2005年夏のTVドラマ・ガイド

Last Update : '05/09/27(更新終了)



第1位 『女王の教室』 (日本テレビ)
第2位 『刑事部屋 〜六本木おかしな捜査班〜』 (テレビ朝日)
第3位 『電車男』(フジテレビ)



          



○ 『いま、会いにゆきます』 (TBS系・日 21:00 〜 21:54)



一年前に病死したはずの澪が巧と佑司の目の前に現れる。しかし澪は過去の記憶をすべて失っていた。三人は失われた家族の時間を取り戻そうと、そして巧と澪はもう一度恋をし直そうとする・・・(全11話予定→全10話)

【01】佑司が6歳の誕生日に亡くなった澪は1冊の絵本を遺しました。地球で命を落とした人たちが暮らしている思い出の星・アーカイブ星にいるママは雨の季節になったら戻ってくる・・・絵本を信じる佑司はてるてるぼうずを逆さに吊して待っています。そして7歳の誕生日の朝、ついに雨が降りました。学校は休む、と走り出す佑司を巧は追い、二人は森(の中の廃屋?)までやってきます。そして奇跡が起こりました。そこには澪がいて「ママだ!」と喜んで佑司は抱きつきますが、巧は驚きを隠せず、澪も戸惑いの表情を見せます。澪を連れて佑司と巧は我が家に戻りますが、やはり澪は戸惑っているようでした。澪は自分の名前も覚えておらず、自分らしき人物が写っている家族の写真を見ても何も思い出せないと困惑する澪に、病気で記憶を失ったのだと巧はウソをつきますが、バースデーケーキのプレートに書く佑司という名前がわからない、食べられない苺のケーキを買う、誕生日の日に二人で踊るダンスがわからない・・・ついに佑司は「ママのバカ!」と叫んで物置の中に隠れてしまいます。ママは覚えていないんだ、と巧が話しても「そんなの知らない。僕のせいじゃない」と駄々をこねていた佑司は言い過ぎたことを反省するようになり、二人で一緒に謝ろうと家に戻るとそこに澪の姿はありません。雨が止んで消えてしまった澪を二人は捜します。そして駅にいる澪を見つけました。「私、ここにいてもいいですか?」そう言った澪の絵本の最後のページには、雨の季節が終わると青空と共にアーカイブ星にママは帰って行く、と書いてありました・・・(7/3 21:00〜22:09 放送)
これは昨年話題になった同名の映画のリメイクで、映画『世界の中心で、愛をさけぶ』をリメイクしたときと同じく、原作だけでなく岡田惠和がふくらませた映画版の脚本も引用するようです。フジテレビの秘蔵っ子だったミムラはTBS初登場になります。主題歌を映画版と同じくORANGE RANGEが手懸けるだけでなく、佑司役も映画版と同じ武井証を起用しました。それらの意図は不明ですが、映画版のファンの拒否反応を和らげたいから、なのでしょうか?また三田佳子演ずる澪の母親は原作や映画には出てこない新しい設定のようです。澪の死因がわからないので佑司を産んだことが原因かどうかは第一話ではわかりません。幼馴染みの万里子に巧は敬語で喋ります、それが不思議です。佑司はうまく「アーカイブ星」と喋れないのが可愛いですが、そういえばアーカイブという単語がどの程度普及しているのかわかりませんが、私はPCをいじるようになりアーカイバーを使うようになって初めて知りました。ケーキ屋は三週間前にオープンしたばかりだから佑司が澪と誕生日のケーキを買いに来ても不思議に思わなかったのですね。それにしても記憶喪失の澪は馴染むのが早いような気がします。もっとも、佑司が抱きついてきたときリアルに「ちょっと!何!?この子!やだ、エッチ!!触んないでよ!」などと澪が慌てたらファンタジー台無しですが。映画版を観ていないので比較はできませんが、初回としては悪くない出来だったと思います。

【02】朝になって澪がいることに巧と佑司は安堵しますが、自分たちのことを忘れるなんて絵本には書いていない、ママはどこかに忘れ物をしてきたんじゃないかと言う佑司に巧は、アーカイブ星に忘れ物を取りに行ってしまうかもしれないからママに絵本を見せてはいけないと言い聞かせます。まだ佑司は絵本のラストに気づいていません。梅雨の季節が終わればいずれ澪はいなくなり、佑司がママを二度も失うことを巧は心配します。今だったら「あれは夢だった」と誤魔化しがきくから、澪に話して家を出て行ってもらった方がいいのではないか、と信頼している尚美に相談しました。死んだ澪が帰ってきたと打ち明けられて尚美は驚きますが、巧が思うようにすればいいと助言します。佑司の小学校では授業参観がありました。本当はママに来て欲しい佑司ですが、死んだはずの澪を学校に連れて行くわけにはいきません。仕事を休んで行くはずだった巧ですが、その日の朝になって万里子の父親が倒れて入院し、万里子の代わりに出勤することになります。駄々をこねていた佑司も寂しい気持ちを澪には隠し、登校していきました。何も知らなかった澪は野菜も作っている菊地のところに買い物に行って授業参観のことを初めて聞かされます。これからは何でも話して欲しい、何か記憶を取り戻すきっかけになるものはないかという澪を巧は二人が出会った中学校に連れて行きました・・・(7/10 放送)
新しく澪が作ったものより入院していた澪が作ったシミの取れない体操着を今でも佑司が大切にしているとか、床でおしっこをしたから拾ってきた仔犬の名前を「おしっこ」にしようとすると賛成してくれたママのことを書いた作文とかの感動アイテムも用意されていましたが、巧と佑司の会話が多すぎる、つまり台詞が説明くさいところが気になります。いくら「この世の中、不思議なことが沢山ある」からといって、澪が“帰ってきた”ことを巧から打ち明けられた尚美はもう少し驚いた方がいいんじゃないんでしょうか。(観ていませんが)映画なら2時間前後を勢いで押していけばいいのですが、こういうファンタジーをドラマ化すると(気をつけないと)不自然さがボロボロ出てきます。いくら佑司の孤独感を際だたせたいからといって授業参観の後に親子が校庭でミニ運動会みたいなことをするのはいかがでしょうか?離婚家庭が珍しくなくなった今、親は当然仕事を持ってるわけで、そうそう仕事が休めるわけもなく、なかなか授業参観には行けません。なのに親と子をペアにするような行事は(昔ならよかったんでしょうけれど)著しく配慮に欠けています。一度家に帰ったんだからランドセルくらい置いてから森に遊びに行けよ。いくら田舎だからといって夜の中学校に勝手に入れるってセキュリティーはどうなってるの?なんで入賞した澪の絵が今でも学校に残っているの?(少なくとも卒業時までには思い出ある絵は本人に返却するのでは)・・・などなどツッコミどころばかりが目についてしまいます。第一話ではそうでもなかったのですが、少女時代の澪を演じる黒川智花の口元の左上にあるホクロが目立って気になりました。黒川のホクロをメイクで消すか、あるいは(モデル時代を含めるとどうなるかはわかりませんが)黒川より芸歴の短いミムラにホクロをつけるかの配慮が必要では?なんか第二話にしてすでに感情移入が難しくなっています。

【03】佑司のクラスに博史が転校してきました。一緒に金魚当番をすることになりますが、水槽を落とした博史は水を汲みに行っていた佑司のせいにします。佑司は話を聞いてもらおうと図書館に立ち寄りますが、岡崎という男から本の取り寄せを頼まれていたことを忘れていた巧は責任を感じて必死になって他の図書館に電話をしている最中で、落ち込んでいる佑司に気づきませんでした。元気なく歩いている姿を見た涼子は異変に気づき、帰ってきても愛想のない佑司に澪も声をかけますが何も話そうとしません。「走れメロス」の話を知った佑司は博史を信じて待ちますが、いつまでたっても本当のことを言わない博史と揉み合った結果、佑司が博史を押し倒した形になってしまいます。学校に呼び出された巧は佑司の父親が岡崎であることを知り、とにかく頭を下げました。それを見ていた佑司は、話を聞こうともせずに自分がやったと思っている巧にショックを受けます。やっと佑司が澪に打ち明けて思いを知った巧は「水槽を割ったのはうちの子じゃありません」もう一度博史に訊いて欲しいと岡崎に訴えました。「あの子はウソをつくような子じゃないんです」「あの子がやっていないというのなら世界中の誰が疑っても僕は佑司を信じます」その言葉だけで佑司は元気になります。もう一度澪が、何もできない自分を好きになってくれる自信がない巧ですが、巧を好きだった気持ちを思い出せない澪は、昔の自分が巧を好きになった気持ちが少しだけわかった気になりました・・・(7/17 放送)
原作を知らない私は主人公が澪ではなく巧である(つまりドラマが澪目線ではなく、巧目線で描かれる)と思っていたため、澪の語りがナレーションとして入ることに混乱しています。再び“アーカイブ星”に帰って行った澪がこの数週間のことを振り返っている、ということでしょうか。向こうへ行くときは記憶がある(あるいはすべてを思い出す)のでしょうか。私なら矛盾が起こっても誤魔化しやすい巧目線で描きます。それにしても岡崎に「国際通貨制度改革論」をたのんだ“重要な取引先”が何者なのかはわかりませんが(どうせ二度と読むことはないんだから、という気持ちもあるんでしょうけれど)専門書は田舎の図書館で借りずに、書店か古本屋かで買えよ、と言いたくなりました。中央の図書館にも知り合いがいる、などとクビをチラつかせて脅した上、自分の子供が悪かったことを知ると「いろいろ悪かったね」の一言で済ませてしまう・・・とことん岡崎はイヤな奴に描かれています。

第4話の録画はしてあったものの、それを観ないで リタイア することにします。ファンタジーものは嫌いじゃないのですが、必ず次回も観たい!とは思えないドラマでした。オリジナルを書ける脚本家が少ないのか、それなりの人気が出た元ネタがあるものしか企画が通らないのかわかりませんが、今期は13作中8作も小説やコミックを原作に持ち、とくに『いま、会いにゆきます』は(最近目立ってきた)少し前に映画化したものの二番煎じ型です。ドラマに換算して3話分弱の内容を4倍にふくらませれば、映画では勢いで誤魔化せたファンタジーからボロも出るでしょう。これがオリジナルか、あるいは百歩譲って初映像化したものならリタイアしなかったかもしれません。リタイアを決めたら一つ苦痛から解放されたようで気分が楽になりました。つまり、そういうドラマです。
なお、衆議院解散の影響もあり一話短縮になりました。

役名は不明ですが、天気予報を伝えるアナウンサー【1,2】を小林麻耶(TBSアナウンサー)、無理して佑司を産んだから命を縮めたと澪の一周忌で話す女と男【1】を中田優子&森山米次、女子更衣室を覗き見する生徒【3】を関矢和吉、覗き見したのが巧だと疑った教師【3】を石川裕司&井上浩が演じています。

《キャスト》

秋穂 巧(25) [「露咲図書館」契約職員・19歳の時に同級生の澪と結婚・閉所恐怖症(車の助手席に乗れない)] ・・・ 成宮 寛貴
秋穂 巧(14) [「露咲中学校」3年2組・陸上部・両親が離婚し母方の祖父母と生活] ・・・ 福本 有希
秋穂 澪(24) [巧の妻・1年前に病死] ・・・ ミムラ
榎田 澪(14) [「露咲中学校」3年2組・新体操部と美術部に所属・「全国中高生美術展」入選(モデルは工藤?)・「走れメロス」が愛読書] ・・・ 黒川 智花
秋穂 佑司(7) [小学1年生・巧と澪の子供・苺アレルギー] ・・・ 武井 証
永瀬 万里子(25) [「露咲図書館」司書] ・・・ 岡本 綾
永瀬 万里子(14) [「露咲中学校」3年生・華道部部長・澪の親友・巧が好き]【1,3】 ・・・ 志保
岩渕 務 [「露咲中学校」3年生・陸上部・巧の友人]【2】 ・・・ 田辺 季正
工藤 明宏 [「露咲中学校」3年生・陸上部]【2】 ・・・ 三浦 春馬
本郷 尚美(41) [「本郷医院」院長・巧の主治医・実妹を亡くす] ・・・ 余 貴美子
榎田 孝雄(60) [澪の父・元公務員(役場勤務)]【1,2】 ・・・ 山本 圭
榎田 涼子(55) [澪の母・澪が亡くなるまで「露咲中学校」教諭(家庭科)] ・・・ 三田 佳子
鈴木 八郎(64) [「露咲図書館」館長] ・・・ 谷 啓
今井 秀夫(27) [「露咲図書館」職員・農家の長男・万里子に好意] ・・・ 山崎 雄也
三浦 沙織(27) [佑司の担任] ・・・ MEGUMI
佐藤 レナ(6) [佑司の同級生・佑司が好き] ・・・ 重本 愛瑠
岡崎 博史 [佑司の同級生(転校生)・母と離れて暮らす・動物好き]【3】 ・・・ 吉田 理恩
岡崎 博幸 [博史の父]【3】 ・・・ 京 晋佑
菊地 俊輔(38) [「かなりうまいケーキ屋」オーナー・元キャリア官僚・蘊蓄ばかり・ケーキに一番合うのは日本茶] ・・・ 生瀬 勝久
菊地 あすか(40) [俊輔の妻・不妊] ・・・ 中井 美穂
小笠原 友也(43) [移動店舗「UFO屋さん」店主] ・・・ でんでん


原 作 市川 拓司

潤 色 岡田 惠和

脚 本 飯野 陽子(1,2)・篠崎 絵里子(3)

音 楽 妹尾 武

演 出 平野 俊一(1,2)・山室 大輔(3)・大岡 進

主題歌 「キズナ」(ORANGE RANGE)

制 作 伊與田 英徳

TBSテレビ



          



○ 『スローダンス』 (フジ系・月 21:00 〜 21:54)


かつて映画監督を目指したものの今は自動車教習所教官の理一は、教習生の衣咲が高校時代の教育実習生であることを思い出す・・・(全11話)

【01】書くほどの粗筋はありません。あえてピックアップすれば、かつて教育実習にやってきた衣咲が最後に話した(「スラムダンク」からパクった)「最後まで希望を捨てないでください。諦めたらそこで試合終了です。夢は諦めた瞬間に終わってしまいます」に感動して日本藝術大学、略して日芸(これを言わせたかった?)に進学したこと。その衣咲は間もなく年功序列でエリアマネージャーの辞令が下りるという噂を耳にして、フランクフルト行きとを天秤に掛けた結果(わけのわからない“家政婦”に前妻との娘を頼むより・・・にもひっかかり)恋人からのプロポーズを断ってしまったものの、辞令はエリアマネージャーではなくて(未婚なのに)ミセスブランド担当への異動であり、恋人の乗った飛行機にも間に合わなかった、くらいでしょうか・・・(7/4 21:00〜22:09 放送)
残った印象はただ一つ、“衣咲、うるさい!”くらいでしょうか。年下とはいえ、自分の教習者の教官を“きみ”呼ばわりはまずいでしょう。ベラベラまくし立てるところは直前に再放送していた『カバチタレ!』(01冬)の千春のイメージなのかもしれませんが、コメディーだから笑えるのであって『スローダンス』のような(おそらく)ラブストーリーには不似合いです。もう観る気がしない、とは思いませんでしたが、来週も是非みたい、とも思いませんでした。これで視聴率が20%を超えるんだから月9はいいお客さんを掴んでますね(逆にそれが視聴率が取れないことへのプレッシャーになり、恒例となったフジテレビの過剰な番宣につながるのでしょうけれど)。妻夫木と藤木が兄弟役だとか、小林妹が妻夫木の元彼女でエビちゃんが藤木の彼女役など人間関係の紹介に終始しました。真価が問われるのは第二話以降でしょう。

【02】恋人が残した手紙の中身がフランクフルトへの航空券ではなくディナークルーズのチケットだったことにショックを受けて泣き出した衣咲の酒につきあった理一はトイレを貸した(指輪を外した、ということは指を突っ込んで吐いたわけですね)お礼も兼ねてか、チケットをもらいます。しかし行きたかった!と実乃に言われて惜しくなって部屋まで取り戻しにいった衣咲たちは帰ってきた英介と顔を合わせました。顔で男を選ばないという衣咲は偶然会った英介と競馬場デートの後、英介と理一の部屋に行きます。そして英介がつまみを買い出しに行っている間、ディナークルーズの出航に誘った歩美が遅刻したため居酒屋で食事した理一が歩美を連れて帰ってきて衣咲と鉢合わせしてしまいました。自分の周りにいる女の子はいつの間にかみんな兄貴のことが好きになる・・・歩美と英介の関係が気になって、でも聞けなくて、3年前に自分から歩美を振った理一は衣咲のおかげで心の中をかき乱されます。1つ年下だからと「衣咲ちゃん」と呼ぶ英介から「歩美」と呼び捨てにされる理一の元カノは英介とは無関係ではないんでしょうね・・・(7/11 放送)
教官とお客さまである教習生が同じスペースで休憩するなんてことはあり得ないと思うんですが。「いつまでも行き先を迷って中央分離帯をウロウロ・・・」という衣咲さん、車に轢かれます。“中央分離帯”は間違いでしょう。

今期の初 リタイア です。私的に理一の生き方に対し親近感があったのですが、ドラマに中身が感じられず、リタイアを決めた今は第3話の粗筋を書く気にもなりません。負担を一つ減らさせてもらいます。要するに(何かの番組で長井秀和が言ってたように)最後は理一と衣咲がくっつくわけで、ずっと理一が好きだった歩美は月9によくいるただの噛ませ犬、夢見る夢子ちゃんと王子様のお話もエッセンスの1つなんでしょう。脚本の衛藤は“女クドカン”と呼ばれている・・・とどこかで読んだ気がしますが、この作品を観た限り彼女にその才能が感じられません。もっともフジテレビは上がうるさそうだから、いろいろいじられたのかもしれませんが。(少しは静かになりましたが)まだ衣咲はうるさいおばさんだし、実乃の王子様には興味ないし、エビちゃんは『特命係長・只野仁』の方が魅力的に描かれたし。ところで今年はアインシュタイン(A.Einstein:1879〜1955)が特殊相対性理論を発表してちょうど百年目にあたるため「国際物理年」としたそうです。理一君は「4次元じゃなくて」などと言っていましたが、この世は時間1次元と空間3次元からなる4次元空間である、というのが相対論の教えです。カッコいいとでも思ったのかもしれませんが、こういう中途半端な台詞は書かない方がいいですよ。

役名は不明ですが、「旭自動車学校」事務員【1,2】を氏家恵、理一いきつけの「HEMINGWAY COFFEE」店員【1】を浅香友紀、英介の同僚&部下【1】を堀口たかよし&大江聡、英介が退職願を提出した部長【1】を井上浩、理一の映像学科の同級生【1】を粕谷吉洋&須田邦裕&小形里美、縁日の金魚すくい屋【2】を藏内秀樹、歩美らの出た合コン参加者【3】を大橋てつじ、「長谷部自動車修理工場」整備士役【3】を藤田浩が演じています。

《キャスト》

芹沢 理一(25) [「旭自動車学校」教官・「日本藝術大学」映画学部映像学科卒・兄に憧れ] ・・・ 妻夫木 聡
牧野 衣咲(31) [アパレルメーカー路面店「EDIT.FOR LULU」店長・ミセスブランド「Mrs.Panther」マネージャー、ではなく新しく立ち上げるキッズブランド「bon bon les enfants」店長?・「旭自動車学校」教習生・理一の高校の元教育実習生・絡み酒・「スラムダンク」はバイブル・子供きらい・根に持つ&陰険・初デートはつけ麺] ・・・ 深津 絵里
小池 実乃(24) [「EDIT.FOR LULU」店員・相手に合わせてキャラを変える・「旭自動車学校」教習生・王子様は中高でつきあった佐々木明(初エッチの相手・北海道の大学の医学部へ)] ・・・ 広末 涼子
芹沢 英介(32) [理一の兄・銀行員(全面禁煙化を機に退職願を提出)→「BAR MANU」マスター・慶応大卒・MBA取得] ・・・ 藤木 直人
広瀬 歩美(25) [理一の元彼女・理一の卒業制作のヒロイン・フライトアテンダント・ずっと好きなのは理一] ・・・ 小林 麻央
小倉 早苗 [フライトアテンダント・歩美の友人]【1,3】 ・・・ 池田 香織
江上 政之 [衣咲の元恋人・商社マン・衣咲にプロポーズを断られて単身でフランクフルトへ]【1】 ・・・ 勝村 政信
園田 雪絵(23) [英介の彼女・モデル] ・・・ 蛯原 友里
木田 貴司(25) [理一の友人・映像制作会社「テレビファクトリー」AD・「日本藝術大学」映画学部映像学科卒(卒業制作が最優秀)] ・・・ 西野 亮廣
 (キングコング)
長谷部 幸平(25) [理一の友人・「長谷部自動車修理工場」修理工・「日本藝術大学」映画学部映像学科卒・オタク] ・・・ 田中 圭
西山 順子(28) [「EDIT.FOR LULU」副店長→店長代理] ・・・ 村岡 希美
小野田 幸太郎(48) [アパレルメーカー部長・衣咲の上司] ・・・ 浅野 和之
八嶋 優太(28) [アパレルメーカー営業マン・小野田の部下] ・・・ 小泉 孝太郎
牧野 千景 [衣咲の母・小田原在住・バツイチの男と再婚?]【2】 ・・・ 高畑 淳子
一坂 進(40) [「旭自動車学校」教習生・婚約者あり] ・・・ 温水 洋一
ヤマグチ [「旭自動車学校」教習生]【1】 ・・・ 井村 空美
村上 久志(50) [「旭自動車学校」所長]【1,2】 ・・・ 田窪 一生
山内 達郎(38) [「旭自動車学校」教官・元広告代理店勤務] ・・・ 八十田 勇一
ヒデ [居酒屋「夢の蔵」料理人] ・・・ 青木 忠宏
増田 慈五郎 [元「日本藝術大学」映画学部教授・理一たちの恩師]【1】 ・・・ 阿部 六郎


脚 本 衛藤 凛

音 楽 S.D.Preppy

監 督 永山 耕三(1,2)・成田 岳(3)・平野 眞

主題歌 「東京」(福山 雅治)

制 作 高井 一郎・鹿内 植

フジテレビ



          



○ 『がんばっていきまっしょい』 (フジ系・火 22:00 〜 22:54)



松山一高に入学した悦子は、高校に入ったらボート部に入部しようと決めていた。しかし学校には女子ボート部がないことを知り、部員を集めて女子部を作ろうと奔走する・・・(全11話予定→全10話)

【01】優秀な姉を贔屓する父親に反発して春休みにプチ家出をしたとき、砂浜で初めて見たボートに感動し、心が震えた新入生の悦子はさっそくボート部への入部を希望します。でも部員不足ですでに女子ボート部は廃部になっていたことを知り、悦子は部員集めをしようと決めました。とりあえずボート部の部室に顔を出しますが、悦子がマネージャー希望であると勘違いした男子部員たちは、これで雑用から解放されると一瞬夢を見ます。女子部員が入ったことを知り、すでにコーチを務めている夫と一緒にボート部コーチをやることになったOGの仁美は千本こぎの最中にうっかり海にカウンタを落とした悦子に言いました。何かイヤなことを忘れるためのボート・・・そんな甘いもんじゃないという仁美の言葉に落ち込みますが、三郎に玉砕した真由美の、自分を誤魔化して逃げるよりいい、悩んでいるより動いた方が少なくとも後悔がないという堂々とした態度に動かされます。高1の各教室を回り、もっと濃い高校生活を送りたい、もっと深い友だちが欲しい、という悦子の熱い言葉に共感した利絵、真由美そして敦子が艇庫の前に現れました・・・(7/5 プロ野球「中日×巨人」中継延長のため30分遅れ22:40〜23:44 放送)
瀬戸内の高校生・悦子の過ごした1976〜77年を描いた敷村良子の小説が原作であり、'98年に公開された映画(脚本&監督は磯村一路、製作は監督の周防正行)では(クランクアップ後に放送されたサントリー「なっちゃん」のCMで注目された)主演の田中麗奈が新人賞を総なめにしました。『ウォーターボーイズ』と同じパターンで、フジテレビが製作に関わった映画をドラマ化したものです。舞台を2005年の夏に移し、ボート部のボートを持ち出そうとした謎の少女みずきに女子ボート部コーチの仁美が3年前に入学してきた悦子たちのことを話す、という形がとられるようです。ボート部キャプテンが「一艇ありて一人なし」を悦子に説明していました。「昔な、あるクルーが遭難して、ボートごと沈んでしもた。でも誰一人逃げ出した者はおらんかった。みな最後の最後までボートを漕いどった・・・」“あるクルー”は単数形?だったら仲間を見殺しにしたということでしょうか?複数形だとしたらみんな沈んじゃったんだから逃げだそうにも逃げ出せないのでは?第一、遭難したんなら最後の最後までボートを漕いでいたのがなぜわかる。何を言いたいのかさっぱりわかりません。でも気になって調べてみるとラグビーにおける「One for All, All for One」(→05冬『富豪刑事』)に相当するような有名な言葉らしく、要するにボートは完全な団体競技であって、個人プレーは必要なく、息のあったクルーのオールさばきが全てを決める、ということらしいです。

【02】ただゴムボートみたいにぷかぷか浮いているだけのお遊びだと、競技としての意識に欠ける悦子たちに仁美は不満を持ちますが、ボートを楽しめるのも才能のうちだと先輩の根本は擁護しました。新人戦出場のために足りない一人として悦子は、学生時代にボートの強豪チームで活躍していた父をもつ多恵子を誘います。真由美たちの予想に反し、あっさり多恵子はボート部入部を承諾しますが、今度は多恵子を嫌いな利絵がボート部を辞めると言い出しました。しかし多恵子は練習には現れず、悦子たちは部活の後に繁華街で仲間と歩いていた多恵子を見つけます。親が煩いからボート部に籍だけ置いた、と言って利絵たちの反感を買った多恵子が、実は艇庫の前まで来ていたけど中に入れずに帰って行ったことを知っていたのは浩之だけでした。多恵子の態度が許せない利絵は様子を見に来た多恵子の父親にぶちまけてしまいます。お嬢様育ち、と利絵が嫌っている多恵子の家庭は崩壊寸前でした。父親は浮気をし、母親は数ヶ月前に家を出ていて、もし自分がボートを始めたらそれで夫婦の間に会話が生まれて仲直りのきっかけになるかもしれない・・・その多恵子の思いは届くこともなく、両親の離婚が決まります。もうボート部に入る必要がなくなった、という多恵子を放っておけない悦子は数学の追試をすっぽかして彼女の後についていきました。そして二人は並んで黄昏れる海を見ます。もう友だちだから。追試を受けないとボートができないけれど、友だちを作るためのボートだから・・・(7/12 放送)
美術さんのミスだと思いますが、多恵子の父親の名字が賞状では“菊地”となっていました。菊地と菊池、富田と冨田、一郎と一朗、涼子と凉子など、人名は間違いやすいので強く意識しないとこのようなミスが起こります。ここでは娘に合わせて“菊池”とさせてもらいます。

【03】女子部の練習を見ていた男子部コーチの大野は筋力や持久力で他のメンバーに劣る悦子が“穴”だと見抜き、特別メニューを渡します。自分に甘い悦子はランニングの途中でバテたらバスに乗るし、マシンを使ったトレーニングの回数も誤魔化しました。でも、そうとは知らない利絵から“頑張り”を褒められて、心の負担に感じます。かつて、キャプテンという立場にあったがために体調が悪いと言えないまま試合に出て負けたことがサッカーを辞めた理由だった浩之の助言も聞く耳を持ちません。そして迎えた初の公式戦である「愛知県高校ボート競技新人大会」はボロボロでした。他のボートとの差がどんどん開き、利絵はシートを飛ばし、真由美もオールを片方流してしまい、ボートは湖の上で停まります。審判に「棄権しますか?」と訊かれました。悦子は逃げていた自分を責め、皆に特別メニューが辛くてサボっていたことを告白します。ここで逃げたら負け・・・一人で悦子は漕ぎ出しました。それを見ていたコックスの敦子が号令を掛け、利絵たちも漕ぎ始めます。家庭の事情で新人戦を最後に退部するはずだった敦子が、このままじゃ辞められないとボート部に残ります。そして、“ゴールのためのゴール”ではなく“スタートのためのゴール”をした悦子たちにボートを教えることを仁美は決めました・・・(7/19 プロ野球「ヤクルト×巨人」中継延長のため10分遅れ 22:10〜23:04 放送)
フジテレビが総力を挙げて宣伝する「女子バレーボール・ワールドグランプリ2005」で日本がオランダを倒して決勝ラウンド初白星をあげた14日の中継終了後、中田三郎を演じる内博貴(18)が菊間千乃アナウンサーらフジテレビ関係者と酒を飲み、15日未明に公園で騒いで暴れて通報され、仙台中央署に補導されました。今後は内の出演シーンをカットして放送するようです。収録済みの部分も含めて脚本を書き換えるなどの尻ぬぐいは大変でしょうね。
感動してほしいところなんでしょうけれど、ボートが停止したあたりから醒めた目で観てました。要するに悦子はただの自己チューで、カッコだけでボートがやりたくなり、一時の感情にまかせて部員を集め、なのに足を引っ張った挙げ句、父親が優秀な姉を贔屓してることを言い訳に逃げてきた自分がイヤになったという自己都合で一人だけ再びボートを漕ぎ出したわけですね。拍手するのはみな身内からだし。第一、あの状況下で多くのギャラリーの中から父親の姿を見つけるのは無理でしょう。しかし、このきっかけがないと悦子は泣きながら湖の上で自己陶酔できません。審判がそばで棄権するのかどうかの返事を待ってるんだから、ごちゃごちゃ言ってないで早く漕げよ!と思いました。あと、気になったことが一つ。救命胴着はつけなくてもいいんですか?

【04】いじわるそうだのビシビシしごかれそうなイヤな予感がするだの、悦子は女子部のコーチになった仁美を嫌います。そして強化合宿が始まりますが、いきなり仁美は理論の解説を始め、あとはひたすら陸上でエルゴを使い、変な癖がついてしまった彼女たちのフォームを徹底的に直しました。ボートに乗れない悦子たちに鬱憤が溜まります。一方、4大会連続して準決勝で敗退し、次の大会に掛ける男子部員たちも、一日中自分たちのトレーニング機器を独占して使用する女子部員たちに不満が出始めました。そして「絶対に何かが起こる」と緑が楽しみにしていたことが本当に起こってしまいます。合宿最終日にもボートに乗せてくれない仁美に悦子がキレてしまいました。いろいろ教わったけどワクワクしない、と悦子に愚痴られた健がコーチ初心者である仁美の指導方針に口を出したところ、ムードメーカーの窪田を補欠に回して浩之をレギュラーにした健に仁美が異論を唱え、二人が揉めている間に悦子たちは勝手にボートで海に出てしまいます。気がついたらフォームが良くなっていた悦子たちは快調にボートを漕ぎ、いつの間にかかなり遠くまで出ていました。暗くなっても帰ってこないため、遭難したと大騒ぎになっているとも知らず戻ってきた悦子たちは驚きます。漕いでみてやっと基礎が大切だという仁美の指導が間違っていないことに気づいた悦子は、もっと練習して上手くなりたいという思いを伝え、仁美に対する暴言を謝りますが、もう何も教えない、と仁美は去っていきました。しかも窪田から託された新品のオールを勝手に持ち出されたことに気づいた浩之が激怒しますが、謝りもせずに仁美を追いかけようとした自分勝手な悦子の態度に男子部員たちの不満が爆発し、女子部員たちは「出て行け!」と言われてしまいます・・・(7/26 放送)
ブラウン管から消えた内の代わりに今回から同じ事務所の田口淳之介が中田三郎役を引き継ぎました。ジャニタレ画像は事務所の方針で(ドラマのキャスト紹介も含め)ネット上に載らないので比較することができませんが、三郎は少しソフトになった気がします。しかしわざわざ浩之に「お前!中田三郎!」と声を掛けさせるのはどうなんでしょう。先週放送分では悦子の担任でラグビー部顧問役・菊池均也の出演シーンがありませんでした。内がラグビー部員役だったため絡みがある菊池のシーンが飛んだんでしょうか。なお、撮り直しなどで間に合わなくなったのか、来週はドラマを休止して総集編とメーキングを流すようです。

【05】女子部員たちは艇庫から追い出され、悦子が代表して男子部員たちに頭を下げに行きますが、先輩から悦子との仲を冷やかされた浩之が小さい頃ジャングルジムから悦子を押して落とした話を聞いてしまいます。誰が自分を後ろから押したのか知らなかった悦子は、それを自慢げに話している浩之が許せません。あんたらのボートなんか絶対に使わん、と悦子が啖呵を切り両者の関係は更に悪化します。とはいえボートに乗りたい悦子たちは夫婦喧嘩をして実家に帰っていた仁美に土下座して、ボートやオールなどの一切を買ってくれなどと無茶なお願いをしました。呆れた仁美が間に入り、結局再び男子部のボートを借りることになりますが、そこに現れた健と仁美がケンカをしている間に女子部のボートが男子部のボートを煽って競争になり、女子部のボートがちえみたちの乗った新海高校のボートにぶつかり穴を開けてしまいます。修理費に一人5万円かかると言われたもののお金が集まらずに途方に暮れますが、修理費の代わりに琵琶湖で行われる全国大会に向けて人手が足りない新海高校漕艇部の手伝いをすることになりました。一方、男子部と女子部の間に出来た亀裂を埋めるため、OB会をメルボルンで開き、その準備の手伝いを通じて両者が歩み寄るきっかけを作ろうと根本は考えます。しかし手伝いに来たのは女子部員だけで、イメージトレーニング中に呼びに来た悦子を男子部員たちは追い返してしまいました。怒って女子部員たちが帰った後にやってきた男子部員たちに、勝つだけがボートじゃない、今は平凡な日々でもそれが過去になったら輝く、と根本が話します。OBから修理代を出してもらえることになり、それを渡そうとしますがちえみは受け取ろうとしません。約束通りにこれからも手伝うように要求され、自分たちも練習しないと・・・と言う悦子たちにちえみは問いました。何のために練習するのか?“高校生活をより良きものにするための単なる部活動、それ以上でもそれ以下でもない”悦子たちに練習は「必要ないやろ」と言い放ちます。それでもボートが好きで、ボートを漕ぎたいという悦子たちにちえみが頭を下げることを要求すると、そばにいた浩之が彼女たちを馬鹿にしたら許さないとキレました。そんな浩之のことが好きであることを利絵が悦子に告白します・・・(8/9 放送)
男子部員はほとんどが自分たちの先輩なのに自己チューでいつもエラそうな悦子ですが、イメージトレーニング中に集中しているときも迎えに来たという自分の正当性を主張しつつ脇でギャーギャー騒ぎ、最悪です。新海高校のちえみもまるで部長のようにエラそうですが実績があるから文句が言えないのかもしれません。雨に濡れるから、と浩之の自転車のサドルに悦子はハンカチを置きました。コンビニ袋などの水を通さないものをかけないと意味がないと思うのですが。しょっちゅうボート部のそばでちょろちょろしていて三郎は練習してるんでしょうか?

時間的余裕がなくて全体的に更新が滞り気味であることと、やはり悦子のキャラクターについていけないことから リタイア します。私には、創業者の子孫という理由で社長になったドラ息子と同じく“言い出しっぺ”というだけで悦子がキャプテンに選ばれたようにしか見えません。映画版の悦子も傲慢で頭の悪い高校生だったのでしょうか?「若い=馬鹿」という図式はわかり易いとも言えますが、単純すぎです。

役名は不明ですが、「松山第一高等学校」校長【1】を藤村俊二、悦子たちの乗ったボートの遭難騒ぎで駆けつけた愛媛県警の警官【4】を石黒久也が演じています。

《キャスト》

篠村 悦子 [愛媛県立「松山第一高等学校」1年6組→2年・漕艇部女子部キャプテン・“おとこ女”・“やばネェ”(浩之)・“悦ネェ”・強情っぱりの寂しがり屋・1学期(高1)の成績は2と1だけ・彼氏いない歴16年] ・・・ 鈴木 杏
矢野 利絵 [「松山第一高等学校」1年6組→2年・漕艇部女子部員・“リー”・浩之が好き・私立受験のとき同じ塾だった多恵子のカンニングを試験監督にチクる・1学期(高1)の成績は生活一般が3の他はすべて4・夏といえばスイカ] ・・・ 相武 紗季
菊池 多恵子 [「松山第一高等学校」1年1組→2年・漕艇部女子部員・“ダッコ”・1学期(高1)の成績は保健とHRが4の他はすべて5・男が半年間途切れたまま] ・・・ 岩佐 真悠子
中崎 敦子 [「松山第一高等学校」1年5組→2年・漕艇部女子部員・コックス(舵手)・“ヒメ”・家族は父と兄・中学時代に同じ生徒会のハシモトと交際] ・・・ 佐津川 愛美
中浦 真由美 [「松山第一高等学校」1年6組→2年・漕艇部女子部員・実家は金物屋・“イモッチ”・彼氏いない歴16年・三郎に告白して玉砕・仁美に憧れ] ・・・ 藤本 静
大西 佳代 [「松山第一高等学校」漕艇部女子部新入部員]【5】 ・・・ 高畠 華澄
市原 文江 [「松山第一高等学校」漕艇部女子部新入部員]【5】 ・・・ 土屋 詩穂
田中 ちえみ [「新海高校」漕艇部員・ボート留学経験がある・三郎と中学が一緒]【2〜5】 ・・・ 関 めぐみ
関野 浩之 [「松山第一高等学校」1年6組→2年・漕艇部男子部員・悦子の幼馴染み・“ブー”・東中時代はサッカー部キャプテン] ・・・ 錦戸 亮
   (NEWS)
安田 恭一 [「松山第一高等学校」漕艇部男子部キャプテン・敦子にメロメロ] ・・・ 北条 隆博
雨谷 光太郎 [「松山第一高等学校」漕艇部男子部員・浩之の先輩] ・・・ 滝 直希
窪田 啓司 [「松山第一高等学校」漕艇部男子部員・浩之の先輩・ムードメーカー・関野と替わって補欠に回る] ・・・ 田中 琢磨
大塚 秀明 [「松山第一高等学校」漕艇部男子部員・浩之の先輩] ・・・ 三田村 瞬
酒井 仁 [「松山第一高等学校」漕艇部男子部員・浩之の先輩] ・・・ 福山 一樹
中田 三郎 [「松山第一高等学校」1年1組→2年・ラグビー部員(補欠)・熱くなれない・平成14年度「男子部員対抗ビーチフラッグ大会」優勝・“ナルシスキング”(浩之)]【1,2,4,5】 ・・・ 内 博貴【1,2】
   (NEWS)
・・・ 田口 淳之介【4,5】
   (KAT-TUN)
土井 真理 [「松山第一高等学校」1年1組・多恵子の仲間]【1,2】 ・・・ 松本 華奈
佐々木 萌 [「松山第一高等学校」1年1組・多恵子の仲間]【1,2】 ・・・ 斉藤 未知
大野 仁美(31) [「松山第一高等学校」漕艇部女子部コーチ・松山一高最後の漕艇部女子部OG・「愛媛大学」ボート部出身・社会人のときに日本選手権3位入賞・結婚を機にボートを引退・双子座のB型・礼儀などに厳しい] ・・・ 石田 ゆり子
大野 健(30) [「松山第一高等学校」漕艇部男子部コーチ・仁美の夫・現役ボート選手・松山一高漕艇部OB] ・・・ 池内 博之
福田 正一郎 [「松山第一高等学校」漕艇部顧問] ・・・ 相島 一之
佐野 礼司 [「松山第一高等学校」1年6組担任・数学科教諭・ラグビー部(幽霊)顧問]【1,2,4,5】 ・・・ 菊池 均也
篠村 幸雄(48) [悦子の父・「篠村クリーニング店」経営・高校中退して「篠村クリーニング店」で働く・婿養子] ・・・ 大杉 漣
篠村 友子(46) [悦子の母・幸雄に一目惚れ] ・・・ 市毛 良枝
篠村 法子 [悦子の姉・京都大学2年・松山一高時代はバトミントンで全国大会出場・恋人も京大生] ・・・ 浅見 れいな
篠村 キヌ [悦子の祖母・友子の母] ・・・ 花原 照子
菊池 正敏 [多恵子の父・法南大学卒・競技ボートで賞状多数・浮気中→妻と離婚]【2】 ・・・ 北見 誠
根本 満(45) [お好み焼き屋「メルボルン」店主・松山一高漕艇部OB] ・・・ 小日向 文世
根本 緑(32) [満の妻・三段腹・揉め事大好き] ・・・ 友近
瓜生 みずき [中学3年生・松山一高漕艇部の艇庫にいた少女・毎朝仁美のところに現れる・ボートに乗って海を渡って遠くに行きたい] ・・・ 悠城 早矢
ナカジマ [「松山第一高等学校」生徒会長]【1】 ・・・ 石垣 佑磨


原 作 敷村 良子

脚 本 金子 ありさ

音 楽 吉俣 良

演 出 三宅 喜重(1〜3,6)・南雲 聖一(4,5)・池添 博

主題歌 「キラキラ」(aiko)

制 作 重松 圭一

関西テレビ



          



○ 『刑事部屋 〜六本木おかしな捜査班〜』 (テレ朝系・水 21:00 〜 21:54)



六本木ヒルズ近くにある鳥居坂署に3ヶ月限定で刑事課強行犯係第3班“ザンパン”の班長として赴任した仙道は、これまで一度も捜査経験のない53歳の“新人”刑事。そして部下となるのは悪徳刑事にママさん刑事、オタク刑事だった・・・(全9話)

【01】仲人でもある副署長の木崎に頼まれ(第1話では理由が明かされていませんが)3ヶ月限定で、1班と2班の手が回らなかった管内の“ザンパン処理”を担当する3班班長に仙道が赴任します。早速、地下鉄の駅構内で人身事故が発生し、内偵という口実で鵜飼が途中で消えたため仙道一人で現場に向かいました。線路に飛び降りたのは乗客に追われて逃げようとした痴漢らしく、妻子を残して病院で亡くなります。そして痴漢だ、と叫んだ女性は被害にあったのは自分自身ではなく若い女性だと話しますが百合子は信じません。ただ一人信じたのが仙道でした。このままだと「痴漢よ!」と声を上げてくれる人がいなくなってしまう、と心配した仙道は、嫌がる百合子に無理を言って似顔絵を描いてもらいます。しかし被害者は見つかったものの、以前痴漢されて警察に訴えたときに「痴漢に遭うのはあなたも悪い」と言われて深く傷つき、二度とあんな思いはしたくないと警察で事情を話すことを拒否されます。仙道は頭を下げることしかできませんでした・・・(7/6 放送)
平行して、連続空き巣事件で現場に真っ先に到着した五井が、手柄を挙げて刑事になりたいがためになぜか自分の指紋を残して証拠をでっち上げたというアホな話と、その日発売された人気ゲームソフトを(結局タダで)手に入れた鵜飼が誕生日の息子に渡したり、禁止されている携帯を取調室で使わせて息子と話をさせたりして、黙秘を続けていたコンビニ強盗の自白を導いたという人情話的なエピソードも描かれていました。出足はまずまずのようです。田所が百合子を紹介するときに見せたスケッチブックの絵が首から上が石原良純のタヌキだったり、ちょっとスベリ気味なところが視聴者に優しいのかもしれません。

【02】バイクの男女二人組による連続ひったくり事件が未解決のまま2班から3班に回ってきます。夫の形見の“宝石”が入った老女のバックが引ったくられて緊急配備をかけた直後に新たな事件が起こりました。勤務先のパート従業員に払うための百万円が入った牧子のバッグが奪われたのです。夫が一週間も車の中から出てこないと個人タクシー運転手の妻から相談されて、仙道がその夫と話しているとき、偶然目の前を二人組の乗ったバイクが通過、近道を知っている夫のお陰で蛇行運転していた二人を道交法違反で別件逮捕できました。しかし被害を届け出たのは6人なのに川から発見されたバッグは5つだけ。逮捕された二人も5件の犯行しか認めません。老女のバックがみつからないのは二人がウソをついているからだと鵜飼は睨みますが、仙道は供述を信じます。仙道たちが川を漁っている頃、馴染みのヤクザから容疑者の情報を仕入れようとした鵜飼は、牧子が“夫の友人”だと話していた黒田が闇金業者であることを知りました。仙道も、共犯の女性が商店街のニコニコシールを集めていたのに、発見された牧子のバッグの中のシールが取られていないことを不審に思います。そして牧子の部屋を訪ねるとそこには黒田を刺し殺そうと牧子が振り上げた包丁を奪った鵜飼が立ってました。牧子は故意に黒田を刺したことを認め、仙道がシールのことを指摘するとひったくりが狂言であったことを認めます。百万円を黒田に渡した牧子は、もう一度やれと脅されました。断ると、牧子が逮捕されたら入院中の夫の面倒は誰が見るのかと言われ、さらに黒田は牧子を襲います。そして耐えきれなくなった牧子は包丁を振り上げました。仙道は牧子に、意識が戻らない夫と一緒に見ていた夢を諦めないようにとお願いします。仙道自身がそうであるように・・・(7/13 放送)

【03】死後数日経った老女の変死体が自宅で発見されました。夫に先立たれた尋の孤独死に仙道が心を痛めていた頃、二階のカーテン越しにこちらを気にする視線に気づいた鵜飼は隣に住む倉田が微生物の研究者であることを知ります。大腸菌による食中毒が死因とわかり、しかも近所づきあいがないという倉田の家に尋がときどき訪れていたことを掴んだ鵜飼は倉田を疑いました。しかし尋が他人から恨まれるような人ではなかったことや倉田の専門が酵母菌であったことから仙道は倉田はシロだと判断します。「この地上から坂巻尋さんという星が消えたんです・・・」よく調べもせずに死因を食中毒と結論づけたら悲しくて尋が成仏できないという仙道は亜紀と、尋の家から発見されたレシピノートどおりに料理を再現してみました。しかし必ず最後に加える隠し味の調味料“ダンポ(旦那、の意味)の酒”が料理の味をダメにします。「私たち夫婦はもう大丈夫」と以前保護した美喜子が夫の暴力から逃れるために入っていたシェルターから夫の住むアパートに戻ったことを知った百合子は驚きますが、毎日見張るわけにもいきません。そこで百合子は隣に住む邦江と仲良くなって、暴力が始まったら連絡をもらえることになりました。しかし隣の物音に気づいた邦江がお裾分けを口実に美喜子を訪ねたとき、夫に突き飛ばされて階段から転倒してしまいます。入院した邦江に巻き込んでしまったことを謝りに行きますが、百合子に頼まれたとき、自分が誰かの役に立てると思ってワクワクしたと邦江が話しました。尋も、妻を亡くしたばかりの倉田に得意な料理をお裾分けするようになり、普段は作らないメニューにも挑戦するようになって生き甲斐に感じていたのです。“ダンポの酒”がほとんどの人の口に合わない料理にしてしまったものの、好物のハンバーグをもらったときだけ食べた倉田が腹をこわしたことから、ついに仙道たちは食中毒の原因をつかみました・・・(7/20 放送)
正しい数字なのかはわかりませんが、全国で年間十万人の変死体をみる検死官が警視庁管内では6人しかいないとするとこれは過酷としか言いようがありません。自分はどうしようもない人間なんだから殴られてもしょうがない・・・逃げてきたはずの場所が自分の居場所だと感じ、また戻ってしまうDV被害者の心理なんだそうですが、これを仙道は、身を焦がし蝋で固めた翼が落ちてしまうのを知っていたのに太陽に近づいたイカロスに例えました。離れすぎても近すぎてもいない絶妙な距離感、仙道が例えた太陽と地球の関係は力学的安定という物理学的な法則で決まりますが人間関係はそう単純ではありません。尋は倉田のために料理を作り、邦江は百合子に頼まれて、それぞれ生き甲斐を感じていましたが、(ただ食中毒の原因を特定するために設定されただけなのかもしれませんが)その尋の料理が不味かったというところが優等生的ではなく好感がもてました。

【04】男が殴られて鼻血を出した現場近くにいた越智は逃げた“女”を捕まえますが、名前すら言おうとしません。しかし二人は親子で単なる親子喧嘩だと知り、事情聴取もせずに返します。そのとき忘れていったハンカチを返そうと越智は殴られた細谷の家に行きますが、うちには息子しかいないと細谷の妻に言われ越智は混乱しました。援助交際の相手なのか、細谷の勤務する中学校の卒業生なのか、越智と百合子は想像をふくらませますが、実は越智が捕まえたのが女ではなく本当に細谷の息子だったことがわかります。「息子は死んだ」と息子のことを認めようとせず、母親と会うことも禁止しようとした細谷と息子とが衝突した結果でした。その頃、鵜飼のところに現金三百万円と詫び状の入った匿名の封書が届きます。その手紙の文字の癖が小料理屋「勝又」のメニューに書かれたものと似ていることに気づいた仙道は鵜飼と店を訪ねます。その店の女将・栄子の息子・俊介がかつて鵜飼の世話になっていたことを知らない仙道は「何か相談したいことはありませんか?」と名刺を置いていきました。俊介が何か悪いことをしたと睨んだ鵜飼が仲間を別件で逮捕したところ、俊介が“振り込め詐欺”の主犯格であることが判明します。三百万円は、息子が何か悪いことをしたと気づいた栄子が他から借りて鵜飼に送った金でした。「子供を守るだけが、親の役目じゃないだろう」という言葉を残し鵜飼は「勝又」を出て行きますが、どこで子育てを間違ってしまったのかと苦しむ栄子を店の外に連れ出した仙道は空に広がる鰯雲を見せて語りかけます。天気予報がなかった頃、鰯雲が出たら天気が荒れると漁師は予測しました。「親の教えに従っていれば安全な漁ができたはずなのに、ときに若者は目先の大漁に夢中になって沖へ沖へとつき進み、愚かな結果を招くこともあります」「船出のときに止められなかったことを後悔するよりも、今は若者が無事に港に戻ってこられるように救助船を向かわせましょう」俊介を助けたいという仙道に、かつて親子三人が住んでいた真鶴の借家が今も残っていることを栄子が教え、鵜飼は俊介を“助け”ました。越智たちは、その“振り込め詐欺”のリストの中にあって届けを出していない被害者の中に細谷の名前を見つけます。本当に息子のことを見限っていたら詐欺には引っかからなかったはずであり、口には出さない細谷の親心がそこにありました・・・(7/27 放送)
毎回一つの大きな事件を扱うのではなく、複数の事件に間接的、あるいはその回のテーマを共通項として関連性を持たせているところがこのドラマの特徴でしょうか。仙道たち三人が立ちすくむ目の前にいたワニのアニータですが、飼育係か誰かが一瞬尻尾を引っ張ったような気がします。たしか正しい書き順を元に書くはずだから“金目鯛”が“全目鯛”にしか読めないようでは見た目が美しくても栄子の字は達筆とは言えないでしょう。

【05】ラーメンチェーン「月光」麻布店に強盗が入ったという通報があって仙道たちが駆けつけますが、犯人がきっちり30万円だけ自分で数えて奪ったというところがひっかかります。しばらくして潰れた「月光」広尾店の元店長・酒田が自首をして罪を認めますが30万円の使い道を話そうとはしません。酒田は誰もが認めるいい人で、再起を賭けて「月光」で修行したものの開店資金を仲間に持ち逃げされ、オーナーから高利貸し顔負けの金利で資金を借りて暖簾分けしてはもらったけれど借金で首が回らず店は潰れてしまいました。酒田が30万円だけでなく店の封筒も持って行ったことを知った仙道は、そのお金を誰かに渡したのではないかと睨みます。そして酒田が店でずっと働いていた元店員に未払いの給料を渡し、おかげで入院中の病院から追い出される寸前だった子供の治療費を払えた事実を掴みました。仙道は酒田が借金を返そうと盗んだ金を裏カジノにつっこんで全額失ってしまった、という供述調書を作ります。その仙道は聞き込みをしていた百円ショップで万引きした女子高生を見つけて補導しましたが、その父親は留置場で出す官弁の仕出し業者「とりべん」の主人・工藤でした。店で作った大量の総菜を持ち込んで頭を下げる父親の姿を見て「みっともない」「最低」と蔑み、ワイロを渡して仕出しの仕事をもらっている父親と自分の万引きは大差ないと言う娘を思わず百合子は引っぱたいてしまいます。署内では何でも薄味で評判が悪いものの、厳しい予算で栄養価の基準をクリアした弁当を納入する「とりべん」を高く評価している篠崎は、立件すると仕出し業者を決める入札への「とりべん」の参加が難しくなるので便宜を図って欲しいと仙道に頭を下げました。工藤の娘が退学になることを心配した百合子からももみ消しを頼まれますが「世の中はこんなもの」と考えてしまうのではないか、と仙道は見逃そうとはしません。越智からは酒田と工藤の娘とで対応が矛盾していると非難され、鵜飼からは「人でなし」と言われます。でも、何年ぶりかに親子喧嘩したという工藤父娘は前向きになりました・・・(8/10 放送)
年に一度だけ母の供養に食べに行く鰻屋が百円値上げしてお金が足りなくなり無銭飲食扱いにされた和久井を鵜飼が見逃す、というエピソードも一緒に描かれていました。なお、第3話でチラっと出た「浪花家総本店」は実在する“たい焼き発祥の店”だそうです。

【06】段ボールに灯油をかけて火をつけた連続放火魔が写ったスクープ写真が夕刊紙に載り、ちょうど出現していた「ペルセウス座流星群」を撮ろうとして偶然撮影したのだとカメラマンの由夏は説明しました。しかし、次の夜にマンションのベランダに火がついた瞬間の写真も由夏が撮り、その撮影場所からは流星群が見えないと仙道に指摘されると、専門は報道写真で天体は詳しくないと言い訳します。火をつけられた部屋に住む緑は正体不明の人物につきまとわれ、“貴女のサポーター”から何通もメールが送られ、メアドを変えたら今度は花束が届くようになりました。そしてベランダから発見された自動発火装置に使われていたタイマー付き腕時計は、路上でアクセサリーを売っていたトメオが作ったピエールアラマンの偽造品。売れた2つのうちの1つは2980円に値切らせた妻が田所への結婚15周年記念プレゼントとして買ったもので、もう1つを買ったのは路上で花を売る永瀬であることがわかります。わざわざ段ボールを移動して火をつけたのは犯人が由夏に写真を撮らせようとしたからではないかと亜紀に言われて由夏は怒り出しました。でも、実際に流れ星に願い事を三度唱えることは不可能で、その言い伝えは“本当に願いを叶えたいのならば星空に頼らずに自分の力で叶えなさい”と教えているのではないか、願いは自分の力で叶えてこそ本物の喜びを感じられる、という仙道から報道写真を志すきっかけになった自分の撮った一枚の写真を高く評価され「焦らなくてもきっと自分の力で夢を叶えることができると思います」と励まされ、由夏は話を始めます。どうしても新聞の一面を飾る写真が撮りたかった由夏は誘惑に負け、メールで指定された場所に行ってしまったのでした。使用されたのと同じ火薬が自宅から発見されて逮捕された永瀬は、頑張っているのに誰からも花の一つも贈ってもらえない孤独な女性を応援したいから、自分の店で花を買っていった由夏が一番欲しがっている“物”をプレゼントしたのです・・・(8/24 放送)
鑑識の仕事の範囲を超えて張り込みまでする刑事志望の亜紀を見た百合子は男社会に生きる先輩として「頑張る、我慢する、そのうち頑固になって、自分はもっと評価されるべきだという思い込みにがんじがらめ」の“ガのつく女”にはならないようにと教えました。お前が知らない大切なことを一つ教えてやると、犯人の近づけてきた耳にライターの火を押しつけ「火は、熱いんだよ」という鵜飼、カッコよかったです。「ペルセウス座流星群」は、1862年の出現以来行方がわからなくなっていたものの1992年9月に再び観測されて同年12月12日に近日点を通過したスウィフト・タットル彗星を母彗星とし、毎年8月12日前後の夜に極大出現する流星群です。

【07】鳥居坂署の前に座ってメールを打っている姿が気になって仙道が声をかけた少女・弥生は一緒に徳島から家出してきた珠子と連絡がつかなくなったと心配します。弥生に頼まれた仙道が管轄外の渋谷にまで出て珠子を捜している頃、傷害事件を起こして指名手配されている北村の目撃情報を得た鵜飼が恋人・舞子の働くペットショップに顔を出しますが、一緒にいた五井巡査が北村を発見し追いかけたものの自転車を奪われ逃してしまいました。本当は逃げるのに疲れて自首しようとしていたのではないかと感じた鵜飼は、舞子を信用し、北村からの呼び出しの電話があったのを知っていて一人で行かせます。そして逃げ回る恋人を待つのに疲れた舞子が、「終わりにします」と自首する覚悟を決めた北村を連れて現れ、刑務所の中なら会いに行けると笑顔を見せました。男と一緒にいた珠子も無事発見され、徳島から母親が迎えに来ますが、ちゃんとメールをしていたという娘と叱ろうともしない母親、ちゃんと親子をしていない二人に大河内が激怒します。「いつまでも親子をやってられるわけじゃない」「今の今、親子じゃなくなるかもしれない」と泣きながら説教する大河内の娘は三年前に事故死をしていました。その事故の朝、口論したのが最期になってしまい、今でも大河内は娘の墓の中にある携帯に届くことのないメールを送り続けていたのです・・・(8/31 放送)
自分たちと一緒にダンスが踊れたら珠子を見かけたかどうか話すと言われた仙道が若者たちと踊るシーンは「東京キッドブラザース」に在籍していた柴田恭兵の見せ場なんでしょうけれど、無理矢理感があります。いつの間にか“大谷みつほ”が“大谷允保”に改名していてました。大谷允保は本名で、本名でデビューした(この時期を知りませんでした)ものの二本目のドラマのとき「名前が読みにくい」ということで平仮名に変え(「桃の天然水」のCMなどに出ていた頃は既に“みつほ”)昨年2月に再び本名に戻したようです。

【08】IT企業社長の二階堂宅へ強盗に押し入り現金八百万円と株券二百万円相当を奪った男は付近を警ら中だった五井巡査と出くわし拳銃を発砲して逃げました。五井と仲の良かった越智は何かせずにいられません。そんなとき犯行現場で挙動不審な男を発見した越智は逃げる男を追いかけてました。ポケットから拳銃が発見されますが、男は道端で拾ったと主張します。その拳銃が五井を撃ったものであると確認され、アリバイもないことから越智はその男・最上が犯人であると決めつけます。逮捕は本人だけでなく家族や友人の人生も変えるから慎重でなければならない、という仙道の言葉も耳に入らない越智はちゃんと調べもしないで最上が「金に困っていた」と報告し、最上は逮捕されました。しかし三枝巡査が銃声がしたとき最上と一緒にいたことがわかり、仙道はなんとか犯人逮捕の記者発表直前に会見を中止します。間違いは誰にでもある、と鵜飼は越智を慰めますが、間違えたで済むことではないと声を荒げた仙道は誤認逮捕を恐れない人に刑事の資格はない、と怒りました。それは仙道自身がかつて犯した過ちに対する自戒の念を込めた言葉でもあったのです。しかし責任を取って刑事を辞めたのは逃げ出しただけだと気づき後悔した仙道は、悔いを残さないために三ヶ月間だけ刑事をするため鳥居坂署にやってきたのでした。越智は責任を感じて退職願を出そうとしますが、辞める前にけじめをつけるようにと仙道は越智を連れて最上のところに頭を下げに行きます。仕事を辞めたと聞いて誤認逮捕の影響が出たのではないか、と友人のフリをして最上が勤めていた運送会社にも行きますが、その事務所に貼ってあった駐車禁止取り締まり区域の地図を見て仙道には引っかかるものがありました。事件の夜、会社のトラックの中で寝ていた最上は三枝巡査に声を掛けられ、それが強固なアリバイになったのですが、もしかしたらその場所が駐禁取り締まりの重点地域と知ってわざと車を停めたのではないだろうか?居眠り運転になりそうなので車を置いてタクシーで帰宅し、翌日車を取りに来たとき拳銃を発見したと最上は主張しますが、なぜ拳銃を持ったまま警察にも届けず会社まで車を持って行き、そのあと歩いて現場に現れたのか?その頃、百合子たちも普段は会社の金庫で厳重に保管されている金品が強盗に遭った夜だけ自宅にあったことを知り、税務署の監査が入る直前に帳簿ディスクも盗まれていたことが気になります。そして二階堂が会員になっているテニスクラブに最上も出入りしていることを掴みました。運送会社を辞めた最上が、スポンサーが見つかったから勝ち組に復帰すると話していたことを知って皆、最上が犯行に関わっていることを確信しますが、証拠がありません。自分は捕まらないと自信のある最上は挑発するかのように駐車違反の罰金を鳥居坂署に持ってきました。しかし闇ルートから拳銃を購入した実行犯を割り出し連行してきた鵜飼が依頼者を指さすように命じます。実行犯の男に指をさされた最上は慌てました。「やりとりは全てメールだ。顔を合わせてないだろう!」自ら墓穴を掘ってしまいます・・・(9/7 サッカー・キリンチャレンジカップ2005「日本×ホンジュラス」中継延長のため5分遅れ 21:20〜22:14放送)
解決のさせ方は『刑事コロンボ』的(あるいは、その影響を受けている『古畑任三郎』的)でした。いつものように複数の(実は同じテーマで関連づけられた)別の事件の捜査を同時進行させなかったのは次回が最終話だからでしょうか。次回で鵜飼と、その“大切な人”ヨジンのストーリーが明かされるようです。

【09】鵜飼と極竜会との関係を疑った監察官が本庁からやってきて、間もなく自ら課した期限の三ヶ月目を迎えて鳥居坂署を去る後腐れのない仙道に鵜飼の行動を調べるよう依頼がありました。その鵜飼のもとに極竜会の権藤から、誘拐したヨジンを助けたければ、殺人容疑で逮捕された小宮山という青年を釈放しろと電話があり、鵜飼は取調室から飛び出します。今は韓国で結婚している女性と鵜飼との間に生まれたのが日本に留学中のヨジンでした。状況からそれを察した仙道は、取り調べに対しても鉄格子の向こうにある空を眺めたままで何も話そうとしない小宮山の“空の見方”が気になって父親である極竜会総長の高月に会いに行きます。何も指示はしていないという高月に対し、父親としてそれでいいのか、息子のためになるのか、と正攻法で問いかけた仙道は規律違反を承知の上で「とりべん」の車に高月を乗せて鳥居坂署に戻り、息子と面会させました。7年ぶりに再会した息子に殺人を犯した理由を訊ねた高月は「あんたの息子だからさ」という言葉を浴びせられてしまいます。小宮山が刺殺したのは中学時代に自分を虐めていた同級生の笹川でした。50万円を都合しなければ勤務先のダイニングバーに父親のことをバラすと脅されたものの小宮山は拒否します。しかし今度は50万円を母親に用立てるよう話せと言われ、自分の母親を“ヤクザの女”と言われて堪忍袋の緒が切れてしまいました。「すまん」と謝る高月は、自分の罪は自分で償うと息子に言われ、権藤にヨジンの解放を命じます。ヤクザとしてではなく父親としての高月に礼を言った仙道は退職願を提出しますが、先手を打った鵜飼が、自分が内部規律違反を犯したと申告し、極竜会との裏取引も認めて鳥居坂署を去ろうとしていました。その思いを汲んで、仙道は期限を過ぎても鳥居坂署に残る決意をします。すでに韓国に(育ての)父親ができたヨジンの人生を邪魔したくないという鵜飼は自分との関係を明かさなかったものの、鵜飼が自分の大切な人であることにヨジンは気づいていました・・・(9/14 放送)
結局、仙道は鳥居坂署に残り、妻も目を覚ましません。視聴率はパッとしなかったのですが、これは続編を期待して良い、ということなのでしょうか?

この『刑事部屋 〜六本木おかしな捜査班〜』を本クールのナンバー2作品とします。 ほとんど刑事ドラマを観ないので石原プロ的派手さのない『刑事部屋』のスタイルがユニークであるのかどうかはわからないのですが、私にはとても新鮮でした。毎回、直接関係ない複数の事件が同じテーマでつながっているところは刑事ドラマというスタイルをうまく生かしていたように思います。テーマ自体も刑事ドラマ的ではなく、ときには多少の毒も含んでいて、メッセージ性が感じられました。別に『電車男』の続編は観たいとも思いませんが、この『刑事部屋』は続編を作って欲しいと思えた佳作です。

役名は不明ですが、鳥居坂署受付係【不明】を板垣江里子、百合子と近藤に鳥居坂署まで連行された傷害犯【1】を永田耕一、牧子が勤めるスーパー「トップ」店長【2】を小山かつひろ、ヨジンが落としたコンタクトレンズを一緒に探す「フィットネスクラブ リーブ」会員【2】を桜井ミユキ、鵜飼に土産を渡そうとしたたいやきの「浪花家総本店」主人【3】を渡辺火山、倉田の指導者である「東都理科大学」教授【3】を石田晃一、尋を知る宮城の老婆【3】を浅田和子、「入会したら、あなたのようなスタイルになれるかしら」とヨジンに訊いて「なれるわけ、ねぇだろ」と鵜飼につっこまれたフィットネスクラブ見学者【4】を安室満樹子、「あの女の人が、いきなりこの人を殴ったんです」と指さしたOL【4】を藤原美栄、アニータが見つかり「よかったですね」と剛に声を掛けた消防團第五分團員【4】を大久保運、鳥居坂署に捜査本部を置いた警視庁“振り込め詐欺”専従捜査班捜査員【4】を久野泰助、「浜中屋」店員【5】を尾道凛、仙道と越智が最初に聞き込みした百円ショップ店員【5】を福島里美、ABEちゃんの妻【5】をDIANA ALFARO、由夏の写真がやらせではと囁きあった「日刊 イースト」編集部員【6】を藤岡太郎&白井勝雄、仙道と踊ったストリートダンサー【7】を久保山知洋&佐々木亮&宮本武士、徳島から迎えに来た珠子の母親【7】を若葉要、ヨジンと仲の良い韓国人留学生【7〜9】を吉川まあこ、二階堂の秘書【8】を松本朋子、ヨジンを誘拐した権藤の舎弟【8,9】を加賀谷圭、高月の舎弟【9】を岩田貴代志が演じています。

《キャスト》

仙道 晴見(53) [警視庁「鳥居坂警察署」刑事課強行犯係3班班長(警部補)・かつて誤認逮捕の責任を取って刑事を辞めて内勤に異動・本庁警務部厚生課から異動・ずっと事務畑(元刑事!)・また妻と一緒に多摩川の土手で空を見るのが夢・妻の回復を願掛けして酒を断つ] ・・・ 柴田 恭兵
仙道 晶(45) [仙道の妻・「東和医科大学附属病院」に入院中(意識不明で昏睡状態)] ・・・ 島田 恵子
鵜飼 遊佑(55) [「鳥居坂警察署」刑事課強行犯係3班刑事(警部補)・鳥居坂署に13年] ・・・ 寺尾 聡
姫野 百合子(36) [「鳥居坂警察署」刑事課強行犯係3班刑事(巡査部長)・4年前に離婚して小1の海斗(7)を溺愛・“ヒメ”・似顔絵の腕はプロ級・韓国ドラマ『愛のカナタ』にハマる] ・・・ 大塚 寧々
越智 由記夫(25) [「鳥居坂警察署」刑事課強行犯係3班刑事(巡査)・アキバ系オタク・“ポチ”・警察小説を書きたくて親の反対を押し切り刑事になる(勘当中)・「地球防衛軍」の総会(=ゲームおたくの集会)に出席] ・・・ 生田 斗真
 (ジャニーズJr)
近藤 [「鳥居坂警察署」刑事課強行犯係2班班長]【1,3,7,8】 ・・・ 樋渡 真司
南原 亜紀(21) [「鳥居坂警察署」刑事課鑑識係(巡査)・名付け親の父は53歳・刑事志望] ・・・ 貫地谷 しほり
田所 守(45) [「鳥居坂警察署」刑事課長(警部)・ノンキャリア・“タヌキ”・早く警視になりたい・結婚15周年・最近夫婦の会話がない] ・・・ 石原 良純
生駒 孝美 [「鳥居坂警察署」総合受付]【1,2,4〜9】 ・・・ 土肥 美緒
篠崎 恵子 [「鳥居坂警察署」会計課]【4,5】 ・・・ 大島 蓉子
大河内 茂雄 [「鳥居坂警察署」設備係・3年前に娘が事故死・墓の中に入れた娘の携帯にメール]【7】 ・・・ 石倉 三郎
五井 康夫(25) [「鳥居坂警察署」地域課(巡査)・派出所勤務・刑事希望・警ら中に拳銃で撃たれて負傷]【1,7〜9】 ・・・ 池田 勉
七海 [「鳥居坂警察署」地域課(巡査)]【2,5,8】 ・・・ 今泉 悠
三枝 [「鳥居坂警察署」地域課(巡査)]【3,4,8】 ・・・ 滝 直希
橘 美帆 [「鳥居坂警察署」少年係]【7】 ・・・ 大谷 允保
木崎 英二(58) [「鳥居坂警察署」副署長(警視)・ノンキャリア・仙道夫妻の仲人・仙道を鳥居坂署に呼び寄せる]【1,2,5,8,9】 ・・・ ガッツ 石松
山辺 吾郎 [警視庁検死官]【3】 ・・・ 中村 育ニ
遠渡 [「渋谷南警察署」刑事]【7】 ・・・ 坂田 雅彦
保坂 秀樹 [警視庁警務部監察官・“泣き虫保坂くん”(鵜飼)]【9】 ・・・ 片岡 弘貴
前園 [「東和医科大学附属病院」看護師]【2,8】 ・・・ 浅井 江理名
ケイ ヨジン(20) [韓国人留学生・「藤華学院大学」在学・経営学専攻・「フィットネスクラブ リーブ」インストラクター・鵜飼の娘]【1,2,4〜9】 ・・・ 中山 恵
和久井 敏夫(50) [ホームレス・麻布十番付近の公園に居住・娘が一人・年に一度だけ母の命日に母の大好物だった鰻を食べに行く]【1,2,5,9】 ・・・ 徳井 優
岡島 [情報屋・鵜飼に情報を流す]【2,7,8】 ・・・ まいど 豊
島田 [鵜飼に“お礼参り”に来た男・“三流ヤクザ”(鵜飼)]【1】 ・・・ 飯田 基祐
宮原 聡子 [痴漢被害者]【1】 ・・・ 末永 遥
川野 [痴漢を追った学生]【1】 ・・・ 市川 大
粟島 [痴漢を追った学生]【1】 ・・・ 平泉 陽太
長谷川 留美 [ホステス]【1】 ・・・ 横山 めぐみ
結城 五郎 [コンビニ強盗の容疑者]【1】 ・・・ ダンカン
結城 キョウスケ [五郎の息子]【1】 ・・・ 田島 健吾
浜田 [麻布十番商店街防犯協会会長・和菓子屋店主]【2】 ・・・ アニマル 浜口
梶 竜一 [ひったくり犯]【2】 ・・・ 阿部 進之介
鎌田 千香 [ひったくりの共犯・麻布十番商店街のニコニコシールを集めて福引き]【2】 ・・・ 黒澤 友子
亀井 きよ [連続ひったくり事件の被害者・夫の形見の“宝石”(=胆石)が入ったバックを奪われる]【2】 ・・・ 森 康子
木下 牧子 [スーパーマーケット「トップ」経理係・銀行から下ろしたばかりのパートの給料100万円を引ったくられたと警察に届け出る・約一年前に夫が工事現場で事故に遭い意識が戻らない・将来は沖縄に移住したい]【2】 ・・・ 岩崎 ひろみ
黒田 卓哉 [闇金業者「麻布ファイナンス」経営・牧子に100万円を貸す・牧子に狂言を強制し奪った金を回収・牧子を暴行]【2】 ・・・ 井田 國彦
権藤 壮介 [「極竜会」幹部・カジノクラブ「Pleasure」経営]【2,8,9】 ・・・ 春田 純一
羽村 安男 [個人タクシー運転手・妻が急にひどいいびきをかくようになり睡眠時間確保のために自宅に帰れない]【2】 ・・・ パパイヤ 鈴木
羽村 時子 [安男の妻・「羽村ピアノ教室」経営・いびきがすごい←睡眠時無呼吸症候群のおそれ]【2】 ・・・ 藤井 佳代子
坂巻 尋 [老婆・食中毒で病死(死後3日して自宅で発見)・10年前に夫は他界・世話好きで面倒見がいい・宮城県出身・すべての料理の隠し味は最後に入れる、柿を漬けて作った「ダンポの酒」]【3】 ・・・ 由起 艶子
倉田 光輝 [「東都理科大学」研究員(酵母菌を研究)・尋の隣人・半年前に妻が病死・ハンバーグが好き]【3】 ・・・ 相島 一之
浅間 美喜子 [主婦・夫から暴力を受ける]【3】 ・・・ 牛尾田 恭代
浅間 シゲオ [美喜子の夫]【3】 ・・・ 李 鐘浩
林 邦江 [浅間家の隣人]【3】 ・・・ 山田 昌
勝又 栄子 [魚料理の店「勝又」女将・未亡人]【4】 ・・・ 柏木 由紀子
勝又 俊介 [栄子の一人息子・“振り込め詐欺”犯・二年前にヤクザの身代わり出頭をしようとしてバレる]【4】 ・・・ 笠原 秀幸
スズキ ヒロユキ [俊介の仲間・“振り込め詐欺”犯・立ち小便して軽犯罪法違反で鵜飼に逮捕される]【4】 ・・・ 沖原 一生
細谷 昭一 [中学校教頭・“振り込め詐欺”被害者・息子と5年間断絶]【4】 ・・・ 清水 章吾
細谷 満代 [昭一の妻]【4】 ・・・ 島 かおり
細谷 竜太 [昭一の一人息子・ニューハーフ]【4】 ・・・ 中島 菜穂
高橋 剛 [アニータ(ワニ)の“ママ”・オイルマッサージが得意]【4】 ・・・ KABA.ちゃん
工藤 初男 [仕出し弁当「とりべん」オーナー・官弁を作る・二年前に妻が若い男と駆け落ち]【5】 ・・・ 小倉 久寛
工藤 静代 [高校生・初男の娘・百円ショップでブラシと手鏡を万引きして補導(初犯)]【5】 ・・・ 柳沢 なな
酒田 功 [元「麺屋 月光」広尾店店長・会社をリストラされ妻とも離婚・いい人・麻布店から30万円を強奪]【5】 ・・・ 遠山 俊也
ABEちゃん [元「麺屋 月光」広尾店店員・子供が入院中]【5】 ・・・ ABEDIN
内村 [「麺屋 月光」麻布店店長]【5】 ・・・ 正名 僕蔵
遠見 [「麺屋 月光」オーナー・高利で酒田に開店資金を貸し付ける]【5】 ・・・ 中根 徹
武川 [鰻屋「麻布 浜中屋」主人]【5】 ・・・ 大河内 浩
三崎 由夏 [「日刊イースト」契約カメラマン・報道カメラマンを目指す・放火の瞬間を二回連続してスクープ]【6】 ・・・ 遠藤 久美子
藤巻 トメオ [日本人(父親は南米からの留学生)・トニーハワードやトニーカルロスなどの名前を使い分ける・3個作ったニセのピエールアラマンの腕時計のうちの2個を田所の妻と永瀬に売る・手先が器用・彫金師を目指して鵜飼の紹介した工房へ]【6】 ・・・ 千太郎
 (西麻布ヒルズ)
福沢 緑 [ストーカーの永瀬から逃げるために引っ越し・マンションのベランダに永瀬が仕掛けた自動発火装置から出火]【6】 ・・・ 大家 由祐子
永瀬 昇 [路上で花屋を開く・頑張っている女性のサポーター(=ストーカー)・麻布連続放火事件の犯人]【6】 ・・・ 本田 大輔
遠藤 弥生 [家出少女・徳島から家出]【7】 ・・・ 小林 涼子
坂本 珠子(16) [弥生の友人・一緒に家出・ストリートダンサーになるのが夢・出会い系サイトで竜崎と知り合う]【7】 ・・・ 横山 香夢
竜崎 靖 [山形県出身・人付き合いが苦手で口下手・かつて傷害事件で不起訴処分]【7】 ・・・ 加藤 陽平
日野 舞子 [ペットショップ店員]【7】 ・・・ 馬渕 英里何
北村 哲也 [舞子の恋人・しつこく舞子につきまとった男を口論の末に刺して逃亡・指名手配されて三ヶ月目]【7】 ・・・ タカ・コンドー
町田 [蕎麦屋「盛六庵」店員・警察マニア・出前先の鳥居坂署で備品を盗む]【7】 ・・・ 岩見 よしまさ
  (飛石連休)
最上 多津男 [元プログラマー・「北光宅配サービス」を退職・かつて会社の上司を殴って捕まる・会員制テニスクラブで知り合った二階堂に強盗を頼され佃を雇う]【8】 ・・・ 小市 慢太郎
二階堂 幸洋(45) [「ゴールドソフトウェア」社長・帳簿が盗まれたように偽装]【8】 ・・・ 平久保 雅史
島 彩子 [二階堂のパートナー・二階堂の出張中に留守番をしていて強盗に襲われる]【8】 ・・・ 久保内 亜紀
佃 亮二 [強盗の実行犯・五井巡査を銃で撃つ・メールで最上とやりとり]【8】 ・・・ 中松 俊哉
クボ [レポーター・二階堂家の前から中継]【8】 ・・・ 久保 恵子
前川 ケンスケ [「北光宅配サービス」社長]【8】 ・・・ 佐々木 健介
前川 高子 [前川の妻]【8】 ・・・ 北斗 晶
小宮山 琢磨 [殺人犯・麻布4丁目のダイニングバー勤務・中学時代の同級生だった大学生の笹川キミヒコ(20)を刺殺]【9】 ・・・ 中村 友也
小宮山 静 [琢磨の母・浜松在住]【9】 ・・・ 東 てる美
高月 竜太郎 [「極竜会」総長・琢磨の父・15年前に鵜飼の内縁の妻(ヨジンの母)を誘拐]【9】 ・・・ 大杉 漣


脚 本 田子 明弘(1,2,5,9)・真部 千晶(3,4,6,8)・尾西 兼一(7)

音 楽 佐橋 俊彦

監 督 阿部 雄一(1,2)・久野 昌宏(3,4,8,9)・道木 広志(5)・藤岡 浩二郎(6,7)

主題歌 「さよなら愛しい人よ・・・」(清木場 俊介)

制 作 松本 基弘・稲垣 けんじ・目黒 正之・河瀬 光

tv asahi・東映



          



○ 『おとなの夏休み』 (日テレ系・水 22:00 〜 22:54)



訪問介護のパートをしていた主婦のみゆきは思いがけなく海の家の営業権を手に入れた。そこで二人の仲間とともに、女三人で海の家を開くことにする・・・(全11話予定→全10話)

【01】パートで訪問介護の仕事をしているみゆきは酒屋を営む松夫の母ふねの介護を担当します。しかし、毎年夏にだけ営業する海の家が生き甲斐だったふねと、儲からない海の家の営業権を売ろうとする松夫が対立している最中、ふねが亡くなってしまいます。彼女の遺言で、営業権がみゆきのものとされていることを知った松夫たちはみゆきに相続の権利放棄を迫り、みゆき自身もそのつもりでした。しかし仲違いしたまま別れてしまった親友の壽美子と中学の同窓会で20ねんぶりに再会し、家に招待したみゆきは酔っぱらって「海の家をやります」と宣言してしまいます。それを聞いていた洋介は小学校の授業参観で作文に書いてしまいます。女性初の課長職に抜擢されたものの実は単なる広告塔であることに不満を持つ壽美子は、子宮に腫瘍が見つかったと医者から言われて動揺しました。また夫婦仲がよいと思っていたみゆきは和幸が夫の義務として毎月決まった日にみゆきを求めていたことを知って傷つき、いつの間にか洋介がよい子でいなければという強迫観念を持っていたことを知ってショックを受けます。そんなみゆきは海の家の営業権の相続を放棄するための書類を持ってきた松夫から営業権を売るという話を始めて聞き、ふねはみゆきに海の家を継いでもらいたかったのだと気づきました。海の家を継げないことを謝るために砂浜にあるふねが権利を持っている場所に行って線香を立てますが、そこで20年前の真相がわかって仲直りできた壽美子とみゆきはお互いの持っている不満や不安を語り合ううちに盛り上がってしまいます。どうせ悪性なら会社なんてどうでもいい、一番変えなきゃいけないのは私自身、と二人は海の家を開くことを決めました・・・(7/6 22:00〜23:24 放送)
'70〜'80年代“夏メロ”を週替わりで主題歌にするという発想はタイアップ主流の中で新鮮な試みだと思います。放送後のドラマの評価はイマイチのようですが、私は嫌いではありません。いい意味でちょっとすっとぼけた感じがありました。砂浜で「やっほっほ〜い」はどうかと思いますが、みゆきが海の家を突然開くに至った経緯を丁寧に描いています。小学校では作文に読まれたため洋介の同級生の母親たちや担任はすっかりそのつもりになってしまうし、ふねに託されたものの無理だと思った海の家経営はわかっていたはずの夫や息子のことがいつの間にか見えなくなっている自分を変えるために必要であり(悪性だったら)最後の夏になるかもしれない親友もいる・・・。ふつう人生のリセットという言葉は悪い意味合いで使われることが多いのですが、このドラマでは“強制終了”というよりもっと軽い意味で使っています。「主婦はアスリート」というみゆきの言葉はわかるような気もしますが、一瞬主婦がバーベルのように洗濯物が干してある竿竹を持ち上げるCMを思い出してしまいました。また寝室でケンカしているとき子供部屋で忙しなく動く洋介の動きは『どですかでん』('70 監督:黒澤明)に出てくる電車少年の六ちゃんを思い出させます。

【02】今のままで十分なはずなのに何が不満なのかわからない和幸は反対します。子宮の腫瘍が良性のものだとわかった壽美子の気持ちも変わりました。“彼氏”という意味の仏語からとった「Petit Ami」は夜7時から開店し、コンセプトは“おとなの夏休み”。ボサノバを流した店内はアジアンテイストに・・・人生をリセットしたいみゆきはやる気です。とても一緒にビーチバーができなくなったと言い出せない壽美子は、みゆきの名刺を作り、みゆきが営業権を渡せないと言い出して不機嫌になった松夫の店から売り掛けでアルコール類を仕入れることによってビーチバーが繁盛すれば松夫の店も儲かるようなシステムを取り入れ、建築費も知識を生かして安く抑えました。できるだけのことをした上で、ビーチバーをすることができなくなったと打ち明けます。「約束したじゃない!」「ウソつき!」弱っているみゆきに近づいたのが優でした。シェーカーも振った経験もあるし、店を二軒も経営したことがあるという優を頼もしく思ったみゆきは、もし売り上げが出なかったら二ヶ月半無給でいいから、そのかわり自分に60万円を投資して欲しいという申し出に乗りました。元気が出てきたみゆきは「好きにしろ!」という言葉を和幸から引き出します。そして食品衛生責任者の資格もとり、海水浴場組合の分担金50万円と建築費などあわせた260万円を和幸から借りて、ついにビーチバーの建築が始まりました。相変わらず体調不良で苦しんでいた壽美子のところにはビーチバーがだんだん完成していく様子を写した画像が送られてきて、やはり気になります。みゆきに内緒で様子を見に行った壽美子は、東京にいるときは悩まされ続けたひどい便秘が故郷の海に帰ってくると治ってしまい、体調も良くなることに初めて気づきました。壽美子もビーチバーをやることに決め、開店の日を迎えます。そしてみゆきは優が松夫の娘で、しかもバーテンや経営の経験がほとんど期待できないことを知りました・・・(7/13 プロ野球「巨人×中日」中継延長のため30分遅れ 22:30〜23:24 放送)
医学用語は別のようですが、更年期のことを“change of life”ということを初めて知りました。男は牛みたいに反芻しない・・・人にもよると思いますが。それにしても建築現場でうろちょろするみゆき、邪魔です。ボサノバを流す、といってたくせにラジカセから流れたのはピンクレディーでした。

【03】きちんと家事と洋介の世話をすることを条件に働きだしたみゆきは訪問介護のパートをして、壽美子も会社が終わった後という二重生活が始まります。少女Aの“集客力”に気づいた優は、ひと夏のあいだ一銭もとらないことを条件に店に来てもらい、それで若い男たちを釣りました。チラシを作って配り始めたみゆきは、新婚旅行のとき通ったパリのレストランの名前「プチタミ」のことを思い出して欲しくて会社にまでチラシをファックスで送りますが和幸は激怒します。少女A効果もあって店は繁盛しますが、繰り返されるオーダーミスを気にしない優に壽美子は腹を立てました。そして語学留学の資金を稼ぐために働いている優に、英語の勉強なら国内でもできるのに留学したがるのは外国なら聞きたくないことも聞かずにすむからではないか、と痛いところをつきます。その優と健人の関係は倦怠期を迎えていました。優はお客に来ていた常連のライフセーバーの腿に座り、自立している女性が好きだと健人は壽美子に携帯の番号を教えます。そのあと二人の夜が嫉妬を“おかず”に燃え上がっているとは知りません。年下にもてているんだとみゆきにも煽られ壽美子はその気になってしまいます。やっと“プチタミ”を思い出した和幸はみゆきに招待されてビーチバーに行きますが、そこで目にしたのは結婚指輪を外し、若い男たちとマツケンサンバを楽しそうに踊るみゆきの姿でした。難癖をつけて欲しかったのはこういう時間なのか、と和幸はみゆきの腕を掴んで家に連れて帰ろうとし、抵抗するみゆきを思わずビンタしてしまいます。そのときやっとみゆきは夫の思いにも気づかず、洋介の病気のことも忘れ、楽しさに身を任せ、何もかも棚上げにしてはしゃぎすぎていた自分に気づきました・・・(7/20 放送)
どこが“オーセンティックなまごころ接待”なのかがわからない“カジュアルなビーチバー”「プチタミ」は9/10まで平日午後7時〜9時の2時間営業みたいです(土曜日は昼間から営業を開始しているようで、もっと夜も遅くまでやっているのかもしれません)。当初の予定より出費の総額も増えて340万円になったようですが、この人気ラーメン店並の営業時間でやっていけるんでしょうか?ドキドキしていた新婚の頃を思い出して欲しくてみゆきは「Petit Ami」でもらったカップにコーヒーを入れて和幸に出しますが、とても押しつけがましく感じます。それにしても番宣のCMスポットを見ていると私はこのドラマを観る気がしなくなるのですが、なんか“売り方”間違ってませんか?

【04】「漬け物も夫婦も、たまにはかき混ぜないと腐る」という椿と壽美子に追い立てられ、洋介を連れて家を出たみゆきですが、和幸のことが気になり後悔で一杯です。椿たちが押しかけてきたとき思わずベランダに隠れてしまった和幸も土下座する覚悟があることを壽美子に伝えますが、とりあえず別居生活が始まりました。“大人の遊園地”で寝泊まりするようになった洋介は毎晩目の前ではしゃぐ変な大人たちを観察します。当てつけるで壽美子と仲良くする健人が気になりオーダーミスを繰り返す優は、「ハンパなことばかりする」と松夫と同じようなことを壽美子にも言われて面白くありません。健人に内緒で女好きのライフセーバーに体を許したものの満たされず、「プチタミ」の金にまで手をつけようとしたところをビールを届けに来た松夫に見つかってしまいます。飛び出した優を捜すみゆきは優の実家へ行き、初めて松夫とゆっくり話ができました。ふねが息子につけた“松夫”という名前が、50年前に別れた忘れられない人の名前からとったものであることをミユキから聞いて初めて知り、松夫は驚きます。その頃、砂浜にいた優は、心配になって「プチタミ」の近くまで来ていた和幸と会いました。お互い「こんなはずじゃなかった」とバーの止まり木で溜息をつきますが、バーテンにオリジナルカクテルをオーダーした和幸は「君には君の色があるだろう」と優を励まします。アパートの前で寝ていたみゆきからも「待っている」と言われました。優は仕切り直しをするため、健人と暮らす部屋の大掃除を始め、そして明るく「プチタミ」に出勤します・・・(7/27 プロ野球「巨人×阪神」中継延長のため10分遅れ 22:10〜23:04 放送)
ふねと一緒になろうと約束した相手が松吉であることを伏せるためにエンドロールには“為田松吉”ではなく“為さん”としていたのでしょう。今回のエンディングは'91年の楽曲です。たしか'70〜'80年代の曲を使うはずだったのに、もうネタが尽きたんでしょうか?

【05】家出中なのに毎日掃除・洗濯・夕食作りのために家に帰るみゆきは和幸に認めてもらいたくて昼間の海の家をやりたがりますが、彼女たちには元手もノウハウもありません。そんなとき、遺品を整理していて見つけた古い写真に写っているのが為さんだと気づいた松夫が「お袋のために貸す」とかき氷器を持ってきました。みゆきも「夏の海があるから生きて来られた」という、ふねが遺した言葉を為さんに伝えます。そしてみゆきは決意しました。改装費を最小限に抑えるために畳は敷かず、夜のビーチバーのことも考えて18禁“大人のための海の家”を8月1日から二週間だけオープンする準備に入ります。とたんに親切だった隣の椿から嫌がらせを受けるようになりますが、部下の毛塚にも休暇を取らせた壽美子たちとなんとか昼間の営業を始めました。その壽美子は、健人が優と同棲していて、浮気した優への当てつけで健人が自分に近づいて、その健人の新しい彼女が里奈であることを知ってしまいます・・・(8/3 放送)
年下の健人への思いが一方的だったことを知って傷ついた壽美子に出来すぎ君が言った「go-around」は、飛行機が視界不良で着陸できないときに再び上昇し、滑走路が見えるまで何度でもやり直すことなのだそうです。やっと一色が彼を飛行機オタクに設定した理由がわかった気になりました。実在するのかはわかりませんが出来すぎ君が読んでいた『おもちゃ箱の朝』は怖い絵本です。ハムスターのウイリーは朝になって目を覚ましました。光は醜い全てを照らし出し、夜は楽しかったおもちゃ箱はおもちゃたちの墓場であることを知ってしまいます。七色に輝く月は欠けたCDで、カシミアの毛布はお腹の裂けたウサギのぬいぐるみの中身でした。どこにも存在しない、すべてが美しい夜の国を捜しにウイリーは旅に出ます・・・それにしても『時間よ止まれ』は名曲です。

【06】みゆきと和幸を仲直りさせるため、壽美子は琴原家で和幸と会いました。有給休暇がとれるサラリーマンとは違い“妻や母は年中無休の脇役”であり、初めて“夏休み”をとったみゆきのことを認めてあげて欲しいと言われ、プチタミで男に抱きついたみゆきを見てしまいカッとして叩いたことを反省する和幸は次の土曜日プチタミに行くことを約束します。そのうち話は逸れ、お飾りとはいえ課長になって頑張って女の子に道をつけたつもりだったに誰もついてこないと嘆く壽美子に「何もかもちゃんとしようと頑張り過ぎちゃいけない」「もう十分すぎるほど頑張ってきたんだから」と和幸は優しい言葉を掛けました。そして壽美子は、タイプじゃなかったはずなのに「お互い、頑張りすぎないで頑張りましょう」というみゆきの夫を好きになってしまいます。為さんから客引きのコツとして、海から店までの“道”を作ることを教わったものの簀の子を買う予算もないみゆきたちは砂浜に水を撒くことを思いつきました。しばらくすると乾いてしまうため、一時間10円のお駄賃で15分ごとに水を撒く仕事を洋介に任せます。その洋介はプチタミにライバル心を燃やす椿の姪ミズキと出会いました。海が汚い、と言われて「ウミガメが来る」と教えた洋介は、ミズキの「ウソつき」という一言がひっかかります。砂浜で採取したアカウミガメの卵をマリンパークで育ててもらっていることをみゆきから聞いた洋介はミズキが帰る前の晩、「ウミガメはいる!」とミズキの手を引いてマリンパークを目指しました。ミズキがいないことに気づいた椿が飛び込んできて二人がいないことが発覚し大騒ぎになっている頃、途中で会った少女Aに送ってもらい洋介とミズキはマリンパークに到着します。でも、みんなに迷惑を掛ける「悪い子」だと里奈から言われた洋介は卒倒してしまいました。洋介の無事をみゆきは喜びますが、「何が良かったんだ!」と激怒した和幸はプチタミをやめるようにみゆきに命令し、土曜日の約束も破棄します。それでも、いけないことをしたけれどミズキには最高の夏休みを贈った我が子を「カッコいいよ」とみゆきは褒めました・・・(8/10 放送)
為さんはみゆきたちに、アベックなら男の方ではなく“女の方に声を掛けて友だちになる”とアドバイスしました。主導権を握るのは女の方で、知らない女が彼氏に声を掛けてきたら警戒する、ということなのだそうです。ビンタの一件を見ていた部下の前で会うわけにはいかず、かといってわざわざ会社を休んでまで仲直りしたいという気持ちも知られたくない和幸は、会社で会うと嘘をついて自宅で壽美子と会いました。みゆきがいつもより早く家事をやりに戻ってきてしまい、和幸と壽美子はベランダに隠れますが、うまくみゆきの行動パターンを読んで逃げ回る和幸は(ドラマであるとはわかっていても)見事でした。それにしても少女A、喋ることが出来るんですね。このまま洋介(とミズキ)だけが少女Aの声を知っている、とすると面白いと思います。「ウソつきになりたくなかった」と言い訳する洋介は帰っていくミズキの車を追いながら叫びますが、「お前なんか、大嫌いだ」と早速ウソをつきました。感動的なシーンではあるけれど(お約束とはいえ)人間が走って追いつくような“ゆっくり走る”車を登場させる演出家は何の疑問も持っていないんでしょうか?

【07】学生時代にバーテンのアルバイトをしていた和幸にステアの方法を教わるため優は琴原家に行きますが、そうとは知らないみゆきは「亭主、借りるね」と言う優がなぜ夫に会いに行くのか想像できず混乱し、壽美子を監視役として同行させました。しかし和幸の会話の相手は専ら壽美子で、ときには電源を切ることも必要だと、会社から壽美子にかかってきた電話も和幸が切ってしまいます。小学生が初恋をしているような二人の姿を見て面白がり、理屈屋の二人なら変な方向に進展することもないと考えた優は、三人で食事することを提案しました。でも和幸が提示した日がみゆきとの結婚記念日であることは二人とも知りません。その優も、健人からのメールに喜んでアパートに行ったものの、里奈との同棲を始めることになり邪魔になった荷物を引き取るよう呼び出されただけでした。夢のために努力を続けている健人のことを尊敬していると言って雨の中、優はアパートを去ります。フィリピン沖で発生した大型の台風が近づいていました。初めてのことで何をすればいいのかもわからない三人ですが、慣れてきたら専業主婦より十倍も忙しいだけで和幸とのズレがどんどん大きくなっていると愚痴るみゆきと健人と別れた優が風に吹かれて飛ばされてしまえばいいと言いだし、壽美子一人が慌てます。しかし、負けても悔いだけは残したくないから店を守ろうと優に言われ、神社に「リセット」と書いた絵馬を奉納したみゆきも神頼みではなく自分で変えなければリセットできないと、洋介を和幸に預けました。ここにいろ、という和幸の言葉も振り切ってプチタミに戻ったみゆきは台風とケンカします。夜になって風雨が強まり、今にもプチタミは飛ばされそうになりますが、風の逃げ道を作らないと店ごと飛ばされると松夫が屋根に上って一部を剥がし、常連客の鳶やライフセーバーたちまでプチタミを守るために集まりました。商売敵だったはずの椿が高波対策を手伝い、岡崎も駆けつけます。台風一過で朝から強い日差しが照りつける中、なんとかプチタミは生き残り、鉄筋が自慢だった椿の海の家は潰れていました・・・(8/17 放送)
新婚旅行中に通い詰めたレストランでもらった、夫婦の象徴でもある「Petit Ami」のカップを落としたみゆきの「もう、やだ〜。もう、やだなぁ〜」という言い方が気持ち悪くてたまりません。視聴率の悪さは、この寺島の“可愛い”演技に大きな原因があるように思えます。意義は認めますが、台風が近づいているのに“準備”もせずに神社に集まる三人の行動は不自然でした。

【08】いつもみゆきが選んだものを着せられていた和幸は自分の趣味でスーツを買いました。そして十周年の結婚記念日にも仕事があるとウソをつき、結婚したときからの約束だった決まった店での食事には行きません。一人店で待っているみゆきの前に現れたのは岡崎でした。仕方なくみゆきが岡崎と食事をしている頃、和幸は壽美子の待つ店にやってきます。みゆきから今日が結婚記念日であると聞いて驚いた優がキャンセルしたため二人きりの食事になり、結婚記念日のことを和幸から聞いて初めて知った壽美子は動揺しますが、「リセットしたいのはみゆきだけじゃない!」という和幸はもう半分生きた人生を“終わりの見えた映画”に例え、リセットしたいのは自分なんだと打ち明けました。そして何かとすれ違ってしまうみゆきとは違い、言葉がちゃんと伝わる壽美子と手をつないで歩きます。何駅も一緒に歩いた二人は、もう会わない方がいいことはわかっていました。だから、これでもう会わないのなら・・・と和幸は壽美子のおでこにキスをします。夏休み最大のイベントである「みな浜海岸花火大会」の日がやってきました。今夜店に行く、という和幸の言葉が罪悪感から出たものとは知らないみゆきは無邪気にはしゃぎます。そして「限界なんです、もう。道は外れるためにあるんですよね」という岡崎がみゆきに、「昨夜が最後で、今夜が本当の最後です」という和幸が壽美子に、「自分がわからないんだ。忘れられないんだよ」という健人が優にキスをしました。祭りが終わり、昼間の海の家の営業も終わり、久しぶりに出社した壽美子は知らないうちに部下の毛塚の異動が決まったことに驚き、類似案があって自分の企画が却下になったことを聞かされ、思わず和幸に電話をしてしまいます・・・(8/24 放送)
海から見る花火のシーンが美しいです。でも、なぜ少女Aのいる場所の周囲には人がいないのでしょう?

【09】花火大会を最後に昼間の営業も終わり、あとは夜のプチタミだけになりました。為さんと二人で「みな浜砂像大会」に参加したいと自分から言い出した洋介の成長ぶりにみゆきは喜びます。そして、そろそろ家に戻りたいと気持ちを伝えますが、それに和幸は返事をせず、インド出張から帰ったら砂像大会に行くと言って家を出て行きました。お盆を過ぎて店内はガラガラになります。貴重な客として岡崎がプチタミにやってきますが、和幸から電話をもらってインド出張がウソであることを壽美子が知っていることから、和幸の相手が壽美子であることに気づきました。一所懸命砂像をつくる我が子を見て、これができる頃にはすべて元通りに、とみゆきが夢見ている頃、チェックアウトしたら現実が戻ってくる・・・ビジネスホテルに泊まっている間が自分の夏休みだという和幸の部屋を壽美子が訪れます。砂像大会当日、「仲直り♪」と浮かれるみゆきは、会議が長引いて遅れるという壽美子からの電話が自分にではなくバイトのTバッくんにかかった意味に気づきません。二人は抱き合おうとしますが我に返り、結局キスだけで別れます。しかし、先に家に帰っていたみゆきは和幸がいつもの通勤のカバン一つで“海外出張”から帰ってきたのを見て初めておかしいことに気づきました。スーツケースが押し入れの中にあり、パスポートも引き出しの中、そしてYシャツにファンデーションがついているのを発見し、和幸の浮気を確信して愕然とします。夫が浮気した、と詰め寄ってくるみゆきを見て自分たちの関係がバレたと壽美子は焦りますが、疑っているのが優であることに気づき、何でも簡単に人を信用してしまうみゆきに呆れ果て自分から和幸の浮気相手であることを白状しました。「ケンカってさぁ、仲直りするためにするんだよね?だからしないよ。ケンカは」と壽美子に言ったみゆきはウソのように冷静です。9月10日でプチタミとともにすべてをお終いにするつもりのみゆきは、三百万円で営業権を返して欲しいという松夫の希望を受け入れ、大切にしていたプチタミのカップを床に叩きつけて割りました。「お終いだ。夏休みは」と呟くみゆきに、壊すだけなら赤ん坊でもできる、自分みたいになってはいけない、と椿は“先輩”として忠告します。でもみゆきは結婚指輪を外しました・・・(8/31 プロ野球「巨人×ヤクルト」中継延長のため30分遅れ 22:30〜23:24 放送)
気持ち悪いくらいデレデレのみゆきが夫の浮気を知り、その相手が壽美子だとわかった途端に冷めていきました。この落差を出したいがための今までの演技(演出)だったのでしょう。寺島しのぶの巧さを感じます。

【10】海の家の営業権放棄誓約書に判を押したみゆきは岡崎を呼び出しますが、みゆきに本気だった岡崎は「どっか連れてって」「しようよ」と“犬にエサをやるような”誘いを断ります。二人きりで話がしたい、という和幸を追い返したみゆきは為さんからボートを借りて海に出て、この夏初めて海の中に入りました。そして泣きます。これで吹っ切れたみゆきは離婚届にサインをしてテーブルに置きました。「男と違って友だちは一生もんだから」と謝る壽美子も一発引っぱたいて許し、夫婦の幸せだけキープして“リセット”しようとした自分は虫が良すぎたと反省します。9月10日の営業最終日には常連客が集まりますが、岡崎が土産として持ってきたのは和幸がフランスから取り寄せたプチタミの2客のカップでした。「私たちのプチタミだから」と壽美子と優にそのカップをプレゼントしたみゆきは外していた結婚指輪をはめ、離婚届は自分から和幸へのラブレターであると告白します。朝日が昇る砂浜で三人は優の作ったオリジナルカクテル「プチタミ」で乾杯し、実質12万円の赤字と共に夏休みは終わりました。洋介と家に戻ったみゆきは和幸から、引っぱたいたのは自分に見せたことのない表情をしていたことに嫉妬したからで、許してくれるまで待つと言われて喜びます。本当は目の前で破いてくれることを期待していた離婚届を和幸が提出してしまったことを知って慌てますが、今度はみゆきから和幸にプロポーズし、半年間再婚ができないのならそれまで同棲しようと提案、ゼロから始めるために欠けたプチタミのカップをゴミ箱に捨てました。プチタミ解体の日、なんとなくみんなが砂浜に集まります。みゆきは、自分も手伝うから来年もやればいいじゃないかと和幸に言われ、金庫から盗んできた営業権利書を優から渡されました。「夏の海があるから生きてこられた」と言ったふねは亡くなってしまいましたが、「夏の海があるから生きていける」とみゆきは感じます・・・(9/7 放送)
放送前は週替わり主題歌の候補に松任谷由実の名前が挙がっていたのですが、一話短縮が影響したのか、それともユーミンサイドから拒否されたのかはわかりませんが、結局使われることはありませんでした。自分もリセットしたい、という和幸の気持ちがよくわかります。内容は悪くありません。次点としてもよかったと思います。共感できたからこそ見続けてきたのですが、どこか中途半端なまま終わってしまいました。もう少し、何とかなったのではないかと思え、残念です。

役名は不明ですが、屋根裏収納に関する企画会議の出席者【1】を橋沢進一、壽美子の上司である「国成ホーム」企画部部長を【1,8】を草野裕、壽美子の部下【1〜5,8】を江畑浩規&麻生幸佑&玉野ひとみ&平田暁子、『企業美人』で壽美子をインタビューしたアナウンサー【1】を斉藤まりあ(日本テレビ)、下浦東中3年2組の同窓会会場の入口前でみゆきと会った同級生【1】を山素由湖、2年4組の授業参観で洋介の作文を聞いて海の家に行くと言ってきた洋介の同級生の母親【1】を福田らん&白川ゆり、子宮に悪性腫瘍がある壽美子の担当医【1,2】を秋山菜津子、洋介を診た「下浦市江田記念病院」神経科医師【1】を武発史郎、フィリピン人の鳶を【2,3,8〜10】キンバリールーマンサン&【2,3】ジャスティンエイカップ&【8】エディセルエドラリン、「プチタミ」にやってきた健人の職場の仲間【3〜10】を佐川和正&大島裕子、「プチタミ」にやってきた和幸の部下【3,4,8,10】を由利尚子、店もバーテンも辞めると和幸に言って帰ろうする優に「それがいい」と言ったバーのバーテン【4】を志賀圭二郎、為さんからボートを借りた海水浴客【5】を内田さやか&平川有紀、壽美子が二週間の有給休暇を申請した上司【5】を野村信次、和幸が宿泊したビジネスホテルのフロント係【9】を阿部智江子が演じています。

《キャスト》

琴原 みゆき(34) [訪問介護「ふじさんデイサービス」パート(月収4万円)・ふねを介護・昭和60年度「下浦東中学校」3年2組・食品衛生責任者・ビーチバー「プチタミ(Petit Ami)」をオープン・雨女・初キスの相手は壽美子・被害妄想が激しい・結婚記念日はいつもリストランテ「LA BISBOCCIA」で食事・和幸にプロポーズ] ・・・ 寺島 しのぶ
琴原 和幸(37) [みゆきの夫・コンピュータソフト制作会社課長・毎月3,13,23日は“夜のお勤め”・リストラ対象者のリストを作成・車好き・みゆきと離婚→みゆきと同棲] ・・・ 石黒 賢
琴原 洋介(8) [みゆきの息子・小学生(2年4組)・飛行機オタク・“よい子強迫観念”・“出来すぎ君”(壽美子)・砂像のタイトルは「なかよし家族」] ・・・ ささの 貴斗
榎 壽美子(35) [「国成ホーム」企画部第三課課長(←実権ゼロの広告塔)・小〜中学生の頃はみゆきと親友・中卒後に母の闘病のために一家で東京へ・母を子宮ガンで亡くす・10年前に男に懲りた・“クソばばぁ”(松夫)・子宮の腫瘍は良性・若年性更年期障害?・「プチタミ」を共同経営・笑うと目が怖くて、怒ると目が笑う(優)・初キスの相手はみゆき] ・・・ 中島 知子
   (オセロ)
蔵田 優(29) [フリーター・ふねの孫・松夫の娘・大学中退・語学留学をしたい・2ヶ月でバーテンを辞める・松夫の金で開いた雑貨屋とカフェを潰す・「プチタミ」で働く→逗子のバーで働く] ・・・ 中越 典子
春日部 健人(27) [優の恋人→里奈の恋人→優とよりを戻したい・「京急油壺マリンパーク」飼育員・プロの水中カメラマンになるのが夢] ・・・ 姜 暢雄
葵 里奈 [「京急油壺マリンパーク」飼育員・健人が好き・職場で健人にキス] ・・・ 北川 弘美
岡崎 元一朗(34) [プログラマー・和幸の部下・妻と離婚・「女は縦列駐車ができない」・みゆきが好き] ・・・ 大倉 孝二
星野 美理卯 [和幸の部下]【3,4,8,10】 ・・・ 玉木 千尋
毛塚 亘 [「国成ホーム」企画部第三課→総務部・壽美子の部下]【1〜5,8】 ・・・ 高木 稟
蔵田 ふね(74) [優の祖母・海が好き・5人の子を育てる・夫は5年前に他界・夏は海の家を営業・50年前に松吉と結婚を約束・「夏の海があるから生きてこられた」・急逝・海の家の営業権をみゆきに譲渡]【1,5,10】 ・・・ 南田 洋子
蔵田 松夫(50) [「蔵田酒店」店主・優の父・ふねの息子・4歳の息子が病死] ・・・ 小野 武彦
為田 松吉(70) [漁師・“為さん”・夏は「貸しボート」] ・・・ 宇津井 健
田端橋 椿(53) [海水浴場組合長・海の家「つばき」経営・5年前に別れた元漁師の夫は死去・海の家の純益は850万円]【2〜10】 ・・・ 中尾 ミエ
タヌマ カリン [サーファー・“少女A”・誰がナンパしても名前さえ教えない・サーフィンのテクニックはA級・「プチタミ」の“サクラ”・台風で荒れる波に恋人を奪われる]【2〜10】 ・・・ 佐田 真由美
中曽根 [ライフセーバー(リーダー)・就職浪人・栃木の旅館を継ぐ]【2〜10】 ・・・ 飯沼 誠司
伊集院 ミツハル [ライフセーバー・“Tバッくん”・少女Aにアタック・「プチタミ」アルバイトに採用・優はタイプじゃない・初めて少女Aから「ありがとう」と言われる]【2〜10】 ・・・ 石井 智也
穴熊 [ライフセーバー・酒に弱い]【2〜10】 ・・・ 一太郎
蒲生 [ライフセーバー]【2〜10】 ・・・ 山根 和馬
野村 [ライフセーバー]【2〜10】 ・・・ 田中 和明
浦山 [ライフセーバー]【2〜10】 ・・・ 山根 祐夫
釧路 [ライフセーバー・優とホテルに行く・女性客にちょっかいを出し「プチタミ」出入り禁止]【4】 ・・・ 高杉 瑞穂
コガ [「三橋工務店」勤務・280万円と見積もった「プチタミ」建築費を壽美子によって200万円に値切られる]【2】 ・・・ 藤井 びん
コージ [鳶(親方)・「プチタミ」を建てる]【2〜4,6〜10】 ・・・ マイク ハン
カメ [みゆきと壽美子の下浦東中3年2組時代の同級生]【1】 ・・・ 三波 伸一
オチアイ [会社員(営業)・壽美子の部下を課長と勘違い]【1】 ・・・ 森川 数間
ミズキ(10) [椿の姪・埼玉在住・洋介が“大嫌い”]【6】 ・・・ 小池 彩夢


脚 本 一色 伸幸

音 楽 GONTITI

演 出 雨宮 望(1〜3,6,7,10)・長沼 誠(4,5,9)・高橋 秀明(8)

主題歌
【01】'78 「勝手にシンドバッド」(サザンオールスターズ)
【02】'77 「渚のシンドバッド」(ピンクレディー)
【03】'79 「モンロー・ウォーク」(南 佳孝)
【04】'91 「何も言えなくて・・・夏」(JAYWALK)
【05】'78 「時間よ止まれ」(矢沢 永吉)
【06】'81 「君は天然色」(大滝詠一)
【07】'85 「ふたりの夏物語」(杉山清貴&オメガトライブ)
【08】'78 「Mr.サマータイム」(サーカス)
【09】'71 「真夏の出来事」(平山 みき)
【10】'83 「高気圧ガール」(山下 達郎)

制 作 田中 芳樹

日本テレビ



          



○ 『幸せになりたい!』 (TBS系・木 21:00 〜 21:54)



多額の借金を抱えた父が亡くなり、家族を守るために高校を中退したひかりは元家庭教師・長谷川の紹介で清掃会社に就職する。そして局内を清掃しているとき、連続ドラマの視聴率低迷に悩むプロデューサーの雅子と出会う・・・(全10話)

【01】高3のひかりは病弱な母と幼い弟二人の面倒をみてきましたが、すでに電話は止められ、貯金も手持ちのお金も底をつきかけていました。さらに行方不明だった父が多額の借金を抱えたまま亡くなってしまいます。高校を中退したひかりは、父親の葬儀を手伝ってくれた元家庭教師・長谷川の紹介で、長谷川の勤めるテレビ局の清掃会社に就職できました。スタッフ用の余った弁当も持って帰ることができて家族にも喜ばれます。その長谷川の上司であるプロデューサーの雅子は、ドストエフスキーの「罪と罰」を女に置き換えた『愛の罪 恋の罰』第7話の視聴率がついに1ケタの9.8%まで落ちてしまい、局長から対応を迫られました。すでに最終話まで小宮山の脚本は完成していて、雅子は頭を何度も下げてやっと書き直してもらいます。しかし小宮山の悪筆手書き原稿をその日のうちにワープロで打ち直すように指示された“見かけ倒しの男”長谷川があろうことか、いつの間にか寝てしまいました。仕事を終えたひかりが長谷川のところに顔を出すと、先輩はすっかり夢の中。前にも西園寺のスケジュールを確認し忘れて撮影を飛ばした長谷川が雅子にひどく叱られているところを見ていたひかりは得意のワープロで先輩のお手伝いをしてあげます。朝までかかって打ち終えて満足げに帰ったひかりと入れ違いに戻ってきた雅子に叩き起こされた長谷川は、プリントアウトしてある原稿を見て何が何だかわかりません。全部打ち終わってから寝たのかな、などと寝惚けた長谷川はワープロの文章ファイルを関係者に送信した後、初めてひかりのメモに気づきます。そこには恐ろしい言葉が書かれていました。「よくわからないところは適当に想像しながら打っちゃいました」・・・(7/14 21:00〜22:00 放送)
両沢和幸は脚本&演出だけでなく制作にも関わっていて、まるで自主制作映画の監督のようです。もともと貧乏なら家庭教師をつけるのも無理だし高校は公立に行くしかないわけだから、かつて浅田家も経済状態は悪くなかったのでしょう。既視感のあるコテコテのドラマですが、正統派二枚目俳優としてデビューしたものの最近ではフジや日テレなどのバラエティにも出るようになった谷原章介の“見かけ倒しの男”役が結構新鮮です。岡田浩暉演ずる俳優・西園寺の宇宙人的キャラを見ていたら、三船美佳にも『R-17』のシャブ中女子高生役で見せてくれたテンションで女優の真紀を演じて欲しくなりました。たしか、ひかりはワープロが得意だと言っていましたが、打つのが遅いです。

【02】ご丁寧にも長谷川はひかりが勝手に書き換えた原稿を本人にも送信してしまい、脚本家の小宮山は激怒します。余計な仕事が増えて怒る雅子は、すっかり恐縮したビル清掃会社の責任者から責任をきっちりとらせると謝られて「その方がいいわね」と返事した結果、ひかりは解雇されてしまいました。米を買う金もなくなった上、血を吐いて倒れた芳江が入院してしまい、ひかりは再就職先を探します。数日間だけ働いた清掃会社の給料も取り立て屋の飯島たちに持っていかれ、食い逃げまでしなければならない生活から逃れるために、ひかりはお金のいい風俗で働く覚悟を決めました。面接時間まで暇を潰していた公園にドラマのロケ隊がやってきてひかりは雅子と再会します。結果的に自分の一言でひかりがクビになったことを気にしていた雅子は長谷川から初めて浅田家の事情を聞き、なぜひかりに金が必要で風俗店の求人広告を見ていたのか知りました。現場を長谷川に任せて歓楽街に向かった雅子はひかりを見つけて連れ出します。そして、お金がなければ生活ができないというひかりを、自分の下で働いてみないかと誘いました・・・(7/21 放送)
ドラマのロケ現場を見て目を輝かせる、という芝居が“いかにも”です。役者たちの演技に感情移入してマイクにひかりの嗚咽が入ってしまいロケが中断、なんで愛し合ってる二人が別れなければならないの?と監督に抗議するシーンはベタですね。せっかく『富豪刑事』で好きになった深キョンに再びムカついてきました。清掃会社をクビになったひかりが求人誌を見ていたそばに雅子がいるのは同じビル内に職場があるから許せるとしても、どの風俗店の求人広告を見ていたのか店名まで覚えていた雅子の記憶力は驚異的です。その店が飯島が紹介した店だったり、面接まで時間があって暇を潰していた公園にロケ隊が来たり、とってもご都合主義の展開です。

【03】ちゃんと仕事ができるのか、と経験のないひかりを採用することに周囲は不安を感じますが、原稿をそのまま清書する人間より少しでも面白くしようと書き換える人間の方がよりドラマを愛していると雅子は考えます。とりあえず正社員ではなく臨時のスタッフとしてひかりを現場に付かせますが、テレビのお仕事だから少しでも綺麗な服を、と初仕事にスカートで現れました。雅子はつなぎに着替えさせると本山に頼んでひかりに“車止め”をやらせますが、車は停まってくれません。それでもめげず、翌日もひかりは現場にやってきます。様子を見に来た飯島たちの“顔”のおかげでなんとか“車止め”もうまくいき、一週間後にドラマはクランクアップ、スタッフの打ち上げに参加したひかりは残った料理を弟たちのお土産に持って帰ることもできました。スタッフは盛り上がりますが、プロデューサには仕事が残っています。熊野と佐久間が小宮山を接待する席に長谷川を従えた雅子が挨拶に行きました。そんな雅子は熊野局長が自分を国際部に異動させようと考えていたことを知りません・・・(7/28 放送)
ひかりの初日の服装に関しては、素人だとわかっているのに事前に指示しなかった雅子の責任です。飯島たちが“車止め”を手伝った形になりますが、もし現実にヤクザが“車止め”したらあとあと問題になると思うんですが。プロデューサーでもあり演出も手懸ける脚本の両沢は小宮山に語らせました。「こういうドラマが数字がとれないっていうのは、なんていうかな、僕に言わせりゃ、視聴者にも問題があると思うんだよね」これは視聴率が低空飛行を続ける“ドラマのTBS”の本音なのでしょう。

【04】ロスの国際部に異動と聞いて驚いた雅子はゴルフ場でプレー中の熊野局長に泣いて抗議します。これまで佐久間部長の出した企画しかやったことのない雅子は、それが失敗して視聴率が取れなかったことが異動の理由であることに納得がいかず、自分の企画をやらせて欲しいと訴えました。そして、そのドラマで視聴率20%以上を取る、と言い切ります。そこで熊野は、佐久間には話しておいたスカイ生命一社提供のSPドラマの企画を雅子にもやらせてみることにしました。両者が競い、雅子の企画が通らなければ国際部への異動が決まります。佐久間の言いなりになっていた長谷川が、自分の知らなかったSPドラマのことや異動の話まで知っていたことにショックを受けた雅子はひかりをアシスタントにつけました。佐久間たちが人気作家の未発表作品を使おうとしている事を知り対抗意識に火のついた雅子は一晩で二本の企画を用意します。自信満々で企画を出した雅子ですが、二人が必死で企画を考えていたとき、スポンサーの担当重役行きつけの店で待ちかまえていた長谷川がキャバクラで接待していたとは知りません・・・(8/4 放送)
人の希望を訊かずに勝手に決める・・・サラリーマンの異動とは基本的にそういうものだと思うのですが、(気持ちはわかるけど)泣くのは卑怯な気がします。“働く女なんて所詮そんな程度”と脚本の両沢自身がそう思っているのかもしれません。自分の誕生日をPWにしているダメダメAPじゅんじゅんもじゅんじゅんですが、いくら自分の部下だからと言って勝手に個人のノートPCの中身を覗くのも卑怯です。テレビ業界はそういう連中の集まり、ということでしょうか。「小説はとりあえずアタマと終わりとあとがきだけ読めばいい」「雑誌は見出しで面白いのがあったらピックアップする」これが現実なのかもしれませんが、こういう杜撰な企画の立て方にドラマの衰退の元凶があるような気がします。ひかりからアイディアがポンポン出てきますが、雅子が“嘘くさい設定”で当たるわけがないと言った「ある高校に女性教師が赴任してくるんです。でも、その学校は不良だらけで、だけど実はその女性教師の実家はヤクザで、その女性教師もものすごくケンカが強くて・・・」という企画は日テレ系の『ごくせん』だし、「若い看護師の話なんですけど、すごいドジなんですよ、その子。それで、性格の悪い先輩看護師のイジメに遭いながらもがんばって成長していく・・・」のは松下由樹が先輩看護師役を演じたフジ系『ナースのお仕事』。ここまできたら『トリック』あたりのテレ朝系ドラマを出せばいいのに(私は観ていないのですが)「主人公は車椅子の少女なんです。でも明るくて元気に生活しているんです。そしてある日、美容室に勤めているハンサムな青年と恋に落ちる」という自社の『ビューティフルライフ』を引用するあたりに、余裕の無さを感じました。家にお金がないのを知っていながら食事の用意もせず、自分は打ち上げに行ったり無邪気にシュークリームをパクつくひかりは弟たちのことはあまり心配していないようですね。雅子の金でピザが届き、やっと食事にありつけた弟たちは、見張りの田島にも分けてあげました。いい話だとは思いますが、取り立て屋を人情派にして美化しているような気がしてなりません。ドキュメンタリーで見聞きする取り立て屋の追い込みはそんな甘いもんではないと思うんですが。

【05】社長の奥さんの好み、という理由で佐久間たちの出した平山真二の新作が企画として採用されました。世間が求めているのはプロの仕事であり“女子高生が学園祭の出し物を決めるのとはわけが違う”と佐久間に言われた雅子は国際部への異動を覚悟しますが、再び失業するひかりのことが気になります。佐久間からスペシャルドラマのプロデューサーに指名されたものの長谷川にひかりを使ってくれるように頼みますが佐久間を気にしていい返事が得られず、雅子は仕事関係者に電話を掛けてひかりの再就職先を探しました。そんなこととは知らず、ひかりは図書館から平山の作品を借りて読み始めます。そんなときゲラを見せてくれた友人から、女性プロデューサーと仕事をしたいという平山の意向が伝えられ、佐久間は頭を抱えました。異動話は延期になりますが、佐久間が話しても熊野局長が説得しても、佐久間の仕切りを嫌う雅子はプロデューサー復帰を固辞します。しかしスタッフたちの思いを知り、ドラマの仕事が好きになり再就職先を探そうとしても目に入らないというひかりの思いを知り、ひかりのAP採用を条件に現場復帰を決めました・・・(8/11 放送)
ドラマのスタッフからカラオケに誘われた雅子が渡されたグラスのビール、泡が消えているところがリアルでした。自分が徹夜で読み終えたことを朝の5時前に報告に来たひかりは非常識を超えて異常です。それにしても、相変わらず必死になって口をとがらせたとたん深田恭子はかなりブサイクになりますが、特筆すべき演技力があるわけでもなく、この落差は致命的ではないでしょうか。

【06】馬鹿らしくなって途中で原作を読むのをやめた佐久間が推した大御所の小宮山ではなく、雅子は新人の塚田を脚本に推しました。どんどん仕事を進めていく雅子はうっかり長谷川の存在を忘れてしまいます。原作者に会うときにも連れて行ってもらえず、塚田が来たときにも声を掛けてもらえなかった長谷川はやっと主演候補の所属事務所社長に会いに行くとき同行を許されますが、名刺交換でドジを踏んでしまいました。馴染みのスタッフで撮ることが決まり、その顔合わせの宴会で泥酔した長谷川は自分がプロデューサーを務めるのは無理だと言ったスタッフの声にキレてしまいます。雅子に散々文句を言って、気がついたらそこはひかりの家でした。朝食もとらずに職場に向かった長谷川が河原でいじけているのを見つけたひかりは、好きなことをやって給料をもらっているのに文句ばかり並べる長谷川に失望します。ひかりの涙を見た長谷川は奮起、自身の全人格を賭けて原作の全てのページを分析した分厚いレポートを完成させました。しかし、責任を感じてそのレポートを読み始めた雅子のところに塚田から下ろして欲しいと電話が入って慌てます・・・(8/18 放送)
支給された携帯電話を弟たちに見せびらかせたひかりに、仕事がヒマになったら着替えを持ってきてくれ、と嫌みを言った母親の気持ちは、やっぱり深田恭子のキンキンした喋りが鬱陶しくてリタイアしたい私には(意味合いがまったく違うけど)よくわかります。とあるスナック菓子の応募券を5枚貼って送ると、どうやらもれなく「ラッキーハイランド」にご招待されるようですが、それってもともと安く設定された入場料は無料で高めの乗り物券などは有料というパターンだと考えないと納得できません。それにしても、乾杯の時にグラスがないのはイジメです(幹事が気づかなければなりません)。

母親の末期ガンが発覚してストーリーが動きそうですが リタイア します(たぶん今期最後のリタイアになると思います)。やはり深田恭子は(可愛いとは思うんだけど)苦手だと再確認した上、(暇つぶしに見る分にはいいのかもしれませんが)ドラマ自体も薄っぺらに感じました。彼女の魅力を引き出すためには(悲惨な境遇に置かれてはいますが)今回のような一般人ではなく、どこか“一本外れた”『富豪刑事』のようなキャラしかないような気がしています。

役名は不明ですが、ひかりに因縁をつけてきた「あさひ高等学校」の同級生【1,2】を奈之未夜&石渡友香里&西野美沙、ひかりに父親の死を伝えに来た警官【1】を小林隆、最初にひかりが面接を受けた人事担当者【1】を山上賢治、次にひかりが面接を受けて断られた運送業の人事担当者【1】を高土新太郎、経験者じゃないひかりの採用を断ったネイルサロンの店長【1】を遠山美枝、ひかりの面倒を見る「若葉ビルメンテナンス」社員【1,2】を松本じゅん、西園寺のマネージャー【1,2】を村松利史、芳江が入院した「東京大塚病院」看護師【2〜4】を真白由春、食い逃げしたひかり姉弟を追いかけた無煙焼肉「萬来」店員【2】を中山弟吾朗、飯島から紹介されたひかりを面接したファッションヘルス「制服の楽園」店長【2】を大河内浩、熊野たちが小宮山を接待した料亭の仲居【3】を高谷智子、佐久間がウダガワを接待したキャバクラのホステス【4】を吉田尚美&片平恵実、スカイ生命スペシャルドラマの制作発表司会【5】を海保知里、万引きした武史を追いかける店員【6】を大塩剛が演じています。

《キャスト》

浅田 ひかり(18) [私立「あさひ高等学校」中退(3年3組)→「若葉ビルメンテナンス」解雇→「UBSテレビ」制作局ドラマ部臨時スタッフ→同AP・ワープロが得意・かつての夢は長谷川のお嫁さんになること] ・・・ 深田 恭子
浅田 勇一 [ひかりの父・元工場経営・神奈川県港南埠頭に水没した車の中で発見・借金一千万円を遺す]【1】 ・・・ 五王 四郎
浅田 芳江 [ひかりの母・病弱・行方不明だった夫は借金を遺したまま死去・仏壇の裏に隠した酒を飲む(アル中?)・「東京大塚病院」に入院] ・・・ 銀粉蝶
浅田 武史 [ひかりの弟・小学6年生・「東報経済新聞」を愛読] ・・・ 篠田 拓馬
浅田 悟 [ひかりの弟・小学1年生] ・・・ 綾部 守人
永井 雅子 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部プロデューサー(5年目)・「愛の罪 恋の罰」担当・東大卒・しつこいのが取り柄・“佐久間の愛人”疑惑が流れる・入社時に国際部を希望・“潔癖な理想主義者”(熊野)] ・・・ 松下 由樹
長谷川 純一 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部アシスタントプロデューサー(8年目)→同P・ひかりの元家庭教師・“先輩”(ひかり)・“じゅんじゅん”(薫)・“見かけ倒しの男”(静香)・繊細(役に立たないと雅子が言われ女子トイレで泣く)・「スター・ウォーズ」や「ガンダム」が好き・何でもレポート化] ・・・ 谷原 章介
星野 早苗 [「UBSテレビ」経理担当・雅子の同期で親友・既婚] ・・・ 伊藤 かずえ
澤口 修 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部監督(「愛の罪 恋の罰」ほか)]【1〜3,6】 ・・・ 佐渡 稔
駒田 孝治 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部チーフ助監督] ・・・ 田中 要次
本山 仁 [「UBSテレビ」制作担当] ・・・ 森下 能幸
青木 和典 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部カメラマン]【1〜3,6】 ・・・ 武野 功雄
宮本 輝夫 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部照明・“宮さん”]【1〜3,6】 ・・・ 大西 武志
石上 アキ [「UBSテレビ」制作局ドラマ部照明助手] ・・・ 滝沢 沙織
関根 力哉 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部照明助手]【1〜3】 ・・・ 杉浦 理史
八木沢 賢 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部衣装] ・・・ 瀬戸 陽一朗
荒木 静香 [「UBSテレビ」メイク・“シーちゃん”] ・・・ 春日井 静奈
永倉 薫 [「UBSテレビ」スクリプター] ・・・ 大和田 美帆
村上 常子 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ] ・・・ 浅野 麻衣子
三浦 邦彦 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ]【1〜3】 ・・・ 内田 健介
坂下 靖 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ]【1〜3】 ・・・ 櫻庭 博通
市川 達也 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ] ・・・ 大下 源一郎
平野 祐二 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ] ・・・ 勝野 洋輔
井上 和利 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ] ・・・ 福田 大久
矢部 実 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ]【1〜3】 ・・・ 栗田 和美
吉田 政樹 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ]【1〜3】 ・・・ 山口 友和
佐々木 博 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ]【1〜3】 ・・・ 山崎 洋介
南 大輔 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ]【1〜3】 ・・・ 三枝 俊博
今野 英樹 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部スタッフ]【1〜3】 ・・・ 伊藤 力
佐久間 裕也 [「UBSテレビ」制作局ドラマ部部長・かつて雅子にフラれる・“がさつな現実主義者”(熊野)・重役の娘と結婚・妻とは冷戦状態] ・・・ 伊原 剛志
ネコタ [「UBSテレビ」制作局次長]【1,4〜6】 ・・・ 浅見 小四郎
熊野 雄太郎 [「UBSテレビ」制作局長・元報道] ・・・ 津川 雅彦
小宮山 隆之 [脚本家(「愛の罪 恋の罰」ほか)]【1〜3】 ・・・ 江守 徹
西園寺 翔 [俳優・「愛の罪 恋の罰」宏役(出番を増やして欲しい)]【1〜3】 ・・・ 岡田 浩暉
桂 真紀 [俳優・「愛の罪 恋の罰」明美役(顔のアップが少ない・・・)]【1〜3】 ・・・ 三船 美佳
飯島 晃 [「黄金ローン」取り立て屋・元ホスト・武史にフライパンで殴られる] ・・・ 鶴見 辰吾
田島 洋二 [「黄金ローン」取り立て屋・飯島の舎弟] ・・・ 忍成 修吾
斉藤 [「東京大塚病院」医師・芳江の担当医・胃カメラを入れるのが下手]【3,4】 ・・・ 酒井 敏也
高木 [雅子の元カレ&学生時代の後輩(3つ下)・別の女性との結婚式に雅子を招待]【1】 ・・・ 中原 裕也
ツカダ [「若葉ビルメンテナンス」責任者・「UBS」局内清掃サービスを担当・長谷川に頼まれて仕方なくひかりを採用]【1,2】 ・・・ 蛍 雪次朗
ヨシオ [ヤクザ・テラジマの舎弟・ドラマの撮影現場近くで車を止められる]【3】 ・・・ 柿 辰丸
ウダガワ [「スカイ生命保険」専務・21世紀スペシャルドラマ担当・佐久間に接待される]【4,5】 ・・・ 鹿内 孝
コダマ [「新講出版」編集者・学生時代のよしみで佐久間に出版前の「流れよ・・・」のゲラを見せる]【5】 ・・・ 春田 純一
平山 真二 [作家(「愛の中心から、世界を抱きしめる」など)・新作の「流れよ我が涙と少年は言った」をUBSでドラマ化・雅子のファン]【5】 ・・・ 遠山 俊也
塚田 美智子 [脚本家・「流れよ・・・」の脚本を辞退]【6】 ・・・ あめく みちこ
オオヌキ [「オオヌキプロ」社長]【6】 ・・・ 山村 美智


脚 本 両沢 和幸

音 楽 鴨宮 諒

演 出 両沢 和幸(1,2)・高野 英治(3,4)・松川 嵩史(5,6)

主題歌 「ひまわり」(Sugar)

制 作 大賀 文子・両沢 和幸・加藤 章一

ドリマックス・TBS



          



○ 『電車男』 (フジ系・木 22:00 〜 22:54)



秋葉原で行われたイベントから帰る途中、剛司は電車内で酔っぱらいに絡まれていた美しい女性を助けようと立ち上がり、感謝される。家に帰ってその出来事を掲示板に書き込むと、さまざまなレスがついた・・・(全11話)

【01】人気声優のイベントに参加した帰り道、仲間と別れて秋葉原で総武線に乗り換えた剛司は目の前に座っている美しい女性に見とれてしまいます。しかし、隣の車両から移ってきた酔っぱらいは次々と乗客に絡み、そしてその美しい女性に目をつけました。隣に座って体を触り、卑猥な言葉を吐き、彼女の目の前でズボンのファスナーを下ろそうとしても誰も助けに入りません。そのとき、勧められたらいらない物でも買ってしまうほど気の弱い剛司が勇気を振り絞って立ち上がりました。駅の事務室でお礼がしたいとオバサン連中に連絡先を教えますが、その美しい人にも住所を聞かれた剛司は嬉しくていつもはロムっていた掲示板に初カキコします。さっそく勇気を讃えるレスとともに、きっとお礼があるとか、期待したらバカをみるなどの様々な反応が返ってきます。そして翌日、成績不振で上司からは嫌みを言われ、担当する派遣社員の陣釜に振り回されて会社から帰ってみると、女性から荷物が届いていました。しかしそれはおばさんたちからのお礼の品で、正直がっかりした気持ちを掲示板に書き込んでるうち、日付が変わって23歳の誕生日を迎えます。その日は木から落ちたり、下水を浴びたり、悪いことが続きました。でも家に帰ると1つの荷物が届いてました。文面から送り主があの美しい人であることに気づいた剛司は慌ててネットに報告、そのお礼の品の2客のティーカップがエルメス製であることが発覚したとたん一気にスレッドはヒートアップします。宅配便の伝票には彼女の携帯番号も書いてあり、ネットの住人たちに励まされた剛司は勇気を持って番号を押しました・・・(7/7 22:00〜23:09 放送)
ウソとホントが交錯する巨大掲示板群「2ちゃんねる」上で盛り上がった純愛話のドラマ化です。書籍化されたあと映画化されただけでなく「ヤングサンデー」など4誌競作で漫画化もされています。(延べ人数ならそのくらいいってるかもしれませんが)“百万人が見守った”という番宣の根拠のない謳い文句に白けてしまい、いきなり宇宙船に乗った宇宙人が現れたときには観るのをやめようかと思いました。結局、チビノリダーは泉谷にやられてしまい、助けてくれたのは映画版の電車男です。さすがに「2ちゃんねる」ではなく「Aちゃんねる」にしましたね。正直、期待していなかったのですが、性悪女・陣釜を演じる白石美帆の芝居がリアルで、まるで地でやっているようで最高です。ネットの住人たちも結構豪華です(第一話だけのようですが、配役を特定するために何度も見直すまで、菊間アナがDVに遭っている妻役で出ていることに気づきませんでした)。なお、温水洋一は月9でも一坂進を演じます。さすがに悪意のあるカキコはドラマ上ではほとんど出てきません(ネタじゃないかと疑うカキコは少しだけ出てきましたが)。それにしても我修院達也の声はなんとかならないでしょうか?喋らさないで欲しいです。速水もこみちの役柄が公式発表されていませんが、名字も伏せているし、第一話最後の会話を聞いた限りではエルメスの弟かなんかでしょうね。

【02】勇気を持ってかけたら留守番電話、なんとかメッセージを残します。しかし愛しい携帯を抱いて寝たため充電が出来ず、かかってきたのに出られなかったり、かけようとしたら派遣初日から課長とトラブった陣釜からかかってきたり、そうしてついにバッテリー切れ。やっと電話できたのは接待が終わって帰宅してからでした。お礼の電話をかけてきた剛司を誠実だと感じた沙織は一度風呂に入ってから電話をかけ直すと約束します。その間、剛司はネットに経緯を報告しました。そしてこれからどう展開すればいいのか相談します。そうこうするうち沙織から電話がかかってきて剛司は慌てました。“i”を打ち損ねた「kた」のカキコにレスがつきます。“お礼のカップのお礼の食事”をどう誘えばいいのかアドバイスが飛び交い、剛司は勇気を振り絞って沙織を食事に誘いました。「そんなに気を遣わなくても」、「ごちそうになるのは悪いので」と言われて諦めかけた剛司は「割り勘なら」という沙織の言葉に驚きます。次の日曜日に約束したものの、どこで食事を?と聞かれた剛司はネットの住人に助けを求めます。「めしどこか たのむ」次々とプランが提示され、とりあえず店が決まったら後で連絡することにしますが、次なる問題点が浮上しました。“おた臭”を消すためアウェーの渋谷に行くことにした剛司に髪型や服装などでアドバイスが集まります。理容店ではなく美容室で髪を短くし、メガネをコンタクトに変え、服を買い、コロンまでつけた剛司はデート前日から部屋に貼った「準備フローチャート」に沿って身だしなみを整えました。そして待ち合わせ時間の1時間前に待ち合わせ場所に着いた剛司は愛しのエルメスを待ち続けます。そして待ち合わせ時間を少し過ぎ、おめかししたエルメスが電車男の前に現れました・・・(7/14 女子バレーボール2005ワールドグランプリ「日本×オランダ」放送時間延長のため30分遅れ 22:30〜23:24 放送)
佐藤二朗が飛ばしています。ショッカーはチビノリダーつながりなんでしょうけれど、この放送翌日に他局日テレの「金曜ロードショー」で『ゴースト』が放送されることを知っていてやったのならその太っ腹に拍手します。しかしSATはやりすぎ、というか呆れました(ここまではしゃぐと面白くないです)。城咲仁は愛田武社長の名前とともに有名な新宿歌舞伎町のホストクラブ「愛本店」で年収1億円を稼いだカリスマホストだったそうですが今春、サンミュージックに入って芸能界デビューしたようです。さすが素人、芝居は下手くそ。私も職場のコンセントから携帯の充電をしているせこい奴を何人か見たことがあります。でも社長さんが料亭で盗電するような会社はヤバイです(もちろん、この“ヤバイ”は“素晴らしい”という意味ではありません)。ところでトイレの個室でメールならわかりますが、電話で話すと反響しませんか?ってか電話するだけならズボンを脱がなくてもいいと思うんですが。店の事前チェックをするために一人で行っていろいろなメニューを注文するような“努力家”が本当にいるのかどうかはわかりませんが、偶数枚の花びらで「来る、来ない、来る、・・・」とやれば必ず「来ない」という結果が得られるのは自明なのに、それを四つ葉でやってしまう剛司ならではかもしれません。

【03】“変身”して沙織と再会した剛司は、初めて会ったときの格好はコンタクトをしていなくてよくわからなかったという言葉にホッとします。皆が不釣り合いな二人を見ているのではないかと気になり、女性と並んで歩いたことがないため歩調が合いません。店に入っても事前にチェックした料理を「いつもの」の枕詞をつけてオーダーするのが精一杯。何を話したのかもよく覚えてない剛司ですが、休日の過ごし方を訊かれて「ネットサーフィンを」と答えたつもりが“サーフィン”の達人であると勘違いされてしまいます。結局、二軒目に誘うこともできず、「もう一度会いたい」と言えないまま別れました。電車のドアが閉まる直前に「また電話します」とだけは言えたものの沙織に届いたかはわかりません。勇気をもって電話した剛司は、沙織が電話を待っていたことを知って喜びます。しかも、新しいお店を開拓するのが好きだけど一緒にお店巡りをしていた友だちに最近彼氏ができて誘いづらくなった、という沙織の、お店探しの友だちにもなれました。しかし次に会ったら剛司が期待してしまうと沙織に忠告した果歩が剛司に会いたいと言い出し、その沙織の申し出を受けた直後に剛司は後悔します。剛司はネットのみんなに相談しますが、アンチが暴れ始めて次第にスレが荒れました。それを目の当たりにした剛司はみんなに頼らず自分で一人で考えてみようと三日間ネットから離れます。そして、寝ても醒めてもエルメスのことばかり考えている自分が彼女を好きであることを確認し、久しぶりにPCを立ち上げて自分の思いをネットのみんなに伝えました。そして一週間後の日曜日、待ち合わせ場所にいた沙織の友だちがオタクの剛司を知る果歩であることを思い出します・・・(7/21 放送)
白石美帆が新境地を開いたドSの陣釜さんは定食屋でも爪楊枝を手で隠さずシーシーする強者です。初回放送で剛司が拾ってあげたブラシを目の前でゴミ箱に投げ捨てた(サトエリ演じる)果歩も陣釜さんには敵いません。もこみち演じる背の高い啓介は、やはり沙織の弟でした。ここまで普及してくると「ネットサーフィン」という言葉も死語になった気がします(実際、最近聞きませんね)。左手だけでキーボードが打てる剛司はスゴイです(これって普通にできることなんですか?)。なお、今回から妻のもとに戻ったドランク塚地に替わって葛山信吾がMr.名無しさんに加わりました。もしかしたら2話ごとくらいに次々と新しい住人が加わるのでしょうか?また、リアルタイムでは2ちゃんねるを見ていなかったのでわかりませんが、HNはドラマオリジナルのようです。ドラマではトリップもついてないしID表示もない(実際の板も荒れるドラマ板などとは違ってID表示をしていないようです)ので、わざとなのか確認できませんが“おばちゃん”というHNに混乱(2人が使用)がありました。

【04】幸い果歩は剛司のことを覚えておらず安心します。しかし果歩による剛司の評価は辛辣でした。それでも沙織は剛司とメアドを交換し、メールのやりとりが始まります。そして剛司の趣味を聞き違えた沙織から次の日曜日に海に連れて行って欲しいというメールが届き、派遣先の副社長まで喰ってしまった陣釜が勝手にOKと返信してしまいました。たった一週間でサーフィンができるようにならなければならない剛司はネット住人のアドバイスに従い自主練しますが埒があきません。“嘘を真実に変えたい”剛司は職場の及川がサーフィンの達人であると知るや、及川にも有休を取ってもらい特訓を受けました。そして一度もボードの上に立てないまま三日間が過ぎ、日曜日を迎えます。結局、海にはいることのないまま、剛司は土下座して泣きながら謝りました。かつて男に騙され傷ついたことがある沙織は嘘をつく男が許せません。しかしネットサーフィンをサーフィンと聞き違えた自分のためにサーフボードなど一式を揃え、傷だらけになって練習した剛司のしたことは「嘘とは言いませんよ」と、優しく声を掛けました。何とか困難をクリアした剛司ですが、運の悪いことに陣釜が“剛司=電車男”に気づいてしまいます・・・(7/28 放送)
今週はエルメスを中心に描かれています。それにしても、エルメスを恋愛恐怖症にした男が住人の一人で、エルメスの“兄”だけでなく陣釜さんまで掲示板を覗き込むとは思いませんでした。電車男に勇気をもらってリハビリを始めてネットを離れた手塚に替わる新しいネット住人として早大4年のお天気お姉さん・皆藤愛子が登場します。こういう話題作りをするのがフジテレビらしいところですが、よほど“所有権”を主張したいのか、素人の局アナがドラマに出演する場合と同様に、エンドロールにクレジットされた彼女の名前の後に(めざましテレビ)とありました。サーフィンしたことがないのでわかりませんが、初心者はあんなに切り傷や擦り傷を作るものなのでしょうか?あちこちに“あざ”ができていた方がリアルだと思いますが。

【05】一緒に歩いていたイケメン及川を見た果歩と裕子から頼まれた沙織に合コン話を持ちかけられたものの、結局剛司が連れて行ったのはオタク仲間で、果歩と裕子は激怒します。その帰り道、電車を降りた沙織が剛司の手を引きました。誰かに見られている気がする、という沙織を剛司は家まで送りますが、沙織の写った写真が大量に届けられ、気のせいではなかったことがわかります。慌てた剛司はネットの住人に相談し、一晩で調べて作ったストーカー対策マニュアルと買い集めた防犯グッズを持って沙織の会社に行った剛司は毎日の送り迎えを申し出ました。ある日、知り合いと会うから送ってくれなくていいと言われた剛司は送りつけられた写真の撮影ポイントを一つずつ探します。そしてアパートの一室に辿り着いた剛司はその井村の部屋の中に沙織の写真が何枚も貼られているのを見つけ、急いで連絡を取ろうとしますが、沙織は何者かに呼び出されて会社に戻った後でした。全速力で沙織の元に向かった剛司は非常階段で男とぶつかります。その男がストーカーの井村でした。謝る井村の胸中が剛司には痛いほどわかります。沙織と一緒にいると楽しい分だけ「いつ、この幸せが消えちゃうんだろう」と怖くなるし、会社では怒鳴られて家族にも馬鹿にされ、沙織に電話かけるたびに手は震えて声が裏返り、彼氏がいるのかどうかも怖くて訊けない情けない自分だってストーカーみたいなものだ、と泣きながら心の内を話した剛司に井村が声を掛けました。自分は沙織を悲しませることしかできなかったけど、剛司と一緒にいたときの沙織の笑顔が一番だった、と一枚の写真を取り出します・・・(8/4 プロ野球「広島×巨人」中継延長のため10分遅れ 22:10〜23:04 放送)
なぜ剛司は井村の部屋が怪しいと思ったのかが理解できません。警官は捜査令状もないのに剛司と二人で勝手に井村の部屋に入っていくし。夜中に社員でもない井村と剛司が入ることのできる会社のセキュリティはどうなっているんだろう?とか、ご都合主義がてんこ盛りでした。

【06】お礼にもらったエルメスのティーカップを使う機会のないと話した剛司は沙織からお茶に誘われます。剛司が自宅に招かれたことを知ったネットの住人たちはこの最大限のチャンスを生かすため、告白ゼリフを考えました。カップを持参して沙織の家に行きますが、どうしていいのかわからない剛司は沙織がお茶の準備をしている間、つい沙織のPCでネットにアクセスしてしまいます。結局、告白できずに家を出た剛司ですが、次の土曜日に沙織からミュージカルに誘われました。しかし松永がコミケにブースを出すことが決まり、その日は手続きのために剛司も行かなければなりません。デートかコミケか悩んだ剛司は「仕事が入っていた」とウソをつき、コミケを選びます。代わりに翌日沙織のPC選びにつきあうことになりました。そんな剛司はオープン記念の割引券を手に入れた陣釜に引っ張られて啓介の働くドリンクバーに行き、そこで沙織と会ってしまいます。陣釜との仲を誤解して少し嫉妬したという沙織から「少なくとも私にはモテモテですよ」と言われた剛司は、ちゃんと心の準備をして、次に会うとき自分にとってすごく大事な話をすると宣言、沙織が剛司の手を握りました。毒男の世界から旅立とうとする自分たちの“希望”電車男をネットの住人たちは素直に祝福しますが、事態は暗転します。剛司がドリンクバーで落としたコミケ事務局からの封筒を仕事に使う大切な書類だと啓介から聞いた沙織がコミケの会場に封筒を届けに来てしまい、中に入れず外で店を開いていたオタク三人の姿を見つけてしまいました。「仕事じゃなかったんですか?」と剛司に封筒を渡した沙織は「ウソをついていたんですね」「信じてたのに・・・」と涙を流します・・・(8/11 放送)
「コミックキングダム14」をどう略せば“コミケ”になるのかわかりませんが、実際の「コミックマーケット」でも当落通知の封筒の宛名ラベルが白ならばハズレで色がついていればサークル参加出店できるようです。どうせミュージカルは午後だろうから、朝イチで“本人確認”を済ませた後に沙織とデートすればいいのに、と思いますが、そうしたらドラマが早く終わってしまいますね。オフ会でもないのに、沙織の家で出たベノア(Benoist)のお茶を飲みに行ったネットの住人が初めて一堂に会しましたが、そのベノアショップのティールームは銀座松坂屋の4Fに実在します。陣釜だけでなく和哉まで電車男とエルメスが誰であるのかわかってしまいました。今後は彼らが二人をアシストだか邪魔だかをするんでしょうか。他にも一人、警備員をしているネットの住人がそうとは知らずコミケの会場前で電車男を排除しました。

【07】「私たち、もう会わない方がいいと思う」と剛司の目の前から沙織が去り、その一部始終を見ていた和哉の中の、沙織を“可愛い妹”として見てきた天使とエルメスという“いい女”にしか見えない悪魔が葛藤し、悪魔が勝利しました。沙織にフラれた剛司からの報告に、エルメスと会うのが明日だと思っていたネットの住人たちは混乱し、エルメスの涙の理由を考えます。もう一度アタックするよう住人たちから励まされますが、その勇気が剛司にはありません。深く沈み込んでいる剛司が陣釜と会社を出たとき、そこに沙織と一緒の啓介が現れ、四人でしゃぶしゃぶすることになりました。気を利かせた陣釜と啓介が先に帰って二人きりにされますが、謝ろうとしても「別にもう、関係ありませんから」「もう山田さんと会うつもりありません」と冷たく突き放されてしまいます。会っていたときと会えなくなった今のどちらが幻なのか、という問いかけに、そばにいてくれた日々は幻ではなくかけがえのないものだと言った沙織のことを諦めきれない剛司はネットで脱ヲタ宣言をしました。大切にしていたゲームやフィギュアをなかなか捨てることができずに苦しんでいる剛司を横目に、毎日のように沙織と会っていた和哉は沙織の誕生日にプロポーズしようと自分の店にドミノを使った派手な仕掛けを用意します。プレゼントを買い、沙織のことを幻とは思いたくない剛司は誕生日の午前0時に電話を掛けました。初めて待ち合わせた場所でいつまでも待っていると言われますが、沙織は果歩たちの開いたパーティーに参加します。たぶん沙織は来ないけれど、会っているときはあっという間に過ぎてしまうのに待っているときには永遠のように長く感じる時間から苦しくても悲しくても逃げ出さず、沙織を待ち続けると決めた剛司に奇跡が起こりました。剛司を放っておけない陣釜がパーティー会場にいた沙織の心を揺さぶり、会場が自分の店ではないと知った和哉が慌てて沙織を迎えに行き車に乗せますが、途中で沙織は雨の中で傘も差さずに立っている剛司に気づきます。駆け寄ってきた沙織に脱ヲタしたことを報告した剛司はそのまま倒れてしまいました・・・(8/18 プロ野球「中日×巨人」中継延長のため15分遅れ 22:15〜23:09 放送)
もはや沙織がエルメスにしか見えない和哉が、“テーマ曲”が流れなくても少し開いて立ち止まる足元だけで誰だかわかる陣釜さんに並ぶくらいいい味出してきました。今まで豊原功補が演じてきた役の中では一番好きです。

【08】剛司はそのまま入院しますが、そんなことを知る由もないネットの住人は現れない電車男のことを心配し、それを読んだ和哉はエルメスにはモデル並みのルックスをもつ婚約者がいたと電車男のフリしてカキコしますが言い回しの違いからバレバレで、スルーされ、叩かれてしまいます。懲りない和哉は病室に行き、沙織の婚約者だと剛司に自己紹介し、花瓶に花を生けて戻ってきた沙織には「もう顔も見たくない。しばらく一人で考えさせて欲しい」と言っていたとウソをつきました。沙織と会ってから剛司が変わったという葵からは、兄の気持ちを弄んでいるならこれ以上苦しめないでほしいと頼まれてしまいます。退院した剛司はネットの住人から励まされて沙織に電話しますが、その場にいた和哉が着拒に設定、何度掛けてもつながらなくなってしまいました。家に掛けて電話に出た由紀と話すうち、フラれた理由が沙織にウソをついたことであることがわかります。やっぱりヲタクを捨てることができず、沙織にもウソをつきたくない剛司はヲタクをカミングアウトする決意をして、どうしても伝えたいことがあると啓介に伝言を頼みました。灯台もと暗しだった、と言おうとプロポーズのプランを立てた和哉に灯台近くに連れ出された沙織はその伝言を聞きますが、自分のことを本当に思ってくれる人がつくウソだったら許してあげてもいいんじゃないか、という由紀の言葉が頭の中を駆けめぐり、和哉を残して沙織は走り出します。そして突然家までやってきた沙織を部屋に入れた剛司は高校時代にアニメにハマったことや、秋葉原に通うようになったことを話し始め、他人と話すより一人でゲームをしたりアニメを観ている方が楽しい、いわゆるヲタクであることを告白しました。恥ずかしさを我慢してありのままを見せた剛司から仲直りしてほしいとお願いされ、部屋を個性的で素敵だと褒めた沙織は、自分からも仲直りしてほしいと剛司に頼みます・・・(8/25 放送)
公式サイトでは“連絡を受けた剛司の父親・恒生と妹の葵も、すぐさま病院に駆けつけた”とありますがそのシーンはカットされていました。途中から“木村”に変わってしまいましたが、剛司の最初の主治医は“Dr.ナカマツ”(笑)です。おどおどする剛司の真似してカキコした和哉ですが、文面はふつうでした。実際にはトリップによってニセ者かどうかはすぐにわかるはずですが、一般視聴者に説明する手間を省くためなのかハンドルは“電車男”です。今回は平行してスレ主とニワトリ女のストーリーが展開されました。「毒男の掲示板を作った」とありますがこれは「毒男のスレッドを立てた」という意味だと解釈しておきます。二人は電車男の恋が成就したら会う約束を交わしました。そうそう。よい子はちゃんと服を着てから玄関を開けましょうね。なお、上原と藤木は『エンジン』第7話でもヤンキー女子高生を演じていました。

【09】剛司のことをもっとよく知りたいから剛司がいつも行くところに、という沙織のパソコンを買うため秋葉原に行きました。二人は手をつなぎ、プリクラを撮り、ゲーセンで遊びます。そして沙織をある雑居ビルの屋上に連れて行きますが、そこは特別の日に行く、いつも勇気がもらえる、剛司だけの秘密の場所でした。でも結局沙織に告白ができません。沙織の部屋にパソコンを設定しに行ったときに由紀から家族との食事に招待されて、スーツを新調し、テーブルマナーを特訓します。食事会は和哉の知っている店を貸し切りにして開かれますが、ウェイターに自分の名前をフルネームで三回連呼させた和哉は、剛司の料理だけ味付けを辛くして水をじゃんじゃん飲ませ、トイレに立ったときにスタンバイさせていたニセ剛司を登場させるつもりでした。しかし帰国した沙織の父が突然店に入ってきます。離婚話を有耶無耶にしたい由紀が、夫と二人きりになるのを避けるために食事会だとウソをついて沙織と啓介そして剛司を誘ったのでした。トイレから戻った剛司は、これから家族で大切な話があると言われて帰らされますが、ハンカチを忘れたことを思い出して店に戻ります。そして沙織の涙を見てしまい、沙織の悲しい顔は見たくない、子供は親に笑っていて欲しいのだと無我夢中で訴えました。この一件で由紀にも認められ、ネットの住人たちは喜びますが、徐々に有名になりつつあった掲示板の存在をいつかはエルメスが知る日が来ることを恐れ始めます。ここには剛司、すなわち電車男の本音があり、いちいち食事の場所までネットの住人に相談していたことやハァハァしていたこと、何より自分のプライベートが晒されていることをエルメスが知ったなら・・・エルメスへの裏切りだと指摘された剛司は悩みました。正直に話せ、黙っていろ、と賛否両論がネットで飛び交いますが、ここに書き込まなければ彼女と二人で会うことは出来なかったと思い返し、自分が誇りに思っている掲示板のことを話す覚悟を決めて沙織の家に向かいます。しかし、陣釜のPCでアラジンちゃんねるの存在を知り、電車男が剛司であることに気づいた啓介が激怒して沙織に教えてしまったあとでした・・・(9/1 放送)

【10】沙織の家のチャイムを押した剛司は、飛び出してきた啓介に姉貴を裏切ったと殴られ、「私の話を面白おかしくみんなにさらけ出して、楽しかったですか?」と悲しそうな顔をした沙織から「あなたを信じた私がバカでした」「もう私の前に現れないでください」と言われ、弁解の余地もなく追い返されてしまいます。ネットの住人たちから励まされますが、啓介から“住む世界が違う”とまで言われ、掲示板にかなりの不快感をもった沙織にはもう会うことはない、と剛司は掲示板から去りました。三日間会社を無断欠勤するほどのダメージを受けていた剛司から沙織のことを忘れさせるため、責任を感じた陣釜が体を投げだそうと(=剛司を強姦しようと)したものの失敗に終わります。その頃、主がいなくなり住人の減った掲示板に久しぶりに帰ってきた牛島が状況を把握、電車男を掲示板に呼び戻そうと他のネットの住人に訴えました。電車男に悔いを残して欲しくない、まだ電車男はエルメスに想いを告げていない、諦めるのはそれからでも遅くない・・・。落ち込んでいる電車男はきっと秋葉原にやってくると考え、牛島の意見に賛同したネットの住人たちが自分たちなりの方法でメッセージを送ります。横断幕を持つ者、ビラを貼る者、強引にゴルフの生中継に映る者、路上ライブで歌う者・・・それに気づかなかった剛司はネット中継で公開ラジオ番組に登場した花梨の「掲示板を見てください。みんながあなたを捜してますよ」という言葉を聞いて初めて周囲を見渡すと、次々とネットの住人たちからのメッセージが目に飛び込んできました。そして掲示板に帰ってきた剛司はもう一度だけ頑張る決心をします。無断欠勤した剛司をクビにしようとした黒木を降格させて自ら部長になった及川から有給休暇をもらい、ツナ缶や寝袋を用意して、最後まで掲示板を読んで欲しいと沙織の携帯に伝言を残し、“明日、二人だけの秘密の場所で待っている”と掲示板に書き込んで、何日でも待つ覚悟で剛司は家を出ました・・・(9/15 放送)
伊藤隆大は伊藤淳史の実弟だそうです。ウィンドウズしか知らないのでよくわからないのですが、掲示板を去る剛司がハードのスイッチを切ってPCを終了していましたが、これって大丈夫なのでしょうか。「こっちが素なんだよ!」とキャラを豹変させて(どSになって)襟首掴んだ陣釜を追いかけた啓介はMなのかもしれません。沙織を忘れさせるために「脱ぎな!」「ガタガタうるさいんだよ」「とっととヤラせな!」と剛司を押し倒した陣釜さんが山田家に押しかけたときの第一声「お茶出しな」はカッコ良かったです。ネットの住人たちのメッセージに剛司が気づきますが、少ししつこく感じました。

【11】屋上で沙織を待ち続ける剛司は松永たちの誘いにも乗らず、陣釜からの呼び出しも初めて断りました。でも最後の大逆転を狙って策を練った和哉からの「大変だ、沙織が倒れた」という電話にはひっかかってしまいます。そして、電車男とスレッドの住人たちのやりとりをすべて読み終え急いで秘密の場所に向かおうとした沙織を待ちかまえて車に乗せました。和哉の仕業で剛司とすれ違いになった沙織は秋葉原中を捜します。プロポーズを夢想する和哉から「山田が見つかったぞ」と秋葉原駅のホームに呼び出された沙織は、病院に運ばれたのは誤報だと啓介に聞いてちょうど戻ってきた剛司と再会できました。秘密の場所に戻った剛司は沙織から掲示板を読んですごく嬉しかったと言われ、勇気をもって直接想いを告白します。沙織からも好きだと言われ、二人はキスをしました。さらに公園のベンチで二人は何度もキスを交わし、剛司は“大人のキス”まで経験します。それを朝まで掲示板に張り付いて電車男の帰りを待っていた住人たちに報告しました。素直に電車男の幸せを喜び、コンタクトを外して顔がよく見えないとウソをついた電車男がエルメスに顔を近づけ頬にキスをすると「そっちじゃないですよ。ここ、ですよ」とエルメスが唇に誘った・・・そんなのろけ話に興奮していたネットの住人たちの態度が次第に素っ気なくなりました。もはや毒男(=独身男)ではなくなった電車男がいくらみんなと別れたくないと願っても卒業の時がやってきます。みな勇気と感動を与えてくれた電車男にお別れを言い、電車男も感謝の言葉を残してスレッドを使い切って掲示板を去りました・・・(9/22 22:00〜23:24 放送)
沙織が過去ログを読むシーンは回想シーンを織り交ぜてありましたが、これが10分超で長すぎ、というか水増しです。全体的に冗長でわざわざ放送時間を延長した意味がわかりません。ここ数年、視聴率が悪くない限り(同時間帯の他局ドラマを潰すために枠を拡大して放送する第一話とともに)最終話の放送時間を拡大する風潮がありますが、ストーリーがふくらまないのなら無理して伸ばすことはないと思うんですが。それまでが(当初の予想に反して)面白かっただけに残念です。川端だったはずの住人の鉢巻きがいつの間にか太宰になっていたり、悪だくみをしようとした和哉に天誅が下されホームに仕込んだ指輪を再びヤンキーにとられて陣釜にも喰われた、など小ネタがいくつかありましたが、世代的に「失恋レストラン」は笑えたもののガンダムに興味がなかった私はマチルダさんネタ(戸田恵子は『機動戦士ガンダム』のマチルダ中尉の声を担当)には何も感じません。あと300レスで1000件目に達し、スレッドを使い切るということで皆がカキコしますが、現実的にはチャット状態の流れの速いスレッドでは300くらいほんの数分で進んでしまうわけで、“969レス目”などと(予想は勝手ですが)みんながみんな当てられるはずがありません(どういうシステムなのかわかりませんが、逆にこれが可能なら1000レス目を電車男で、もあり得ますが)。そんなことを考えながら、ドラマの中では感動に浸っている住人たちを白けた気持ちで眺めてしまいました。実は最終話で初めて気づいたのですが、ずっと放送の最後に「このドラマは事実をもとにしたフィクションです」と流れていました。『電車男』って本当に実話なんですかぁ?

この『電車男』を本クールのナンバー3作品とします。ニュースであるにもかかわらず、関係もないのに必ず「あの電車男で」と秋葉原の枕詞に使っていたフジテレビの厚顔ぶりにうんざりし、高視聴率に胡座をかいたグダグダの最終話に失望したものの、全体的には予想以上に楽しめました。エルメスがキス魔に転じてエロエロしてきたのは“原作”どおりの展開ですが、“原作者”の妄想に追従せず、エルメスの清純なイメージを残してもよかったのでは、と思います。それまで白石美帆というタレントにまったく魅力を感じていなかったのですが、お嬢様的イメージしかない彼女が“陣釜美鈴”役を引き受けたことに女優をやっていく覚悟が感じられて好感が持てました。陣釜というキャラが登場しなければランク外だったと思います。なお、次クールに入った10/6の22時からフジテレビは二匹目のドジョウとして剛司の友人である松永を主人公とした『電車男・もう一つの最終回』を放送するようですが、タイトルで視聴者を釣ろうとしているところがいやらしいですね。“30分拡大スペシャル”と銘打っていますが(少しぐらいは電車男やエルメスが出てくるかもしれませんが)続編でもない単発ものに拡大も何もないでしょ?私は観ません。

役名は不明ですが、秋葉原駅前で剛司にスライサーを売りつけた実演販売人【1】をマーフィー岡田、還暦パーティーを開いた「グレイスフル・トレーディング」会長【1】を山崎満、パーティー会場で「七夕ってなぁに?」と沙織に訊ねた少女【1】を辻玲花、交通博物館の近くの路上で男とキスをしていた女性【1】を秋山えりか、権藤の言った富士急「ケロッパ」を「ドドンパ」だと笑った剛司の隣のカップル【1】を山方隆士&田口寛子、沙織の隣に座っていた三人組の主婦【1】を兎本有紀&荒井眞理子&酒井麻吏、剛司を助けたサラリーマン【1】を山田孝之、カケルと一緒に出勤前の剛司を待っていた小学生【1,2,6】を佐野剛基、鳩にエサをあげないようにと剛司に注意した公園管理人【1】を武川修造、陣釜と派遣先の人事部長が肉体関係を持ったかどうか確認するよう剛司に頼んだ派遣先の担当者【1】を長江英和、木に登って風船を取ろうとした剛司に「変態!昼間から覗くんじゃねぇよ!」と叫んだ外国人女性【1】をネジャット シャニーノ、剛司がやっと停めたタクシーに乗ってしまった老女【1】を花原照子、剛司の空想の中でロクロを回しながら沙織が『ゴースト』ごっこしていた相手【2】をマーク チネリー、auの充電器のコードを踏んでいた顔が怖い「ワーカホリック」の先輩【2】を竹下浩史、コンビニでauの携帯充電器を全部買い占めた男【2】を城咲仁、剛司の髪を優しく洗う渋谷の男の美容師【2】を坂本裕一郎、剛司が服を選んだショップの店員【2】を吉川まあこ、剛司と沙織と果歩が三人で食事した店のボーイ【4】を小木博明(おぎやはぎ)、沙織の上司【4】を芹澤名人、クラス会で酔いつぶれた由紀を家まで送ってきた友人【5】を日向明子、カオルの新しい担当看護師【5】を三原伊織奈、剛司と一緒に井村の部屋に入った警官【5】を隈部洋平、警備員をしているネットの住人の父親【6】を伊藤幸純、警備員をしているネットの住人と一緒にコミケの入口に立つ上司【6】を天現寺竜、封筒を届けに東京ビッグサイトへ向かう沙織を乗せたタクシー運転手【6】を伊藤洋一、剛司がゲームを売った店の店員【7】を室田稔(ガッポリ建設)、剛司と同じ川に段ボールを投げ捨て脱ヲタしようとした男【7,10,11】を堀内健(ネプチューン)、花梨が所属する事務所社長【7】を岡田正典、和哉の車を乗り逃げし指輪まで奪った二人組のヤンキー【8,11】を上原あい&藤木えみ、店を貸し切りにした和哉の言いなりになるレストラン「Voie Lactee」【9】ウェイターを樋渡真司、和哉が手配したニセ剛司【9】をエスパー伊東、妄想の中で和哉のプロポーズを邪魔した仲居【10】を西美子、木下の妻【10,11】を川原井史子(プロデューサー補)、サンボマスターを紹介するラジオのDJ【11】を山本シュウ、何も知らずに陣釜に絡んだ強者【11】を椎葉直樹、三人目を妊娠した剛司の母【11】を戸田恵子、「陣釜美鈴被害者の会」会員【11】を若松央樹&川西琢(プロデューサー)が演じています。
同じく役名は不明ですが、夫から暴力を受けている鹿児島県隼人町在住のネット住人【1】を菊間千乃(フジテレビアナウンサー)、酒を飲みながらアクセスする石川県金沢市魚帰町在住のネット住人を掛田誠、警備会社勤務の女性と二人で食事をしたことがない山梨県上九一色村富士ヶ峰在住(?)のミリタリおたく系ネット住人を村上航、マンガ喫茶からアクセスするニートのネット住人を本田誠人、ピンクの衣装を羽織ったネット住人を山中崇、女顔のネット住人を豊永利行、格闘家系ネット住人を弓田真好杜、パイロットで「陣釜美鈴被害者の会」会員でもあるネット住人を海老原敬介、黒縁メガネにネクタイのスーツに詳しく陣釜にブランド靴を大量に貢いだ「陣釜美鈴被害者の会」会員のネット住人を加瀬尊朗、新しいネット住人【10,11】を少路勇介、中学生の新しいネット住人【10,11】を伊藤隆大、軍服姿の新しいネット住人【10,11】を梶原雄太(キングコング)が演じています。

《キャスト》

青山 沙織(25) [「グレイスフル・トレーディング」OL・“エルメス”・すごく辛いのはダメ・酒は好き・果歩の紹介で知り合ったセノに妻子があるのを知らずに2年間交際・嘘つく男は絶対に許せない・細身の体が強調される薄着の夏はあまり好きじゃない] ・・・ 伊東 美咲
山田 剛司(23) [人材派遣会社「ワーカホリック」営業マン・専門学校卒・“電車男”・“やまりん”(黒木)・オタ臭がする(陣釜)・“下の中”(果歩)・“変な小動物”(由紀)] ・・・ 伊藤 淳史
青山 由紀(48) [沙織の母・夫と別居中→8年目に離婚を承諾]【2,3,5〜11】 ・・・ 秋吉 久美子
青山 健吾 [沙織の父・ニューヨークから帰国]【8,9】 ・・・ 山下 真司
青山 啓介(23) [沙織の弟・「劉」従業員・自宅に戻る・陣釜と交際] ・・・ 速水 もこみち
山田 恒生(48) [剛司の父・「山田自転車」経営・自称シャイボーイ・無言電話とストーカー行為で自分と不釣り合いな妻と結婚・妻と月イチでお泊まり]【1〜3,5〜11】 ・・・ 岸部 シロー
山田 葵(17) [剛司の妹・高校生・剛司の存在自体が近所迷惑・物心ついたときから剛司が大嫌い] ・・・ 堀北 真希
観月 裕子(30) [沙織の同僚・足首が太くて松永にフラれる] ・・・ 須藤 理彩
沢崎 果歩(25) [沙織の同僚] ・・・ 佐藤 江梨子
桜井 和哉(38) [ヘルシードリンクバー「劉」オーナー・ロス時代から沙織の“兄”・沙織にプロポーズしようとして失敗・ラジコンカーやPCを何台も壊す・左利き・愛車は三菱のランエボ・何かの手違いで沙織と、ではなく由紀と見合い・「陣釜美鈴被害者の会」会員]【3〜11】 ・・・ 豊原 功補
陣釜 美鈴(26) [「ワーカホリック」派遣社員・性格最悪・すぐ派遣先の上司を“喰う”・偶然毒男の掲示板の存在を知る・及川も“喰う”] ・・・ 白石 美帆
黒木 文人(40) [「ワーカホリック」部長→部長補佐→脱サラしてメニューがコーヒーだけの「失恋レストラン」マスター・剛司の上司]【1〜5,7〜11】 ・・・ 佐藤 二朗
及川 尚人(28) [剛司の同僚→「ワーカホリック」部長・社長の息子・ハワイではかなり有名なサーファー・「陣釜美鈴被害者の会」会員]【1〜5,7〜11】 ・・・ 前川 泰之
松永 勇作(30) [剛司の友人・足首フェチ・名古屋在住・御曹司(働かなくても年収三千万円の大地主)・「足首姫」の作品集を販売・週4回は秋葉原] ・・・ 劇団ひとり
川本 信二(27) [剛司の友人・特技は速記・声優にしか興味なし・葵に一目惚れ] ・・・ 菅原 永二
カケル [小学生・“HN 車掌です”の息子・「かねこ玩具店」の前で出勤前の“長老”(=剛司)を待つ]【1,2,6,10】 ・・・ 横田 剛基
武田 花梨(17) [アニメの声優(MINA の声)・寝るときはパジャマ・風呂では首から洗う・芝居の勉強をするためロスに留学]【1,3,6,7,10,11】 ・・・ 小出 早織
平尾 [花梨のマネージャー]【6,7】 ・・・ 平賀 雅臣
けーすけ [「MINA」DVD Vol.1発売記念イベントの司会]【1,3,10】 ・・・ けーすけ
(せーじ・けーすけ)
皆本 宗孝(25) [スレ主・東京都港区高輪在住・アスキーアートの達人・友人に資金を持ち逃げされ会社立ち上げに失敗し人間不信に・涼子の前から姿を消す] ・・・ 小栗 旬
橋爪 涼子 [ネットの住人・デザイナー・“ニワトリ女”・「私女だけど」と名乗る・宗孝の元恋人] ・・・ 桜井 千寿
牛島 貞雄(38) [ネットの住人・大阪府大阪市淀川区十三東在住・阪神ファン・AVおたく・自分のカキコが声とシンクロ・PCを壊す→復活] ・・・ 六角 精児
一坂 進(40) [ネットの住人] ・・・ 温水 洋一
富永(40) [ネットの住人・詩人・「詳細キボンヌ」担当] ・・・ 我修院 達也
浅野 真平(29) [ネットの住人・愛知県南知多町在住・大学生・引き籠もり・アニメおたく] ・・・ 山崎 樹範
鏡 萌 [ネット住人・アニメ声の眼鏡っ娘] ・・・ 野水 伊織
木下 [ネットの住人・北海道愛別町在住・リストラ後に妻を残して家出]【1,2,10,11】 ・・・ 塚地 武雅
(ドランクドラゴン)
手塚 [ネットの住人・元バスケの日本代表・右足を複雑骨折(全治6ヶ月)]【1〜3,10,11】 ・・・ 鄭 龍進
セノ [ネットの住人・妻子がいるのを隠して2年間沙織と交際しプロポーズ・全てを失い乗用車内で生活]【3,4】 ・・・ 葛山 信吾
[ネットの住人・難病を抱え入院中]【4,5】 ・・・ 皆藤 愛子
HN 名無しカップル男 [ネットの住人・福島県会津若松市駅前町在住] ・・・ なすび
HN 名無しカップル女 [ネットの住人・福島県会津若松市駅前町在住] ・・・ 田村たがめ
HN おばちゃん [ネットの住人・おばちゃん] ・・・ 中島 陽子
HN 明治一直線 [ネットの住人・秋田県八郎潟町昼寝下在住・学ランメガネの予備校生] ・・・ 小嶌 天天
HN 川端やすなり [ネットの住人・売れない作家・いつも着物] ・・・ 矢柴 俊博
HN きしわだ [ネットの住人・パンクロッカー・15回連続してフラれる] ・・・ 波岡 一喜
HN 車掌です [ネットの住人・鉄道おたく] ・・・ 土井よしお
  (ワンダラーズ)
HN ザスパ [ネットの住人・坊主頭・サッカー好き] ・・・ 松尾 諭
萌田 [ネットの住人(HN 萌え男)・エルメス萌え・部屋にセーラー服] ・・・ 水野 智則
権藤 [沙織に絡んだ酔っぱらい]【1,11】 ・・・ 泉谷 しげる
大内 雫 [木に引っかかった風船を取れなかった剛司の足を踏み書類を川に捨てた少女]【1】 ・・・ 松岡 瑠奈
津川 [「ヒカリ産業」社長・ダジャレ好き・5歳の孫が「MINA」のファン]【2】 ・・・ 山崎 海童
猪俣 [桜井の部下・上海在住・桜井に毒男の掲示板を教える]【3】 ・・・ 坂本 あきら
井村 駿平 [「俊便」配達人・沙織にストーカー]【5】 ・・・ 大倉 孝二


原 作 中野 独人

脚 本 武藤 将吾(1〜5,7〜11)・徳永 友一(6)

音 楽 Face 2 fAKE

演 出 武内 英樹(1〜3,6,8,10,11)・西浦 正記(4,5,9)・小林 和宏(7)

主題歌 「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」(サンボマスター)

企 画 鈴木 吉弘

制 作 若松 央樹・川西 琢

フジテレビ



          



○ 『ドラゴン桜』 (TBS系・金 22:00 〜 22:54)



偏差値が36で大学進学率2%の超底辺校・私立「龍山高等学校」は多額の負債を抱え、倒産の危機に瀕していた。東京地裁の任命を受けてやって来た暴走族あがりの三流弁護士・桜木は一流弁護士になるという野望のため、高校再建のアイディアを思いつく。それは学校を超進学校にするというもので、その為にはどうしても東大に合格者を出す必要があった・・・(全11話)

【01】「バカとブスこそ東大へ行け」
毎年東大に50人以上が現役合格する偏差値74の秀明館高校から100m離れた場所にある偏差値36の龍山高校は定員300人に対し新入生の入学希望者は165人。24億円の負債を抱えるこのバカ高校に債権者代理として乗り込んだのが弁護士の桜木建二でした。学校の解散を宣告すると教員たちは蜂の巣をつついたような騒ぎになりますが、英語教師の真々子が週刊誌の記事を思い出し、桜木が暴走族だった過去が暴かれます。学校法人の清算が成功すれば全国初であり、今後のモデルケースとして注目されるかもしれず、先駆者の自分に誇れる実績ができると喜んだ桜木ですが、破産申請して清算しただけでは管財人に引き継げば仕事が終わってしまうことに気づきました。何かやるならもっと面白いことを・・・騙して連れてきた直美を債権者たちに紹介した桜木は民事再生法を適用して学校の再建を図り、そのために龍山の超進学校化を目指すとを発表します。その第一歩としてまず直美たち5人を現役で東大に合格させるという荒唐無稽な計画に驚き、来年度は10名、5年後には100名という桜木の言葉を債権者以上に龍山の教師たちが笑いました。しかし以前に比べて入りやすくなった東大の合格に必要なのは根気とテクニックであると力説する桜木の、このまま何もせず倒産してもいいのか、という言葉にみな返す言葉がありません。教職員全員の一旦解雇への反対を叫ぶ蜂たちは、超進学校化のための適性試験に合格すれば再雇用すると言われて騒然としますが、特別進学クラスの担任希望者は無試験で採用すると聞いても尻込みします。根性も意気地がない教師たちに呆れた桜木は自分が担任となることを宣言し、このままでは実家の飲み屋を継ぐ未来しか見えない直美や父親の作った借金に苦しむ勇介など生徒たちを「どいつもこいつもバカ面ばっか」「お前ら一生負け続けるな」と煽ります。社会のルールは頭のいい奴が、自分たちに都合いいように作っていて、このままだと騙され続けるだけ・・・そういう世の中が気に入らなければ、自分でルールを作る側にまわれ・・・(7/8 プロ野球「広島×巨人」中継延長のため30分遅れ 22:30〜23:24 放送)
同名のコミックが原作です。数年前に二次試験の数学の文理共通問題として、三角関数の定義を書かせて加法定理の証明をさせるという教科書レベルの問題を出題、それでも東大合格者の選考ができるくらいに東大生の学力低下が進んでいることを現場が暗に表明したとして業界内に衝撃が走りました。もともと深い知識より広い知識が要求される東大入試ですが、さすがに頭の悪い子が理科に合格するのは現実的に難しいと思います(授業シーンでtangentの2乗の微分をしていましたが、偏差値36の龍山では教科書に書いてあってもレベル的に教えること自体が誤り)。授業内容から3Bは理系クラスのようなので、5人が目指すのは文科二類あたりでしょうか(私は原作を読んでいません)。なお、秀明館高校の生徒を演じた広田雅裕は'94年に元ワハハ本舗の吹越満と結婚した広田レオナ(広田玲央名から改名)の実子です。

【02】「自分の弱さを知れ!」
保身のため、5名の生徒が集まらなければ自動的に“今年度、東大に現役合格5名”の約束も破られることになるから、もし特進クラスに生徒が集まらなければ即刻桜木をクビにするよう教師たちは理事長に迫ります。日本人の半分は東大病だと主張する桜木は特進クラスに生徒が集まるかどうかで真々子と“負けた方が勝った方の一週間奴隷”を賭けました。そして23万円で買った愛用のトランペットを3万円で手放す勇介の姿を見た桜木は、学校の金庫に残った3百万円で勇介の人生を買おうとします。やり口に反発する勇介の目の前で桜木は万札を5秒ごとに1枚ずつ破り始めました。お金を貸してくれ、と母親が頼んでも、取引相手は勇介だけだと無視をします。そしてついに屈した勇介の目の前に桜木は取り戻したトランペットを置き、去り際にケンカが強くなる秘訣は“自分の弱さを知ること”だと教えました。バンド活動にもケジメをつけた勇介は桜木に言われた午前5時に学校に現れます。言われるがまま穴を掘っていると、英喜、よしの、麻紀の3人もやってきました。そして奴隷の真々子や特進クラスに入る4人の生徒たちとともに桜木は、やがて龍山高校のシンボルとなるはずの桜の木、名付けてドラゴン桜を植えました・・・(7/15 放送)
約2分間という長めのおさらいをやってから本題に入りました。原作を読んでいなので知らなかったのですが彼らは理科を目指すのですね。当然理2狙いなんでしょうけれど、現実的には無理でしょう。まぁ、フィクションであることを忘れずに観ていきたいと思います。真々子は居酒屋で焼酎ロックのジョッキを注文していましたが、何年か前に冗談でカンパリオレンジのピッチャーをたのんだらオーダーが通って驚いたことを思い出しました。龍山の生徒が東大を受験するだけで笑い者、と言っていた直美も(個人的な立場は別としても、東大受験なら青本では?)東大の赤本に関心を示しますが、まだ特進クラスに入ってません。いずれ双子の兄も特進クラスに入りそうです。ところで事務所の水道も止められるほど貧乏(たしか電気・ガス・水道のうち、生きていくために不可欠な水が一番最後に止まるという話を聞いた記憶がありますが、まだ電気はきているようですね)な桜木はどうやって18万円する質草のトランペットを手に入れたのでしょう?それより紙幣を破るシーンにクレームがきそうです(合法?改造はしていなからセーフ?)。破っても紙幣の価値は変わらないのだから、勇介たちの前で破いたのは“桜木はイヤな奴”だという印象を視聴者に共有してもらうためでしょうか?

【03】「遊べ!受験はスポーツだ!」
特別進学クラスは10日間の特別強化合宿に入り、桜木は生徒たちに5時起きで毎日16時間の勉強を課しました。数学はある意味スポーツだという桜木は、瞬間的に公式を思い出し解答という球を打ち返すという流れを卓球に例え、小5の分数計算で70点台を喜ぶ勇介たちに素振りをやらせます。歓迎会ということで生徒たちが自習している間、桜木と真々子は「ゆうこ」に招待されますが、楽をして儲けようとその亡き父が始めた小料理屋をカラオケスナックに改装する計画を知って直美は驚きました。そして龍山なんかに行ってる奴に可能性なんかない、という常連客やこの子は筋金入りの馬鹿だという悠子の前で、“卓球ダンス”なんか恥ずかしいと言っていた直美が口走ります。「行っちゃおうかな、東大」悠子に直美の受験を認めさせるため、直美たち特進の生徒全員に5日後の高校数学の計算問題で満点を取らせると桜木は豪語しました。“奴隷”の真々子が直美の代わりに「ゆうこ」の手伝いをやらされ、小学校の算数ドリルから始めた直美たちは桜木に反発しながらも一列になって前の人の背中に貼り付けた公式を競歩しながら丸暗記し、ペアを組んでお互いに自分ができなかった中学レベルの問題を相手に説明します。そして5日間やり抜いた和美たちは反桜木の教師たちや悠子の目の前で問題を解き始めますが、桜木の思っていた通り、20分経って半分もできません。受験とは合格点に達するか達しないかが全てであり、頑張ったか頑張ってないかは関係ないと生徒たちに桜木は教えます。そして涙を流しながら本気で悔しがる娘を悠子は見直しました。まだ5日間頑張っただけ。本番まであと一年もある・・・面白半分で特進に来た英喜までやる気になり、彼らは東大受験に一番大切だと桜木が考える“勉強できないことを悔しく思う心”を手に入れたのです・・・(7/22 放送)
英・国は問題文の中に解答がある、というのはもちろん極論です。分数計算百問を10分で七割とれれば(底辺校ではなく)ふつうの数学が得意でない高校生レベルだと思います。いきなり合成関数の微分などが問題に出て、和美たちは満点が取れませんでした。でも、あのレベルの計算問題百問を20分で片付ける腕力のある高校生は皆無でしょう。ってか、前日に直美が満点を取った高校数学の計算問題を20分で解けるスタッフは一人もいないんじゃないですか。難しくはないのですが量が多すぎ、一時間で満点取れれば十分な内容です。“解答という結果を出し達成感を味わうゲーム”と捉え高得点をとってきた生徒が数学を得意だと勘違いして数学科に来ると挫折することが多いようですが、これが“大学への数学”と“大学の数学”の違いでしょう。ダメ教師たちが桜木の妨害をしようと歓迎会と称して桜木と真々子を「ゆうこ」に呼んでおきながら、痔になっただのスカートのホックが壊れただのの口実で皆ドタキャンし、外から様子を窺っていました。これがなんで特進クラスに5人目の生徒が入ることを妨害する策略なのかがわかりません。

【04】「壁にぶつかるまで我慢しろ」
勇介を見張るため特別進学クラスに入ったよしのは勇介が直美と仲良くしていることが耐えられません。そして自他共に認める特別講師の“東大数学の鬼”柳がビリの生徒に用意した“バカ鉢巻き”が直美から自分に回ってきたのをきっかけに教室を飛び出してしまいます。今の時点で5人を欠いたら公約が果たせなくなるから桜木をクビにできる、と職員室は沸き立ちました。連れ戻しに行かなければならないような生徒はいらないと桜木は動かず、真々子が教室を飛び出します。少し責任を感じた勇介が真々子を連れてよしのが行きそうな怪しげな場所を回り、昔の仲間と一緒にいたよしのを見つけました。帰らないというよしのを連れて帰ろうとした真々子に女たちはチキンランでの勝負を持ちかけます。「可愛い生徒のために・・・」に弱い真々子は一万円で桜木の原チャリを借り、運転の練習を始めました。そんな真々子に桜木がチキンランに勝つ秘訣をアドバイスします。「壁にぶつかるまで我慢しろ」天然の真々子はその言葉を信じ(壁のない)埠頭を突っ走り、ノーブレーキで海に突っ込みました・・・(7/29 放送)
まさか理一を狙っているとは思いませんでした。しかし、偏差値36のバカ高校の生徒たちだったはずなのに、たった一週間で中学数学の問題が八割もできるようになり、高1の教科書例題レベルの問題で作られている「柳式問題解答同時プリント」に手がつくようだから東大合格は可能かもしれません。このドラマの最大の嘘は、提示される様々な受験勉強の方法論ではなく、生徒たちの尋常でない学力の伸びにつきると思います。このくらいの能力があれば勉強しなくても進学校に行けたでしょう。柳が言うように、数学においては問題をいかに解き始めるかは重要であり
 [1] 3分以内にスタートをイメージする
 [2] 3分後に答えを見る
 [3] 解き始めが合っていたら出来たことにして次の問題に進む
という「短時間にたくさんの問題に触れることができる」問題解答同時プリント方式はなかなか面白いと思います。[1] は己の腕力(=計算力)に頼って強引に解こうとする計算バカを直すためにも有効で、いわゆる戦略を立てる時間です。特徴的なのは[2]でしょうか。既に終えた問題集を再び解くときにはすることもありますが、これを初見の問題に適用するところが新鮮でした。ただ、これは基本的な公式が一通り頭に入っていなければ(ほとんど解法が思い浮かばないので)ふつうに問題集を解くのと同じことになります。いかにもの怪しげな店や特攻服着て鉄パイプを持ったレディースなど、とってもレトロですが、視聴率を上げるためにはこういうベタなのがいいのかもしれません。「挫折を知らない奴は打たれ弱い」という桜木の意見には賛成しますが、特進の生徒たちは今回ただダレてただけで、挫折はしてないし壁にもぶつかっていないと思います。原作は知りませんが、これはこじつけでしょう。トランプが占いに用いられるのは、その数字の和
(1+2+…+6)×4 = 364
が1年の日数に近いからだということですが、もっともらしい嘘のような気がします。

【05】「泣くな!お前の人生だ!」
特進クラスでは数学だけでなく物理や古文も特別講師が教えるようになり、一方で元々いた教員は再雇用試験を受けさせられました。「学校」というキーワードを含む小論文のテーマを自分で決めて論じますが、真々子だけが仮合格で、“理想の学校とは”や“教師は学校で何をすべきか”などという漠然としたテーマを立てた論文は具体性に欠け、相手に伝えようという意識もなく読む側を置き去りにした文章を書いた残りの全員が不合格となってしまいます。その頃、喫茶店で麻紀に「次の中間試験、どんだけ成績が上がっているのか」「まじで東大受かっちゃうかも」「龍山初の東大合格者!」などと大声で話す英喜を、彼女と二人で勉強していた一郎の弟・次郎が聞こえよがしに馬鹿にしました。揉めているところに一郎が登場し、双子の兄貴が龍山にいることを彼女に知られてしまった次郎が一郎を殴ってしまいます。しかし弟をかばう一郎は自分で転んだと言い張り、次郎も認めず、刑事は秀明館の次郎ではなく龍山の英喜が一郎を殴ったと決めつけました。かつて自分を逮捕した刑事と再会した桜木は英喜と面会し、プライドと拘束されて奪われる貴重な48時間のどちらを選択するか迫ります。結局、英喜は始末書を書いて処分保留で釈放されますが、無実の英喜を守らなかった桜木に特進の生徒たちは反発し、中間試験を受けないと言い出しました。そして勇介は次郎のいる秀明館に一人乗り込もうとしますが、一郎を連れた桜木が先に校門をくぐったのを見て隠れます。転んで同じような傷ができることを“立証”しようと地面のアスファルトに何度も顔をぶつける一郎を次郎が馬鹿にしました。昔は仲が良かった、というのも一郎の一方的な思い込みであることもわかります。幻想の中に逃げ込んで何も聞かなかったことにするのか、それともつらい現実を認めてゼロからやり直すのか、桜木に選択を迫られた一郎は次郎から“クズ”だの“鈍ガメ”だの言われて決意しました。「いろいろなことを諦めたくない」という一郎は自分を殴ったのが次郎であると認め、東大を目指して特進クラスに入ります・・・(8/5 放送)
(アインシュタインを真似したつもりなのか)あっかんべーをした理科担当の阿院修太郎は“コマ割りマンガ理解術”なるものを提唱します。抽象的で頭に入りにくいものは絵の印象や語呂合わせで覚える、というところは納得できますが、“数学や物理など現実離れしていて”という部分は聞き捨てなりません。いかにも学生時代に数物系で苦しみ、いまでも恨みを持つ無知な人間が書きそうな台詞です。寝ている間に短期記憶が長期記憶に変わるから(目先だけの定期試験前の一夜漬けは別でしょうけれど)徹夜勉強は効率が悪く、暗記物は寝る直前に集中してやるといいんだそうですが、いくら副交感神経がリラックスすると言われても個人的にホットミルクは飲めません。いつも特進クラスをヘラヘラ覗き、今回も都合のいいタイミングで喫茶店に現れて(嫌がっているのを知っているはずなのに)弟に話しかけた無神経な一郎君、引きで撮ったらああするしかないことはわかりますが、受け身をとったら顔に傷は付きません。

【06】「英語対決!勝負だバカ6人」
特別講師のいない英語の授業は真々子が担当します。張り切って夏休みのカリキュラムまで作りますが、実は自分が“つなぎ”であることを知りません。やっと桜木が見つけた東大英語の専門家はフィリピンパブで働く川口でした。英語を上達させる秘訣は恥ずかしがらずに話すことと恋をすることだという川口が提唱したのはエアロビを用いた「歌と踊り暗記術」。恋する気持ちは世界共通だから英語でも共感できて胸にしみる、そして恋の気持ちと一緒に英語自体も胸にしみる、と生徒たちに恋の歌を踊りながら歌わせ、好きな英語の曲を何曲か丸暗記することを勧めます。どんどん開き直って使えば使うほど英語は身につくという川口の言葉に共感した生徒たちから、楽しい川口の授業と比べて自分の授業が退屈だと言われた真々子は面白くありません。川口のやり方では文法の知識が身につかないし英作文の実力もつかないと文句をつけた真々子は桜木が提案した英語対決を受けてたちました。3日後、真々子が連れてきた生徒と特進の6人が東大入試をベースに作られた英作文の問題を解き、一人でも特進クラスの生徒が真々子の生徒に負けたら川口ではなく真々子が英語の主任になり全校生徒の前で桜木が土下座、真々子が負けたら英語の教師を辞めることが条件です。真々子を勝たせたい落合が連れてきたのは帰国子女の栗山でした。情報は力であり、東大英作文の採点法は減点法で、難しい単語や高度な構文を使って間違うより自分の知っている単語と構文をつかって丁寧に書いた方が得点が高いことを特進の生徒たちは教わり、英語対決に臨みます。結果は、文章をより長くして単語も難しいものに変えた栗山より6人の成績が上回り、栗山一人に頼ってしまい栗山にライバルを用意しなかった真々子は負けました。教室を飛び出す真々子を生徒たちは追いますが、いつも反発している勇介だけは桜木が、やる気のある者にしか相手にせず、期待している者にしか説教をしないに気づきます。そして桜木に頼まれて真々子に声を掛けた理事長は真々子を世界史の教師に任命します・・・(8/12 放送)
キャプテン&テニールの「Love Will Keep Us Together」('75)はかつて、AMラジオでくり返し流れていた懐かしい曲です。毎回、桜木たちの言葉で気づかされることは多く、運動なら少しでもできると「できる」というのに、日本人は外国語に関しては完全主義者になってしまい英語の教師ですら自分の英語力にコンプレックスを持ってしまう、という川口の言葉にはハッとさせられました。負けた者は徹底的に叩く、という桜木の「負けた直後、失敗した直後にしか他人の言葉が身にしみない」も真理です。

【07】「見返してやる!東大模試!」
特別講師を招くための資金が尽き、世界史の担当は真々子になりました。推薦で大学に入った真々子の世界史は生徒と同レベルだとみなした桜木は「スクラム勉強法」を取り入れます。生徒と真々子を合わせた7人が世界史全60項目を分担し、自分の担当する分野のメモリーツリーを作成、それをみんなで交換するという、全員が力を合わせて初めて成功する勉強法でした。そんなある日、しつこく芸能界での近況報告を送ってくる嫌みな明日美にカチンときた麻紀が東大受験をすることをメールに書いてしまい、バカ女が東大を目指しているとプロデューサーに話した明日美がレポーターをしている番組スタッフが龍山にやってきます。生徒たちの気が散るし、いま彼らのペースを崩したくないという桜木は追い返そうとしますが、自分も取材されると知って喜んだ理事長が密着取材を許可してしまい、どうすることもできません。最初の放送がテレビで流れ、落ちたら街を歩けなくなる、とか、もう後に退けない、と追いつめられた生徒たちは頑張るしかありませんでした。生徒たちがテレビに踊らされて舞い上がることを桜木は恐れますが、さっそく職員室の教師たちが舞い上がってしまい、桜木たちにヘラヘラしてきます。東大模試が近づき、テレビクルーを追い出した桜木は、一年間では間に合わない文系ではなく、意外と文系科目の配点が高い理系の中の、一番定員が多くて一番倍率の低い理科一類を勇介たちの受験コースに決めて発表しました。テレビで放送さてからギャラリーが集まるようになり、焦りを感じた勇介から、少し授業のペースを上げて欲しいと希望が出ます。真々子は生徒のやる気を尊重したいと主張しますが桜木はペースを変えません。そして、周りの連中は敵ではなく、試験は常に自分との闘いであるという桜木は受験の心得を授けます。「試験というのは対話。相手との対話であり、そして己との対話」という言葉を生徒たちは心に刻みました・・・(8/19 放送)
メモリーツリーをつくるとき、文字情報だけではなくて絵やシンボルを使うと意識脳である左脳(言語認識・論理的思考・計算)で思い出せなくても無意識脳である右脳(イメージ記憶・直感・ひらめき・芸術性・創造性)で思い出せるんだそうです。芥川は時間切れの心配から、長文の出る現代文からではなく、まず基礎問題が多い古文・漢文から解き始めるように教えました。言いたいことがわからないでもないですが“ルール”の意味が曖昧すぎて、ルールを守る人間こそ独創的で個性的な人間であるという主張は極端に思えます。あと、気になったことが一つ。古典力学の運動方程式を(まるで力の定義式のように)「F=ma」としていましたが「ma=F」とすべきでしょう。この違いがわからない生徒たちは因果律の意味もわかっていないんでしょうね。

【08】「バカの涙・・・夏休み課外授業」
東大模試の当日、仲間たちが冷静さを失っていることに気づいた勇介は、試験監督からの注意を覚悟で皆に聞こえるように桜木の言葉を復唱します。試験が終わり、それなりに手応えを感じていた生徒たちは自己採点の結果、全員が合格可能性5%以下を意味するE判定であることを知りショックを受け、バカはやっぱりバカでしたでは番組にならないとテレビ局のスタッフも帰っていきました。桜木に怒りをぶちまけた生徒たちは、感情に流されて物事を論理的に考えられないから今まで馬鹿だったのだと怒鳴られ、最初からE判定になることはわかっていたと聞かされて勇介とよしの以外の生徒は次々と教室を飛び出します。追いかけようとする真々子を桜木は「受験は誰かにやらされているうちはダメなんだ」と制し、二日間は休みにして月曜日から第二回目の合宿をすると告げて解散します。桜木は真々子が生徒たちを過小評価しているから甘やかすのだと指摘、今は出来なくてもいずれ出来るようになると信じて生徒の自立に任せ最低限のサポートをするのが良い教師ではないかと持論を述べ、その自立心を育てるために少し頑張れば乗り越えられる壁として東大模試を用意したのだと教えました。その頃、桜木に反発しながらも、自分たちに恥をかかせても桜木には何のメリットもないのに何故わざわざ自分たちに東大模試を受けさせたのか、その意味について考えながら勇介は仲間たちに合宿の集合時間を連絡します。結局、真々子から謎のグラフが描かれたプリントを受け取った生徒たちは全員月曜日の午前7時ドラゴン桜の前にやってきました。桜木は彼らを東大に連れて行き、夏の段階で偏差値が50以下なのに現役合格した学生が実際にいることを生徒たちに教えます。そして、基礎がついていないから夏の段階で浪人生と混じって模試を受けるとだいたいE判定になると説明し、いまは弱点を補強して“当たり前のことを当たり前に出来ればよい”と合宿の意味を彼らに納得させました。謎のプリントは学力が直線的に増加するのではなく放物線を描くことが理想であるという桜木からのメッセージで、元気になって生徒たちは合宿に参加します。二週間後、返却された模試の判定をあらためて確認しますが、一郎だけはD判定で、実は得点が近かった勇介たちもDに近いE判定であったことを知って盛り上がりました・・・(8/26 プロ野球「阪神×巨人」中継延長のため15分遅れ 22:15〜23:09 放送)
それなりに配点を予想して点数は付けられますが、他の受験生の出来もわからないのに模試の自己採点で平均点の予想や判定を出せるはずがありません。毎年同じようなレベルの問題が出題されるセンター試験で平均点予想をするのとはわけが違います。もちろん、どうせそうなるはずだから「E判定だ」と言うのは勝手ですが、次郎が自己採点でB判定だった自慢する根拠がわかりません。仮に平均点が予想できたとして、生徒たちの得点が平均点より10〜20点低いだけなら数ヶ月前の学力を考えれば大したもんだと思いますが。ところで彼らが受験した東大実戦なる模試は(実際の東大入試に合わせて二日間かけるのが普通のところを)一日で終わってしまったんですね。服装を替えて「二日目」とかテロップ流せば済むことなんですが。全体として、大手予備校の東大向け高卒クラスより学校単位で受験した灘や鹿児島ラサールなどの生徒たちの答案の方が優れています。おそらく(東大模試の)偏差値が50以下で合格したのは地方公立高校の生徒たちでしょう。

【09】「信じろ!成績は必ず上がる!」
東大模試以来、二学期になっても勇介は伸び悩んでテストの成績は最下位でした。一方、直美の母が脳梗塞で倒れて入院してしまいます。でも幼馴染みの勇介にも話すことができず、少しの間だけ胸を借りて泣くだけでした。特進クラスでは父兄を集めて「受験生を持つ家庭の心得」という講習会を開きますが、きちんとした信頼関係ができていない親たちを全員0点だと採点した桜木は、子供たちがどの成長段階にあるのかを見極めることが大切であり、褒めすぎると逆にそれが負担になってしまうこと、そして“子供の話をきちんと聞いて、子供の言葉を繰り返す”ことが重要であると教えます。繰り返すことによって子供は親が自分の話をきちんと聞いてくれたと安心し、繰り返すだけでその先の結論を強要しないことで自分の人格を認めてくれたと子供は感じられると説明しました。その翌日、桜木は気になる勇介と直美を連れて「私立高校合同説明会」に参加します。しかし龍山高校のブースには誰も集まりません。そこに「三年後、君は東大生だ!」というキャッチコピーに興味を示した父子がやってきます。特進クラスに来れば100%東大に入れると聞いて「100%!?」と大声を上げた父親に会場内の注目が集まりました。東大に入りやすい子とそうでない子がいて、息子には東大に行く素質があると言われた父親は、その理由が息子の頭が“見るからに空っぽそう”だからと聞いて激怒します。でも桜木は続けました。ほとんどの人は勝手な先入観で自らチャンスを小さくしていること、頭が空っぽであるとは今からでもいろんなものを素直に入れられることを意味していると話しました。そして勇介に聞かせるように、何かに熱中してきた人間は努力する資質をもっていて、成績が伸びないのは頭が悪いからではなくて単に他人より不器用なだけであると語ります。桜木と父子とのやりとりを見ていた親たちが関心を示し、やがて龍山のブースに人が集まり出しました。説明会が終わり、少し元気を取り戻した勇介と違い、自分は何かに熱中したことがないと直美は醒めています。幼い頃に父親を亡くして母親の手伝いをしてきたため自分で自分の夢や希望を捨ててきた直美なら一度夢を持てば誰よりも頑張れるはずで、受験というのは辛い目に沢山あった方が最後に勝つ、と桜木は励ましました。でも、直美は東大受験をやめることを宣言します・・・(9/2 放送)
芥川はすべての教科に通じる力として問題を“正しく読む”すなわち行間を読み取る力を強調しました。たしかに国語力がないと(計算問題は別として)題意を正しくつかめなくて数学の問題が解けないことが多々あります。また、桜木は生徒たちが精神的に成長するためには飢餓感が必要だと語りました。いつも「何かが足りない・・・」その心の空白を埋めるために何をどうすればいいかをひたすら考えることが重要なんだそうです。それにしても英喜たちがファミレスで物理の問題を出し合っていましたが、それがあまりにも基本的すぎる公式で、一瞬中間試験か何かの勉強をしているような錯覚に陥りました。いくら何でもレベル低すぎ・・・。

【10】「友情か受験か?最後の決断」
幸い悠子の脳梗塞は軽い方でしたが入院期間中も唯一の収入源である店を開けなければ生活ができないし、入院費も稼がなければなりません。何かしなければ、と思った勇介たちは、特進クラスをやめた直美に何ら手を差しのべようとしない桜木に怒りを露わにします。誰かのために何かをやってあげることは最初は気持ちがいいけれど、覚悟のない優しさはむしろ相手を傷つけるだけだ、という桜木の考えは勇介たちには理解できません。そして勝手に押しかけた真々子が割烹着姿で「ゆうこ」を手伝っているとそこに勇介たちが手伝いにやってきました。受験勉強への影響を最小限にするため、ローテーションを組んで店を手伝いますが、やがて桜木が懸念していた事態に陥ります。疲労が蓄積されて授業に対する集中力が低下しテストの成績も下がり、店の方でも味付けを間違えたり酒をこぼして客を怒らせるようになりました。直美も勇介たちが限界にきていることを感じ、自分の都合で特進クラスのみんなを引き込んだことを悔やみ始めます。しかし、最初に断らなかったのが悪いのだから自分で落とし前を付けろ、と桜木に言われて自ら嫌われ役を演じました。もう手伝ってくれなくていい「鈍感だなぁ、みんな。迷惑なの!」と直美は全員にクビを言い渡します。すべてが芝居で、もう友情ごっこはウンザリだ、という直美の言葉が本心ではないことにみんなは気づいていました。直美のいなくなった特進クラスは東大受験に向けて突き進みます。そして、特進クラスだけが東大への道じゃない、という桜木が静かになった「ゆうこ」に客としてやってきて、良い教師について正しく学ぶことが最速かつ最善の勉強法であるが、唯一“勉強の濃さ”については独習に敵わない、と直美を励ましました。一人だけど一人じゃない・・・特進クラスはやめるけど受験はやめない、と直美は勉強を続けます。そして第一関門のセンター試験の日を迎えました・・・(9/9 放送)
9〜10月は得意分野をさらに伸ばして自分に対するいいイメージを固め、11〜12月は弱点の克服にあてて苦手分野はピンポイントで集中的に勉強する・・・これが東大受験における理想の二学期の過ごし方だ、という川口先生によると、大脳メカニズム的には、ヒヤリングの力を鍛えるためには聞いてすぐにそれを言う“追い込み”中心の勉強がいいんだそうですが、トイレの中や冷蔵庫の内側から携帯の裏にまでいたるところに英単語や歴史ものなどの暗記用のカードを貼って一息つくときも脳を完全に休めないことが大切なんだそうです。クリスマスや正月などの気が散りやすい時期は集中力を維持するためにシンプルな暗記もの以外には手を出してはいけない、は確かにそうかもしれません。弱点教科の試験では完璧に解こうとせずに部分点をかき集めて平均点を狙う、は言われてみれば当たり前の戦略です。解きやすい問題から解く、というのはセンター数学に限りませんが、センター国語では選択肢から間違ったものを消していくという芥川先生の消去法の説明で「強い否定、極端な主張、感情的な要素をもつ選択肢はすべて誤り」は説得力がありました。それにしても10月になって平方和に関するΣ計算の公式を暗唱している連中にはセンター試験の足切りライン通過は無理でしょう(でも最終話では全員が二次試験を受験できるんだそうです。さすが、マンガ!)パリから帰国したということで久しぶりに登場して上田次郎・・・ではなく桜木建二(阿部寛)と井野真々子に「古来、日本の神々は木に宿ると言います」と言い出した理事長(野際陽子)が一瞬『TRICK』の山田里見(=山田奈緒子の母)に見えました・・・。

【11】「お前らはもうバカじゃない!運命の合格発表!」
直美を含めた6人全員が足切りラインを通過し、いよいよ2次試験の前日になりました。最後の授業で桜木は、挑戦もしないで東大を“越えられない壁”と決めつけコンプレックスを抱く“下衆野郎”のようにはならず「どんなことにも“できない”という先入観を持つな」と話します。そして真々子と円陣を組んだ6人は、今まで馬鹿にされてきた日々の悔しさを2次試験にぶつけました。無事終了した初日の試験後、直美と一緒に悠子を見舞った勇介は階段から転倒した悠子をかばって利き腕の右手を骨折し、やはり東大を目指している双子の弟がくれたサンドイッチの賞味期限が10日前に切れていたことを一郎は知りません。母の意識がなかなか戻らなくて看病の直美は試験に間に合わず、勇介は左手で答案用紙と格闘し、一郎は腹痛を堪えます。そして桜が咲いて“人生のプラチナチケット”を手に入れたのは勇介とよしの、そして一郎の三人でした。直美を含めた三人は不合格だったものの、龍山から現役東大合格者が出たことに理事長たちは大喜びをしますが、傍で桜木たちの指導を見てきた真々子に今後を任し、公約を果たせなかった桜木は辞表を提出します。入試問題の正解は一つだけでも「人生には正解がいくつもある」、「生きることに臆病になるな」、「自分の可能性を否定するな」、受かった奴も落ちた奴も「お前ら胸を張って堂々と生きろ」という言葉を生徒たちに残して桜木が龍山高校を去りました。よしのと一郎は東大に進学し、不合格の三人は浪人、そして東大受験を通じて“知らないということ”はすごく恐いことなんだと思うようになった勇介は学費がかかる東大には行かず、働きながら独学で弁護士を目指す決意をします・・・(9/16 22:00〜23:09 放送)
センター試験の自己採点シーンでの「ク」と「コサ」が○で「ケ」だけを×としていましたが、こういう場合のほとんどで無意味な部分点を認めず、ク〜サの部分は0点扱いです。撮影スタッフには共通一次試験やセンター試験の数学受験経験者がいなかったのかもしれません。冬場に寒くない季節のシーンを撮るときに吐く息が白くなるのを防ぐために口に氷を含むという対処法がありますが、その逆パターンにあたる今回のセンター試験を終えて出てきた生徒たちの息が白いのはCGでしょうか。原作ではまだ受験をしていないらしく、展開はドラマのオリジナルのようですが、合格したのは三人だけでした。放物線と線分で囲まれる部分の面積を「これは積分ですぐ求まるな」という勇介は合格して、積分せずにいわゆる1/6公式でサッと面積を出した英喜は不合格です。麻紀とエッチさせるのはまずいと判断して英喜の不合格が決まった、かどうかはわかりませんが、突如ハンデを背負わされた勇介と一郎を合格させたところは秦建日子の甘さなのかもしれません。もちろん、一郎が落ちて次郎が合格したら“まんま”だし、勇介を桜木の“後継者”とするためには必然的な展開でした。なお、希美の新しい彼氏はザ・たっちによる“二人一役”のようです(コンビ名で載っているのと、片方だけなら彼らを彼氏役に抜擢するメリットがない)がホクロの位置から判断して、真々子と会った方がたくや、沢松たちが見た方がかずやだと思います。それなりに楽しめましたし、勉強にもなりました。私の属する業界内での注目度は高く、職場でもしばしば話題になりましたが、同僚にも勧められて今頃になって現在第10巻まで出ている原作をAmazonに発注、近日中に届く予定です。

役名は不明ですが、龍山高校への道順を桜木に訊かれて腹を立てる秀明館高校の生徒【1】を広田雅裕、勇介の家に押しかけた「大黒商会」取り立て屋【1,2】を船木壱輝&佳本周也&やべきょうすけ、龍山の女の子は頭に使う栄養がみんなお尻やおっぱいに行ってると「ゆうこ」を手伝う直美のお尻を触った常連客【1】を水森コウ太、「SPIKee」のベース&ドラムス&トロンボーン【1,2】を尾嶋直哉&石田彰伸&北口裕介、「第一回債権者説明会」に出席した大口債権者である銀行の担当者【1】を窪園純一&浜口悟、桜木に説明を求めた「第一回債権者説明会」出席者を児玉頼信&鶴田東&天現寺竜&浜田道彦、勇介がトランペットを質入れした「ニコニコ・ランド」店主【2】を朝倉伸二、勇介がバイトした工事現場の作業員【2】を芝崎昇、悠子に抱きつく「ゆうこ」の常連客【2】をぶっちゃあ、龍山高校のグラウンドに桜の木を運んできた「松島造園」の桜木の後輩【2】を近松仁、真々子にチキンランを持ちかけた女【4】を江口のりこ、真々子と原チャリで勝負した女【4】を坂東美佳、立ち会った鉄パイプ女【4】を金沢美波、龍山高校に取材に来た「サンデー・レポート」プロデューサー【7,8】を奥田達士、「サンデー・レポート」の司会者&アシスタント【7】を篠田剛&吉田智美、光倫予備校主催「第一回東大実戦模試」試験監督【7,8】を伊藤幸純、高3夏休みの時点で偏差値が50&48&47の東大生【8】を北村栄基&今井雄太&林裕子、悠子を診た「大田中央病院」医師【9,10】を浦崎宏、「私立高校合同説明会」に息子と一緒に参加した大工の男【9】を菅田俊、「私立高校合同説明会」に参加していた父兄【9】を中村敦子、「私立高校合同説明会」に参加していた中学生【9】を広川淳&積田佳代子、「私立高校合同説明会」に参加していた秀明館高校教員【9】を島津健太郎、英喜がこぼした日本酒をYシャツにかけられ怒って帰った「ゆうこ」の客【10】を橋本啓輝、センター試験の試験監督【10,11】を今村公一、東京大学第二次学力試験試験監督【11】を寺岡勝則、院内の階段から落ちた悠子を処置した「大田中央病院」医師【11】を藤崎卓也、龍山から現役東大合格者が出たことを聞いて再建を依頼してきた負債23億円のハナオカ高校理事長【11】をみのもんたが演じています。

《キャスト》

桜木 建二(38) [「桜木弁護士事務所」弁護士・元暴走族リーダー(窃盗、傷害、暴走行為で保護観察)・「龍山高等学校」特別進学クラス担任・東大が嫌い・虎ノ門に事務所を構えたい・柳の教え子・司法試験に2回落ちる・最も嫌いな言葉は「頑張れ」] ・・・ 阿部 寛
井野 真々子(28) [「龍山高等学校」英語教師→世界史教師・低血圧・“奴隷”(桜木)・推薦で大学入学] ・・・ 長谷川 京子
矢島 勇介(18) [「龍山高等学校」3年B組→特別進学クラス・英喜とバンド「SPIKee」を組む(トランペット)・余計なことにくよくよする・東大理一に合格するが入学を辞退・独学で司法試験を目指す・弁護士志望] ・・・ 山下 智久
水野 直美(18) [「龍山高等学校」3年B組→特別進学クラス・“ナオブー”(勇介)・母の意識が戻らず試験二日目を受験できずに東大理一不合格(浪人)] ・・・ 長澤 まさみ
奥野 一郎(18) [「龍山高等学校」3年B組→特別進学クラス・努力家・双子の弟の次郎は「秀明館高校」で東大を目指す・東大理一に合格] ・・・ 中尾 明慶
緒方 英喜(17) [「龍山高等学校」3年B組→特別進学クラス・家は田園調布・勇介とバンド「SPIKee」を組む(ギター)・東大理一に不合格し浪人] ・・・ 小池 徹平
香坂 よしの(18) [「龍山高等学校」3年B組→特別進学クラス・勇介の彼女・東大理一に合格] ・・・ 新垣 結衣
小林 麻紀(18) [「龍山高等学校」3年B組→特別進学クラス・アイドル志望・東大理一に不合格し浪人] ・・・ サエコ
山本 希美(27) [真々子の高校時代からの親友・「秀明館高等学校」英語教師→英語科教科主任]【1〜7,10,11】 ・・・ 矢沢 心
田中 義男 [希美の彼氏候補・東大法卒で某官庁勤務が自慢・耳の裏が黒い・顔より学歴や社会的地位(「ブ男」と言われても平気)]【1〜4,6,7,11】 ・・・ 村上 大樹
沢松 靖司 [希美の彼氏候補・高卒のフリーター(年収200万円)・話はつまらないが顔だけは希美のタイプ・ボキャブラリーが少ない(何でも「すげぇ」)・趣味はパチンコ]【1〜4,6,7,11】 ・・・ 唐橋 充
ホリ エイタロウ [希美の新しい彼氏・IT企業社長・高卒・パソコンオタク]【11】 ・・・ ザ・たっち
稲葉 勉 [「龍山高等学校」教師] ・・・ 青山 勝
浅海 和子 [「龍山高等学校」教師] ・・・ 築山 万有美
宮部 梅太郎 [「龍山高等学校」教師] ・・・ 安藤 亮司
落合 正直(44) [「龍山高等学校」学年主任] ・・・ デビット 伊東
近藤 時久(55) [「龍山高等学校」教頭] ・・・ 斉藤 洋介
龍野 百合子(58) [「龍山高等学校」理事長(金が無くて雇えなくなり警備員も兼務)・5年前に亡くなった夫が開学・多重債務者]【1〜7,10,11】 ・・・ 野際 陽子
矢島 節子 [勇介の母・「矢島工務店」を経営していた夫の利夫は借金3百万円を残して逃げる]【1,2,7,9,11】 ・・・ 石野 真子
水野 悠子 [直美の母・小料理「ゆうこ」ママ・5年前に夫が他界・居酒屋をカラオケスナックに?・脳梗塞で倒れて「大田中央病院」に入院]【1〜3,7〜11】 ・・・ 美保 純
阿部 沙織 [「龍山高等学校」3年・直美の親友・勇介が好き]【1,2,4】 ・・・ 郡司 あやの
栗山 祥太 [「龍山高等学校」2年生・小さい頃2年間ロスで生活・試験当日下痢で体調を崩さなければ学区一の公立高校に合格?]【6】 ・・・ 橋爪 遼
奥野 和彦 [一郎の父]【5】 ・・・ 野添 義弘
奥野 美也子 [一郎の母]【5,9】 ・・・ かとう かずこ
奥野 次郎(18) [「秀明館高等学校」3年生・一郎とは二卵性双生児・東大文一志望・バカとブスとは話さない・東大不合格]【1,5,7,8,11】 ・・・ 水谷 百輔
佐久間 美優 [「秀明館高等学校」生徒・次郎の彼女]【1,5】 ・・・ 桂 亜沙美
緒方 厚生 [英喜の父・一橋大学卒・会社社長]【7〜9,11】 ・・・ 須永 慶
緒方 万里子 [英喜の母]【1,7,9】 ・・・ あいはら 友子
香坂 恵 [よしのの母]【9】 ・・・ 栗田 よう子
小林 光江 [麻紀の母・放任主義]【9】 ・・・ 池谷 のぶえ
戸田 明日美 [アイドル・「2004 シーシージーオーディショングランプリ」・麻紀のライバル・「サンデー・レポート」レポーター]【1,3,4,7,8】 ・・・ 堀 朱里
オカベ [弁護士・龍山高校清算の仕事を桜木に紹介]【1,7】 ・・・ 小野寺 昭
斉藤 [「斉藤リフォーム」社長・「ゆうこ」常連客]【1,3,8】 ・・・ 石井 愃一
柳 鉄之介 [数学特別講師・元「柳塾」塾長・伝説の数学教師・“東大数学の鬼”・詰め込みこそ真の教育・桜木の身元引受人]【4〜11】 ・・・ 品川 徹
阿院 修太郎 [理科特別講師]【5〜8,11】 ・・・ 小林 すすむ
芥山 龍三郎 [国語特別講師]【5〜11】 ・・・ 寺田 農
川口 洋 [英語特別講師・フィリピンパブ「BORACAY」ボーイ]【6〜8,10,11】 ・・・ 金田 明夫
マツヤマ [警視庁「大田北警察署」刑事・英喜を傷害容疑で取り調べ・かつて桜木を逮捕]【5】 ・・・ 深水 三章
佐々間 龍一 [「ワールドドリームプロダクション」マネージャー・街頭で麻紀に声を掛ける]【8】 ・・・ 小山 剛志


原 作 三田 紀房

脚 本 秦 建日子

音 楽 仲西 匡

演 出 塚本 連平(1,2,4,6,9,11)・唐木 希浩(3,5,8)・小松 隆志(7,10)

主題歌 「realize」(melody.)

制 作 遠田 孝一・清水 真由美

MMJ・TBS


          



○ 『はるか17』 (テレ朝系・金 23:15 〜 24:10)



それまで順風満帆の人生を送ってきた22歳の女子大生・遥は就職活動で初めてつまづいた。芸能プロのマネージャー募集の記事を見つけて面接を受け、やっと採用が決まる。しかし、社長は遥をマネージャーとして採用したのではなく、“17歳”の新人アイドル“はるか”として売り出すことを考えていた・・・(放送回数未定→全10話)

【01】試験と名のつくものには全て合格してきた22歳の女子大生・遥は「勉強だけできても」だの「面白味に欠ける」だの言われてことごとく面接で落とされ、初めて挫折感を味わいます。そして56社目に面接を受けたのが、できたばかりの芸能事務所「童夢企画」でした。社長の福原にセクハラまがいの面接をされた遥は、マネージャーは男しか採らない、という幸子の言葉に不合格を確信したのに、なぜか一緒に受けた猿男とともに採用が決まります。喜んだ遥は心配する母に電話をし、翌日元気に出社しました。しかし、社員証に使うから、と超売れっ子の(またもやオカマ役の深沢敦演じる)兼三がメイクして撮った写真は「童夢企画」タレント第一号である17歳のはるかの宣材として使われてしまいます。マネージャーとして採用されたと思いこんでいる遥は水着を着せられ、やっと自分の立場に気づきました。面接で落とされ続けてやっと聞いた「合格」の言葉が嬉しかったのに、実は騙されていた・・・遥は傷つきます。そして喜んだ両親が就職祝いに上京してきてしまい困っているところに福原が現れました。「童夢企画」が芸能界の仕事をするところだと知って難色を示したガッツ石松演じる父でしたが、タレントを育てたい、という福原の熱い言葉に心を動かされます。「福原さん・・・」のあとは『富豪刑事』と同じパターンで絶対「OK牧場!」だと思っていたのに「娘をよろしく」とは裏切られました。「童夢企画」は宮前遥を“必要”としている、と社長に説得され、うまくいかなかったらマネージャーに戻してもらうことを条件に、一年間限定でタレントの仕事をすることを遥は決意します・・・(7/1 放送)
同名のコミックが原作です。芸能界を牛耳ろうとする「ファインプロ」は福原と過去にトラブルがあったらしく、「童夢企画」を潰しにかかってきそうですが、橋本さとし演じる「ファインプロ」社長がバカっぽくてたまりません。こういうタッチはテレ朝お得意のジャンルで、前クールにTBSの『タイガー&ドラゴン』を演出していた片山修が今期はテレ朝の『はるか17』を演出します。東和テレビの壁には「いま、あいさつにゆきます」のポスターが貼ってあるし、バカ社長は「アッタクNo.1」の企画書を持ってくるし。ところで、原作は読んでいないのですが、エロ雑誌に撮られた写真のネガ、ちゃんと回収したんでしょうか?

【02】福原はお友だちの伊賀崎を脅して、何とか遥の東和テレビ開局50周年記念映画ヒロインオーディションへの参加を認めさせました。17才ということでただ一人福原にセーラー服を着せられた遥は2千人の応募者の中から書類選考を通過した約30名を見て自信を無くしますが、“必要”という言葉に弱い遥は兼三の「選ばれるのは映画に必要な子、一人だけ」という一言に反応し、「あんたは、あんたのままでいればいい」という言葉を信じて二次審査(演技審査という名の水着審査)に向かいます。しかし、おっぱい星人の監督に気に入られようと胸にパットを入れた子を他の参加者が控室で攻撃するところを見てしまい、さらにパットに気づいたとたん演技を見ようともしない監督に抗議したスク水はるかは「帰れ」と言われて審査会場をあとにしました。事務所は暗いムードに包まれますが、二次審査をすっぽかした遥の演技が見たいという監督の意向で遥は最終審査に残ります。遥は「ま!」と声を出しながら謎の基本練習に励み、夜遅くまでセリフの練習を繰り返しました。驚いたのはバカ社長です。崎谷は監督好みの水着ギャルたちでハーレム風に接待し、最終審査のつもりで向かった遥はそこが出来レースでヒロインに選ばれたユリのお披露目会見場でもあることを知りました。「芸能界ってこんなところなんですか!?」とショックを受けた遥ですが、その悔しさを忘れないように、という兼三の言葉を胸に刻みます・・・(7/8 放送)
遥が胡散臭い韓国風ドラマの中に引き込まれる妄想や、隠れて見ている福原の目の前から(今回は観葉植物ではなく)ボードが撤去され丸見えになるところなどがこのドラマのお約束なのかもしれません。バカ社長とチビマネージャーがでっかいパフェを食べている(テレビ局内の?)喫茶店は注文すると「喜んで」とウェイトレスさんが返事をしてくれます。ユリで決まるはずのオーディションで最終審査に残った遥を「ポッと出の新人」だと、わざと福原との関係を社長に教えなかった崎谷の考えはまだわかりません。

【03】発行部数10万部の「少年マキシム」が主催し、売り出し中のタレントと新人カメラマンが組み、読者投票でグランプリを決めるビキニコンテストが催されることになり、遥は仁からモデルになって欲しいと頼まれました。グラビアに出たら親バレの可能性が高くなり「絶対無理!」と遥は断りますが、「撮りたいものしか撮らない」「君じゃなければダメなんだ」と仁に言われ、策士福原から「“死んでもイヤだ”とは言ってないらしいよぉ」と揚げ足を取られ、渋々モデルを引き受けます。撮影当日、ユリと再会して遥は緊張しますが、計算された美しさを持つユリに勝てるのは型にはまらない魅力を持つ遥だと兼三は考えました。編集者の丸井も遥の写真を気に入りますが、目の前で電話を掛けて栗山を激しく罵倒し写真も撤収しようとする崎谷の思い通りにユリを雑誌の扉に載せることになります。そして遥のグラビアが載った雑誌の発売日、栃木から父親が上京してきて会社に顔を出しました。なんとか誤魔化すことができたものの、ウソをついてタレントを続けることに遥は罪悪感を持ちます。せっかく中間発表でユリを抜いて1位だった遥の票は、菜々子の写真集をライバル出版社から出すと脅した崎谷によってひっくり返されたものの奇跡が起こりました。入稿〆切が翌日に迫ったある日、次号の表紙撮影が飛んでしまった発行部数200万部の「ヤングマキシム」編集者が同期の丸井が持っていた遥の写真を気に入ります。そして巻頭グラビアは本当に困る、という思いに逆らうように遥の写真が雑誌の表紙になり、町中に遥の水着姿が溢れました。しかも、それを上京してきた妹が見つけただけでなく、「童夢企画」の存在も松永に知られてしまいます・・・(7/22 プロ野球オールスター第1戦中継延長のため40分遅れ 23:55〜24:50 放送)
遥の部屋に古賀稔彦のポスターが貼ってあったり、「TRACK」だの「酒豪刑事」だの、シリアスなシーンの背後で双子が“鏡ごっこ”してたり、くす玉の垂れ幕が“ニキビコンテスト”になっていたり、中間発表の約80票差をひっくり返すために雑誌を80冊買い占めようとするバカ社長がいるなど、ツッコミどころ満載の『はるか17』ですが、チビ&バカ社長with崎谷のコントも目が離せません。ただスモークを焚きすぎるシーンなど、少々うるさい気もします。撮影現場で遥の緊張を解すために仁が仔犬を連れてきましたが、もし遥が犬嫌いだったら・・・。中間発表で遥が783票、ユリが705票でしたが、ケタが違うように感じるのは雑誌の発行部数が少ないためでしょうか。エンドロールの最後にクレジットされていた野貴葵はスタントマンで、おそらくバンジージャンプシーンの吹き替えをしたのだと思います。たしかに平山あやが個人的興味でやりたいと思わない限り、本人がやるメリットはありません。

【04】無断で「ヤングマキシム」の表紙に水着姿を載せたことに遥は抗議しますが、誤魔化されてしまいます。媚びてまで売り込んで欲しくない、と言って桃田ともケンカした遥はマネージャーなしの一人で現場に行くことになりました。夜十時を過ぎて家に帰ると理沙の姿がありません。予備校の見学だとウソをついて上京し、ライブに行って帰りが遅くなった妹を叱ります。しかし「お姉ちゃんに言われたくないよ!自分だってすごいウソをついてるじゃん」「親騙してタレントなんかやって、恥ずかしくないの?」と言われて返すことができません。そして自己嫌悪でビールを飲み過ぎた遥は寝坊し、取材の現場に遅刻してしまいます。しかもインタビューされてグラビアのことを“あんな仕事”と言った遥に福原は激怒しますが、人の気持ちも考えずに次から次へといろんなことをやらされることへの遥の不満が爆発しました。「誰が表紙にしてくれなんて言いました?勝手にあんなことされて、こっちはいい迷惑なんです」「みんながみんな、この世界に憧れているなんて思わないでください」と思いを福原に激しくぶつけます。でも、やる気のない奴はとっとと帰れ!と福原に言われて事務所を飛び出したものの、辞めるにしてもこんな形で終わるのは良くないんじゃないかと桃田に説得され、悩んだ末、どうしてもドラマの現場を見せたいという福原が無理をしてとってきた仕事の現場に行きました。それはクマの着ぐるみの仕事ですが間近で菜々子の演技を見た遥は感動し、人に夢を与えることがどういうことであるのかわかります。一方、大根女優だの棒読みにも程があるなどと酷評されたユリは、契約が切れる半年後にクビだという松永の言葉を聞いてしまいました。しばらくしてユリにCMの代役の話が舞い込みますが、引き受ける前に事務所の先輩である菜々子に会いに行きます。そして遥がクマの着ぐるみで奮闘しているロケ現場に来たユリは、努力を重ねて今や頂点で輝く菜々子を見て代役の仕事を引き受けました。ユリも、そして遥も、いま菜々子が輝いている場所に立ちたいと思ったのです・・・(8/05 放送)
送検されなかったのでドラマには影響がないようですが先月17日深夜、杉本哲太が放置自転車に乗っていたところを職質され、警視庁世田谷署は占有離脱物横領容疑で杉本を事情聴取していたことが発覚しました。たしかパイナップルは指紋を消すくらいに酵素の働きが強烈で、賞味期限が1999年の大晦日でなくても、あれだけ食べたら胃がやられるはずです。

【05】もう逃げない、という遥の決意を聞き、福原はファインプロの松永会長に事務所開設の挨拶に行きますが、競合するタレントが出てきたら思い切り叩き潰す、と脅されてしまいます。そんな中、ドラマ形式で競馬を通じて父と娘のふれあいを描く、制作費5億の「JAR」CMが企画され、父親役には半年間かけて口説き落とした大物俳優の笠倉健が決まり、その娘役は新人でいきたいと考える英子のイメージは遥でした。企画を知った崎谷が強引にユリを娘役にねじ込もうとしますが、牧瀬が気に入ったユリと英子が推す遥の二人をオーディションして娘役を選びたいと笠原が希望します。映画オーディションのときに緊迫した雰囲気の中で堂々と自分の意見を述べた遥の度胸を買った英子から説得されて一度は引き受けたものの、ファインプロとの競合を避けたい福原は崎谷から暗に迫られ、オーディションを辞退するよう桃田に命令しました。しかし桃田だけでなく、今度はユリに負けたくないという遥も拒否します。そして尾倉にメイクを頼んだ遥は一人で「帝通」での面接に向かいました。意気地なし!と非難する尾倉から「どうせ逃げるんだったら、うんと遠くまで逃げればいいじゃない。ファインプロの力が及ばないぐらい高いところに上がればいいのよ」と言わた福原は、会長が全力で潰しにかかってきたら自分も全力で遥を守り抜く覚悟を決めます。それを知った崎谷は次の手を打ちました。営業で回っていた遥と会話を交わしたとき、タレント活動を父親が知ったら反対すると確信した崎谷は電話を掛けて岩男の勤務する高校を探し当て、遥が表紙に載った「ヤングマキシム」を送りつけます・・・(8/12 23:45〜24:40 放送)
平山あや(当時は平山綾)と金子貴俊は映画版『ウォーターボーイズ』に出演していました。金子はフジ系列のドラマ版でも映画版と同じ“早乙女聖”役で出演し、今回のゲスト北村栄基も映画とドラマの両方で“エイキ”を演じています。なお、残りのウォーターボーイズはマネキンとサボテンでした。それにしても福原会長の電動車椅子、カッコいいです。

【06】栃木の実家に連れ戻された遥は岩男に、こんなことをさせるために育ててきたわけではないと怒られ、卒業するまで上京してはいけないと命令されました。翌日、岩男がいない隙にこっそり家から出ようとしたところをフラダンスのお稽古に行っているはずのミドリに見つかってしまいます。どうしても東京に戻らなければならない、と訴える遥に、求められて期待に応えようとする気持ちもわかるけどアイドルをやることが遥にとって本当にやりたいことなのかとミドリは聞き返しました。そんなミドリも笠原との共演話があることを口にした途端に容認派となりますが、それでも岩男は遥の仕事を認めようとしません。そんな中、遥でなければと伊賀崎から直接受けたイベントの仕事に行くため桃田たちが栃木まで迎えに行きました。尾倉と幸子がミドリを引きつけている間に遥は家を出ますが、いつものバナナを忘れたことに気づいて戻ってきた岩男に見つかってしまいます。追いかけてくる岩男を振り切ってまでもらった仕事は、着ぐるみのサイズが遥にちょうどぴったりな宇宙怪獣キャオス役でした。栃木から追いかけてきた岩男は、誰がやっても同じになりそうな着ぐるみで殴られていた遥を見つけ、CMの演技審査当日、再び栃木に連れ戻そうとしますが、遥は乗っていたタクシーを降りて審査会場に走ります。英子に頼まれ順番を変えてくれたおかげで審査に間に合った遥は先に演技を済ませて控室に戻ってきたユリと対面し、自分を支えてくれる人たちのために勝ちたいと宣言しました。しかし、自分自身のために闘っているユリには、誰かのためにやっていると言う遥の言葉は「社長がやれ、と言ったから」「マネージャーがとってきた仕事だから」と失敗しても言えるただの言い訳で、逃げ道を作っているようにしか聞こえません。笠原は演技審査で、事前に渡した台本どおりではなく、海外留学をしたい娘とそれに反対する父親の会話という設定でアドリブを要求しました。遥は戸惑いますが、そのとき審査会場に入ってきた岩男の姿が目に入ります。かつて岩男が教えてくれた“闘う前から諦めるということは負けるのと一緒”だという言葉を思いだし、ユリの言葉で気づかされた遥が父親役の笠原に向けた台詞は、父親の岩男に伝えたい今の自分の気持ちでした。「あたしは、あたしのために頑張りたいの」頑固に反対していた岩男がやっと遥の仕事を認めます・・・(8/19 23:45〜24:40 放送)
ふだんは一人で怪獣と闘うオースギレンジャーは、十人に増えることができます。多すぎ・・・。どうやらインリンは“韓国ドラマ”の常連になったようです。

【07】「JAR」のCMが決まって遥は喜びますが、崎谷は松永会長から、CMで話題になる前に遥を潰せと命ぜられます。そして笠原から評判を聞いたという大女優の雪乃から、東和テレビが15億をかける特別企画ドラマ「お父と・・・」の妹役に遥が指名されました。姉妹役としては年齢が離れすぎていることだけでなく、なぜ自分が、と遥は戸惑います。デビュー当時の菜々子がイジメに遭ったのも目撃している尾倉は性悪女として有名な雪乃を警戒しますが、初対面の時に優しく接してくれたことで遥と桃田は安心しました。そのドラマにはもっと小さい役でユリも出ることになりますが、何が起こるかわからないから登場人物すべてを演じられるようにしておくように、と崎谷は謎めいた指示をユリに出します。CMのこともあり、これ以上ファインプロともめたくない福原は遥とユリが一緒にならないようなスケジュールを組むよう頼みますが、『いま、あいさつにゆきます』と『竜馬』と『オースギレンジャー』と『お父と・・・』と4本を同時に抱えてテンぱった伊賀崎は二人を鉢合わせにしてしまうだけでなく、遥へのテレビ誌の取材を許可してしまったために予定より早く取材中にセット入りした雪乃が機嫌を損ねた上、段取りも変わって遥の衣装替えのために待たされた雪乃が「新人に恥をかかされた」「とんだ期待はずれ」と帰ってしまいます。このままで終わりたくない、と遥は雪乃のところに謝りに行こうとしますが、妹役を替えろという大女優の一言で体調不良を理由に遥は降板させられました。このトラブルが崎谷に仕組まれたものだとは知らない遥は母からの電話で泣き出してしまいます・・・(8/26 放送)
朝丘雪路演ずる雪乃がセーラー服まで着て若作りする『お父と・・・』(これを“おとうと・・・”と読ませる)は(津川雅彦ならぬ)津川雅浩が原作の小説で、そのドラマ化で監督を務める片山丈太の名は『はるか17』のディレクター片山修&常廣丈太から安易につけられています。そして雪乃は片山丈太(初代)が監督し“動物園には行きたいが、電車賃が足りないぜ!”がキャッチコピーの映画『上野向いて歩こう』で笠倉健と共演しているようです(他の共演者は丹波鉄道や山城信号など)お約束の韓国ドラマはスタッフが自分の趣味でやっているとしか思えません。今回は、なぜか遥が背負ったランドセルからはもちろん縦笛が飛び出していて、毒リンゴを食べさせようとする雪乃に怯え、その縦笛を吹きました。シュールです♪台詞がない浅見千代子(『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!!』の罰ゲームによく出てくるキスおばさん)は仕方ないとして、台詞もあってかなり重要な森山役は『富豪刑事』で西島刑事を演じた戴寧龍二のようですが、なぜか名前がクレジットされていません。その森山に遥は恋をしたようですが、遥に優しくしたり取材中に衣装部を休憩させて結果的に再開時間を遅らせたり、森山も崎谷が送り込んだ仕掛け人なのでしょうか。

【08】降板した遥に代わる新しい妹役がユリに決まりました。遥の代役だけは絶対にイヤだと最初は拒否したユリですが、顔に泥を塗っておいてタダで済むと思うなと凄む崎谷の、逆らうなら事務所を追い出した上に潰すという言葉が冗談ではないと感じ、言う通りにします。さらに崎谷は福原の事務所を訪れ、雪乃と組んで降板劇を仕組んだのは自分であると告げ、磨けば光る原石だと評価する遥をファインプロに移籍させるよう要求します。しかし福原は、うちに来なければ本気で潰す、という崎谷の脅しに屈せず、タレントを商品としか思っていないファインプロへの移籍話を拒否しました。その頃、傷ついて実家に帰っていた遥の目の前に、助監督の森山が現れます。森山が家にやってきてミドリと里沙はメロメロですが、まだ遥に元気はありません。駅まで歩きながら、この仕事向いてないのかもしれない、と呟いた遥を森山が励まし、一緒に夏祭りに行くことを約束します。そして夏祭りの夜、近くに祖父が住んでいるというのはウソで、どうしても遥に会いたかったと告白した森山は遥にキスをします。崎谷に依頼された小林がその瞬間を写真に撮ったことに遥は気づきません・・・(9/2 放送)
今回はおふざけが過ぎました。ユリと馬鹿社長の1500m走対決やPK合戦に何の意味があるのか、どこが面白いのかさっぱりわかりません。桃田が福原と尾倉の関係を誤解したシーンにしても無駄に長いです。尾倉と馬鹿社長のボクシングシーンも笑えません。尾倉が崎谷に放った台詞をそのまま今回演出した木村某に捧げます。「あんたの狙いは何?」

【09】いきなりキスされて思わず森山を突き飛ばしてしまった遥ですが、翌日謝りに来た森山に励まされて東京に戻る決心をします。生意気と思ったことがあっても迷惑だと思ったことはない、というみんなに遥は温かく迎えられますが、心の支えになってくれた森山にはときどき内緒で会いました。そんなある日、福原の所に小林と名乗るフリーライターが現れ、週刊誌に遥のキスの写真を載せると通告します。かつて福原がいたファインプロのもっと大きなネタを提供すれば掲載をやめてもいいと言われますが、そんなことはできません。恋人でもない相手との軽率な行動を福原は叱りますが、ドラマ降板直後に記事が出ればイメージはガタ落ちして“商品としての価値がなくなる”と口を滑らせてしまい、それに遥は反発しました。年齢を誤魔化して自分の気持ちにウソまでつかなければ夢を与えられないアイドルというものがわからなくなった遥は森山にウソをついていることが耐えられなくなり、小林にビデオで隠し撮りされているとも知らず、本当は22歳であることを告白してしまいます。キス以上の大ネタを掴んだ崎谷は方針を変えました。遥に近づき、遥のイメージダウンは遥をCMに起用した企業のイメージダウンになってしまうと脅した上に、弱小プロの童夢企画ではなくファインプロならスキャンダル記事を潰すことは簡単だ、と移籍話を持ちかけます。そして、ファインの力を遥にわかってもらうために記事を差し止めてみせると約束しました。CMの降板も考えますが、その場合は莫大な違約金を福原が払わなければならなくなると尾倉に聞かされ、困った遥は森山に相談します。崎谷とのことは福原に話さなくてもいいんじゃないかとアドバイスした森山の「結局、タレントは事務所の大きさで決まる」という一言に引っかかりを感じますが、森山を信じて疑わない遥は一緒にビールを飲んでしまい、それを小林に撮られました。森山と知り合ったのがたったの一ヶ月前だったことを聞いた福原のイヤな予感は的中します。森山はファインプロに新しく入った役者でした。そして、その手の込んだ引き抜き劇のことをユリが知ってしまいます・・・(9/9 放送)
アイドルに手を出すADもADだと思ったら、やはり森山はファインプロの“仕込み”でした。社運がかかっているとかいうファインプロ創立25周年の会社案内馬鹿ビデオ、社長メインは笑えますが、正直言って長すぎます。ところで崎谷が写真を隠した秘密箱は箱根の寄木細工でしょうか?

【10】結果的に仕事より恋愛に走った遥がビールを飲む姿を盗撮した写真を突きつけ、タレントの人間性を尊重すべきだとファインプロを飛び出した福原に対し「タレントは商品なんだよ」と声を荒げた崎谷は、菜々子を超える可能性を秘めた遥をファインに渡すか、それとも遥もろとも童夢企画を潰されるか、の選択を迫ります。そして福原は事務所の解散を決意しました。「君は俺の夢だ」遥は自分の夢を叶えてくれるけど、自分には遥の夢を叶える力がない・・・「俺の夢だけは壊さないでくれ」と福原はファインプロ行きを勧めます。桃田から住所を聞いたという言葉がウソであることを問いつめられて自分がファインプロのタレントであることを白状した森山からも、もう逃げることはできないんだと言われてしまいました。そして訪ねてきた遥に、崎谷は何枚もの洋服を買い、マンションの広い部屋も与えます。契約の前に遥は崎谷に確認しました。「私はファインプロに必要な人間ですか?」それに対し、崎谷は質問自体を否定します。タレントと事務所の関係は、必要とか必要じゃないとかではなく“利用するか、されるか”だと言われ、遥は決めました。人を夢を与えるためには、まず自分が夢を持たなければと考える遥は、商品になる気はないとファインプロへの移籍話を断り、かつて自分を必要だと言ってくれた、自分も夢を見ることができそうな福原のところに戻ります。みんなが戻ってきて覚悟を決め、ネガを奪うためにファインプロに侵入した福原の目の前に現れたのはユリでした。「遥に来られたら、困るのは私なの」とユリは福原にネガと写真を渡します。これで何の障害もなくなった遥はCMの完成披露記者会見に出席し、スターへの階段を上り始めました・・・(9/16 放送)
遥のピンクナース姿に崎谷のパオ〜ンは如何なもんでしょうか。崎谷の秘密箱を開けようとしてバカ社長たちが爆発騒ぎを起こしましたが意味不明です。あの停電がオチですか?続編・・・視聴率的に無理でしょうね。内容的には良かったと思います。演出も最初のうちは楽しめたのですが、だんだんしつこくなりました。面白くもないのに水増しのごとくダラダラと。過ぎたるは及ばざるがごとし。

役名は不明ですが、遥の採用決定を喜んだ「お茶の池女子大学」就職課職員【1】を青木和代、フリーターの竹山逮捕を報じるアナウンサー【1】を萩野志保子(テレビ朝日)、お龍役オーディション最終審査と称してビデオカメラの前で遥に「あいうえお」と言わせた担当者【2】を飛鳥幸一、上京してきた父親と遥が食事するレストランで“鏡ごっこ”をしていた双子【4】をたくや& かずや(ザ・たっち)、『竜馬』撮影現場をレポートする「ハイパーイブニング」レポーター【3】を石井希和(テレビ朝日)、プールに浮かぶユリを撮るカメラマン【4】を今奈良孝行、松永にジャンボフルーツパフェを運んだウエイトレス【4】を市川円香、はるかを取材するライター【4】を犬飼このり、代役のユリと共演したCMモデル【5】をマイクハン、突然現れたウォーターボーイ【5】を北村栄基、笠原と共演した子役【5】を坂野真弥、栗山の首根っこを掴んだデカい「帝通」警備員【5】を村上和成、職員室にかかってきた岩男への電話を取り次いだ「栃木野高校」の同僚【5】を平山慶子、東和テレビのドラマ出演者【6】を浜田道彦、東和テレビ主催「宇宙警備戦隊オースギレンジャーショー」の司会者【6】を武内絵美(テレビ朝日)、10人に増えたオースギレンジャーだけでなくショーの司会者まで加わってキャオスをやっつけるのをみて「大人って卑怯だ」と呟いた子供【6】を鈴木健太、遥が撮影所で見かけた田村正和のそっくりさん【7】をツートン青木、雪乃の付き人【7】を氏家恵、東和テレビ特別企画ドラマ「お父と・・・」制作発表司会【7】を村上祐子(テレビ朝日)、「ザ・テレビジョン」カメラマン【7】を小林一三、崎谷が遥のスキャンダルを掴むように小林に依頼した店のダンサー【8】を酒井ちなみ、崎谷の指示で遥の服を選んだ店員【10】を佐藤仁美、「JAR 新CM完成披露記者会見」司会【10】を宗清万里子が演じています。

《キャスト》

宮前 遥(22) [「お茶の池女子大学」文学部国文学科4年生(卒業単位は修得済み)・栃木県出身・試験と名のつくものは全て合格→就職活動で初めての挫折(55社の面接に落ちる)・貧乳は父親似・幼児体型(スリーサイズは上から78-61-81・ぺちゃパイ)・「童夢企画」所属タレント第1号(1年間限定で17歳のアイドルの “はるか”に)・“はるか”は次の誕生日が来るまで“17歳”・人前ではビールが飲めない・『竜馬』お龍役オーディション最終審査進出・泳げない・バナナが好き(子供の頃はバナナの身より皮が好きだった)・“野暮ったい格好をさせると日本一”(伊賀崎)・森山に恋?] ・・・ 平山 あや
宮前 遥 [自転車に乗れない]【6】 ・・・ 山内 菜々
宮前 岩男 [遥の父・宇都宮にある男子高の県立「栃木野高等学校」体育教諭・勉学の邪魔になるマンガは禁止]【1,3,5,6,8〜10】 ・・・ ガッツ 石松
宮前 ミドリ [遥の母・専業主婦・フラダンスを習う・笠原健のファン・旭ヶ丘雪乃のファン]【1,3,5〜10】 ・・・ 高橋 ひとみ
宮前 理沙 [遥の妹・高校3年生]【1,3〜6,8〜10】 ・・・ 倉地 恵利
福原 剛史 [「童夢企画」社長・元「ファインプロダクション」マネージャー・やり方に不満を持ちファインプロを飛び出す・夢はヒルズに事務所] ・・・ 古田 新太
桃田 猿男(27) [「葛飾商科大学」経済学部経済学科4年・東京都出身・「童夢企画」社員(遥のマネージャー)・特技はシンクロナイズドスイミング(幼少〜高校)・スリーサイズは上から88-74-92・いい加減で小心者のダメ人間・“サル”・漢字に弱い・ライオンに噛まれても言い訳をしない畑正憲のようになりたい・プロデューサーとは“いなくてもいい人”というより“いても邪魔な人”] ・・・ 金子 貴俊
幸子 [「童夢企画」経理担当・甘党・“芸能人”と書いて“さらしもの”と読む] ・・・ 大島 蓉子
尾倉 兼三 [メイクアップアーティスト・“超売れっ子”(自薦)・オカマ] ・・・ 深沢 敦
伊賀崎 文一郎 [「東和テレビ」プロデューサー・妻の名は美幸] ・・・ 佐藤 二朗
大貫 圭一 [「東和テレビ」?]【1,2】 ・・・ 亀山 助清
橋本 仁 [フリーカメラマン]【2,3,6】 ・・・ 冨田 翔
鷹村 英子 [広告代理店「帝通」社員]【2,5,6,9,10】 ・・・ 鈴木 砂羽
畑中 [「帝通」勤務・英子の上司]【5,6】 ・・・ 半海 一晃
片山 丈太 [ディレクター・東和テレビ『いま、あいさつにゆきます』と『お父と・・・』の監督・“ちっちゃいの”(松永)]【4,7,10】 ・・・ 徳井 優
森山 [「お父と・・・」助監督・タレント(他の事務所から「ファインプロダクション」に移籍)]【7,8〜10】 ・・・ 戴寧 龍二
松永 幸昭 [「ファインプロダクション」会長・洋一のパパ・パフェ好き]【5】 ・・・ 西田 健
松永 洋一 [「ファインプロダクション」代表取締役社長・福原と因縁がある・パフェ好きは父親譲り?・地球儀を苛める・口癖は「ちっちぇえぞ、栗山」・笠原健のファン] ・・・ 橋本 さとし
崎谷 浩平 [「ファインプロダクション」マネージャー] ・・・ 杉本 哲太
栗山 賢吾 [「ファインプロダクション」マネージャー(佐倉ユリ担当)・チビ・身長差を補うための“シークレット台”(崎谷)を社長に踏み潰される] ・・・ マギー
長谷川 菜々子 [女優(ファインプロ所属)・元トップモデル・5年前に女優に転身・遥の憧れ・ドラマ『いま、あいさつにゆきます』ヒロイン・東和テレビで10月クールの『ゴンドラ桜』に主演予定]【1,4,5,7,9,10】 ・・・ 相沢 紗世
佐倉 ユリ [新人女優(ファインプロ所属)・松永にスカウトされる・遥のライバル・2000人の応募の中から(出来レースで)『竜馬』お龍役に] ・・・ 瀬戸 早妃
チェ [韓国ドラマの女優] ・・・ 及川 水生来
キム [韓国ドラマの女優]【5〜7,10】 ・・・ インリン・オブ・ジョイトイ
チャン [韓国ドラマの男優] ・・・ 池田 努
竹山 隆範(34) [フリーター・金に困ってドラッグストアーで人質を取り立てこもり、逮捕]【1】 ・・・ 竹山 隆範
  (カンニング)
河原崎 巌 [東和テレビ開局50周年記念特別映画『竜馬』監督・おっぱい星人・“カワゲン”・“エロじじぃ”(英子)]【2】 ・・・ ケーシー 高峰
大和田 明子 [『竜馬』お龍役オーディション第一次審査通過者(#09)]【2】 ・・・ 神徳 由女
磯野 船子 [『竜馬』お龍役オーディション第一次審査通過者(#15)・“フナコ”ではなく“フネコ”]【2】 ・・・ 森下 まい
竹ノ内 裕子 [『竜馬』お龍役オーディション第一次審査通過者(#18)・シャイニングウィル所属]【2】 ・・・ 松本 真南
青木田 さやか [『竜馬』お龍役オーディション第一次審査通過者(#23)・キラキラオフィス所属・高校時代は応援団長]【2】 ・・・ 成海 亜紀
立花 友紀 [『竜馬』お龍役オーディション第一次審査通過者(#29)・ポリプロ所属・84のDカップ・控室で千春の水着のブラを取る]【2】 ・・・ 小野 麻亜矢
水沢 千香 [『竜馬』お龍役オーディション第一次審査通過者(#27)・ウスイサチプロ所属・パットを入れて85のEカップ]【2】 ・・・ 神田 咲実
武賀 鉄二 [『竜馬』坂本竜馬役]【3】 ・・・ 日村 勇紀
  (バナナマン)
丸井 健介 [講論社「少年マキシム」編集者・“ふけ顔君”(川上)]【3】 ・・・ 温水 洋一
白木 [講論社「ヤングマキシム」編集長]【3】 ・・・ 野添 義弘
川上 [「ヤングマキシム」編集者・丸井の同期]【3】 ・・・ 山本 浩司
瀬戸 [「ヤングマキシム」編集者・川上の後輩]【3】 ・・・ 田中 護
笠倉 健 [俳優・手先がぶきっちょ・「JAR」CMの父親役]【5〜7,10】 ・・・ 西岡 徳馬
牧瀬 [CMディレクター・「JAR」CMを演出]【5,6,10】 ・・・ 池田 鉄洋
旭ヶ丘 雪乃 [「お父と・・・」主演女優・性悪女・自分より目立つ人間には容赦しない・怒ると般若]【7,8】 ・・・ 朝丘 雪路
大村 拓也 [「お父と・・・」出演者]【7】 ・・・ ホリ
シメキリ マモル [「ザ・テレビジョン」記者・期待の新人として遥を取材]【7】 ・・・ 伊東 孝明
小林 魔蔵 [フリーライター・崎谷の依頼で遥のスキャンダル写真を狙う]【8〜10】 ・・・ 長江 英和


原 作 山崎 さやか

脚 本 永田 優子

音 楽 都 啓一

演 出 片山 修(1,2,5,6)・常廣 丈太(3,4,7,9)・木村 政和(8)

主題歌 「アオバ」(メレンゲ)

制 作 桑田 潔・平部 隆明

tv asahi・HORIX



          



○ 『女王の教室』 (日テレ系・土 21:00 〜 21:54)



とある小学校に新しい先生が赴任した。彼女は血も涙もない悪魔のような女教師であり、子供たちは震え上がる・・・(全11話)

【01】6年生になってクラス替えを楽しみにしていた和美は大好きなしおりではなく、新任教師が担任のクラスになりました。その先生の受け持ったクラスの成績は必ず上がり私立中学の合格者も一杯出ると母から聞き、でも、その先生のクラスでは信じられないような事が一杯起こると姉から聞いていた和美は不安になります。そして時間の無駄だと始業式に顔を出さなかった真矢が教室に現れました。クラスの子供たちのプロフィールを完璧に暗記していた真矢はいきなりクラスの代表委員を決めるためのテストを始めます。週番に給食当番、掃除当番、ウサギの世話などのクラスの雑用をする代表委員は成績の悪い順に二人選ばれると知って皆必死にテストに取り組みますが、萎縮してしまった和美は筆箱を落としたときに鉛筆の芯がすべて折れてしまったことも言えないまま時間が過ぎていきました。そしてお調子者の由介とともに代表委員に選ばれてしまいます。できる子は贔屓する真矢の暴君ぶりに子供たちはしおり先生に相談しますが、逆にしおりは真矢から「あなたは、いい先生、と言われたいだけ」と指摘されて何も言えません。和美は次の月曜日の試験に備えて頑張りました。しかし夢中に鳴りすぎて、始業前にトイレに行くのを忘れてしまいます。テスト中に耐えられなくなって手を挙げますが、トイレでのカンニングを疑う真矢はテストに戻ることを許さず、和美はトイレに行けなくなりました。そのときいつも大人しかったひかるが、これは単なるイジメだと抗議します。「何でもルール通りにすりゃいいってもんじゃないと思います。頭でっかちの官僚じゃあるまいし」ひかるは和美をトイレに連れて行きますが、和美はトイレまで我慢することができず、テストをサボった由介とともに「担任として間違っていると思います」と真矢に逆らったひかるが代表委員が指名されました・・・(7/2 プロ野球「広島×巨人」中継延長のため20分遅れ 21:20〜22:29 放送)
「愚か者や怠け者は差別と不公平に苦しみ、賢い者や努力した者はいろいろな特権を得て豊かな人生を送ることができる・・・それが社会というものです」「日本という国は、そういう特権階級の人たちが楽しく幸せに暮らせるように、あなたたち凡人が安い給料で働き、高い税金を払うことで成り立っているんです。」「そういう特権階級の人たちがあなたたちに何を望んでいるか知ってる?今のまま、ずーっと愚かでいてくれればいいの。世の中の仕組みや不公平なんかに気づかず、テレビやマンガでもボーッと見て何も考えず、会社に入ったら上司の言うことを大人しく聞いて、戦争が始まったら真っ先に危険なところへ行って戦ってくればいいの。」過激な言い回しですが、たしかにその通りでしょう。スケジュール管理できないのが悪い、と授業中にトイレに行くのを禁止するのは体罰ですが、真矢の言っていること自体は間違っていません。和美が給食のカレーが入った寸胴を落としてしまいますが、いくらでも食べ物があると思ってる方が間違いだと、真矢はわずかに残ったカレーをまず自分、あとは成績の上から順に配るように指示しました。食い物の、とくに子供が好きなメニューの上位にランクされるカレーの恨みは恐ろしい・・・。チャイムが鳴ったとたんに黒板消すのはやりすぎですね。そして(こういうときは走っちゃいけないのに、ひかるが和美の手を引いて走るのを見ていやな予感はしていたのですが)和美は小水を漏らしてしまいます。女性に多く見られる(友だち関係確認の儀式でもある)“連れション”という習慣への批判も込められているように感じましたが、かなり過激な描写で抗議が殺到するかもしれません。ただ制作サイドの覚悟の表れがエンドロールのバックにみてとれます。もしかしたら出演を決めた勇気ある天海祐希へのイメージダウンを最小限に抑えるための配慮なのかもしれません。自分に逆らう者はテストの成績に関わらず代表委員をやってもらうという真矢の「みんな、この一年、楽しいものにしましょうね」という恐怖シーンの直後、モノクロ画面にカットがかかり、にこやかな笑顔の天海がセットを離れ、カラーに変わって天海、神田家そして職員室の面々などが笑顔でダンスを踊ります。ダンスといえば、EW&Fの「セプテンバー」に乗せて、見ているこちらまで幸せな気分になった『続・平成夫婦茶碗』('02 冬)のエンディングのダンスシーンが印象に残っていますが、決して楽しい気分にはならない『女王の教室』のダンスシーンには我々へのメッセージが感じられました。視聴率激減するのを覚悟の上で伝えたい何かがあり、拒絶しないでどうか最後まで観て欲しいという思いが伝わりました。それを信じて私は来週も観ようと思います。

【02】成績はトップなのに和美をかばって代表委員にさせられたひかるを許して欲しいと頼みますが、「授業以外で私に話しかけていいのは成績上位の2名だけです」と真矢は和美を相手にしません。耐えられなくなった子供たちは真矢の“悪行”を母親に話し、翌日PTA役員をしている恵里花の母親を先頭に集団で職員室に乗り込んできます。校長と教頭は慌てふためきますが、まったく動じない真矢は、一人ずつ話を聞きました。その分断作戦により子供たちの期待は裏切られ、次々と親たちは真矢の味方になってしまいます。和美が“雑用”をやらされているのは零点を二回も続けてとったためだと教えて章子を驚かせ、子供は都合の悪いことを隠したがると納得させ、自分の苦労を夫がわかってくれないと不満に思っていることを感じ取った真矢は章子の愚痴を聞きました。そして仕上げに「頑張ればもっと出来る子です」と親心をくすぐります。親というのは自分さえ、自分の子供さえよければいいと思っていると知っている真矢はこうして母親たちを懐柔しました。さらに防犯訓練の際に圧倒的な強さで犯人役の並木先生を投げ飛ばし、喉元に護身用のナイフを突きつける真矢を見た子供たちは震え上がります。そして子供たちの秘密を知っていることの証拠の一部として、塾をサボって男と遊んでいる姿を写したデジカメや休憩時間に話した両親の悪口が吹き込まれたボイスレコーダーを披露しました。教室内の重い空気を変えようとして、みんなに知られて困るようなことは何もないと豪語した由介は真矢の標的にされてしまいます。由介は母親が男を作って家を出て、父親も酒に溺れて事件を起こして服役中であることをクラス中にバラされただけでなく、「お前はオレの子供なんかじゃない」「あんたなんか本当は産みたくなかったの」など聞いたかのように両親の言葉を想像され、本当は一人ぼっちで寂しくてたまらないことを誰にも悟られないようにいつもふざけているんだと分析され、精神的に追いこまれました。弱虫のくせに強がっているだけ、自分は誰にも好きになってもらえないんじゃないかと怖くてたまらないんだと。「このクラスで、あなたのことを好きな子が一人でもいるかしら?」と畳みかける真矢に「もう、やめて」と“反抗”したのは目に涙を浮かべた和美でした。遅刻しそうになったときに由介が犠牲になって助けてくれたことなどを思い出したら、次々といろいろなことが出てきます。1年の時に友だちのいなかった和美に初めて声を掛けてくれたのは由介、3年の時にイジメで隠された靴を遅くまで一緒に捜してくれたのも由介、5年の時にリレーで転んで落ち込んでいたとき笑わせてくれたのも・・・こいつには先生の知らないいいところが沢山ある「私はこいつのこと好きです。大好きです」と言った和美は、ひかるに替わって再び代表委員に命ぜられました・・・(7/9 放送)
私はパンを口にくわえたまま登校する子供を見たことがありません。チャイムが鳴ったときの真矢の、ところどころを消す方法は、黒板をキレイにするつもりではなく、読めなくするための嫌がらせです。和美役の志田未来はとても可愛いけれど、いちいち目をむいて驚くのはどうでしょう。何かと挙動不審になるのは演出だとは思いますが、基本的に大袈裟です。ただ泣きの芝居はリアルだと思いました。福田麻由子が演ずるひかるの口癖「ま、いいけど」を聞いていると、ちょうど一年前に日テレ水10で天海祐希と福田麻由子が母娘を演じた『ラストプレゼント〜娘と生きる最後の夏〜』の、心を開く前の娘・歩を思い出します。それにしてもデパートじゃあるまいし、不審者が校内に侵入したとき、授業中に「大きな荷物が届きました」なんて放送したらバレバレですね(ひょっとしたら笑うところだったんでしょうか?)

【03】成績順に名前を呼んで答案を返却していた真矢は、成績下位層の答案を放り投げますが、ただ一枚だけ手渡しします。「良かったわね、馬場さん。あなたの方が成績悪いのに、神田さんが私に逆らってくれたおかげで代表委員にならなくてすんで」その3組は一週間後の「開校記念を祝う会」の出し物として創作ダンスをやることになりました。しかしリズム感のない馬場は浮いてしまい、真矢にネチネチ責められる姿を見てられなくなって思わず庇った和美は馬場と二人で校舎の廊下の雑巾がけを命ぜられます。しおりから報告を受けた校長たちは体罰だと騒ぎますが、真矢は下半身強化のためのトレーニングだと言い張りました。告げ口したしおりを、愛することと甘やかすことは違うと真矢は一刀両断します。そして「罰を知らないで育った子供は社会に出ても問題や事件を起こす大人になるだけです。そういう人間を作らないために学校はあるんじゃないですか?」だから罰を与えるし、それでやめる子が出ても「他の児童に悪影響を及ぼすような子なら、いないほうがましです」と持論を展開しました。そんな教師間の対立とは関係なく、和美と馬場は仲良しになり、和美は馬場と一緒にダンスの練習を続けます。前日になり、馬場のダンスもかなり上達しますが真矢は冷たく命じました。明日は来なくていい・・・馬場の努力を認めない真矢が許せない和美は明日のダンスのボイコットを提案し、クラスは盛り上がりますが、その動きを真矢が察知します。家に帰った和美はソファーに真矢が座っているのに気づき固まりました。真矢はクラス全員の家庭をまわってエサをちらつかせたり脅したり、そして“クーデター”は失敗に終わります。結局、馬場のためにボイコットしたのは和美と由介だけでした。しかし馬場が立ち上がり、体育館に向かって歩き始めます。真矢に訊かれボイコットのことを話してしまったのは馬場本人でした。親友だと信じていた馬場に裏切られた和美は涙が止まりません。でも、そこにひかるが戻ってきて和美は少し元気になりました。そんな和美を再び真矢は追いつめます。不穏な動きをしないように、と和美たちの監視係として“親友”馬場をつけたのでした・・・(7/16 放送)
どっかの国みたいな、あんな下らないダンス・・・明らかに北朝鮮のマスゲームを指す過激な発言です。第一話でも脚本の遊川はひかるに「頭でっかちの官僚じゃあるまいし」と毒を吐かせていました。それにしても体育館のパイプイスを収納するシステムには感動しました。最近の学校はああなのでしょうか?チェックしていなかったのですが、ドラマの公式サイト上の掲示板で賛否両論、意見が真っ二つに割れ、第三話が放送される前の段階で書き込み数が1万2千件を超えたのだそうです。ここまで反響が大きいとは“想定外”だと日テレサイドは言っているようですが、本当ですか?私には確信犯であるとしか思えませんが。(真矢のとっている手法には納得できませんが)私はドラマ擁護派です。ドラマ打ち切りを叫ぶ視聴者の中にはただ煽っているだけの“愉快犯”もいると思いますが、真剣に悪影響を心配している人もいるのでしょう。ふと、今年4月にこの世を去った高田渡が歌っていた「自衛隊に入ろう」('69)という逆説的なフォークソングを当時の自衛隊が、ぜひPRソングにと打診してきたというウソのようなホントの話を思い出しました。

【04】あんたが頑張れば頑張るほど状況はどんどん悲惨になる・・・優の予感は的中します。全員で逆らおうとした罰として、週一から毎日に増えたテストが全部できるまで帰ることができなくなりました。また新たに4人ずつ6つに分けられたグループ内の誰かがトラブルを起こしたら連帯責任をとらされ、密告した者にはご褒美が与えられることになります。和美たち代表委員が3人いる6班の班長は馬場でした。さっそく恵里花とマリたちがケンカを始めます。みんなに仲良くして欲しい和美はモグラの絵描き歌を歌い出し、休憩時間にもっと遊ぼうと提案しますが、結局和美が一人で騒いでいたことにされ、6班が全体責任をとらされました。つい和美は心配していつもの調子で接してきた由介を、調子いいだけで卑怯な弱虫だと言ってしまいます。言い過ぎじゃないかと声を掛けてきたひかるに対しても、自分はひかると比べてバカだと自虐的になった和美はどうしていつもクールでいられるのかと理解できないと言ってしまい、数少ない味方との関係を自ら壊してしまいました。そんな中、マリの持っていたレアものの財布がなくなります。真矢は怪しいと思う人の名前を子供たちに書かせますが犯人は見つかりません。しおりは子供たちが傷つくだけだと犯人捜しに抗議しますが、「自主性や自由とか言って大人が放っておいたら、子供は自由と非常識を混同するようになるだけ」という真矢からキレイ事を言う事なかれ主義者というレッテルを貼られた上に、秘密にしていたカラオケの趣味も暴露されてしまい何も言えなくなりました。財布を盗まれたことに関してクラス全体の連帯責任だとする真矢は、今まで一部に与えていた特権を剥奪し、全員の宿題を増やし、反省文を書かせると発表します。これでクラスはバラバラになってしまいました。しかも、恵里花がマリの財布を捨てようとするところを和美は見てしまい、返しておいて欲しいと泣きつかれ、こっそり財布を戻そうとしたところを馬場に見られてしまいます。親友を裏切ることができない和美が恵里花の名前を言わなかったため、代わりに犯人扱いされてしまいました。これで何を言っても誰も聞いてくれないとひかるに言われ、由介も離れ、カラオケに行きたいと言ってもしおりから断られ、さらに財布を捨てるのを邪魔した和美がいけないと恵里花は逆ギレし、親友たちからも絶好宣言されてしまいます。家に帰っても両親は夫婦喧嘩をしていて、和美は家を飛び出しました。その目の前に現れた真矢が現れます。「いい加減、目覚めなさい。もう、あなたの味方はいないのよ」と言う真矢に、私は絶対に泣かない、と言い返した和美の唯一の味方は優でした・・・(7/23 放送)

【05】親友だった恵里花たちからはシカトされ、落書きされた教科書を広げることができない和美は廊下に立たされてしまいます。イジメの集中砲火を浴びる和美は水泳の授業中プールに沈められそうになりますが、それを真矢に訴えることができません。ランドセルの中に石などが詰められていることに気づいたしおりは周囲にいた生徒を叱ります。しかし真矢はしおりを非難しました。教科書の落書きを見た優もイジメに気づき、翌日和美の気分転換のため外に連れ出します。しかし、和美が行きたがった動物園のライオンの檻の前に真矢が立っていて和美は動けなくなりました。さっそく優が文句を言いに行きますが、学校をサボっていることを知っている真矢に驚き、逃げ出します。そして真矢が由介に卒業証書を渡したことを知って驚いた和美が家を訪ねると“おばあちゃま”しかおらず、由介は河原で一人遊んでました。学校で何かあったんじゃないか?としつこく訊いてくる由介に腹を立てた和美はいつも由介が持っているモグラのぬいぐるみを川に投げ捨てます。和美へのイジメは止まず、登校すると机は廊下に放置され、上から水が降ってきました。耐えられなくなって学校を飛び出そうとした和美の目の前に真矢が現れます。「とうとう逃げ出すわけ?」「友だちがいないと、この世は終わりよ」悪魔は自分への降伏を勧めました。「私を味方につければ、もう誰もイジメないし、怖いものは何もないのよ」泣きながら怒りをぶつけてきた和美に真矢が教えます。「悔しかったら自分の力で何とかするのね。誰にも頼らずに、自分だけの力で」泣きながら歩いている和美に気づいた“おばあちゃま”は自分の店に誘い、そのぬいぐるみを持っていたらいつか母親に会えるんじゃないか、と由介が思っているのだと教えました。慌てて川に入った和美はなんとかぬいぐるみを見つけます。そして和美の思いを理解した由介は二人で小学校に登校し、卒業証書を真矢に返しました・・・(7/30 プロ野球「巨人×中日」中継延長のため30分遅れ 21:30〜22:24 放送)
今回もしおりのとった行動に対する真矢の指摘は的確でした。「イジメをやめなさい、と言ってイジメをやめますか?子供たちが」「大事なのは、子供たちがイジメに立ち向かう精神力をつけることです。イジメに対処する知恵を持つことです。イジメられても闘おうという気力がないから、いつまでたってもイジメられるんです。イジメ甲斐がなくなれば、みんなやめるのに」「だいたい、あなたがみんなの前で神田和美をかばったら、ますますイジメられるんですよ!」登校したら教科書に落書き・・・この子は教科書置きっぱなしなんですね。極度にもめ事を嫌う和美の「てへ」とか「だは〜」を聞いていると(いくら可愛くても)腹が立ってきて、イジメられるのがわかる気がしてきました。その和美本人が気づかないうちに自分より低く見ているのか、それとも“イジメの連鎖”なのか、由介にはエラそうです。“学校に来ない卑怯者”と由介をなじりますが、それが自分に不利益だから怒っているわけで、勇介が言い返したように和美は“ワガママで甘えている”だけにしかみえません。自分でぬいぐるみを川に投げ捨てたくせに「そんなに大事な物、簡単に諦めていいの!?」と言う和美ちゃん、24人が同じクラスになったのは絶対に運命なんだそうで「だったら友だちになりたいじゃん。仲良くしたいじゃん。楽しい思い出いっぱい作りたいじゃん」なぜ、そう思っちゃいけないの?と由介に訊ねますが、それをみんなに押しつけようとするからイジメられると思うんですが。真矢が渡した卒業証書の学校名が「区立半崎小学校」となっていました。内容が内容だけに実在する名前は使えないし、かといって勝手につけても嘘臭さが増大するのはわかりますが、思わず言いたくなってしまいます・・・何区だよ!

【06】6年3組に夏休みはない、と宣言した真矢は「個人評価カード」を配りました。出席だけでなく勉強や体育などで優秀な人にもシールを貼り、成績が悪いとペナルティを与え、夏休み中にカードがシールで埋まった人には卒業証書を渡して二学期以降の出席免除を特典とします。説明を聞くため学校にやってきた母親たちも“無料の塾代わり”であると知り「子供は子供同士の間で成長する」という真矢の言葉に納得して帰って行きました。ピンチはチャンス、と和美も夏休みに登校しますが一枚もシールを貼ろうとしません。逆に、班を替えて欲しいと訴えた馬場はマイナスポイントとしてシールを剥がされてしまいました。学校が休みの日、同じ班のひかるを遊びに誘おうと和美と由介は家まで行きますが、ひかるは母親の麗子を嫌い、干渉してくる和美を「あなたは私の親友じゃないから」と追い返します。またもやその場に現れた真矢から「あなたみたいに、何も知らないくせに、心の中に土足で入ってくるような人間が一番不愉快」だと言われて落ち込んだ和美ですが、「何も知らないのがいけないんだったら、知っちゃえばいいんじゃん、みんなのこと」という優の一言で復活しました。徹夜でクラスメイト全員に手紙を書き、机の中に入れます。そして和美は何でも知っている真矢に、なぜひかるが友達を作ろうとしないのか、訊ねました。小3の時に両親が離婚して大好きだった父親と離ればなれになったのは麗子がリストラされた夫を見捨てたからだとひかるが知ってしまったこと、その頃できた親友のおかげでひかるは明るさを取り戻したものの“うちの子に相応しくない”から遊びに来ないように麗子に言われた翌日にその親友が交通事故死したことを聞かされます。好きになった人がみんな自分の前からいなくなってしまう・・・ひかるの悲しみを知って涙を流しながら和美は約束しました。「私はいなくならないよ」。その直後、事件が起こります。机の中の手紙の存在に気づいて驚いたものの、周りの目を気にする子供たちは一人の行動をきっかけに、一斉に和美からの手紙を破き始めました。そこに戻ってきた由介が激怒し、もみ合いになり、押された和美が窓ガラスを突き破って廊下に飛ばされてしまいます。ガラス片を突き刺し、足から血を流す和美を見て固まった子供たちは「みんな目覚めろよ!」という由介の言葉で目を覚ましました。保健室から引きずり戻ってきた和美と由介に真矢が飛び散ったガラス片の掃除を命じますが、親友が困っているのは放っておけないとひかるが立ち上がります。「あなたたち三人の味方になる人間はこのクラスにはもういないんだから」という真矢の言葉を遮るように、初めて友だちから手紙をもらって嬉しかったという馬場も立ち上がりました。卒業証書はいらない、もう夏休みには来ない、と子供たちが次々に立ち上がります。そこで真矢は個人面談を提案しました。そして一番最初に呼び出され恵里花は、財布を盗んだ真犯人を知っているという真矢からスパイになるよう脅されます・・・(8/6 放送)
和美に余裕がないことに気づいた優がわざとテーブルにお茶をこぼし、いつも夫婦間の雲行きが怪しくなると和美がしていた役回りを代わりにやったところがお姉ちゃんらしくて良かったです。でもひかるの部屋の本棚に『反逆』というタイトルの本を置くのはどうかと思いました。起きられずに皆勤できなかった夏休みの朝のラジオ体操や(今では禁止されている)きつかった校庭でのウサギ跳びなど、懐かしく思えるのは若くない証拠でしょうね。それにしても、何でも知っている真矢から情報を得るというのは見事な発想の転換でした。明るい兆しが見えたことも含め、今回がこれまでで一番の出来に思えます。ところで真矢は人間ですか?夢オチではないけれど、この世には存在しないような気がします。神的な存在・・・まさに悪魔でしょうか。

【07】二番目に個人面談を受けた和美は「人間は弱い動物だから、すぐにまた裏切られるかも」と真矢に脅されました。あんなレベルの低い三人と本当に友達になれるのかとひかるは揺さぶられ、あなたなんかと三人がいつまでつきあってくれるのかわからないのだから今からでも自分の味方にならないかと馬場は誘われ、話すだけ時間の無駄だと由介は真矢から相手にされなかったものの四人の結束は崩れません。そして二学期になりますが、四人以外は全員夏休みの登校を続けていたことがわかります。授業中に存在を無視する真矢のことを校長と教頭に話しますが、恵里花の報告を受けた真矢がこっそり見学にきた二人の目をうまく誤魔化しました。おかげで反省文を書くことになって和美の家に集まりますが、うっかり反省文のことを由介が喋ってしまい、「これ以上和美を変なことに巻き込むの、やめてくれないかな」「あなたたちとつきあうようになってから、おかしくなった気がするの」と章子はひかるたちを追い返してしまいます。ショックを受けた和美は「私立なんか行かない」「もうママの言いなりにもならない」「大人になってもママみたいになりたくない」と反発しました。そんなある朝、真矢に恵里花が近づいていくのを見た和美は二人の跡をつけていき、恵里花が真矢の悪口を言っていた親友の名前を告げ口しているところを見てしまいます。そこに登校してきたクラスメイトが集まってしまい、クラス全体にスパイであることだけでなく、財布を盗った真犯人も恵里花であることが知られてしまいました。家に遊びに行って大事にしていたオルゴールを壊してしまったのに、翌朝「おはよう」と迎えに来てくれてアイスを奢ることを条件に許してくれた恵里花と親友になった和美は、学校を飛び出して家にも帰っていない恵里花を捜します。もし同じような状況で真矢からスパイになれと言われたら断ることが出来るのか・・・。そう言われると誰も恵里花を非難できません。みんなが恵里花を捜します。そして和美たちが悩んでいたりするときに限って突然目の前に現れる真矢が今回も現れました。恵里花の居場所を知っているのでは、と尾行していくとそこは学校です。「こんな教室があるからいけないの」「ここさえ燃やしちゃえば真矢だってもう何もできないじゃない」教室に駆けつけると狂った恵里花が火をつけようとしていました。オイルが切れてライターがつかなくなり、近づいてきた真矢に恵里花がカッターナイフの刃を向けますが、刃を素手で握った真矢に奪われます。「なんてことありません、これくらい」という真矢はスパイになることを断ろうともせず、盗んだことを認めて謝ることもせず、ただ自分のせいにする恵里花をじっと見つめます。「まったく、あなたたちは何か気にくわないことがあると、親が悪い、教師が悪い、友達が悪いと他人のせいにして。いい加減目覚めなさい。そんなことばかりしていると自分では何も考えられない思考停止人間になるだけよ」「イメージできる?何か辛いことがあったときに、あなたたちにできることなんか、せいぜい目を瞑ることぐらいじゃない。でも目を閉じても問題は消えてなくならないわよ。目を開けたときに事態はもっと悪くなってるだけ」「悔しかったら自分の人生くらい、自分で責任を持ちなさい」そう言って真矢は去っていきました。翌日、今度は和美が恵里花を迎えに行きます。そしてひかるたちや親友の桃たちだけでなく、クラスのみんなが恵里花に「おはよう」と声を掛けました・・・(8/13 放送)
気づかなかったのですが、スポンサー各社は過激な内容に対し視聴者から届いた批判を受けて協議の結果、CMはそのまま放送するものの第5話から提供クレジット(「この番組は〇〇の提供でお送りします」というナレーション)で社名を流すことをやめたそうです。「夕刊フジ」の取材に応じた“ドラマに詳しい業界関係者”によると『瑠璃の島』のような“良質の教師もの”を期待していたら救いのないエピソードだらけのドラマが始まり視聴者はショックを受け、『ごくせん』のようなドラマを期待していたスポンサーも困っているんだそうです。真矢に相手にされなかった由介の瞳の炎、いりません。どんなことがあっても教師を辞めるつもりはない、という真矢に何で二年間も教職を離れていたのかしおりが訊ねたところ、問題を起こした教師や指導力不足の烙印を押された教師が送り込まれる「教職員再教育センター」にいたことをあっさり告白しました。再教育・・・ついJR西日本のことを思い出してしまいます。

【08】真矢は私立受験組と公立組の分断を図ります。ベスト5に入らなければ内申書を悪くすると真矢は受験組を煽り、何でもテストで決めたり自分に逆らう生徒に罰を与える真矢の方針に異議を唱えたひかるに同調したのは全員公立組でした。“再教育センター”が真矢の弱点ではないかと考えた由介たちは、こんな担任は替えてくれと抗議してストライキを始めますが、和美はその解決策に違和感を持ちます。授業を受けずに教室から出て行こうとする公立組を見た真矢は、運動会や修学旅行や卒業制作のような無駄なものはやらないと宣言して子供たちの動揺を誘った上に、それぞれの“陣営”に相手が「ガリ勉、ゴマすり、オタク、意気地なし。ブスでモテないから勉強するしかないじゃん」「怠け者でレベルの低い人間がいると馬鹿が伝染るだけだから、もう二度と教室に戻ってこないでくれ」と言っていた、と吹き込みました。そんな中、和美が熱を出して初めて学校を休んだ日の朝、校庭で小競り合いになった両“陣営”の仲裁に入った由介は、お前なんか神田がいないと何もできない、「彼女が休んでいるから淋しくてたまんないんだろ?」と言われて思わず西川を殴ってしまいます。その西川の目の前で、クラスメイトに怪我をさせるような子は転校させるべきだと校長たちに真矢は主張しました。翌朝、気まずい雰囲気が流れる教室で由介が西川に謝り、そこに登校してきた和美は見舞いに来てくれた馬場と一緒に考えた卒業制作のプランをみんなに提示します。「もう絶対、先生から逃げません」とひかるが宣言して公立組は教室に戻り、みんなで卒業制作を作りたいと和美が真矢に訴えました。受験組の西川たちも卒業制作を作りたいと立ち上がり、「勝手にしなさい」という真矢の一言でクラスは一つにまとまって見事に卒業制作を完成させます。そこに、今まで隠していたウソも秘密も全部話して「本当のあなたたちを知ってもらいましょう」と母親たちを従えた真矢が現れました・・・(8/20 放送)
なぜ西川はあの段階で和美が病欠するのを知っていたんでせう?あくびした児童にチョークを投げつけました真矢の発言は今週も挑戦的でした。「デモとかストライキなんてね、所詮自己満足なの。「徹底的に闘うぞ!」とか「必ず勝利するぞ!」とか叫んでそれで終わり。頭を使って、本当に必要なことを考えようなんて気は一切ないの。今は日本中、改革だの何だの大見得を切って何もしない政治家然り、ムカつくぅとかカワイイとか言って何も考えない女子高生然り」大方の予想通り、前回放送の最後に流れた予告編の白い“天使”の真矢は和美の夢でした。そこで気になったのですが、ドラマの中でも次第に“何でも知っている”真矢の不思議を強調するようになってきましたが、まさか夢オチじゃないですよね?

【09】今まで隠してきた秘密やウソをバラされたくなかったら大人しくしているように、と真矢に脅され三者面談が始まります。和美にも章子に言い出せなかったことがありました。“お古”がイヤで、新しいのを買ってもらうために、無くしたとウソをついて、優から貰った絵の具を捨てたことがあったのです。公立中学に行くと譲らない和美は真矢の前で、章子を見ていたら憧れていた“結婚”もイヤになった、とまで言い出しました。そんな和美に、まだ両親に養われているんだから母親の言うとおりにするよう真矢が命じます。そして、どうしても自分の意志を貫きたいのなら、家を出て自立するか、両親を説得して自分の考えを理解して貰うしかない、と諭しました。三者面談を終えた子供たちはみんな家で怒られてしまいます。「あなたたちの夢や希望を理解して好きなようにさせてくれる親なんて、この世にいない」と言う真矢は「親なんて所詮、いつまでも子供を自分たちの言いなりにさせたいだけ」だからオモチャを買い与えたり綺麗な服を着せてご機嫌を取り、こうしてフリーターやニートが誕生すると話しました。せっかくクラスが一つにまとまったのに、三者面談以来みんな親とケンカをして元気が無く、運動会や修学旅行は盛り上がりません。真矢は問題教師だ、と教育委員会のHPに書き込んではどうかという意見も出ますが、それでは問題の解決にならないと和美たちは反対でした。そんなある夜、章子のもとへ麗子が訪ねてきます。なぜ子育てのせいで自分の時間を犠牲にしなければならないんだという自分の本音を見透かされているようで怖かったという麗子。大人になっても自分のようにはなりたくないと言われてショックを受けた章子。子育てに自信が持てない、という二人の会話を盗み聞きしてしまった和美は、自分も親のことを何もわかっていなかったのだと気づきました。一部の児童が職員室に忍び込んで真矢のPCからデータを消去しますが、バックアップしたディスクをちらつかせた真矢が現れ、警察や学校に犯罪行為をバラされたくなかったら翌日の授業参観で自分が間違っていたことを親に謝るよう命じます。ピリピリした雰囲気の中、真矢に背中を押された子供たちの中で最初に立ち上がったのは、逆らって何かをやりたいのなら親を説得するしかないという真矢の言葉を思い出した和美でした。成績の良い優ばかりかまっていたことへの嫉妬もあって絵の具を捨てたことを謝り、自分に自信が無くてみんなに嫌われたくないからいつも明るく振る舞っていたことを明かします。そして今はみんなのお陰で少し強くなれたという和美は、反抗心からなのではなく、私立に行く意味がわからないから公立に行くのだと章子に気持ちを伝えました。すると次々に子供たちが立ち上がり、ある者は親に謝り、ある者は自分の思いを親にぶつけ、長い間麗子を拒否していたひかるも、何でも親のせいにしていた自分は卑怯だったと謝ります。親子の間のわだかまりが消えた感動的な授業参観の場に一人、教育委員会の人間が混じっていたことに誰も気づきません。誰かが教育委員会のHPに、真矢がクラスの生徒を虐待していると書き込んだのです。そして、担任を変えてくれ、という声が保護者から出ている娘のしおりを心配して学校にやってきた元教員の喜一は真矢と再会します・・・(9/3 放送)
そろそろ子供たちも真矢が本当は“良い教師ではないか?”と気づき始めましたが、しおりの父親が真矢と過去に因縁があり、その真矢もしおりがこの小学校にいることを知った上で赴任したことをほのめかしました。全ては残り二回で明かされるのでしょう。なお、放送直後から一部で指摘されていた、黒魔女とよばれる教師が成績上位の生徒に放課後の掃除を免除し、友だちをかばった優等生をいびり、監視係をつけ、給食当番がシチューの鍋をひっくり返してクラス全員が食べられなくなり、運動会のダンス練習で一人の女子児童の出来が悪いために全員帰れず、今年1年を捨てると言った男子を説得した主人公の少女が女教師に立ち向かう・・・『永遠の出口』(森絵都)の第二章「黒い魔法とコッペパン」がネタ本では、という内容が「週刊ポスト」(9/16号)で記事になったようです。

【10】テストの時間、ひかるが代表して、テストの成績に関係なく交代で掃除当番や給食当番をすると報告すると、勉強する意欲のない子供たちに問題を作るのは時間の無駄だから二度とテストはしないと真矢は宣言します。何のために勉強するのかという質問に対し、将来いい大学やいい会社に、と答えた子供たちに真矢は聞き返しました。豊かな老後を過ごすため?イヤな上司にイジメられたらどうするの?リストラされたらどうするの?そもそも、いい会社ってどんな会社?いい会社に入るだけが幸せじゃない、と主張する和美に対し、漫画家になっても売れなかったらどうするの?サッカー選手になっても引退後の人生はちゃんと考えているの?人生は楽しまなければ、と言う由介に対しても「将来のことを考えると不安だし、自分じゃ何も決められないから、今良ければいいじゃん?開き直るしかないのよね」と一刀両断です。これからは授業を穏便にと頭を下げた校長たちに対しても今までのやり方を変えるつもりはないと返答し、なんでそこまで自分を押し通すのかと訊ねた並木に「教師が揺らいでどうするんですか!?そういうことだから子供たちにナメられるんです」と答えた真矢の指導はよりエスカレートしました。遅刻の生徒を廊下に立たせ、好き嫌いのある子供にも最後まで給食を食べさ、授業に関係ない私物は没収します。でも、真矢と本気で闘うのならまず自分たちがしっかりしなければいけないとひかるが言い出し、真矢に負けないように一日一回笑うこと、そして Hello と Goodbye のほかに I Love You の意味も持つ“アロハ”をクラスの挨拶にしないかと由介が提案しました。12月のある夜、神田家を訪ねてきた教育委員会の西郷は、真矢がやってきたことについての事実確認だけをして帰っていきます。そしてクラス中の家庭を回った西郷が、真矢が担任として適切であるかどうかを判断するため授業の視察に来ることになりました。いつの間にか勉強するようになり、遅刻も食べ物の好き嫌いもなくなったことに気づいた子供たちはこれらがすべて真矢の狙い通りであり、本当は良い先生なのではないかと思い始めます。それを確かめてみるために、視察の時にわざと大人が質問されたら答えにくい質問を真矢にぶつけることになりました。授業の冒頭、ひかるが質問します。「どうして勉強しなきゃいけないんですか?」それに対し真矢は、勉強は“しなきゃいけない”ものじゃなくて“したいと思う”ものであって、好奇心や探求心のない人間は人間ではなくサル以下であり「受験のためにするのではありません。立派な大人になるためにするんです」と答えました。なぜそんなに厳しいのか?という馬場の質問には、これ以上に酷いことは世の中にいくらでもあり、弱い者を虐めるのに悦びを見いだす動物・人間が生きている限りイジメは永遠に存在すること、そして大事なのは耐える力や解決する方法を身につけることだと答えます。教職員再教育センターにいたことも話しました。イジメをくり返し自殺未遂をする子まで出てクラス中に恐れられていた前任校の児童が反省もせず「なぜ人を殺しちゃいけないんですか?」と訊いたから、他人の痛みを知れ、と体で“教えた”のだと答えました。「一人ひとりの人間がもつ家族や愛や夢や希望や思い出や友情を奪う権利は誰にもありません。残される遺族に苦しみや痛みや悲しみを与える権利も誰にもありません。だから人を殺しちゃいけないんです。」この世で幸せになれるのは6%だけだという真矢の言葉に反発した和美は、“幸せ”は人によって違うものであり、“幸せ”を決めるのは他人ではなくて自分なのだから、クラスのみんなが幸せになれると主張します。自分のやっていることを間違ったと思ったことは一度もないという真矢が良い先生なのかどうかはどうでもよくなった和美は、ただ真矢にもっと教えてもらいたいと望みますが、授業を視察した西郷は真矢を即刻辞めさせるべきだと結論づけました・・・(9/10 プロ野球「巨人×中日」中継延長のため30分遅れ 21:30〜22:24 放送)
視聴者からの抗議にビビっていたスポンサーが中止していた提供クレジットを再開しました。

【11】寝る間も惜しんで子供たちを見張り続け、食事もちゃんととっていないのが原因で真矢が倒れます。アパートの管理人に頼んで真矢の部屋に入った学年主任の並木は心理学やスポーツ理論、小児医学の書物やクラスの子供たちのデータがファイルされた資料室のような部屋に驚きました。そして、自分が素晴らしい教師だなんて一度も思ったことはない、どんな教師を素晴らしいというのかもまだわからないと並木に語った真矢が病室から姿を消してしまいます。アパートも引き払ったあとで、どうしても真矢に会いたい子供たちは幼稚な作戦を立てました。恵里花たち3人の女子が囮になってネットで知り合った男と遊んでいれば、きっと真矢が現れる・・・。万が一のために力自慢の男子たちも待機します。しかし二人組の男たちとカラオケに行ったつもりがしばらくして三人の仲間が合流し、恵里花たちは男たちに連れ去られそうになりました。由介たち小学生の男子で敵う相手ではありません。本当に危ない状況になってしまい、ひかるが警察を呼びに行ったとき、真矢が現れて傷を負いながらも子供たちを守り抜きます。その真矢に再教育センター送りの正式な通達がありました。教壇に立った真矢に子供たちは謝ります。真矢は授業が終わるまで全員を立たせ、放課後に学校中のトイレ掃除をして、反省文を書くように命じました。教頭は真矢を教室から排除しようとしますが続けます。そして本当に最後の授業が始まりました。「人生に不安があるのは当たり前です。大事なのは、そのせいで自信を失ったり、根も葉もない噂に乗ったり、人を傷つけたりしないことです」「わからないものを、わかったような顔をして、無理に納得する必要なんかないんです」周りに溢れている美しいものやハッと驚くようなものを「しっかり目を開いて見なさい。耳を澄まして聞きなさい。全身で感じなさい。それが生きているということです」「今はまだ具体的な目標がないのなら、とにかく勉強しなさい」「中学に行っても、高校に行っても、今しかできないことは一杯あるんです。それをちゃんとやらずに将来のことばかり気にするのはやめなさい」真矢が去って子供たちは考えました。自分たちが今しかできないことは何だろう・・・。真矢の代わりに教壇に立った教頭は3組の子供たちの生活態度の優秀さと学習意欲の高さに驚きます。その結果、無理だろうと思われていた児童も多数が私立中学に合格しました。そして迎えた卒業式の会場に真矢の姿はありません。でも、真矢が探し出した由介の母親が現れます。一人一人に卒業証書が渡されているとき、PCを忘れていると校長から連絡を受けた真矢は職員室で一人一人の名前を読み上げながらデータを消去していました。職員室を出て自分を追い出した教頭と顔を合わせますが、子供たちには会わずに帰ろうとします。最後に立ち寄った誰もいない3組の教室を去ろうとしたとき、教頭から真矢が来ていることを教えてもらった子供たちが式を抜けて入ってきました。和美たちは真矢の姿を付け加えた卒業制作を見せ、次々に感謝の言葉を口にします。そして「何を下らないこと言ってるの」と教室を出ようとした真矢にむかい、和美が父親から教わった、教師への尊敬を強制しているようだとの理由で今では卒業式で歌われなくなった『仰げば尊し』を泣きながらみんなで歌いました。それをじっと聴いていた真矢は感情を押し殺して子供たちに最後の一言を放ちます。「いつまで感傷に浸ってるの?もう、ここはあなたたちのいるところじゃないでしょ?早く中学に行きなさい!」・・・(9/17 21:00〜22:24 放送)
和美の成長ぶりを目の当たりにしてあれほど和美の私立中進学に熱心だった章子も変わり、本人の自由にさせると言い出しますが、本当は優と同じ中学に行きたかったという和美が自分の意志で私立受験を決め、合格しました。結局、和美と由介はお互いの想いを伝えられないまま終わってしまいます。教頭が教壇に立った授業で12月にもなって教科書の14ページ・・・などと水を差すようなことは書かない方がいいかもしれません。自ら大きな壁になって自分を乗り越えろ、と真矢は言おうとしたんだと言う並木の「大人がカッコよくないから子供がグレるんです」という言葉に納得し、良い先生と思われるかどうかはどうでもいいことで、それは時間が経っていつか子供たちが判断すればいいと悟ったしおりが新学期に真矢化しているのが笑えました。この最終回で番組最高の平均視聴率25.3%を記録した『女王の教室』には続編や映画化の話も出ているようです。たしかに真矢の過去についてはあまり語られていないので十分続編は可能だと思いますが、このドラマは真矢役の天海祐希だけでなく、和美役の志田未来やひかる役の福田麻由子ら子役の活躍も大きかったので、成功するかどうかは何とも言えません。このまま続編を作らない方がいいような気もします。なお、最終回の瞬間最高視聴率は、中学生になった和美と真矢が偶然に再会し、「先生、アロハ」と声を掛けて走り去った和美に(それまで封印していた)笑顔を見せるシーン(22:19)の31.2%だったそうです。勿論、今回もスポンサーの提供を読み上げていました。

この『女王の教室』を本クールのナンバー1作品とします。いわゆる教育現場で教師が“やってはいけない”とされていることを次々とやる阿久津真矢に多くの視聴者が嫌悪感を持ち、放送開始直後は評価が真っ二つに割れました。これは日本テレビにとってかなりの賭けだったと思います。放送終了後も根強いアンチがいて、最終話で子供たち全員が真矢に感謝して「仰げば尊し」を歌ったシーンなどにも批判がありました。たしかに最後まで生徒たちが真矢が本当は“いい先生”であることに気づかない方が美しかったと思いますが、それをスポンサーあってのテレビドラマに要求するのは酷な話です。第10話で子供たちが真矢に質問をぶつけた授業シーンに圧倒されました。いろいろと考えさせられたドラマです。

役名は不明ですが、「半崎小学校」教諭を三貴将史&乃木優哉&宮内知美、マリの母親【2,3,6,8,9】を千葉雅子、サッカーをやめさせようとした山下の両親を【9】森山米次&【2,3,6,8,9】柳谷ユカ、病院長をしている西川の父親【9】を市川勇、馬場の母親【9】を竹内晶子、桃の母親【9】を島邑みか、二十歳未満にも酒を出す「スナック きょうこ」のママで由介の“おばあちゃま”【5,9】を篠井英介、学校に押しかけた母親【2,3,6,9】をなかむらよしこ、授業参観にやってきた母親【9】を歌川椎子、和美が食事中に見ていたテレビに出ていた芸人【1】を猫ひろし、和美と優が見ていたテレビに出ていた芸人【2】をペイパービュウ、テレビに出ていた漫才コンビ【5,7】を島田夫妻、武が見ていた番組に出ていた芸人【10】を俺のバカ、恵里花たち三人とカラオケに行った二人組【11】を村上大樹&寺部智英、遅れて現れた仲間【11】を遊木康剛&西谷有統&田淵景也が演じています。

《キャスト》

阿久津 真矢 [「半崎小学校」6年3組担任・2年間離れていた現場に復帰・子供たちに学力や貧富の差がある難しい環境の公立でしか教える気はない・教育は奇跡を起こせるから教師は辞めない] ・・・ 天海 祐希
並木 平三郎(44) [「半崎小学校」6年1組担任・学年主任・おやぢギャグ連発で不人気] ・・・ 内藤 剛志
天童 しおり(25) [「半崎小学校」6年2組担任・子供たちに人気→信頼を失う・一人カラオケが好き・恋人は康彦(やっちゃん)・「教師がダメなら友だちでいいじゃん」と和美に励まされて退職願の提出をやめる] ・・・ 原 沙知絵
天童 喜一 [しおりの父・元小学校校長]【9】 ・・・ 平泉 成
近藤(55) [「半崎小学校」校長] ・・・ 泉谷 しげる
上野(45) [「半崎小学校」教頭] ・・・ 半海 一晃
神田 和美(12) [「半崎小学校」6年3組・H5/5/10生まれ(AB型)・身長142cm体重32.8kg・学習塾「メビウス」に通う・第1回目のテストで0点をとりクラスの代表委員に・小4までバレエ教室に通う・牛乳はダメ・グリーンピースが苦手・かつての夢は“幸せな結婚”をすること] ・・・ 志田 未来
神田 武(39) [和美の父・会社員・結婚15周年] ・・・ 尾美 としのり
神田 章子(37) [和美の母・専業主婦→「進藤デザイン事務所」アルバイト・何枚も食器を割る・武は同じ高校の憧れの先輩・卒業式に制服の第二ボタンをもらったのが交際のきっかけ] ・・・ 羽田 美智子
神田 優(15) [和美の姉・喘息持ち・学校をサボりがち] ・・・ 夏帆
真鍋 由介(12) [「半崎小学校」6年3組・第1回目のテストで0点をとりクラスの代表委員に・第2回目のテストをさぼって再び代表委員に・祖父と二人暮らし(母は由介を残して男に走り、酒浸りになった父は暴力沙汰を起こして刑務所に服役中)・5歳の時に母からもらった唯一の宝物“タタッキー”(モグラのぬいぐるみ)を手放せない・本当に辛いときは頭の中でカウント8を数えてから立ち上がればボクサーのようにファイトが湧いてくる・和美が好き] ・・・ 松川 尚瑠輝
真由美 [由介の母・7年前に家出]【11】 ・・・ 酒井 若菜
進藤 ひかる [「半崎小学校」6年3組・第1回目のテストで100点・阿久津に逆らって代表委員に・親友が交通事故死] ・・・ 福田 麻由子
進藤 麗子 [ひかるの母・「進藤デザイン事務所」所長・リストラされた夫と3年前に離婚]【6,9,10】 ・・・ 奥貫 薫
佐藤 恵里花 [「半崎小学校」6年3組・和美の塾仲間・和美の親友・三田村とつきあう] ・・・ 梶原 ひかり
佐藤 芳江 [恵里花の母・PTA役員]【2,3,6〜10】 ・・・ 黒田 福美
田中 桃 [「半崎小学校」6年3組・和美の塾仲間・西川とつきあう] ・・・ 伊藤 沙莉
安藤 桜 [「半崎小学校」6年3組・和美の塾仲間] ・・・ 森本 更紗
馬場 久子 [「半崎小学校」6年3組・第1回目のテストで22位・漫画を描くのが好き・和美の親友→和美たちのの監視役・ずっとひかるに憧れる・漫画家志望] ・・・ 永井 杏
島田 マリ [「半崎小学校」6年3組・H5/10/15生まれ(AB型)・身長148cm体重33kg] ・・・ 柳田 衣里佳
宮内 里絵 [「半崎小学校」6年3組・H5/4/27生まれ(B型)・身長158cm体重43kg] ・・・ 中村 泉貴
松本 エマ [「半崎小学校」6年3組・塾をサボって中学男子と遊びまくる・牛乳が苦手] ・・・ 高田 彩香
刈谷 孝子 [「半崎小学校」6年3組・“ガリ子”・テストは毎回3位・母親から顔のことを「可愛くない」と言われる] ・・・ 佐々木 ひかり
田端 美知子 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 高橋 香波
星 仁美 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 前田 樹
西川 浩一 [「半崎小学校」6年3組・第1回目のテストで100点] ・・・ 酒井 翔太郎
三田村 誠 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 鎌田 篤
山下 健太 [「半崎小学校」6年3組・夢はJリーガー] ・・・ 西原 信裕
落合 初 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 田村 勇馬
不破 翔太 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 野村 エリヤ
中村 一郎 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 針井 翔太郎
太田 徹 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 押川 大輔
斉藤 望 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 梅岡 南斗
石橋 鉄矢 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 伊藤 純平
黒木 秀樹 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 登野城 佑真
地井 圭次 [「半崎小学校」6年3組] ・・・ 高橋 伯明
西郷 百合子 [「東京都教育委員会」管理主事・HPへの書き込みを読んで児童虐待の実態調査のため半崎小を視察]【9,10】 ・・・ 根岸 季衣


脚 本 遊川 和彦

音 楽 池 頼広

演 出 大塚 恭司(1,4,7,11)・岩本 仁志(2,3,6,9)・渡部 智明(5,10)・木内 健人(8)

主題歌 「EXIT」(EXILE)

制 作 大平 太・仲野 尚之(日活撮影所)

日本テレビ



          

2005年夏のTVドラマ・公式ホームページ・リンク集




























          


カタカナの役名は、設定上でカタカナの場合の他に、漢字表記が不明の場合があります。なお平仮名の場合は設定によるものです。
役名の直後にある数字は設定上の年齢です。わかった範囲内で記しました。公式HPとTV誌で年齢のズレがあった場合、HPの方を優先しています。なお配役名はドラマのテロップが“最新情報”であるとして、差異がある場合はこちらを尊重します。
放送日は関東地方の本放送のものです。

原則的に第1話を担当する制作者がチーフディレクターです。

●『海猿』(フジ系・火 21:00〜21:54)はNHKでも'02年11月と'03年8月にドラマ化されたコミック原作のリメイクドラマです。若き海上保安庁潜水士が主人公で、NHK版では国分太一が演じた主人公・仙崎大輔を伊藤英明が演じています。フジテレビ版は昨年映画化した「海猿」の一年後を描くんだそうで、さらに来春公開の映画第二弾につながるんだそうです。フジテレビは新しい金儲けパターンを考えついたようですね。ドラマ製作スタッフの皆さん、なんかバカにされた気がしませんか?(それとも映画とドラマのスタッフは同じ?)NHK版に不満があった人や映画に感動できた人、フジテレビ大好きっ子さんにはお勧めかもしれません。

●『菊次郎とさき』(テレ朝系・木 21:00〜21:54)は'03年夏に放送して平均視聴率が11.96と好評(同期14番組中5番目)だったドラマの第二弾です。今回もビートたけしの両親・菊次郎&さきを陣内孝則&室井滋が演じます。週のドラマ本数を10本以下に抑えるため、今回も泣く泣くカットします。

●『女系家族』(TBS系・木 22:00〜22:54)は山崎豊子の同名小説が原作です。老舗呉服問屋一族が繰り広げる醜い相続争いを思いタッチで描くのだそうです。7/7の初回放送の2hスペシャルは次週以降は同時間帯の『電車男』より1時間早く始めて視聴者を掴もう、という作戦に出ました。妻を亡くした婿養子の旦那さん(森本レオ)が次女(瀬戸朝香)と同い年の女(米倉涼子)を愛人にしますが、その旦那さんが亡くなります。一族は女系家族が続き、旦那さんの子供も3人とも女。次女の婿養子(沢村一樹)が社長に指名されますが長女(高島礼子)は面白くありません。何かと旦那さんを助けてきたのに遺言状に何も書かれていない専務(橋爪功)も不満に感じます。その遺言状に愛人のことが書いてあったから家族は大騒ぎ。さっそく彼女を呼びつけました。遺産は要らないと言っても何か企んでいると勘ぐる娘たちに愛人は告白します。彼女は旦那さんの子供を妊娠していました・・・。経験的にTBSのドロドロ系は体質的にあわないことが多いのですが、人物紹介メインの初回放送は感じが良かったし、わりと面白かったと思います。でも時間的な問題もあって、当初の予定通り、このドラマは視聴対象にはしません。別に私が観なくてもいいかなとも思いましたし。

          


                  《平均視聴率》 (ビデオリサーチ/関東地区)

放送 作 品 10 11 平均
日09 TBS いま、会いにゆきます 15.2 13.0 11.5 10.9 *9.2 *9.0 *9.5 *9.1 10.7 11.6 × 10.97
月09 フジ スローダンス 22.5 17.4 15.8 16.5 14.9 15.6 15.7 17.5 15.3 16.8 17.8 16.89
火09 フジ 海猿 17.8 13.9 12.1 13.7 12.0 10.7 12.9 12.1 12.6 12.7 13.8 13.12
火10 フジ がんばっていきまっしょい 12.6 12.1 12.1 12.7 12.1 13.9 12.7 11.6 11.3 13.0 12.41
水09 テレ朝 刑事部屋 14.3 11.0 *8.6 11.3 11.0 10.4 *7.1 *9.2 10.2 10.34
水10 日テレ おとなの夏休み 11.2 *9.7 10.5 *7.5 *7.3 *8.3 *5.0 *6.6 *6.9 *6.9 × *7.99
木09 TBS 幸せになりたい! 13.0 11.8 12.0 11.7 11.7 13.0 10.7 10.1 12.1 11.4 11.75
木09 テレ朝 菊次郎とさき 16.1 13.9 15.1 13.7 15.0 15.6 13.8 15.6 15.7 14.94
木10 TBS 女系家族 18.1 15.4 12.0 12.1 11.3 12.2 13.2 12.7 12.4 16.4 16.5 13.85
木10 フジ 電車男 18.3 21.3 20.0 21.0 18.3 19.5 21.0 19.9 22.5 24.1 25.5 21.04
金10 TBS ドラゴン桜 17.5 16.5 13.8 16.1 16.8 17.9 15.6 17.0 14.5 14.5 20.3 16.41
金11 テレ朝 はるか17 12.2 10.6 *9.8 *8.2 *7.1 *7.9 *8.2 *8.7 *7.2 *8.4 *8.83
土09 日テレ 女王の教室 14.4 16.6 17.0 14.1 13.8 16.9 16.5 14.6 17.4 19.7 25.3 16.94

タイトルがピンクで表示されている作品が視聴対象です。
タイトルがブルーで表示されている作品は視聴をリタイアしたものです。





                          







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