湊駐在所」・3年前に東子と離婚・3ヶ月前に路留と再婚・“要ちゃん”(東子)・“イヌのお巡りさん”(逸子)・仕事に情熱はない・元ラグビー部・かつての愛読書は池波正太郎の「鬼平犯科帳」] ・・・ 岸谷 五朗
松ヶ谷 路留(30) [要の妻・東子と結婚していた要とバイト先の居酒屋で知り合う・“ソファーで寝そべってテレビを見ている”要の顔は嫌い・元ウェブデザイナー] ・・・ 牧瀬 里穂
中町 東子(36) [要の前妻・「ATELIER TOCO(アトリエ トーコ)」経営・元パタンナー・新しいブランドを立ち上げるがデザイナーに潰される・子供の頃は転校を繰り返す・浮気性・“男に食わしてもらう女ではなく、男を食うために生まれた女”(坂下)・スタイリストをしている元デザイナーの後輩からバンドのステージ衣装のデザインを引き受ける] ・・・ 宮沢 りえ
中町 小南(14) [要と東子の娘・武蔵中堤市立「鴨下中学校」3年生] ・・・ 小林 涼子
寺田 菜摘 [小南の友人・武蔵中堤市立「鴨下中学校」3年生・西口が好き]【1,3〜10】 ・・・ 田島 有魅香
寺田 秋恵 [菜摘の母・「御菓子司 三福」の奥さん]【3〜10】 ・・・ 手塚 理美
西口 [小南と同じ塾にいた中学3年生・小南が好き・両親が離婚することになり父と一緒に香港へ]【4〜6,8〜10】 ・・・ 柳沢 貴彦
北村 隆夫(54) [路留の父・会社社長・くも膜下出血で「敬聖総合病院」に入院・一番大切なのは路留]【2,5,7〜10】 ・・・ 田村 亮
北村 逸子(53) [路留の母・主婦・隆夫に離婚届を突きつける]【1,2,4,6〜10】 ・・・ 吉田 日出子
園川 美貴子 [隆夫の愛人・別れ話のあと隆夫の車の前に飛び出し足が不自由・子供が産めない体・かつて子供だった路留と海に行く]【8,9】 ・・・ 中村 久美
坂下 公也(41) [服飾会社営業マン・東子に好意・最近まで東子と要にホモだと思われていた]【1〜3,5〜7,9,10】 ・・・ 内藤 剛志
木幡 功(39) [警視庁「武蔵中堤警察署」刑事(警部補)・要と同期・昔から東子のファン・かつて借りてきた婦人警官の制服を恋人に着せて楽しんだ] ・・・ 鶴見 辰吾
藤尾 哲春(23) [新米警察官(巡査)・警視庁武蔵中堤警察署「鴨下町交番」勤務・刑事になるのが夢・6年前に父親が交通事故死・おにぎりに汁をつけて食べる] ・・・ 佐藤 隆太
谷本 清美 [藤尾の恋人・藤尾の高校の剣道部の後輩・料理上手・親が厳しい・鴨下町で一人暮らしを始める・おしゃべり]【4〜6,8,9】 ・・・ ベッキー
久内 圭索(51) [鴨下銀座商店会長・「家具のヒサウチ」店主・エロおやじ・東子とキス・加奈子とフラメンコを始める]【1,2,5,8,9】 ・・・ 高田 純次
久内 加奈子(37) [圭索の妻・浜田省吾ファン] ・・・ 三浦 理恵子
マナ(3) [公園で遊んでいた女の子]【3】 ・・・ 細谷 彩未
川口 彰文 [コンビニ強盗・東子のファン・首にパチンコ玉大のほくろ・自称“変態”・静岡の実家はクリーニング屋]【3】 ・・・ 忍成 修吾
小沼 [「スナック 美月」新入りバーテン・小南にデジカメを買ってあげる]【4〜7】 ・・・ 村田 充
長谷川 [「黄八丈めゆ工房」勤務・離婚後に八丈島へ]【6,7,10】 ・・・ 水木 薫
クラヨシ [元警視庁八丈島署「神湊駐在所」勤務・要の元上司・妻は町立病院に入院中]【7】 ・・・ 不破 万作
萌子 [路留の職場の元後輩・家出中の路留を部屋に泊める]【9,10】 ・・・ 山口 紗弥加


脚 本 大森 寿美男

音 楽 池 頼広

演 出 佐藤 東弥(1,2,7,10)・長沼 誠(3,4,8)・鈴木 元(5,6,9)

主題歌 「黄昏ロマンス」(ポルノグラフィティ)

企 画 鈴木 光・渡辺 弘

制 作 戸田 一也・原田 文宏

日本テレビ・光和インターナショナル



          



○ 『松本清張 黒革の手帖』 (テレ朝系・木 21:00 〜 21:54)



窓口係の元子は銀行から1億2千万円もの大金を横領、自分の店『カルネ』を銀座にオープンする。彼女の手元には架空名義預金者リストの書かれた“黒革の手帖”があった・・・(全8話予定→全7話)

【01】これも“テレビ朝日開局45周年記念”作品だそうで、“カルネ”とは仏語で手帖(Carnet)という意味があるんだそうです。冒頭からスピード感がありました。横領がバレたことを察した元子は銀行を飛び出し、追ってくる次長を振り切り、支店長らの手が回る前に横領した1億2千万円すべてを引きだすことに成功します。以前から夜の銀座でアルバイトをしていた元子は、昼の仕事を辞めたことをママに告げました。十年間銀行で働いて貯まったお金は4百万円程度。そんな元子は架空名義口座の存在に気がつきます。そして複製不可のファイルを手書きで黒革の手帖に記録します。
「金持ちなんだから、ちゃんと税金払えよ。払わないなら私がもらっちゃうからね」
いやぁ、カッコイイですね。
「復讐してやろうか、お金に」
堂々と銀行まで乗り込んだ元子は銀行側に手帖の存在をちらつかせ、横領金の返済を要求しないとの念書まで取りました。それほど元子の手帖は銀行としては世には出せない存在でした。今年3月に宝塚歌劇団月組トップとして退団した紫吹演ずる占いのできる美容師に、運気が嵐のように上昇していると言われた元子は独立を決断します。そのことを正式にママに話した喫茶店で波子をスカウトします。すぐに波子は元子が7千万円で手に入れた「カルネ」のナンバー1になりますが、それで満足するはずもなく、その肉体を武器に、ヘルプで入った時に知り合った客を取って取られたホステスとケンカはするわ、遅刻するわで元子の目にも余るようになりました。そしてたった2ヶ月足らずで「カルネ」の上客だった美容外科医院長のエロオヤジ・楢林に2億円を使わせ、自分のマンションだけではなく、店まで買わせます。小林稔侍は私生活でもかなりエロエロしているようで、まさにハマリ役です。喫茶店で波子と会った元子は、その店が「カルネ」と同じビルの2つ上の階のより広い空間にできることを知り、驚きます。
元「うちはすごい損害を被ることになるわね」
波「お客さんにも言うわ。カルネにも寄ったげて、って」
元「あなた、自分が何を言ってるのかわかってるの?」
波「うざいなぁ。取られたなかったら、ママも先生と寝たらよかったやん」
恩義を忘れ、仁義を欠いた波子に元子はコップの水をぶっかけます。
波「何するの!」
元「顔を洗って出直せ、ってことよ」
波「カルネなんか踏みつぶしたるわ」
元「やれるものならやってごらん。こっちはね、遊び半分の小娘とは覚悟が違うのよ」
波子は金の力でホステスを引き抜きます。対する元子は楢林の知人である医進予備校の理事長・橋田の協力を取り付け、裏口座の管理人にして20年来の愛人でもある婦長の市子に電話を掛けて波子の存在を伝え、お詫びと称して接触を図ります。女と女の争い、怖いですね。なお、元子が独立したクラブのママ・叡子を演ずる山本は'82年のドラマ化の際には元子を演じていたそうです。過去のドラマ化された作品は見ていないし、原作自体も読んでいないのですが、思った以上に期待できそうです・・・(10/14 21:00〜22:09 放送)

【02】形成外科時代から楢林を支えてきた市子は、いとも簡単に病院の大切なお金の1/3を波子につぎ込んだことを知りショックを受け、病院を辞める決意をします。“自分の城”の持つことの素晴らしさを語った元子は市子に囁きます。慰謝料として、退職後に始める喫茶店の開店資金として1千万円を楢林に出させよう、と。そして市子に裏帳簿の持ち出しを指示すると、ホテルの部屋に借りた元子は楢林と二人で会います。すっかり鼻の下を伸ばしたエロおやじは元子を抱こうとしますが、逆に隠し口座の存在を指摘され、5千万円を要求されました。。女の怨みは怖いですね。風呂にお湯を張り、ベッドのシーツを乱し、ビールをこぼし、何もなかったとは誰も思わない状況まで作り上げました。しかし、うまくいって喜ぶ元子を開店前の「カルネ」で待ちかまえていたのは出世のない閑職に追いやられた元支店長の藤岡でした。元子がマネージャーに席を外させ、二人きりになったところ、突然襲われます。何の反省もしなければ謝罪もせず、一度手にしたお金は手放さないという元子の首を藤岡は絞めました。そして護身用に元子が握ったアイスピックを奪いとると元子に向かって振り下ろそうとします。そこに現れ元子を助けたのは政界進出を目論む秘書の安島でした。これが占い師・曜子の予言した恋の相手なんでしょうか。2話連続していることを考えると、ひょっとして米倉涼子のシャワーシーンが毎週サービスカットとして流れるのでしょうか?私はいらないのですが。なお、中華料理店のシーンに出た一青妙は一青窈の実姉で歯科医と女優の二足のわらじを履いています・・・(10/28 放送)
台風23号上陸の影響で10/20に西武ドームで行われるはずだったプロ野球・日本シリーズ(中日×西武)第4戦が順延になり、第4戦の放映権を持っていたテレビ朝日の中継も水曜日から木曜日に変更になりました。さらに試合が22時過ぎまで延びてしまい、報道のテレビ朝日は10/21に予定されていた第2話の放送を中止、この日の放送になりました。

【03】土壇場になって3千万円に値切ろうとした楢林は、バレたときの追徴課税の額に比べたら、と元子に言われ、泣く泣く5千万円を差し出します。これで余裕がなくなった楢林は波子への支援を打ち切り、オープン直前で波子の店はダメになりました。橋田は足繁く「カルネ」に通いますが、箱根旅行はすっぽかされるわ、抱かせてくれないわで焦らされて、どんどん元子にハマっていきます。ついには売りに出ている銀座一の名店「ロダン」をエサにします。しかし元子は、それで橋田に抱かれるような女ではありません。「買ってもらうんじゃ、波子と同じ」店を手に入れるために必要な2〜3億の金を今度は橋田からむしり取ろうと考えます。こわいですぅ(涙)そんなある日、橋口らが密談に利用している料亭の仲居をしていた澄江がホステスになりたいと「カルネ」にやってきました。もちろん採用です。万事がうまくいっているようですが、20年間楢林に身も心も捧げた市子は“腐れ縁”が断ち切れず、元子に1千万円を返しに来ます。また藤岡に襲われそうになったところを助けたものの、藤岡が不倫相手だっただの、親の遺産で店を買っただのと誤魔化された安島が銀行から逃げ出す制服姿の元子を思い出しました。「君、銀行に勤めていた時、何したの?」そう言われて元子は固まります。安島に体を差し出した元子、「口止め料か?」「わからない。自分でもわからないの」・・・上昇志向が過剰な二人はお似合いのカップルなのかもしれません。すでにテレ朝はパート2の制作を視野に入れた編成とスケジュール調整に入ったそうです。たしかにこれは米倉涼子のはまり役です。パート2はオリジナルの脚本になるのでしょうか?それより、銀行の金を横領した元子は逮捕されないの?・・・(11/4 放送)

【04】お金に復讐したい元子は“誰の囲いものにもならない”と誓い、自分に気のある橋田の弱み“医大への裏口入学斡旋”の証拠を掴もうとします。証拠を突きつけ、橋口の買った料亭「梅村」を5千万円くらいで安く売ってもらい、それを転売して得た差益で天下の「ロダン」を手に入れようと企みます。そのため自分が目標だとなついてきた新人ホステスの澄江を橋口に差し出し、澄江から情報を得ようと考えます。誰もが思うところですが、“偶然”入ってきた澄江を信用しすぎです。案の定、澄江が提案したように、橋口のスケジュール帳のデジカメ画像を橋口に突きつけますが、それは罠でした。橋口と寝てから裏切ったのか、それとも最初から澄江は仕込まれたスパイなのかはわかりませんが。小物・楢林はあちらこちらで5千万円を騙し取られたと愚痴をこぼし、大物総会屋の長谷川は元子に興味を示すわ、世話になった「燭台」のママの耳にも恐喝の噂が耳に入ります。元子を恨む元次長も長谷川の下で働いているし、市子も楢林の元に戻りたいと泣きつくし。魔がさした、とまで楢林に言われた波子もいます。周りは敵ばかりで味方は安島だけ、でしょうか。長谷川の手に入れた「ロダン」を売って欲しいと交渉に行った元子は、すでに2億5千万円で買い手がついたと言われ、それに1千万円上乗せし、3週間待ってもらう代わりに「カルネ」を担保にします。罠にかかった元子は自分の城を取られてしまうんでしょう。それからどう握りつぶされず巻き返すことやら・・・(11/11 放送)

【05】澄江と橋口が一緒にいるところを見た元子は澄江が橋口側についたことを知ります。そこで将来は自分で店を持ちたいという澄江に言い聞かせます。女はうかうかすると、一生誰かの犠牲になる。お金に動かされるんじゃなくて、お金を動かすのだと。「自分が自分のボスになるの」再び元子側についた澄江は本物のコピーを取ってきます。裏の裏を取られ橋口は「これがお前の本業か」と呻きながら「梅村」を譲渡するという念書を書きました。さっそく「RODAN」買い取りの交渉に行った元子は一ヶ月後に残金が払えなくなった場合のキャンセル料を残額の40%にあたる8,400万円にするかわり、すぐに営業したいとフィクサー長谷川に頼み許されます。こうして元子は「RODAN」のママになりました。元子は走り出したのです。最後に長谷川は元子に、安島とはきっちり別れてくれ、と釘を刺します。その安島は即断即決で見合い相手との政略結婚を決めました。また「楢林美容外科クリニック」に脱税容疑で査察が入り、市子は元子が楢林から取った金が自分のもらった一千万ではなく、四千万もピンハネされていたことを知ってしまいます。マンションまで来て元子を非難する市子を一喝します。「ぎゃあぎゃあ叫かないで。うざいから」米倉の顔、怖いです。ほんとハマリ役です。「RODAN」初日の売上げは1165万4千円、すべてがうまくいっていると思った矢先、胡散臭い夕刊紙の記者が現れ、元支店長が飛び降り自殺、「燭台」ママは元子から手を引くように、と長谷川にお願いします・・・(11/25 放送)

【06】脳梗塞で倒れた母の入院する、大嫌いな京都から帰ってきた元子に長谷川の魔の手が及びます。錯誤による抹消によって橋田に渡った土地が梅村の名義に戻っていたのに気づかず元子が橋田と結んだ土地の譲渡手続きは無効であり、契約に立ち会った司法書士は姿を消しました。マンションに侵入した長谷川の手下にタンスの引き出しの中の黒革の手帖を盗まれ、PCのデータも消去されました。頼みの弁護士先生は長谷川の名を聞いてビビリます。「カルネ」は3千8百万円で売ってしまい戻る場所はなく、「ロダン」では柄の悪いお兄ちゃんたちが騒いでます。「あの女が堕ちていくところを見たくないですか?」そんな言葉に誘われて元子に恨みを持つ橋田や楢林、村井たちが動きます。橋田のところに向かった元子の目の前に市子が現れます。室井さん、顔が怖いです。資金源のはずだった土地が手に入らなくなり「ロダン」の残金2億1千万円どころか、解約金8千4百万円まで払えない事態に陥ります。フロアででんぐり返しもできる、やっと見つけた自分の居場所を奪われ、元子は長谷川会長に会おうとしますがつかまりません。京都で偶然再会した時、もう二度と会わないと約束したはずの安島に仲介を頼みます。そして現れた安島は会長からの伝言を伝えます。ただ一つ、彼女が助かる方法は、男に媚びて生きてきた母とは違う生き方をしてきた元子の“誰のものにもならない”という信念をあざ笑うような「一晩つきあえば許してやる」でした。長谷川の言った力をもつ秘訣「人を信じないこと。それを相手に感づかせないこと」最近、私はそれをあらためて実感した気がします(涙)・・・(12/2 放送)

【07】着物などを叩き売っても到底足りず、マネージャーに売上げ持ち逃げされ、借金を申し込んだママ@燭台には「もっと泥にまみれてからいらっしゃいな」と突き放されます。元子を手間暇かけていじめる長谷川は期限延長に応じません。それでも長谷川と一夜を過ごすことは「殺されてもイヤ」と断る元子に「自殺はさせても自己破産だけは絶対にさせない」と脅した上で提案します。「お前の一生、丸ごと引き受けよう。この長谷川の力をすべて与えよう」一晩の猶予が与えられ、翌日美容室の曜子に占ってもらうと、身近にいる男のうち、一人は信じられるが、もう一人は裏切る、と出ます。ふつうは悩むことなく津川雅彦より仲村トオルを選びます。長谷川の側近ツルピカ君に丁重に拉致された長谷川邸には(コラボレーションのつもりなのか)山姥ヘアの朝加真由美@八雲がフケ過ぎの40女役で無意味に出てきました。やはり誰の力も借りたくない、と長谷川からの杯を受けなかった元子には追い込みがかかり「ロダン」の新しいママには憎たらしい波子がなって店を追われます。見張りの目を誤魔化すため小銭で子供を雇い、親子連れのふりをしてマンションから脱出したものの追いつかれます。そこに現れたのがもう一人の男、腹をくくった安島でした。会長が呼んでいた、と元子を捕まえた見張りを騙し、長谷川の知らない知人の別荘に元子を連れて行きました。元子を信用させるため長谷川のところから持ち出した1億円のヤミ献金領収書(やはり記録を残しておきたいものなんでしょうか?裏帳簿とか)と当面の資金約千八百万円を見せます。しかし安島の車にはずっと前から発信器が取り付けられていて、すぐに居所がバレてしまいます。そうでなくてもナンバーが割れてるんだから、私なら車を乗り換えますが。「見逃してくれ、金は全部渡すよ」と安島に言われた村井さん「私、元銀行員ですから金なんか見飽きてますよ・・・」声に出して言ってみたいけど一生私には言えない日本語です。なんとか別荘から逃げ出した元子は駅で倒れ、目を覚ましたら病院でした。知らないうちにお腹にいた安島との子も流産し、もう失うもののない元子は最強です。梅村でくつろぐ長谷川の前に現れた元子は借金チャラと支払い済みの手付金5千万円の返金を条件に額面1億円の領収書を売りつけます。数ヶ月後、婚約者の宗教団体をバックにつけた安島はトップ当選し、その祝う会に元子が現れます。未練たらたらの安島に、お互いを完全に断ち切るための方法として「2億、私にちょうだい」と提案します。そしてその金を使ったのか、1億円で買った長谷川から2億円で買った橋田より2億2千万円で「ロダン」を買い取った株式会社のオーナーは元子でした。こうして元子は「ロダン」のママに、放り出された波子は警察でベラベラ喋ります。元子の銀行員だった過去や初めて元子の家に泊まった時に盗み見た黒革の手帖の内容を。そしてパトカーが元子に近づきます・・・続編を期待させるような中途半端な終わり方です・・・(12/9 21:00〜22:30 放送)

この『黒革の手帖』を本クールのナンバー2作品とします。とにかく第一話から飽きさせないストーリー展開に引き込まれました。世間の評価は確実にナンバー1だと思います。第一話と最終話、なんと黒革は裏で放送していた『渡る世間は鬼ばかり(第7シリーズ)』(TBS系)に視聴率で勝ちました。またオリコンが11/24〜11/29に東京と大阪で中高生から40代の男女に対し実施したインターネット調査で満足度ランキングの第1位(77.1%)を獲得しています(もっともこの調査で『ラストクリスマス』の期待度が第3位の74.4%を得ています。ドラマの質を問うているのではないからこれでいいのでしょうけれど)。米倉涼子は苦手な女優ですが、今回はハマリ役でした。フィクサー長谷川を演じる津川雅彦の演技に負けていませんでした。米倉の演技と原作の良さが大きかったと思います。もちろん原作が良くても脚本や演出が悪ければ作品はダメになります。続編はオリジナルになるのかもしれませんが、脚本家は変えず、神山由美子に期待しています。

役名は不明ですが、「Club Carnet」ホステス【1,3〜7】を鶴田倫美&せきぐちきみこ&海島雪&藤田恵子&川井悦子&鈴木琴乃&林香織&清水希、「Club Carnet」ボーイを奥田崇、「Club Carnet」店内で演奏するバイオリニストを伊藤佳奈子(Kana)、長谷川のボディーガードを坂本三成、公園のベンチでタバコを吸ったままボールを取ってくれなかった元子に「クソババア」と言った少年【1】を米谷真一、波子の店の内装業者【1】を木川淳一、元子が楢林と待ち合わせた中華料理店店員【2,3】を一青妙、安島からの電話に出た東林銀行北口支店窓口係【1,3】&次長【3】を関根由佳梨&森川数間、「楢林美容外科クリニック」に入った東京国税局査察官【5】を島津健太郎、波子と一緒に「RODAN」にやってきた客【6】を原金太郎、元子の母・愛子が入院している京都の病院看護師【6】を大輝ゆう、「Carnet」を売った不動産屋「銀座店舗センター」担当者【6】を真夏竜、「RODAN」に押しかけたチンピラ【6,7】を中村隆天&山崎崇史&黒井元次、元子の着物や貴金属を420万円と値踏みした業者【7】を渡辺憲吉、長谷川邸に連れてこられた元子にお茶を出した老婆にしか見えない40歳の女【7】を朝加真由美、長谷川から一億円のヤミ献金を受け取った民自党政励会所属代議士【7】を戸沢佑介&加藤治、マンションの前で元子を見張る長谷川の手下【7】を戯武尊、気を失って倒れた元子が運ばれた病院の看護師【7】を大野雅子、「安島富夫先生の初当選を祝う会」司会【7】を服部陽介、代議士になった安島の秘書【7】を辺見務、元子に代わって橋田と「ロダン」の売買契約をした「紅」社員【7】をBOB藤原、波子ママの「ロダン」ボーイ【7】を矢野喬之が演じています。

《キャスト》

原口 元子(29) [銀座「Club Carnet」ママ→「RODAN」ママ→「RODAN」を失う→(株)「紅」社長→「RODAN」を橋田から買い戻す・元「東林銀行」北口支店窓口係&元「燭台」ホステス・1億2千万円を横領・口止めに安島と寝る・安島の子供を流産] ・・・ 米倉 涼子
安島 富夫(35) [江口議員公設第一秘書・戸籍上の父親はいない(江口の隠し子?)・民主自由党から群馬2区に出馬しトップ当選] ・・・ 仲村 トオル
矢沢 [「Club Carnet」マネージャー→「RODAN」] ・・・ 萩野 崇
甲田 [「RODAN」マネージャー・売上げなどを持ち逃げ]【6】 ・・・ 中根 徹
美里 [「Club Carnet」ホステス→「RODAN」ホステス] ・・・ 田中 夕稀
麻理 [「Club Carnet」ホステス→「RODAN」ホステス] ・・・ 高野 杏子
山田 波子(23) [元「Club Carnet」No.1・神戸出身・「CLUB Baden-Baden」のママになり損ねる→「RODAN」ママ→店を放り出され警察に元子をチクる]【1〜4,6,7】 ・・・ 釈 由美子
紺野 澄江(27) [「Club Carnet」新人ホステス・赤坂「割烹 梅村」元仲居・バツイチ]【3〜5】 ・・・ 吉岡 美穂
楢林 謙治(57) [「楢林美容外科クリニック」院長・波子のパトロン→援助打ち切り・元子に5千万円を取られる・脱税がバレて追徴課税19億6千万円] ・・・ 小林 稔侍
中岡 市子(40) [元「楢林美容外科クリニック」婦長(月給28万円)・楢林の愛人] ・・・ 室井 滋
恭子 [「楢林美容外科クリニック」看護師] ・・・ 赤坂 七恵
岡崎 [「楢林美容外科クリニック」看護師]【1,5】 ・・・ 竹山 メリー
岩村 叡子(58) [銀座のクラブ「燭台」ママ・長谷川の愛人]【1,4,5,7】 ・・・ 山本 陽子
長谷川 庄司(62) [「神榮商事」会長・総会屋・フィクサー] ・・・ 津川 雅彦
櫻井 曜子(32) [美容室オーナー・未来を占う] ・・・ 紫吹 淳
真希 [美容室勤務・アシスタント] ・・・ 森 洋子
藤岡 彰一 [元「東林銀行」北口支店支店長・投身自殺・“無能”(村井)]【1〜3】 ・・・ 小野 武彦
村井 亨(42) [「神榮不動産」調査部勤務・元「東林銀行」北口支店次長・元子の横領で破産]【1,4〜7】 ・・・ 渡辺 いっけい
橋田 常雄(45) [「橋田医科進学ゼミナール」理事長・2億で手に入れた「梅村」を元子に取られる] ・・・ 柳葉 敏郎
秋葉 [「秋葉製薬」会長]【3】 ・・・ 上田 耕一
キヨサキ 伽耶子 [安島の政略結婚の相手・親は宗教団体を主宰]【5〜7】 ・・・ 真木 よう子
相沢 駿 [夕刊紙記者]【5】 ・・・ 大須賀 王子
竹見 [「京日物産」社長・大臣夫人と不倫]【6】 ・・・ 松永 英晃
角谷(偽名?) [「角谷司法書士事務所」司法書士(を名乗る)・橋田との土地譲渡契約に立ち会う]【6】 ・・・ 春田 純一
田村 [「銀座ファースト法律事務所」弁護士・「RODAN」の客]【6】 ・・・ 西田 健


原 作 松本 清張

脚 本 神山 由美子

音 楽 上田 益

演 出 松田 秀知(1,2,5,6,7)・藤田 明二(3,4,7)

エンディング曲 「Here Alone」(安良 城紅)

制 作 五十嵐 文郎・内山 聖子・中山 和記

tv asahi・共同テレビ



          



○ 『ミステリー民俗学者 八雲樹』 (テレ朝系・金 23:15 〜 24:10)



八雲は忙しい人気民俗学者・鳥越教授の代わりにゼミ生の富良野を連れてフィールドワークに出かけていく・・・(全10話)

【01】「天狗伝説殺人事件」
天狗にまつわる記録を残して欲しいと鳥越(とりごえ、ではなく、とりこし)教授に依頼があるが、本人は新刊本の宣伝でテレビに出たりと忙しい・・・そこで助手の八雲がゼミ生の富良野を連れ、苦地果(くちはて)村までフィールドワークに出かけていきました。月水金にだけバスが1往復の村も、来年にはダムの底に沈みます。今回で最後となる「山上の祭」は四百年もの間5年ごとに開かれました。先祖が天狗を殺してしまい、その祟りか三人の村人が死に、天狗の怒りを鎮めるために祭りは始まりました。人が死んだと聞いて富良野は嬉しそう。平山あやの魅力は、この白痴美というかアホっぽさではないでしょうか。村長の娘・美和に案内されて村を回っていた八雲は天狗たちに襲われてます。しかし天狗の正体は村長の息子であり、翌朝、頭に竹が刺さった状態で屋敷の池に仰向けに浮いてました。美和は祭りで踊る舞を授かるため、天狗が舞い降りるという庵に入ります。その宮司と美和だけしか入ることを許されない庵で美和の婚約者・悦史の遺体が発見され、なぜか警視庁から刑事がやってきます。この村、公式サイトでは“東北の閑村”となっていましたが。男女二人のコンビに警視庁の二人組・・・まさに『TRICK』ワールドもどきです。ただ『八雲樹』の方が笑いが少なく、笑いがあったとしても毒気がありません。でも悪くはなかったと思います。私は『TRICK』が好きだけど、このドラマも楽しめました・・・(10/15 放送)

【02】「天狗伝説殺人事件 解決編」
「私はキレイですか?」と裸になった美和を見る八雲、眼鏡を外しました。謎です。じっくり見ようとして、わざわざ眼鏡をかける、ならわかりますが。そんなエロくない八雲を(村がダムの底に沈んでしまうから今回が最後の祭なのに、天狗の舞を踊る自分は飲めないから)思い出に天狗汁を飲みたい、などともっともらしい理由で誘い、厨房に忍び込んだ美和は鍋の中に農薬を混入することに成功、言い伝え通り、勝太郎の側に遠眼鏡、悦史の傍らにミノ、そして山神の祭で天狗汁を飲んで血を吹いた善三の上から羽団扇を降らせました。美和から受け取った熱々の天狗汁を入れたお椀を持つため伸ばした服の袖に付いた毒に気づいた八雲がすべてを解決します。ダム建設を巡る汚職事件を調べにきたフリーライターの椎名は美和と恋に堕ち、美和を村から連れ出そうとしました。その前に多額の賄賂のやりとりの証拠を掴みますが、(天狗に殺された)三人組に椎名は殺されてしまいます。後になってそれを知った美和は天狗になりました。源次は美和の計画に気づいたものの止めることができず、三人は殺され、美和は滝壺の中に身を投げました。庵を覗いた八雲に悦史の死体が見えなかったのは窓に貼った緑のセロハン越しには死体を覆った赤い布が見えないという受験生の常識(?)がからくりでした。「古来、タブーというものは破るためにありました」八雲の言葉は小泉君@内閣総理大臣が好きそうな言葉ですね・・・(10/22 放送)

【03】「記憶喪失のかぐや姫」
海外に出張中の鳥越教授の代わりに「ミスかぐや姫コンテスト」審査員として、ついでにフィールドワークをするため富良野らも連れて、長野県にある竹の名産地であり“かぐや姫”伝説のある温泉町・那余(なよ)に八雲がやってきました。しかし町長や青年団宛に“選ばれし者には死”という脅迫状が届きます。かつて八雲を手伝っていた葉月も参加する予定のミスコンを手伝う幼馴染みの宗像や布部はコンテストの中止を進言しますが体面を気にする町長は止めようとはしません。たかが竹林一山が賞品のコンテストにAV嬢…ではなくミスコン荒しまで登場し“ガード堅すぎ”で水着にもならない平山あやとは対照的に八雲やお茶の間の我々にナイスバディーを晒します。さすがは深夜枠。そして、謎の関西人とつるんでいたナイスバディーちゃんは何者かに槍でひと突きされ殺されます。強力な優勝候補も消え、なぜか偶然旅行に来ていた警視庁の羽根井らが管轄外で警備の指揮をとる中、強行されたコンテストで葉月は優勝します。葉月に虫が付く、というところでまさかミッチーがカブトムシの被り物をするとは思いませんでした。少し寒かったですが、そんな季節でもあるので許しましょう。かぐや姫→「神田川」→よく喋る料理人、の連想ゲームもベタベタです。やっぱり『TRICK』のバッタもんですが、楽しんで観ています。ところで卓球対決の賞品だった秘伝の地酒「特別純米酒 秘伝 竹取」(にごり酒?)は富良野の手に渡ったんでしょうか?・・・(10/29 放送)

【04】「記憶喪失のかぐや姫 解決編」
なぜか初めてのミスコンなのに誰がシナリオを書いたか「天上還りの宴」なるものが行われます。ミスコンに選ばれた女性の手を握りたい、ただそれだけで町長が開催を決めたミスコンのために牛車まで準備するのは税金の無駄使いにしか思えません。そんな胡散臭い宴の最中で葉月は殺されます。相方に比べて演技力がないためあてがわれたアリキリ石塚演ずる盗撮マニア、杏菜と組んで優勝賞品で得られる竹林に産廃処理場を建てようとした男が容疑者として次々に引っ張られますが、真犯人は布部でした。中学生の時に宗像が家から持ち出した猟銃を撃った布部は葉月の実父を殺してしまいます。口封じに実母も射殺、以来13年間布部と宗像はショックで記憶をなくした葉月を見張るため幼馴染みとして近づきます。13年後、産廃処理場ができたら葉月の両親を埋めた竹林が掘り起こされてしまうため、まず杏菜を殺します(凶器の“槍”の柄はコーティングされたポスターを丸めたものなんだそうです)。次に記憶が戻ったと勘違いし、牛車に仕込んだ薔薇の刺に毒を塗って葉月を殺します。ふつう遺体を搬出する場合、顔まで布で覆うと思うのですが、そこらへんの配慮が欠けています。そういえば刑事役の滝沢沙織と女子大生役の北川弘美、第3話でやっと『バツ彼』以来の共演ですね。いつしか葉月のことが好きになり、真実を知られてしまうことを恐れた布部が、好きだからこそ葉月を殺した・・・まさにストーカーの論理です。ただ葉月は、ミスコンに選ばれて新聞に町の名前と自分が載ることによって、自分を捨てた(と思っている)本当の両親が名乗り出てくれる、それを夢見てミスコンに出ただけなのに。少し切ない話です。パクリ感が強いドラマですが嫌いではありません。13年前のことを「朝月新聞」の縮刷版で調べるシーンも「床で開くなよ!」とつっこめるし・・・(11/5 放送)

【05】「生けにえの島の少女」
里沙たちは税金で贅沢三昧、天下りで甘い汁吸い放題の未来を夢見て外務省若手キャリアとの合コンに出かけます。こうして人口30人の雉鳴島へフィールドワークへは八雲と富良野の二人だけ。八雲君、またカブトムシになりましたね。島に上陸したよそ者は一人残らず人柱、という物騒な離島に渡ったのは八雲&富良野の他にマドモアゼル瀧村そして怪しい男女二人組でした。なんでも台風の直撃を受け倒された鎮守の像を建て直すために土台を掘り起こしたところ五百年前に人柱にされた女性の人骨が発見されたそうで、ふつう生き埋めにするところを首を切ってから埋めたと言うところに八雲は興味を示します。そんな中、八雲たちを家に泊めた千鶴の妹・佐用子が行方不明になりました。偶然、佐用子が連れ去られるところを目撃した八雲が追いますが、誰かに頭を殴ら気を失います。頭の中がボーっとした状態で見たものは佐用子が殺されるところで、目を覚ましたら千鶴の家でした。そして佐用子らしき女性の遺体が発見され、実は極秘捜査で島にやってきた瀧村女史がまたもや管轄外で指揮をとります。しかし電話の中継機や漁船のエンジンは壊され、応援を呼ぶこともできず皆は島に孤立してしまいます。しかも別々の場所で発見された佐用子の頭部と胴体が消え、見張っていた瀧村も失踪します。さらに芥子(ケシ)の花の咲く地の下から三ヶ月前に島に渡ってから行方不明になった伊勢の遺体が発見されたもののまた消えてしまいます。一度探した場所はもう探さない・・・八雲と富良野は人柱が発見された穴の中から伊勢の遺体を再び発見します。しかし、そのときショベルカーが動き出して、二人は生き埋めにされそうに・・・今回は島民全員がグルのようですね。まだ瀧村役のモデル体型・滝沢沙織は浮いてますが富良野役の標準体型・平山あやはすっかりドラマに馴染んでます・・・(11/12 放送)

【06】「生けにえの島の少女 解決編」
八雲と富良野は生き埋めにされそうになったところを千鶴に助けられましたが、やはり島ぐるみの犯罪でした。東京に出て行った千鶴の妹・佐用子は伊勢たちにボロボロにされ、島に戻ってきます。しかし島まで伊勢が追ってきて、佐用子は伊勢を殺します。今度は築島と松良が島にやってきました。島全体で佐用子を守るため、まず松良を殺して胴体だけ目につく場所に捨て、佐用子の死体だと八雲らを騙そうとしますが佐用子にはなかった背中の水着の跡でバレました。佐用子を連れてきた伊勢に「いい子連れてきたじゃん」と口をきく松良、どうみても伊勢の舎弟ではないですね。さらに松良を装った佐用子が築島を殺します。すべてを知った八雲と富良野を殺そうと島民全員が二人に詰め寄りますが、急に改心した佐用子は「もう、やめようよ」と言い、それが受け入れられないことを知るや自害します。う〜ん、中身が薄い・・・。確かに最初の殺人を佐用子が犯した段階で警察に通報していれば彼女は死ななかったんでしょうけれど、いくら無事発見された瀧村女史がまたいなくなったからといって、「私一人のせいにして」と死んでいった佐用子との“約束”を八雲が浪花節で守るのはどうでしょう?たしかに殺人の千鶴に殺人未遂の龍彦、残りの島民は死体損壊&死体遺棄、犯人隠匿、銃刀法違反、凶器準備集合・・・と全員が逮捕されてもおかしくありません。そしてたら雉の鳴く島は閑古鳥の鳴く島になってしまいます。まぁ、私も可愛い岡本綾を守ることにはやぶさかではありませんが。それにしても八雲君が言っていた佐用子人柱説はおかしいです。すべての発端は彼女を守ろうとしたことにあるのだから。人柱って、自分たちの利益のために、生け贄を差し出す行為だと思うのですが・・・(11/19 5夜連続k大型ドラマ『弟』放送のため36分遅れ 23:51〜24:46 放送)

【07】「赤い靴の秘密」
平山あや、絶好調です。教授の代わりに世界的に有名なピアニスト・有田邸でのパーティーに出た八雲たちは遅くなったので厚かましくも泊めてもらうことになりました(満月の夜空に何か飛んでいましたが、それが自転車かどうかは確認できませんでした)。ブランデーケーキ一口食べて泥酔した八雲と富良野が一つのベッドで寝ることになったその晩に有田は殺されます。疑われたのは有田が審査委員長のピアノコンクールに出場する二人の弟子と一人の元弟子でした。ハゲ疑惑の薄い薄井は三百万円のワイロを渡そうとして断られるところを里沙と美奈子に見られ、昭子が色仕掛けで有田に取り入ろうとして部屋に入るところを八雲と富良野に目撃されていました。かおるも破門になったばかりです。八雲たちにライバル意識むきだしの羽根井&瀧村コンビが到着する前に富良野は部屋のドアを蹴破るし、血で印をされていた童謡「赤い靴」の楽譜を八雲は素手でベタベタ触ります。おいおい。内側からカギのかかった密室殺人に闇は深まりますが、八雲は決してハサミなどを使うことのなかった右利きの有田の机にあった左利き用のハサミに気づきます。そして19年前、無名だった有田がバイト先の貸スタジオの火災で閉じ込められ、以来暗所恐怖症で、そのときラジカセから繰り返し流れたショパンの幻想即興曲が脳裏から離れなくなったことを知りました。その火災現場には生まれたばかりの赤ん坊もいたのです。当時、同棲相手との間に女の子が生まれたものの、有田は海外に行ってチャンスを掴みました。残された女は病弱で、娘を養子に出し、しばらくして亡くなりました。八雲はみんなをピアノの前に集めると部屋の電気を消してショパンの曲を流します。悲鳴を上げたのはかおるでした(3歳以前の記憶は後付けだ、と聞いたことがあります。暗闇とショパンの曲が生まれたばかりの赤ん坊のトラウマになるとは思えませんが)。貸スタジオにいた赤ん坊はかおると名前を変えた有田の実の娘でした。「週刊朝月」で有田の成功を知った少女は二人を捨てた有田がどうしても許せなくて必死にピアノを練習します。有田に近づいたものの、復讐を遂げるまでは離れるわけにはいかず、その夜かおるは有田に残してもらうように頭を下げました。しかし「君のピアノには温もりがない。冷たすぎる。まるで親の愛情を知らずに育った子供のようだ」の一言で逆上。思わず有田を刺してしまいます。かおるが実の娘ルイであることを知ってしまった有田は首にハサミが刺さったままで自室に戻り、内側からカギを締め、抜いたハサミの血をぬぐって机に置き、かおるをかばいました。楽譜に残したメッセージ、並べ替えると“マイ”“ルイ”これはどこかで元気に生きていると信じていたかおるの母と、かおるの本当の名前でした。それにしても、パンダはシロクマって、思い切り「TRICK」ネタですね・・・(11/26 放送)
1922年に発表された野口雨情作詞の童謡「赤い靴」は1904年に静岡県の清水で生まれた岩崎きみとその母かよがモデルなのだそうです。かよは未婚の母としてきみを育て、きみが3歳の時に北海道に渡ります。鈴木志郎との結婚話が持ち上がり、一緒に開拓牧場に入植したものの想像を絶する厳しい生活の中できみを育てることができず、函館の教会で宣教師をしていたヒュイット夫妻に娘を託しました。やがて夫妻がアメリカに帰国することになりました。開拓地を離れ、かよと札幌に移り住んだ志郎は職場で野口雨情と一緒になりました。そして話を聞いた雨情がのちに詞にしたようです。しかし1973年、きみの実妹である岡そのの「北海道新聞」への投書をきっかけに意外な事実がわかります。一度も会ったことのない姉・きみの話を母・かよから聞かされたそのはそれを新聞に投稿したそうです。当時「北海道テレビ」記者だった菊池寛が調べたところ、きみはアメリカには渡ることができなかったことが明らかになりました。宣教師夫妻は結核に冒されたきみを本国に連れて帰ろうとしましたがとても船に乗せることができず、6歳のきみは「麻布教会」(いまの「鳥居坂教会」)の孤児院に預けられ、夫妻は横浜港から船に乗って帰国します。そしてきみは9歳で亡くなりました。いまは青山墓地にある鳥居坂教会の墓で永遠の眠りについていて、墓誌には実の父の姓で「佐野きみ」と記されているそうです。合掌。

【08】「やまんばに呪われた村」
フィールドワークで行った金土岐村には20年ほど前まで山姥を目撃したという話がありました。しかし村人はそれを語ろうとしません。そして迷子になった八雲と富良野を泊めてくれた紫乃こそが40年前に金山坑道で村人に追われた青年をカマで殺して食べた山姥だとされている老女でした。金土岐村は警察をも後藤田が支配、富良野と知夏が後藤田のドラ息子に襲われそうになった時も署長の前中は被害届を握りつぶします。そんな中、旅館の主人・生田目と前中が次々とカマで殺されます。そのたびに紫乃は迫害され、味方は八雲と富良野、そしてこっそり紫乃に日用品を届ける知夏だけでした。でも富良野は見てしまったのでした。深夜、カマを研いで出かけていく紫乃の姿を。八雲も見てしまいました。村に20から30体ものミイラが隠してあることを。二人は紫乃の後をつけました。そして後藤田が殺されます。相変わらずちょこちょこと画像やセリフに遊びがありました。たとえば無理矢理八雲に休肝日にされたものの肝臓が休んでくれない富良野はこっそり持参したワンカップの「鮭」を飲んでます・・・(12/3 放送)

【09】「やまんばに呪われた村 解決編」
八雲の発見したミイラは約30年前、工業団地の誘致に反対したり後藤田と警察との癒着を告発しようとして次々に行方不明になった人々の遺体でした。それを後藤田たちは山姥のせいにしていたのです。和磨は父を殺した山姥が逃げる時に落としていった鼓を見て、山姥の正体に気づきました。鼓は27年前に自殺した紫乃の親友早紀が娘の知夏(ともか)に贈った品で、後藤田が自分のものにしていました。正体を隠して分教所に赴任してきた知夏(ちなつ)は自分に気づいた和磨を射殺します。しかし現場にいた紫乃がすべてを自供、逮捕されてしまいます。40年前、紫乃を自分のものにしようとする後藤田は紫乃の恋人・秀一にありもしない罪を被せて命を狙いました。紫乃は秀一を助けるため知夏の母である親友の早紀に協力してもらい金山に逃げ込んだ秀一を山姥になった自分が食べたように見せかけました。その13年後、今度は早紀に目をつけたエロおやじは早紀の夫に多額の借金を負わせ、早紀の夫は過労死します。早紀が自分のものにならないため後藤田は業を煮やしパシリ生田目は「娘を山姥に食わせますか」と提言します。それを聞いた早紀は娘を守るため、自殺します。紫乃は知夏が山姥になったことに気づき、止めようとしたけど間に合わず、知夏のかわりに罪を被るしかありませんでした。ほとぼりが冷めたら戻ってくる・・・そう約束した秀一は、結局40年間現れません。さすがにラスト前ではシリアスになりました・・・(12/10 放送)

【10】「冬に咲く桜」
オープニングから笑いにもならないさむいシーンがあり、最終話の視聴率の低さの一因になっている気がします。余計なこと、しなければいいのに。八雲がずっと探していた“冬に咲く桜”が、子供の頃の父の死以前の記憶喪失の謎を解くカギでした。教授から渡された資料の桜の木の写真を見て八雲は思い出しました。血の付いた果物ナイフを持った自分、そして炎に包まれた部屋で倒れている父。八雲の無実を信じる富良野らは桜伝説のある壺坂村に出かけ、やがて闇が明けました。中学を出た流美は父親の借金のカタとして風俗に売り飛ばされました。借金を返して5年後に戻ってきた流美を代議士になったばかりの幼馴染みが見初めます。しかし八雲父は、少年八雲の面倒をみてくれるだけでなく、足の不自由な自分のフィールドワークも手伝ってくれる流美が堕胎を重ねていたことに気づきます。このカルテが残っている限り自分は幸せにはなれない、とそう思い詰めた流美はカルテを盗もうとして八雲父に見つかります。実の親に売り飛ばされて人間不信になっていた流美は、誰にも言わないという八雲父すら信用できず、思わず刺してしまいます。そしてカルテを燃やそうとしたのでした。流美は密室の細工をしたものの、小学生だった八雲少年はトイレの小窓から中に入り、瀕死の父親を発見しました。父親は刺した流美の名を息子に告げることなく、いつも流美と八雲親子が弁当をひろげていた桜の木の下で待つように言いました。診療所の火事の熱風が北風に運ばれ、南にあった桜の体内時計がずれたのか、二度と八雲父の来ることがなかったその桜の木は冬だというのに花を咲かせます。「どんなに深い悲しみも激しい怒りや憎しみも時が経てば人は受け入れ許すことができる・・・」八雲父の最後の言葉「強く生きろ」は人を許す強さをもて、という最後の教えだと理解した八雲は流美を許します。三波伸一は伊東四朗らと「てんぷくトリオ」を結成した三波伸介('30〜'82)の息子なんですね。顔だけでなく声もそっくりで驚きました。今どきの子供が「花いちもんめ」で遊ぶとは思えませんが、その童謡「花いちもんめ」は貧しい農村から口減らしのために女郎屋に売られていく娘たちの歌で、“花”は幼い娘、一匁(=1/60両)は娘の値段を意味し、“買ってうれしい花一匁”は人買いの、“まけてくやしい花一匁”は売った親の、値段交渉の会話を意味するのだそうです。“相談しよう、そうしよう・・・”哀しい話です・・・(12/17 放送)

この『ミステリー民俗学者 八雲樹』を本クールのナンバー3作品とします。やはり『TRICK』の二番煎じ感が強いドラマでしたが、個人的に楽しめたのがランクインの理由です(最後の方は『夫婦。』と『めだか』、忙しい中では観るのもしんどく、このページの更新が遅れました)。べつにファンではなかったのですが、平山あやが魅力的に描かれていました(ライバルを演じた滝沢沙織は『アットホーム・ダッド』の方が良かったと思いますが)。「赤い靴」や「花いちもんめ」など、貧しかった頃の日本の哀しい歴史を再認識させられました。続編は、もう少し滝沢に演技をがんばってもらい、瀧村をパワーアップさせて欲しいと思います。ところで富良野だけなぜ名前がないのでしょう(原作がそうなのでしょうけど、何かオチでもあるのでしょうか?)

役名は不明ですが、テレビ出演した鳥越教授にインタビューするアナウンサー【1】を赤江珠緒(ABC)、村医者【1,2】を外波山文明、駐在【1,2】を森下能幸、「那余町青年団」団員【3,4】を黒部弘康&筏りゅうじん、“ミステリーの帝王”と呼ばれている船酔いの激しい雉鳴島の漁港の組合長(45)【5】を船越英一郎、雉鳴島の島民を【5,6】花原照子&【5】松本じゅん&【6】岩田丸、500年前にお謡の首を切り落とした男【5】を伊藤幸純、里沙が潜入した麻布の「Club エクスタシー」DJ【6】を村上連、停電になったパーティー会場にショパンの幻想即興曲が流れた原因を調べるスタッフ【7】を坂部宏行、やたら手を打って19年前の火災について八雲に話す消防署員【7】を江上真吾、40年前に金山の坑道に先頭で入った村人【8,9】を田嶋基吉、青森県某所の老人【8】を山浦栄、紫乃に酒を売ろうとしない酒屋の主人【8】を永江智明、金土岐村の村人【8】を土田アシモ&松崎裕&荒井眞理子、分教所の教師【8】を緑川和希、表参道でヤマンバになった里沙と美奈子を取材するレポーター【9】を東海林のり子、設楽議員秘書【10】を大橋てつじ、富良野と羽根井の異色コンビが食事をした壺逆村の定食屋主人【10】を三波伸一、15歳の流美を金で買った男【10】を浜田道彦が演じています。

《キャスト》

八雲 樹(31) [「私立慈英女子大学」文学部史学科民俗学研究室(万年)助手・高所恐怖症・アルコールに極度に弱い・“乗り物酔い大魔王”(富良野)・つねにシャワーで済ませる・雷こわい・生まれてすぐ母と死別・父の死後、祖父母に育てられる・行く先々で美人とエロエロ(富良野)] ・・・ 及川 光博
八雲 樹(8) [小学生・9歳の誕生日の前日、父を殺される]【10】 ・・・ 佐藤 和也
八雲 由彦(33) [樹の父・壺逆村「八雲診療所」医師・足が不自由・流美に刺されて死ぬ]【10】 ・・・ 坂上 忍
富良野(20) [「私立慈英女子大学」文学部史学科2年・民俗学ゼミ生・“天狗汁”はエッチっぽい・独自のセンスをもつ・高校時代はヤマンバ・“酒呑み小猿”(瀧村)] ・・・ 平山 あや
鳥越 太郎 [「私立慈英女子大学」文学部教授(民俗学)・著作は「ニュースな民俗学」と「民俗学はスクープだ!!」]【1,3,9,10】 ・・・ 鳥越 俊太郎
五十嵐 里沙(20) [「私立慈英女子大学」文学部史学科2年・民俗学ゼミ生・富良野の友人・鳥越目当て・乙女座のA型] ・・・ 北川 弘美
川瀬 美奈子(19) [「私立慈英女子大学」文学部史学科2年・富良野の友人・常に何かを食べている]【1〜5,7〜10】 ・・・ 山口 日記
羽根井 豊(47) [「警視庁」捜査一課刑事・不利なことを言われると目が泳ぐ・退官後は小説を書くのが夢]【1〜4,7〜10】 ・・・ 益岡 徹
瀧村 万智子(24) [「警視庁」捜査一課刑事(巡査部長)・羽根井の部下・やはり目が泳ぐ・すぐに勝敗をつけたがる負けず嫌い・長ネギ体型・元ヤマンバ・ポリシーは「やるからには常にトップを取る」] ・・・ 滝沢 沙織
田久保 善三(55) [苦地果村村長・天狗汁に農薬を盛られて殺される]【1,2】 ・・・ 西岡 徳馬
田久保 美和(25) [善三の養女・「山神の祭」で“天狗の舞”を踊る・苦地果村が嫌い]【1,2】 ・・・ 伊藤 裕子
田久保 勝太郎(30) [善三の息子・評判のワル・美和にもちょっかいを出す・最初に何者かに殺される]【1,2】 ・・・ 虎牙 光揮
花菱 明(38) [田久保家料理人・祭りに奉納される「天狗汁」を作る]【1,2】 ・・・ 田中 要次
相馬 藤太(36) [田久保が雇った用心棒・元暴力団構成員]【1,2】 ・・・ 長江 英和
長内 悦史(32) [苦地果村役場助役・美和の婚約者・携帯電話の着信音はチャルメラ・何者かに殺される]【1,2】 ・・・ 東根作 寿英
椎名 龍彦(29) [週刊誌の契約記者・5年前にも村を訪れるた後に失踪・善三らに殺される]【1,2】 ・・・ 大柴 邦彦
富苗 源次(60) [「苦地果神社」宮司]【1,2】 ・・・ 石立 鉄男
赤鼻の婆(72) [苦地果村の老婆]【1,2】 ・・・ 三城 晃子
衣川 葉月(23) [第一回「那余町ミスかぐや姫コンテスト」出場者(エントリーNo.8)・那余町出身・母は死去・父が入院し「慈英女子大学」を2年で中退・父も死去・元鳥越ゼミ生・八雲が好き・ミスかぐや姫に選ばれる・「天上還りの宴」の最中に毒殺される]【3,4】 ・・・ 中越 典子
館山 小夜子(10) [13年前に竹林で衣川に拾われた少女・のちの葉月・両親を銃殺され記憶喪失に]【3,4】 ・・・ 井上 結菜
館山 隆二 [葉月の実父・放浪の画家・布部に猟銃で撃たれ死亡]【3,4】 ・・・ 桑原 太市
館山 響子(32) [葉月の実母・布部に猟銃で射殺される]【3,4】 ・・・ 七森 美江
衣川 [葉月の育ての父・「衣川竹細工店」主人・「かぐや姫発見の碑」で小夜子を発見し家に連れて帰り育てる]【3,4】 ・・・ 武川 修造
布部 孝史(28) [葉月の幼馴染み・土産物屋の息子・「ミスかぐや姫コンテスト」運営をボランティアで手伝う・3年前まで慈英女子大近くの「大勝軒」でアルバイト・すべての殺人を実行・葉月の実の両親を竹林に埋める・葉月が大好き]【3,4】 ・・・ 石井 正則
 (アリtoキリギリス)
宗像 巧(28) [葉月の幼馴染み・「那余町青年団」団長・「ミスかぐや姫コンテスト」運営をボランティアで手伝う・13年前に布部が射殺した葉月の実の両親を竹林に埋める]【3,4】 ・・・ 弓削 智久
宗像 幸知(56) [巧の父親・温泉旅館「竹取」主人・卓球好き・かつての趣味は猟(所有していたたくさんの猟銃は手放す)]【3,4】 ・・・ でんでん
中江 藤子 [温泉旅館「竹取」仲居]【3,4】 ・・・ 斉藤 智美
小磯 重昭(50) [竹取郡那余町町長・手を握りたくて「ミスかぐや姫コンテスト」を自ら企画]【3,4】 ・・・ 河原 さぶ
鏑木 健一 [那余町町役場勤務]【3,4】 ・・・ 中山 夢歩
二階堂 杏菜(21) [「ミスかぐや姫コンテスト」出場者予定者・ミスコンのプロ(今年だけで匂い系ばかりの「ミス鮒寿司」&「ブルーチーズクイーン」&「ドリアン娘」)・現住所は大阪・槍で刺殺される]【3,4】 ・・・ 蒼井 そら
拝島 昭三(42) [大阪に本社のある産廃業者・竹林に総工費50億の産廃処理場を作るため杏菜が優勝したら竹林を時価の倍額で買い取ることを密約]【3,4】 ・・・ 入江 雅人
沼田 澄夫(30) [プロの盗撮マニア・盗撮専門サイトを運営]【3,4】 ・・・ 石塚 義之
 (アリtoキリギリス)
サカキ アユミ [「ミスかぐや姫コンテスト」出場者(エントリーNo.1)・東京都出身・特技はダンス]【3】 ・・・ 田崎 那奈
コイズミ シズカ [「ミスかぐや姫コンテスト」出場者(エントリーNo.7)・特技は“腹パンダ”]【3】 ・・・ あべこ
   (胡蝶蘭)
篠原 千鶴(24) [雉鳴島の役場勤務・小さい頃に両親が高波に船ごと飲みこまれる]【5,6】 ・・・ 岡本 綾
篠原 佐用子(20) [千鶴の妹・人見知りが激しい]【5,6】 ・・・ 杏 さゆり
長柄 龍彦(38) [雉鳴島の漁師・青年団長・千鶴と佐用子の親代わり・“タツにい”(千鶴)]【5,6】 ・・・ デビット 伊東
日吉 [雉鳴島の駐在・“丸メガネ”(長柄)]【5,6】 ・・・ 有薗 芳記
伊勢 光政(30) [チンピラ(暴力、レイプビデオ販売、麻薬密売・・・)・佐用子を捜しに雉鳴島に渡り行方不明・佐用子に首を切り落とされる]【5,6】 ・・・ 岡本 光太郎
築島 耕太(32) [伊勢の仲間・伊勢を捜しに雉鳴島に渡る・佐用子に斬られる]【5,6】 ・・・ 高知 東生
松良 加代(23) [伊勢の仲間・築島とともに雉鳴島に渡る・千鶴に首を切り落とされる]【5,6】 ・・・ 相沢 真紀
唐津 彦右衛門(85) [雉鳴島の長老・生き字引]【5,6】 ・・・ 三谷 昇
お謡 [500年前に海神の祟りを鎮めるため人柱にされた娘]【5】 ・・・ 飯沢 もも
有田 修三(53) [ピアニスト・第21回「マクロシ・ハダンパ伯ピアノコンクール」審査委員長・暗所恐怖症・実の娘にハサミで首を刺されて死亡]【7】 ・・・ 峰岸 徹
島崎 かおる(19) [元有田の弟子・数日前に破門にされる・本名はオオモリルイ]【7】 ・・・ 浅見 れいな
オオモリ マイ(6) [有田の娘・母の持病が悪化して教会の神父に引き取られる]【7】 ・・・ 松尾 瑠璃
オオモリ マイ(35) [売れなかった頃に有田と同棲・心臓に持病・13年前に死去・有田との間に生まれた娘の名前はルイ]【7】 ・・・ 清瀬 真理
東山 昭子(23) [有田の愛弟子・父は世界的に有名な指揮者・傲慢・エロい]【7】 ・・・ 能世 あんな
薄井 武(22) [有田の愛弟子・「薄井製薬」御曹司・ハゲ?]【7】 ・・・ 松尾 政寿
小池 玲子(42) [有田の秘書]【7】 ・・・ 川俣 しのぶ
近衛 知夏(32) [「坂田小中学校金土岐分校」教諭・山姥の正体を知った和磨を射殺]【8,9】 ・・・ 大塚 寧々
園田 知夏(5) [父を亡くす・母は自殺・“ちなつ”ではなく“ともか”]【9】 ・・・ 佐野 友香
園田 早紀(27) [知夏の母・紫乃の親友・村一番の器量・未亡人・公三に迫られ、知夏を守るために27年前の12/3に自殺]【9】 ・・・ 岡田 ひとみ
倉持 紫乃(58) [土岐郡金土岐村の村人・40年前の事件以来山姥とよばれる]【8,9】 ・・・ 朝加 真由美
倉持 紫乃(18) [恋人のイチノセ秀一を助けるため山姥のふりをする]【8,9】 ・・・ 塩山 みさこ
後藤田 公三(72) [「後藤田建設」会長・金土岐村一番の地主・警察も意のままに動かす・山姥の三番目の犠牲者]【8,9】 ・・・ 森次 晃嗣
後藤田 公三(32) [金山抗口の中で山姥を見る]【8,9】 ・・・ 森 まさひろ
後藤田 めぐみ(29) [公三の後妻]【8,9】 ・・・ 高樹 マリア
後藤田 和麿(30) [公三の一人息子]【8,9】 ・・・ 鳥羽 潤
生田目 重則(57) [割烹旅館「なまため」主人・最初に山姥に殺される]【8,9】 ・・・ 沼田 爆
前中 忠男(59) [「金土岐警察署」署長・公三と癒着・二番目に山姥に殺される]【8,9】 ・・・ 深水 三章 
千倉 流美(20) [父親の借金を完済し壺逆郡壺逆村の実家に戻ってくる・何度も堕胎・八雲父子と親しい]【10】 ・・・ 安藤 希
設楽 流美(43) [牧人の妻(おしどり夫婦)・慈善事業に熱心]【10】 ・・・ 真行寺 君枝
設楽 牧人(28) [衆議院議員(自主党)に初当選・幼馴染みの流美と婚約]【10】 ・・・ 古宮 基成
千倉 森彦(75) [流美の父・商売に失敗して多額の借金を抱え、15歳の流美を東京に売り飛ばす・老人ホーム「長寿庵」入園・痴呆が進行]【10】 ・・・ 谷津 勲
藤吉 章吾(32) [壺逆村立「壺逆小学校」用務員・事件の目撃者・流美が好き]【10】 ・・・ 翁 華栄
藤吉 章吾(55) [壺逆村立「壺逆小学校」用務員]【10】 ・・・ 石橋 蓮司


原 作 [作]金成 陽三郎・[画]山口 譲司

脚 本 戸田山 雅司(1〜4,8〜10) ・大石 哲也(5〜7,10)

音 楽 窪田 ミナ

演 出 麻生 学(1,2,5,6,10)・唐木 希浩(3,4)・木村 ひさし(7)・常廣 丈太(8,9)

主題歌 「君でなければ」(RAG FAIR)

制 作 桑田 潔・江野 夏平・槙 哲也

tv asahi・ホリプロ



          



○ 『ナースマンがゆく』 (日テレ系・土 21:00 〜 21:54)



看護師になって3年目の裕次郎は横浜にある系列病院の外科病棟に異動した。そこには失敗ばかりして自信を失っている新人看護師の希美がいた・・・(全9話予定→全8話)

【01】主人公以外のキャストは一新されていますが『ナースマン』(02冬)の続編です。妹の遺志を継いで男性看護婦である看護士(現在では性差のない“看護師”という言葉が定着しつつあります)すなわち“ナースマン”になった高沢(たかさわ)裕次郎の3年後を描いています。今年4月に放送されたSPで外科から小児科に移った裕次郎は小児科縮小のあおりを受けて系列病院の外科に異動になりました。引っ越しのため冷蔵庫の中の物を全部食べた裕次郎が腹痛に襲われ、痛みを堪えて薬を買いに出たところで新人看護師の希美と出会います。『カバチタレ!』(01冬・フジ系)で初めて香里奈を知ったのですが、相変わらず美しい・・・。こうして救急車で明日からの勤務先に送られてしまった裕次郎は一日早く風間医師や桐島主任看護師らと顔を合わせ、翌日も病室から出勤です。若い女性に珍しく(?)ビール好きの希美ですが、患者の命に関わるような大きなミスをしてしまい自信を喪失しているようです。泥酔して裕次郎に寮の部屋(もちろんお隣、です)まで運んでもらった希美は仕事を辞めようと思っている、辞めた方がいいんです、と呟き一筋の涙を流します。なんかこれが綺麗すぎてウソっぽく感じられました。前作は小泉Jrが出る、それが最大の理由で観るのをパスしたため詳しくはわかりませんが、米田看護師長とは前の病院で、吉岡医師は亡くなった妹の主治医らしく知り合いのようです。今回のゲストは宇梶剛士で、離婚調停中でぐじぐじしていて息子・元気からの手紙も読もうとしない情けない父親・慎一を演じています。自分が野球の試合でホームランを打てば、お父さんの病気も良くなる、と信じる健気な元気は今日も公園で一人、バットの素振りをしています。う〜ん・・・見事なアッパースイング。それにまったく腰を使わず腕だけで振ってますね。元気役の齋藤隆成は『砂の器』(04冬・TBS系)で注目されました。でも『光とともに』(04春・日テレ系)で凄いと思った演技、今回はそこらの子役と同レベルで少しがっかりしました。買いかぶりすぎたか。もしかしたら、この子はレギュラーで長期間出ると力を発揮するのかもしれません。まさか台詞を喋らしちゃダメ?(だとしたら役者としては致命的ですが)病院の前で立っていた元気に手紙を託された裕次郎は慎一に手紙を届けますが、どうせもう会えなくなるとか言って、なんと慎一は手紙を破ってしまいます。もちろん裕次郎が大人しくしているわけもなく、慎一に元気がホームランを見せたいと頑張っていることを伝えますが慎一にうざがられます。それでも諦めない裕次郎を見て、今月で病院を辞めようと決めていた希美がクビ覚悟の上で、試合当日無許可で無理矢理慎一を車椅子に乗せてしまいます。抵抗したら暴れそうだから、やはり騙して連れ出したのでしょう。そして父子の感動の再会です。手術後抜糸して間もないのにバットの振り方を実演します。そしてバッターボックスに立った元気の打球はピッチャーゴロでアウトになります。さすがにあのバットに振られるスイングでホームランを打たす設定にはしなかったようですね。上手くなった、負けないように自分も頑張る、と前向きになった慎一の傷口は開いたけど、父子の絆は強くなったようでした。慎一にありがとう、と言われ、もう少し頑張る気になった希美は退職届を撤回します。こうして徐々に病院中に裕次郎の“影響”が出てくるのかもしれません。前作を観ていない私でも楽しめました。観月ありさがドジなナース・朝倉いずみを演じた『ナースのお仕事』(あろうことか、フジテレビは『ナースマンがゆく』初回放送日の同時間帯に「ナースのお仕事/ザ・ムービー」をぶつけてきました。ほんと、やることがいやらしいです)よりもチャラチャラしていなくてよかったと思います。ただ少しお涙頂戴的感が漂いすぎていた気がします。まぁ、よし、としましょう・・・(10/16 21:00〜22:09 放送)

【02】患者と接していると時間を忘れてしまって休憩時間もなくなるために他のナースが回診に同行したがらない・・・そんな風間先生が513号室の患者・福島を退院させました。福島は妻に先立たれ、一人暮らしをしています。盲腸の手術をした弁護士の息子を入院させるためにベッドの空きを探していた事務長の都合に合わせて退院を決めたのだと思った裕次郎の正義感が燃え上がります。でも病歴リストの入った段ボールを(台車でまとめて運べばいいものを)わざわざ一つずつ手に持って運ぶような裕次郎のことですから、熱くなりすぎて考え違いをしてました。風間先生は誰よりも患者のことを考えていたのです。病院嫌いの福島が入院を決意したのも風間先生がいたからで、退院後も(これじゃ体がいくつあっても足りないと思うのですが)毎朝福島の家に寄って様子を見ていたのです。骨腫瘍で入院中の息子・周作がリハビリで頑張っているのに優しい言葉一つもかけてあげない風間先生に冷たいものを感じた裕次郎でしたが、それも間違いでした。夫を亡くし、3歳の息子の病名がわかった頃は泣いていた風間先生は、もう周作の前では泣かないと決意しました。優しくするのは簡単です。でも、ここで手を差しのべたら息子は自分を頼ってしまいます。でも周作よりおそらく風間先生の方が先に亡くなります。「私がいなくなったらどうするの?」いま、優しくするわけにはいかないのでした。財前直見は『電池が切れるまで』(04春・テレ朝系)のような真面目なドラマより、こういう『お水の花道』チックな軽いノリがメインでときどきシビアなところも見せる、そんな芝居の方が向いているような気がします。見事なシフトがしかれているせいか、外科病棟には主任看護師の桐島以下、裕次郎を含む7人しか看護師がいないように思えてきました。もちろんそんなこと、あるはずありません。もし看護師がこの7人だけだとしたら(米田師長を除く)外科病棟の看護師全員が飲み屋で酒を飲んでいたことになりますし・・・(10/30 放送)
第二話は10/23に放送予定でしたが、同日17時56分ごろ発生した震度6強の「平成16年新潟県中越地震」(M6.8)および続発する(2回の震度6強を含む)震度4以上の余震関連の報道特別番組が放送され、ドラマなどの放送が中止になりました。

【03】513号室に検査入院した若槻にナースたちは浮き足立ちますが実は若槻は5年前に三又をかけられ別れたさくらの元カレでした。若槻の魔の手に担当の佳奈が落ち、彼女らしくないミスを犯します。しかも、さくらの心配は的中し、いまだに若槻の女ぐせの悪さは治っていません。もはや佳奈はさくらの忠告にも耳を貸しません。しかし胃の粘膜下腫瘍が発見され食事制限されているにもかかわらずプレイボーイ若槻は病院を無断で抜け出し女と飯なんぞを食べました。偶然(ほんとのさとう珠緒は近眼のようですが)さくらが気づき、説教している時に若槻は倒れます。心配して同行した彼女は若槻の婚約者で妊娠してました。これで佳奈の恋も終わりです。なのに寝ぼけたことを口走る若槻に佳奈ではなく、さくらのパンチが飛びました。婚約者の存在に動揺し、救急車で運ばれた若槻を前に佳奈は呆然とします。佳奈は納得しても「私たちはナースだよ」とさとう珠緒に言われても世間の人々は納得しないかもしれません。しかし松田聖子以来のプロのブリッコとして評価している私は彼女の言葉を信用します(笑)ちなみに可愛いかどうかは別として、松浦亜弥も数少ないプロのアイドルとして私は認めています(タイプは真逆ですが若槻千夏と小倉優子もプロのアイドルだと思います)。それにしてもキャストの“動き”につける効果音が少々多すぎます・・・(11/6 放送)

【04】何かとうるさい事務長が尿管結石で入院します。何かとうるさいから嫌われて、なぜか外科病棟で入院です。頻繁のナースコールに皆うんざりです。そこに、カリブ海クルージングに出かけている奥さんの代わりで娘が駆けつけました。事務長は大喜びしますが、一緒に来た恋人・槙田の顔を見たとたんに機嫌が悪くなります。結婚前に娘を妊娠させ、しかも勤務先が倒産して現在無職の男に娘を渡したくないわけです。石を体内から出しやすくするために事務長&槙田&(なぜか)裕次郎は屋上でなわとび。その甲斐あってか無事石が出て、事務長は職場復帰です。石は記念にとっておく、とのことですが、やはり尿は大便器に出すんですよね?こまめにパソコンの電源を切る・・・え!?槙田は昼間職探しをして夜は工事現場でバイトです。それを知っても二人の結婚を認めようとしない事務長の態度は、資材が崩れて運ばれてきた作業員の中の一人が槙田であることを知ったとたん変わります。「娘の婚約者なんだ」「お願いします・・・」結局槙田は足と肋骨を折っただけで無事でした。こうして認めてもらえた二人は何度か裕次郎らと居酒屋に行きますが、気のせいか二人はお金を払わないで帰ったような・・・(11/13 放送)

【05】新人ナースの希美は心優しいきよの担当になりました。きよと接していると実家のおばあちゃんのことを思い出してしまいます。そんなきよのガンが全身に転移、もはや手の施しようがないことが判明します。きよには告知せず、延命のための抗癌剤も使用しないことになりました。ショックを受けた希美は担当から逃げ出します。また、おばあちゃん子だった孫の彩も病気のきよの側にいるのが辛くて最近ではきよに近寄りません。それがきよにとっては寂しいことでした。しかしきよの余命がわずかだと知ってしまい彩はショックを受けました。風間先生は彩に言いました。おばあちゃんはどうしてもらいたいんだろう・・・それは彩が笑顔でいることでした。希美も笑顔で残りの日々、きよの世話をするようになりました。そして、あやとりの糸がプチッと切れるというベタベタな虫の知らせがあり、きよは天に召されました。初めて患者の死を経験した希美は、これから何度も人の死を見ることによって慣れていくのか、とナースの仕事に疑問を抱きます。しかし先輩ナースマン裕次郎は言いました。辛さに慣れるのではなく、心に刻んでいくのだと。人としての尊厳を保ち、幸せな最期の日々をおくる手助けをすることが大切なのです。相変わらず出演者たちの動作についている効果音がしつこいです。あやとり・・・そういえば、子供の頃にやりました。ホウキとか何段橋とか。もうやり方を忘れてしまいましたが・・・(11/20 放送)

【06】製薬会社の新しい病院担当MR(医薬情報担当者)は5年ぶりに会う裕次郎の幼馴染みのたまきでした。ナースたちはたまきが持ってきた裕次郎のなんちゃってヤンキー当時の写真を見てキャーキャー騒ぎますが、親しげな二人の姿を見て希美だけは面白くありません。(「マンハッタン…」マスター風に表現すると)TがYのほっぺにチューしている写真を見て希美はプルプルします。前任者が優秀だった上に、男中心の業界で少ない女性MRは何かと大変で、たまきは精神的に参ってました。だからアルコールが入るとナースの中で黒一点の裕次郎にケンカをふっかけます。人の命を救えるのは(ナースではなく)医者と薬だけだ、というたまきの発言に希美が怒り、二人の関係は険悪になります。その翌日開かれた高校の同窓会(というか、クラス会)にたまきも出席しますが、その席でたまきは倒れてしまいます。救急車が着くまで応急処置をする裕次郎を見てたまきは思いました。ナースは人の命の側で働いているんだな、と。診断は貧血と軽い出血性胃炎で、たまきは無事退院、希美とも仲直りします。それにしても、病室でたまきと裕次郎が話しているところにわざわざ希美を呼んで立ち聞きさせる聖の無神経さ、何なんでしょう!?そうそう、五反田は希美にフラレました・・・(11/27 放送)

【07】夫婦円満のはずの奈津子が家を飛び出し、仮眠室に居座ります。ダンナ博が10回目の結婚記念日を忘れていたのがきっかけでした。そんなとき大学病院から、離婚してフリーになった元カレの沢渡が研修にやってきます。焼けぼっくいに火がつくか、とナースたちは大騒ぎ。『ラストクリスマス』の「ハートスポーツ」社員たちは仕事をしていませんが、「白百合記念横浜病院」外科病棟のナースたちもあんまり仕事してませんね。奈津子に戻ってきてもらいたい博は毎日バラの花束を抱えて病院にやってきます(気のせいか、そのバラを毎回持ち帰っているような・・・)。そして万年係長はエリートドクターと食事に出かける妻の姿を見かけてしまい、凹みます。裕次郎は、枕が変わったら眠れなくなる妻の体を案ずる博の思いを奈津子に伝えました。非番の昼間こっそり帰宅した奈津子はきれいにしてある家の中を見て、テーブルの上のバラ一輪とおにぎりを見て、心を揺さぶられます。そして家に戻ることを決めた奈津子はナースを辞めてこれからはダンナに尽くすと宣言、ナースたちは慌てます。家庭と仕事の両立は無理だし、看護師の代わりはいても妻の代わりはいないから、と言う奈津子に皆は何も言えません。なんか時間が余っているな、と思ったらもうひと騒動ありました。博が駅の階段から真っ逆さまに落ちてしまいます。そして激しく動揺する奈津子の目の前に到着した救急車から降りてきたのは柔道やってて受け身上手のピンピンした博でした。仕事するのが辛くて自分のために辞めるのなら辞めていい、でも俺のために辞めるのなら絶対に許さない、そう言おうと思って急いで病院に向かう途中コケたのでした。家事をやってもらうために一緒にいるんじゃないし、家計を助けてもらうためにナースの仕事を応援してるわけでもない「好きな仕事をして、いつも生き生きしているなっちゃんが好きだから協力してきたんだよ」「どんな道を選んでも、俺はなっちゃんの味方だよ」もうなっちゃん、メロメロです。脚本家が女性なので真実なのかもしれませんが、女性は失恋をすると、悲しい曲をたくさん歌い“どっぷり浸って這い上がる”ものなのでしょうか?・・・(12/4 放送)

【08】「平成16年新潟県中越地震」報道で1話分が飛び、その分の最終話30分拡大でしょう。裕次郎の母が畑で取れた野菜を持って(くるなよ!)突然ナースステーションに現れました。そして裕次郎の父が検査入院、母の希望で裕次郎が担当になりました。素直で明るい妹の有香が9年前に亡くなり、問題ばかり起こす裕次郎に「有香の代わりにお前が死ねばよかった」と父は暴言を吐き、それ以来絶縁関係でした。検査の結果ガンが見つかりますが、手術をしても助からなかった有香のことをいまだ引きずっている父は手術を拒否します。母の涙を見て、わだかまりを捨て、裕次郎が必死に説得し、やっと父は手術を受けることを決意します・・・そんなお話です。人の話を立ち聞きするシーンが目立つドラマでした。今回、高沢親子の感動の和解のシーンを立ち聞きしていた聖と吉岡は、無事退院した周作も吉岡になついてるようだし無事ゴールインのようです。レストランでの吉岡のプロポーズを冗談だと聞き流した鈍感な聖も(勝手に)吉岡の机の引き出しを開けて指輪を発見、やっと本気に気づきます。一方、イヴに手編みのマフラーを希美からプレゼントされた鈍感な裕次郎は・・・続編はあるんでしょうか?このドラマは『めだか』と同じ匂いのするドラマでした。悪くはないのですが平凡で、1年もしたら忘れてしまいそうな気がします。結論。香里奈は可愛い・・・(12/11 21:00〜22:24 放送)

役名は不明ですが、じつは裕次郎狙いのDining Bar「MOKUMOKU」店員を若月彩子、離婚調停中の村上の妻【1】を一谷真由美、風間に姑問題を相談する患者【2】を山本ふじこ、ナースたちに服を脱がされているイケメン入院患者【2】を松沢蓮、高沢と希美の幕の内弁当を横取りした男【3】を寺部智英、工事現場での槙田の先輩作業員【4】を椎名泰三&岩田丸、新規薬剤説明会に行った裕次郎に弁当が終了したことを告げる男【6】を大森ヒロシ、たまきにイヤミを言う他社のMR【6】を長岡尚彦&村松保利&鼓太郎、たまきを相手にしない医師【6】を須永慶、同窓会に出席した「梅ヶ丘高校」3年2組の元クラスメイト【6】を安藤亮司&福山亜弥&金原泰成&丸山智己&坪田秀雄&三浦義徳、バリウムにはまった患者【8】を板倉俊之(インパルス)、亡くなった聖の夫【8】を増田雄一が演じています。

《キャスト》

高沢 裕次郎(27) [「白百合記念横浜病院」外科病棟看護師・「白百合記念病院」小児科から異動・「梅ヶ丘高校」卒・小学生の頃は浅香唯のファン・19歳で家を出る] ・・・ 松岡 昌宏
   (TOKIO)
高沢 有香 [裕次郎の妹・夢はナース・9年前に心臓病で死去]【1】 ・・・ 岡田 めぐみ
高沢 幸吉(55) [裕次郎の父・肝臓の腫瘍で検査入院・肝細胞ガンが見つかり手術・裕次郎と和解]【8】 ・・・ 平泉 成
高沢 留美子 [裕次郎の母]【8】 ・・・ 水前寺 清子
矢野原 希美(21) [「白百合記念横浜病院」外科病棟看護師・名古屋出身・他の兄弟は男三人・採血下手] ・・・ 香里奈
風間 聖(37) [「白百合記念横浜病院」外科医・できちゃった結婚・6年前に外科医の夫を亡くす・銭湯の一番風呂が好き・“熱血の風間”] ・・・ 財前 直見
風間 周作(8) [聖の息子・小児病棟に入院(骨腫瘍で右大腿骨の発達が遅れる)→退院・サッカー好き(ヴェルディーのファン)] ・・・ 依田 悠希
吉岡 隆志(37) [「白百合記念横浜病院」外科医・聖とは医大の同期・“気配りの吉岡”・札幌の【白百合記念がんセンター」外科部長のオファーを断る・聖にプロポーズ] ・・・ 石黒 賢
五反田 六平(27) [「白百合記念横浜病院」放射線技師・希美に告白して玉砕] ・・・ 堤下敦
 (インパルス)
鴨志田 利一(55) [「白百合記念横浜病院」事務長・趣味は釣り・右尿管結石で513号室に入院] ・・・ 小野 武彦
鴨志田 佳代子 [利一の妻]【4】 ・・・ 松金 よね子
鴨志田 美貴(23) [鴨志田家の長女・妊娠三ヶ月]【4】 ・・・ 原 史奈
鴨志田 美貴 [鴨志田家の長女・パパと結婚したい]【4】 ・・・ 森迫 永依
槙田 光一 [美貴の婚約者・美貴と交際2年・子供の頃に父親を亡くす・先月会社が倒産・夜間工事現場でアルバイト]【4】 ・・・ 葛山 信吾
米田 光子 [「白百合記念横浜病院」外科病棟看護師長・元「白百合記念病院」外科看護婦長]【1,5,8】 ・・・ 岸田 今日子
桐島 奈津子(35) [「白百合記念横浜病院」外科病棟主任看護師] ・・・ 横山 めぐみ
桐島 博(40) [会社員・万年係長・奈津子の夫・結婚記念日にはバラの花束・柔道経験者]【7】 ・・・ 阿南 健治
石川 さくら(29) [「白百合記念横浜病院」外科病棟看護師] ・・・ さとう 珠緒
小野寺 佳奈(28) [「白百合記念横浜病院」外科病棟看護師] ・・・ 小沢 真珠
内山 弥生(25) [「白百合記念横浜病院」外科病棟看護師] ・・・ 佐藤 仁美
秋葉 幸子(34) [「白百合記念横浜病院」外科病棟看護師・音痴] ・・・ 光浦 靖子
小宮山 詩織 [「白百合記念横浜病院」小児科病棟看護師] ・・・ 桂 亜沙美
佐藤 誠 [外科病棟513号室入院患者]【1〜4,6,8】 ・・・ 櫻庭 博道
田中 大輔 [外科病棟513号室入院患者]【1〜4,6,8】 ・・・ 少路 勇介
山田 茂 [外科病棟513号室入院患者]【1〜4,6,8】 ・・・ 竹本 美知敏
村上 慎一 [外科病棟513号室入院患者(十二指腸潰瘍)]【1】 ・・・ 宇梶 剛士
村上 元気 [慎一の息子]【1】 ・・・ 齋藤 隆成
福島 武郎 [外科病棟513号室入院患者・妻に先立たれる]【2】 ・・・ 谷 啓
篠原 すず [福島の隣人・夫に先立たれる・風間と銭湯仲間・退院後の福島の世話をする]【2】 ・・・ 岩本 多代
横浜の母 [占い師]【3】 ・・・ 梅沢 昌代
若槻 哲郎(30) [外科病棟513号室入院患者(胃に粘膜下腫瘍が発見され検査入院)・5年前に別れた石川の元カレ・小野寺が釣られる]【3】 ・・・ 長野 博(V6)
鎌田 寛子 [若槻の婚約者・妊娠中]【3】 ・・・ 眞野 裕子
進藤 きよ [特別室入院患者・甘い物に目がない・ガンが全身に転移・死去]【5】 ・・・ 南田 洋子
進藤 彩 [きよの孫・小学生・おばあちゃん子・将来はナース]【5】 ・・・ 永井 杏
進藤 美恵 [彩の母親]【5】 ・・・ 芳本 美代子
進藤 健 [彩の父親]【5】 ・・・ 首藤 健祐
須藤 たまき [「グローバル製薬」横浜支店第二営業部勤務(白百合記念横浜病院担当)・裕次郎とは小〜高で一緒・強引]【6】 ・・・ 鈴木 紗理奈
沢渡 透 [大学病院外科医・聖と吉岡の後輩・奈津子の元恋人・10年前にプロポーズして断られる・昨年離婚]【7】 ・・・ 村井 克行


原 案 小林 光江

脚 本 江頭 美智留(1)・梅田 みか(2,5,7,8)・横田 理恵(3,4,6)

音 楽 椎名 KAY太

演 出 大谷 太郎(1,2,5,6,8)・池田 健司(3,7)・佐久間 紀佳(4)

主題歌 「自分のために」(TOKIO)

制 作 加藤 正俊・小泉 守

日本テレビ




          


カタカナの役名は、設定上でカタカナの場合の他に、漢字表記が不明の場合があります。なお平仮名の場合は設定によるものです。
役名の直後にある数字は設定上の年齢です。わかった範囲内で記しました。公式HPとTV誌で年齢のズレがあった場合、HPの方を優先しています。なお配役名はドラマのテロップが“最新情報”であるとして、差異がある場合はこちらを尊重します。
放送日は関東地方の本放送のものです。

原則的に第1話を担当する制作者がチーフディレクターです。

また原則的に書いていないものは観ていないドラマです。その中のいくつかを・・・

●『マザー&ラヴァー』(フジ系・火10)・・・久しぶりに気持ち悪いドラマです。オープニングのキスシーンで退き、オープンカフェのシーンでの篠原のアフレコのズレで杜撰さを感じ、芝居の稽古や飲み屋のシーンの気持ち悪さでリタイアです。あまりに速攻でリタイアを決めたので、このドラマは最初から観なかったことにします。坂口憲二演じるマザコン男に愛される母親役の松坂慶子は降板した(らしい)岩下志麻の代役だそうですが、こりゃ降板したくなるでしょうね。観るに耐えられません。これで『めだか』より初回視聴率が良かったとは・・・。なんでも『冬のソナタ』の異常人気を支えているF2層(35〜49才の女性層)から高い支持を受けているらしく、全11話の予定が全12話になり、しかも最終話は2時間スペシャルの実質全13話放送でした。ふつうは盛り上がるはずの最終話で前回よりも視聴率を4ptも落としましたが、これがドラマ自体の実力だと私は思います。
●『大奥 第一章』(フジ系・木10)は歴史物のため、対象外とします。
●『ホットマン2』(TBS系・木10)は長女の志麻役が小西真奈美から伊東美咲に変わり、円造の恋人・美鈴役の矢田亜希子もフジの月9を選びました。かつて『ふぞろいの林檎たち』('83年5月〜7月)およびその第2シリーズ('85年3月〜6月)で中井貴一演ずる仲手川良雄の兄という重要な役を演じていた小林薫が第3シリーズ('91年1月〜3月)には出演せず、代わりに当時無名の水澤心吾が演じたものの存在感は急速に低下(第4シリーズでは死んだことになっていた)ドラマの質自体も前二作に比べて落ちました。七海役の山内菜々だけでは魅力不足と感じたか、凛ちゃんこと美山加恋まで出すようです。前作はほのぼのしていて悪くはなかったのですが、揃わなかった重要な家族と恋人のキャストを変えてまで続編を作るほどの価値があるかどうか疑問です。私は前作(03春)で十分です。
●『3年B組金八先生』(TBS系・金10)は'79年10月の第1シリーズ放送開始以来、今回で第7シリーズの話題作ですが前回(01秋)と同様、2クールもののため、対象外とします。


          


                  《平均視聴率》 (ビデオリサーチ/関東地区)

放送 作 品 10 11 12 平均
日09 TBS 夫婦。 18.0 15.0 16.4 13.5 17.6 14.3 12.8 15.3 14.2 16.4 18.1 15.60
月09 フジ ラストクリスマス 22.3 21.1 20.3 20.9 25.3 21.9 19.0 20.2 22.2 20.8 22.9 21.54
火09 フジ めだか 12.9 10.0 10.6 *7.3 *9.7 10.8 *8.8 *8.0 *8.8 *9.0 *8.5 *9.49
火10 フジ マザー&ラヴァー 15.5 15.1 13.7 10.1 12.7 13.1 11.1 12.9 13.1 12.9 11.6 *7.6 12.45
水10 日テレ 一番大切な人は誰ですか? 15.5 *9.0 *7.4 *7.3 *7.8 *5.5 *7.3 *6.2 *7.8 *6.5 *8.03
木09 テレ朝 黒革の手帖 17.4 14.9 13.6 15.6 15.7 13.2 17.7 15.44
木10 TBS ホットマン2 12.2 13.2 10.2 10.6 12.1 13.5 *8.4 *9.8 *9.3 *9.2 *8.2 *7.8 10.38
金11 テレ朝 ミステリー民俗学者 八雲樹 10.7 *8.0 11.1 *9.1 10.2 *9.1 10.2 *9.0 *9.7 *8.9 *9.60
土09 日テレ ナースマンがゆく 11.5 10.3 11.8 *6.7 *8.6 11.0 *8.0 *9.7 *9.70

タイトルがピンクで表示されている作品が視聴対象です。
タイトルがブルーで表示されている作品は視聴をリタイアしたものです。




                          







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