2005年冬のTVドラマ・ガイド

Last Update : '05/03/31(更新終了)


 第1位 『優しい時間』 (フジテレビ)
 第2位 『富豪刑事』 (テレビ朝日)
 第3位 『87% 〜私の5年生存率』(日本テレビ)
 次点  『救命病棟24時』 (フジテレビ)
 次点  『不機嫌なジーン』 (フジテレビ)





          



○ 『Mの悲劇』 (TBS系・日 21:00 〜 21:54)



幼い頃、家に入った泥棒と遭遇して以来、危険管理を人生最大のテーマと考えた衛は迷うことなく警備保障会社に就職した。その危機回避能力を認められて出世した衛は専務の令嬢・有紀とも婚約目前で、まさに幸福の絶頂にあった。しかし商談に向かう途中の電車内で、衛は喪服の女性・美沙から痴漢と間違われてしまい、それをきっかけに人生の歯車が狂い始める・・・(全10話)

【01】泥棒にごっそり持っていかれた蓄えを取り返そうと株に手を出し失敗した衛の父はギャンブルで借金まみれになって会社も倒産、あげく死んでしまいます。母と妹を守るため、衛の“慎重さ”はエスカレートします。思っていたより軽いタッチで、ときどきコメディ入ります。いくら嵐が激しいからといって入社面接に来たのが衛ただ一人ということはないでしょう。昇進も早く、専務の娘・有紀とも順調な衛は渋滞の危険を避けるため、大事な商談に電車を利用します。ここで再びありえない状況が起こります。涙を流しながら寝ている喪服の女性に一人の変態が近づきます。それを衛が追い払った時、電車がガクンと揺れ、崩れ落ちてきた女性を支えようとした衛の手が乳房を・・・身だしなみを整えるための(元早大の某先生も愛用していた)手鏡や自社製催涙スプレーを持っていたため余計痴漢に疑われて結局、衛は留置場で一泊です。まさか痴漢に間違われて泊まったとも言えない衛は久保の入れ知恵で保身のためのウソをつきました。しかし前日起こった脱線事故に巻き込まれて5時間足止めを食らったとウソをついたのがケチのつき始めです。携帯電話を拾ったのは喪服の女、美沙でした。痴漢に間違えたお詫びにと食事に誘われ、昨日が大切な人の一周忌だったといわれ一杯だけつきあったワインの中に薬を盛られ、目を覚ましたら有紀との愛の巣になるはずのマンションの部屋でした。慌てて美沙を追い出しガムテープで長い髪の毛は回収したものの、美沙が忘れた(残した?)ピアスの片側には気づきません。商談相手に言い訳をしたら、なぜかライバル会社からの情報として傷害事件で一泊の件がバレています。警備会社は信用第一、なのにウソをついた衛の会社との数十億円の商談は白紙に戻され、この場で初めて衛にウソをつかれたことを知った専務も激怒です。さらに忘れたと聞かされた衛がマンションに行くと、なぜかすでに有紀がいてピアスを手にしています。大切な人を亡くして一年間、生きてく理由がみつからなかったという美沙は衛に告げました。「あなたを生きる理由にしたいんです。」怒り出す衛に「あなたって善良そうに振る舞ってるだけで、決してそうじゃない」と言い、初めて会ったのが電車の中ではないことを美沙は明かします。いやぁ、わからないって怖いですね。変な男もうろちょろしてますし。なお、Mは衛と美沙のイニシャル、そして memory の頭文字なのだそうです・・・(1/16 21:00〜22:09 放送)

【02】「決めたんです、私。あなたからすべてを奪ってやるって」理不尽極まりない宣言をした美沙は衛を追い込みます。ってか美沙の都合のいいように脚本が書かれています。衛は痴漢と傷害で捕まった過去があると各社にFAXをばらまかれ、新規契約どころか顧客からも次々と契約を打ち切られます。謎の男に追われて逃げた結果、不法侵入と放火の現行犯として逮捕され、ついに営業から警備に飛ばされます。美沙は、父親に逆らってまで衛を信じようとした有紀との仲も引き裂きにかかります。ついつい衛が海に投げ捨ててしまった白薔薇ピアスは亡くなったカレの思い出の品だから返せと会社にまで押しかけ、衛が喫茶店に連れだし話していたことをなぜか下柳が有紀にチクリます。疑心暗鬼の有紀は左遷された衛のために料理を作りにきたフリをして、カレーのルーを衛が買いに出ている間、部屋中あさって女の影を調べます。そこに美沙が電話します。返せと言われてもピアスは海の中。同じ物を扱っていると瞳が近づき、ラッキーと思った衛は彼女の店で購入、それを店員を装った美沙がバラします。一緒に病床の衛の母・礼子の見舞いに行くという有紀との約束は当然反故にされ、困った衛に美沙が婚約者の代役を買って出ます。有紀と友だちになって、二人の愛の巣(になるはずだったマンション)に上がり込み、「初めまして」と衛を精神的に追い込んだ美沙は極悪です。衛に気持ちが残っている有紀を、母の容態が悪い、と衛の携帯からメールで病院に呼び出します。そして(友だちになった)美沙がじつは衛が白薔薇のピアスを贈り、一夜を過ごした相手であると思わせた上、美沙が二股の本命であると誤解させました。ショックで走り去る有紀に気づいて追いかける衛が置いていった財布の中のキャッシュカードの暗証番号が自分の誕生日であると、すっかり気を許した礼子が口を滑らせ、妹から礼子の誕生日を聞き出した美沙は速攻で一千百万円全額を引きだします。まぁ、面白いといえば、面白いといえなくもないですが、衛が石橋を叩いても渡らない性格である、という設定に疑問が湧いてきました。いくら婚約者と会うことを礼子が楽しみにしていて、二度も連れて行く約束を破りたくはないからと、胡散臭い女を代わりに連れて行くもんでしょうか?すぐバレるウソをつくなど行き当たりバッタリすぎます。さらにすべてのカードの暗証番号が同じで、しかも“大好きな”母親の誕生日にするなんて、家族関係を知っている人間には見抜かれてもおかしくありません。本当に慎重な人間はこういうことはしないと思うのですが。己で己の首を絞めている衛クンは自業自得のような気がします。いったい美沙たちに衛は何をしたのでしょう?そして、このドラマは何が言いたいの?・・・(1/23 放送)

【03】思い出してください。心の底からお詫びしたら返してあげてもいいですよ・・・などと言われても衛には身の覚えがありません。足を踏んだ人間は覚えてなくても、踏まれた相手は忘れない、そんなものだと思います。事実、ビル警備の契約を取るため、現場の苦労を知らない衛が追加した“いかなる状況でも最低一人の屋外警備員を玄関前に常駐させる”という警備条項によって無茶を押しつけられた現場の警備員から恨みを買っています。手っ取り早く瞳に美沙の悪行を気づかせようとしたんでしょうが、どういう人からそんなに恨まれているのかと瞳に訊かれた衛が「相原美沙って女です」と名前を挙げるのは不自然です。このドラマにはそういう強引なところ(というか無理なところ)が目立ちます。稲垣吾郎が口をとんがらせ、必死に芝居をしている姿をコントだと思えば笑えるけれど、まじめに見ていたら疲れます。衛に返したはずの婚約指輪をはめた美沙は「私のために買ったって・・・私も安藤さんに騙されてるってことですか?」などと有紀に吹きまくりますが、さすがに奪った金の中から礼子の入院費や手術費は支払い、根っからの鬼でないことは視聴者にアピールします。しかし働いている店を衛につきとめられてしまい(って、二人の生活圏はえらく狭いんですねぇ)結局思い出せない衛に「私だって、あなたに会わなきゃ幸せでした」「あなたなんかに出会ったせいで・・・」と美沙は残りの何百万円かを燃やしてしまいます。半分以上残っていればお札は交換してくれるはずですが、薬品をかけて火をつけたら無理かもしれませんね。異常なくらい衛を恨む理由も明らかになりつつあります。音楽事務所とデビュー契約を結ぶ予定の日、亘と美沙が歩いていたら、路地で衛が暴行されていました。助けに入った亘はくそガキを殴り倒します。礼を言った衛は立ち去りますが、ナイフを持って戻ってきたくそガキに亘は刺され、その怪我が元で音楽の道を閉ざされてしまいました。たしかに許せないとは思います。でもそれでここまで恨むのもどうかと思います。まだ何かがあるのでしょうね。一応、期待しておきます・・・(1/30 放送)

【04】警察署の“常連”となった衛はまたもや相手にされず、それを遠くから見ていた美沙から電話がかかります。吾郎ちゃんに「何なんだー!」と叫ばれ、私は本気でリタイア考えました。美沙と同棲を始めた亘は荷物の一部をレンタルボックスに預けてました。期限が切れて荷物を持ち帰った美沙は、譜面や日記とともに亘の母の形見のウェディングドレスを見つけ「わたるっ」と泣きます。精神的に追いつめられた衛は夢の中で部屋の壁に赤く書かれた“MURDER”の落書きを見ます。ついつい奇才キューブリックの『シャイニング』で、息子のダニーが「RED RUM」とうわごとのようにくり返し、ルージュで書いたその落書きを鏡越しに見た母親の目に映ったのは・・・というシーンを思い出しました。でもテロップで“殺人”と入れるのはカッコ悪すぎます。だったら英単語使うなよ。高性能の監視カメラを取り付けたり、衛は大変です。なにせ手弁当を食べさせる隙にコートの中から(なぜ入っているとわかった?)エスパー瞳に家の鍵をスラれ、美沙が部屋に侵入したのです。何も取られてはおらず、逆に美沙が鍵と婚約指輪を包んでいた新聞紙は亘の逮捕を報じてました。その日の新聞、何部か買ってあったのでしょうか?唯一の新聞を包装に使うとは思えませんし。ついに衛は思い出してしまいます。その日、急いで商談に向かう途中(って何で昼間にやらないの?)チンピラと肩がぶつかり、何も悪いことをしていない衛君は路地裏に引きずりこまれ殴られます。「た、助けてください!」そこにヒーロー亘が現れます。これから大事な商談があるから後日お礼を、と亘の連絡先のメモを背広のポケットに入れて衛は立ち去ります。その直後、面白くないチンピラはナイフを持って戻ってきて亘を刺しました。二人がもみ合ううちにチンピラのナイフは己に突き刺さってしまいます。逮捕された亘がいくら人助けをしたと説明しても唯一の証人・衛はすぐ新しい吊しのスーツを買い、メモの入った破れた(社員バッジ付きの!)背広を渡して処分を頼みます。当然、「必ずお礼します」と言ったくせに連絡などできるはずもなく衛はすっかり忘れてしまいます。執行猶予がついたものの有罪となった亘は少年院にいた過去が発覚し、その日するはずだった契約は白紙、生きる希望を失い入水自殺してしまいます。記憶の糸を辿っている衛が1年以上前に入った紳士服屋で店員が衛を覚えていたのは、きっと彼が店員のタイプだったということにしても、処分せずにスーツをとっておいたことが驚きです。兎に角、亘の一周忌の日に運命的に衛と再会した美沙は「あなたからは何を奪ってもかまわないと思っています」などと物騒なことを言い“自分を自分で守っていける”衛にゲーム続行を宣言します。「頑張ってくださいよ。あなたが私の生きる理由なんですから・・・」こんな女から逃れるためには、早く美沙が惚れるような別のオトコを紹介するしかないのかもしれませんね。それが吾郎ちゃん?子供の頃から衛は口癖のように“自分を守れるのは自分だけ”と繰り返してきました。つまり『人間は一人では生きていけない』これがこのドラマのテーマではないでしょうか?そうでも思わんとアホらしくて観てられません、このドラマ・・・(2/6 放送)

【05】美沙は警戒する愛子を言葉巧みに呼び出して尾崎に拉致&監禁させました。そして明後日まで研修で帰らないという瞳の部屋に、下柳に監視カメラを仕込んでもらい、衛をワナにはめました。「あなたにだけ家族がいるなんて納得いかないんです」と言われ、衛は必死になって妹を捜します。そして美沙と話していた、と明から聞いて警備課に行き、下柳の手帳から“美沙の住所”をみつけます。その部屋に行くと鍵の開いていて、ドアを開けると美沙がいました。のらりくらりとかわす美沙を、怒った衛が押し倒した形になり、それを監視カメラが捉えてました。美沙はテープを提出し、衛は警察に逮捕されてしまいます。しかし翌朝、書類の住所がデタラメで被害届そのものが無効となり衛は釈放されました。また下柳も実は衛が被害者であることに気づきます。“美沙の部屋”に行った衛は瞳が美沙の友だちだったことを知り、彼女の住所を聞き出し、今度は衛が犯罪行為に及びます。いくら何でもバールでドアをこじ開けるのはまずいでしょ?勝手に箱を開けてウェディングドレスを見つけ、勝手にムービーを見て、勝手に亘の日記を読みました。そして美沙が失ったものの大きさを知って愕然とします。「教えてくれないか。僕はどうしたらいい?」どうしたら君を救えるのか、と訊ねる衛に美沙は冷たく答えます。「あなたが苦しむことだけが私の救いです」・・・(2/13 放送)

【06】美沙の部屋を出て帰るとき誤って階段を転落した衛、気づくと手足を縛られ身動きがとれません。「決めたんです、私。今日で全部終わらせるって」その日は亘の誕生日でした。衛への復讐が亘へのプレゼント。デビュー中止でそれまでにかかったCD制作費や宣伝費など5百万円を亘がかぶりました。たしか契約はしてなかったはずだから宣伝費なんて発生するはずないんですけどね。そこは相変わらず杜撰な脚本です。まぁ、兎に角、取り立ては厳しく、それを衛にも味わってもらおうとまず5百万円の借用書にサインさせました。返済が目的でないところが怖いです。「あなたが辞めなければ、みんなも迷惑することになると思いますよ」と脅す美沙は衛が本当は人の安全じゃなく自分を守ろうとしているだけではないか?と退職願にもサインをさせました。そして最後は遺書です。借用書と退職願を届ける間に考える猶予を与えます。マザコン衛は手術を終えたばかりの母親だけが気になって、爪切りを見つけて紐を切り、病院へ向かいました。それにしても美沙が届けた(退職願入りの)島谷専務宛の封筒を「OK。じゃあ、俺が渡しとくよ」と言う明に渡してしまう受付嬢ってあり得ません。何がOKじゃ!ご都合主義の脚本もここまでくると笑ってしまいます。美沙は衛を道連れに死ぬつもりだったようです。だったら借金は遺族が払うから借用書はいいとして、退職願は不要では?そして部屋に帰ってきた美沙は衛がいないことに気づき「ウソつき」と呟きます。ふつう、逃げます。しかし責任感の強い(?)衛クンはアパートに戻ってきたのです。亘の借金だけでも返したい。そのために生きていたものの、一周忌の夜に衛と再会してしまい美沙は復讐鬼と化しました。しかし復讐に疲れ「もうラクになりたい」美沙は、衛を殺すこともできず、ついに衛を“解放”します。そしてアパートを飛び出しました。勘のいい衛クンは美沙が向かったのはあの海だと気づき、安全運転のタクシーをせかして追いかけます・・・(2/20 放送)

【07】衛は海に身を投げようとした美沙に追いつきます。あれだけ非道い目に遭っていながら「君と出会えて良かった」などと超Mぶりを発揮する衛クンはすっかり反省して警察に自首した美沙に対する被害届を取り下げます。また「もうしばらく現場で自分を見つめ直したい」と営業には戻らず、有紀の気持ちなど全く考えず「僕はまだ、人を幸せにできるような人間じゃないんだ」と一方的に別れを告げました。少しは今回のことで成長したと思ったんですがねぇ。美沙に頼んで亘の墓(なんと美沙の両親と同じ墓に入ってます。亡くなった亘の両親の墓がどこにあるのかわからなければやむを得ないですが)に連れて行ってもらい、やっと助けてもらったときのお礼を言うことができました。そして美沙も衛に謝ります。そろそろ皆さん、怪しい動きを始めます。衛に殴りかかり、亘を刺したチンピラ藪本が出所、なんと尾崎が世話をすることに。しかも藪本は誰かに亘に因縁つけるよう頼まれていたのです。そして藪本は下柳とお知り合い。営業に衛を復帰させようとする島谷の動きに親友のはずの明はイライラし始め、腰巾着のはずだった高山も何かと自分にあたる明に「俺のことは大事に扱った方がいいと思いますよ」と牙をむきました。怪文章をバラ撒いたのは美沙ではなく、この二人のどちらかのようですね。そして美沙が育った孤児院に現れた島谷はなぜか美沙の両親の墓で手を合わせてるし、衛が美沙に好意を持っていると感じた瞳は嫉妬の炎を燃やします(らしいです。吉岡美穂の演技を見る限り気づきませんでしたが)。衛名義の借用書を改めて自分名義の借用書に取り替えるなど、すっかりよい子になった美沙と衛のラブストーリーがドタバタミステリーとともにこれから展開されるんでしょうか?・・・(2/27 放送)

【08】今回は“まとめ”に入り始めました。美沙が両親の墓の前で会った、以前どこかで会ったような気がする島谷専務、今回はまだ過去が明かされていませんが、美沙の借金を彼が返済したようです。瞳は偶然会った明に、好きになった人はみんな美沙を好きになり、昔から美沙が邪魔をすると愚痴をこぼします。“邪魔をする”というフレーズに明は反応しますが、どうやら彼は衛のことを思い出したようでした。衛が、藪本と話しているのを見かけた下柳も謎のままでした。亘が刺された日、衛と下柳を二股していた有紀は“パパが喜ぶ”衛の方を選び、下柳に別れを告げました。怒りに震えた下柳は偶然(笑)衛が藪本に殴られているところを見かけますが助けなかったんだそうです。何か嘘くさく、まだ何か裏がありそうですが、単純な衛クンは下柳の弁解をそのまま信用します。そして藪本は“依頼者”明から三百万円を脅し取りました。しかし、契約にこぎつけた衛の代わりに念願叶って大プロジェクトのリーダーになった明が業界紙の一面に写真入りで載ると、切符を渡して富山の田舎に帰らせたはずの藪本クンが再び現れ、なんと三千万円を要求します。チンピラごときが駅売りもしてなさそうな業界紙をチェックしているなんて立派です。明が怪文章をコンビニからせっせとファックスで送信していたのを見ていた高山を希望通りプロジェクトチームに入れた明ですが、さすがに十倍に増額されたらブチ切れます。最近は親身になってくれる馴染みの大川ちゃんから姿を消した藪本が富山出身だと聞き、富山行きのチケットを持っていた明を疑った衛は、またもや管理人を騙して美沙と二人で明の部屋に不法侵入します。そして浴室の風呂桶の中で後ろ手にして縛られていた、実はヘタレ(チンピラが「あいつ、やばすぎる」なんて言うなよな)の藪本を発見します。そして彼らの背後には一歩遅れてマンションに戻ってきたキャメル明が立ってます(怖)。無職でも優雅にふらふらしていた美沙は母校ともいえる児童養護施設の園長に頼んであっさり就職することができました。この不景気に、良かったですね。尾崎はヤクザなのに衛に「なんかわかったら連絡する」う〜ん、とってもいい人です。それにしても有紀も幼い頃に母親を亡くしていたんですね。衛に美沙に亘、この手のドラマって親が早くに死んだという設定で言い訳しないと脚本書けないんでしょうか?・・・(3/6 放送)

【09】藪本を雇ったのは明クンでした。片っ端から登場人物同士が過去に接点を持っていたんですね。ここまでしなくても、と思うくらい。20年前の小学校の担任が今も同じ学校にいるなど、ほんとありえないストーリーです。今回新たに、瞳が亘ファンだったことがわかりましたが、来週が最終回だし高山と下柳は先週判明分くらいの関係しかないようです。また相変わらずヤクザの尾崎さんはいい人でした。脳天気な衛ママ、そして酷い目に遭ったのに衛ママに言われて美沙を許しちゃう衛妹に次いでいい人かもしれません。可哀想な極悪人は明です。明は20年前から亘を恨んでました。衛の名前で登記した「シバタ電子」にプロジェクトから5千万円を振り込ませ、横領しようとする直前でバレてしまいます。残念、明クン。昔、衛の家の近所に住んでいた松本明クンのお父さんと衛のお父さんは仲が良かったそうです。しかし衛の家に泥棒が入り、返せなくなった借金を代わりに払ったのが保証人の松本でした。名字が久保に変わったということは明は両親の離婚後母方に引き取られたのでしょう。ビンボーな明は給食費を盗もうとして先生に見つかり、以来イジメに遭うようになりました。そのとき先生に告げ口(という表現は違う気もしますが)したのが衛です。一方、金に困った明の父は信用金庫を襲います。これについては来週明かされるようですが、どう考えても最後のシーンで口の軽い小学校の担任が噂として語った“大きな事件”とはこのことでしょう。そのとき警備していたのが島谷専務でした。勤務中に幼い有紀が遊びに来てしまい、現場を離れた隙に信金は襲われました。金は取られなかったようですが、責任を感じた島谷は犯人を深追いし、追いつめてられた明パパは逃げ込んだパン屋に火を放って自殺します。そこが美沙の家でした。巻き込まれて死んだ美沙の両親に対するお詫びの一部として代わりに払ったのが亘の抱えた借金です。明は指名手配され、それを知らない瞳の部屋に「目眩が」などと入れてもらい、彼女がいない間に冷蔵庫の中のものを貪り食って、瞳の預金も全額引き出しました。お金については尾崎さんが取り戻してくれましたが。NHKの朝連ドラマ『オードリー』('00年10月から2クール・・・観ていません)で注目された佐々木蔵之介という俳優を私が意識したのは『サトラレ』(02夏)あたりからですが、ここまでの極悪人役は初めて見ました。イマイチ感情が台詞にこもらない長谷川京子と比べ、さすが役者だな、と感じました・・・(3/13 放送)

【10】あのときお前があんなことさえ言わなきゃ、こんなことにならなかった・・・やっと就職した会社が倒産してしまった夜、明は一人居酒屋で飲んでいます。友だちに貸した金が返ってこないとこぼす会社の同期に「貸す方が悪い」「どんなに親しくてもお金の貸し借りはしないことにしている」「自分の身は自分で守れないと」と雄弁に語っていた隣の客が十年以上ぶりの衛であることに気づいて明はがんばったんですね。一部上場企業に就職して専務もお気に入りの衛が自分より惨めでいてくれないと「辻褄が合わない」と理不尽さに納得いかない明は“生きていく理由”を見つけます。なんとか警備員として衛と同じ会社に採用されてから努力を重ねてついに営業部に引き上げてもらいました。明の上に立って見返してやる、そのためにプレゼン当日に衛を襲わせ、代わりに自分が出した同様の企画を通すという計画が狂いに狂ってこうなったようです。それにしても感情移入のできないドラマでした。借金を返せないくらい貧乏だったはずなのに、そんな辛い過去が全く見えない幸せのほほん一家の長男・衛は育ちがいいんだか、馬鹿なんだか。愛子が「きゃあ!」と外を指さし悲鳴をあげても、一呼吸置いてゆっくり振り返ります。実父の焼身自殺の巻き添えで両親が亡くなり、亘が死ぬきっかけも作った憎い明にのこのこ一人で会いに行き、恨まないから衛を許してあげて、と恋人的発言する美沙の不思議ちゃんぶりにもイライラします。制服のまま職場放棄して衛をつけてきた(としか思えない)下柳クン、入ってくるのが遅いです。警察の到着を待っていたから遅れたのかもしれませんが、だったら警察に任せない。ってか、何で神奈川県警と大川刑事が一緒に踏み込み、何で川崎で警視庁の刑事が明に手錠を掛けるんだ?このドラマで評価できるのは佐々木蔵之介の演技くらいです。「ただお前に思い知らせてやりたかっただけなんだよ!」俺はもう終わりだ、という明に今からでもやり直せると衛は励まします。しかし「そのときは僕も手を貸すから」と上から見下ろす偽善者の一言に再びスイッチが入った明は頭から灯油だかガソリンだか雨水だかを被って衛や美沙と無理心中を図ろうとします。間一髪下柳が飛び込んできてライターを奪い、警官たちも駆けつけ、明は逮捕されました。ここまででまだ9時半、残り約20分でどんでん返しでもあるのかと思ったら、ただの後始末タイムでした。衛の母が留置されている明と面会して泣いて詫び、辛かった過去を思い出したか明も泣き出します。美沙は燃やしたお金の借用書を衛に渡し、心優しいヤクザさん(美沙と同じ施設出身で、彼女に好意を持っていたんですね)とも切れました。責任をとって辞めようとする専務を衛が思いとどまらせ、なぜだかわかりませんが高山は謹慎処分を食らいます。瞳は美沙に謝り、美沙の夢の中に亘が現れ、有紀は下柳とやり直すことになりました。強くなれたのは美沙のおかげ、出会えて良かった・・・お目出たい衛は「僕はいつまでも君の味方だから!」と叫び、美沙はそんな衛が好きなんだそうで、一応ハッピーエンドでしょうか。そして再びバリバリ働きだした衛が商談に向かう途中、目にしたのは路地で殴られ助けを乞うサラリーマンでした・・・オチで〜す@安田大サーカス。だから何で商談が夜なんだ!接待しなきゃ商談が成立しないような業界なんでしょうか・・・(3/20 放送)

役名は不明ですが、衛の元部下を【1,2,8】塩山みさこ&【1,2】松下好、亡くなった衛の父【1,9】を福本伸一、痴漢騒ぎで衛を取り押さえた乗客【1】を薬師寺順、痴漢騒ぎで取り押さえられた衛のカバンが顔に当たってケガをした会社員【1】を村松利史、数十億の契約を白紙にした商談相手の社長&部下【1】を曽我廼家文童&伊藤正之、衛の“前科”を知って契約を白紙にしたクライアント【2】をラサール石井、「JTS」本社受付嬢【2,6,8】を高橋しゅり、衛が配属された常駐警備課の上司【2,3,7】を菅原大吉、「潮浜総合病院」事務長【3】を沼崎悠、礼子の主治医【3,6】を中根徹、美沙が働いていたクラブのマネージャー【3,4】を若杉宏二、クラブホステス【3,4】を成田志織、亘が出ていたライブハウス「BLACK BIRD」マスター【4】をデビット伊東、事件の日に破れた背広の代わりを買った「EZ by Zegna」店員【4】を弘中麻紀、病室に内鍵を付けたいという衛の希望を許可しない「潮浜総合病院」看護師【5】を竹内晶子、「潮浜総合病院」看護師【5,7】を山岡由実、過労で倒れた美沙を診察した「潮浜総合病院」医師【7】を神崎智孝、藪本の面倒を見るよう指示した尾崎の兄貴分【7】を問田憲輔、「ひかりの家」園長【7,8】を岩本多代、美沙にぬいぐるみを直してくれるように頼んだ「ひかりの家」の少女【7,8】を野原可歩、明のマンションの管理人【8】を本多晋、明の母【9】を神野美紀、小学6年生だった明の担任【9】を小林隆、“シバタ電子の久保”に5千万円を渡しそうになった銀行の支店長&送金ミスを伝える銀行員【9】を鹿出俊之輔&税所伊久麿、明の事件を問題にした「JTS」役員【9】を須永慶&阿部六郎&浅沼晋平、カードが使用停止で明が宿泊を諦めたホテルのフロント係【9】を小村裕次郎、明が飲食費を踏み倒したホテルのフロント係【9】を森川数間、明に絡んだ少年たち【9】を宮田大三&上吉原陽、居酒屋に先に来ていた衛の会社の同期【10】を久米伸明&中谷竜、彼氏いないの?と美沙に訊く「ひかりの家」の少女【10】を塚越悠佳、路地で殴られるサラリーマン&殴る男【10】を長谷川朝晴&三上大和が演じています。

《キャスト》

安藤 衛(32) [警備保障会社「JTS (Japan Total Security)」法人営業部プロジェクト開発課長→常駐警備部常駐警備課・アポロ計画が終わった1972年に生まれる・「あらゆる危険を遠ざけ、あらゆる災いに備える」ことが幸福になるための唯一の秘訣] ・・・ 稲垣 吾郎
安藤 衛(5) [泥棒と遭遇]【1,9】 ・・・ 小室 優太
安藤 衛(12) [小学6年生・父親が死去]【1,9】 ・・・ 染谷 将太
相原 美沙(25) [謎の女・本名は香田美沙] ・・・ 長谷川 京子
香田 美沙(5) [「コーダベーカリー」店主の父と母、雅之と舞子を火災で亡くす]【7,9】 ・・・ 岩本 千波
香田 美沙 [小学生・児童養護施設「聖ローズ教会 ひかりの家」で育つ]【6,7】 ・・・ 神元 結莉
久保 明(32) [新「JTS」法人営業部プロジェクト開発課長・「安全高層都市プロジェクト」プロジェクトリーダー・警備員から営業職へ・衛の親友?・父は自殺、母も病死・衛に20年前の“お返し”] ・・・ 佐々木 蔵之介
久保 明(12) [小学6年生・衛の同級生・両親の離婚で松本姓から久保姓に変わる]【9】 ・・・ 古澤 龍之
松本 道男(40) [明の父・工場経営・親友だった衛の父の保証人になり借金を被る・会社は倒産し、離婚・東横信用金庫の襲撃に失敗して逃げ込んだ「コーダベーカリー」で焼身自殺]【9】 ・・・ 菊池 均也
高山 真治 [「JTS」法人営業部勤務・衛の元部下] ・・・ 井澤 健
島谷 有紀(24) [「JTS」勤務・衛の婚約者・幼い頃に母を亡くす] ・・・ 岡本 綾
島谷 隆太郎(58) [「JTS」専務(創業メンバー)・有紀の父] ・・・ 伊武 雅刀
中西 瞳(25) [宝石店勤務・美沙の中学時代の同級生]【2〜10】 ・・・ 吉岡 美穂
相原 亘(28) [ミュージシャン・美沙の元婚約者・かつて少年院に・傷害の疑いで逮捕されて執行猶予・デビューが白紙になり希望を無くして1年前に入水自殺]【1〜7,10】 ・・・ 柏原 収史
薮本 昌志 [衛を助けた亘を刺したチンピラ・刑務所から仮出所・富山県出身]【1〜9】 ・・・ 渡辺 卓
安藤 礼子(58) [衛の母・「潮浜総合病院」で手術を受け退院] ・・・ 吉行 和子
安藤 礼子(38) [かつて「安藤製作所」を経営していた夫を亡くす]【1,9】 ・・・ 下村 恵理
安藤 愛子(22) [衛の妹・フリーター] ・・・ 浅見 れいな
下柳 晃一(24) [「JTS」常駐警備部常駐警備課勤務・本社警備員・学生時代から有紀と交際・有紀の前カレ・美沙に接近] ・・・ 成宮 寛貴
尾崎 雄介 [借金の取立人・藪本の面倒を見る] ・・・ 大西 滝次郎
尾崎 雄介 [「ひかりの家」で育つ]【10】 ・・・ 島袋 義基
大川 [警視庁「城西警察署」刑事・衛を取り調べる] ・・・ 佐藤 二朗
若井 [警視庁「城西警察署・大川の部下」刑事]【3〜10】 ・・・ 奥田 達士


脚 本 橋本 裕志

音 楽 菅野 祐悟

演 出 土井 裕泰(1,2,6,10)・石井 康晴(3,4,8)・山室 大輔(5,9)・川嶋 龍太郎(7)

主題歌 「Night and Day」(Sister Q)

制 作 伊佐野 英樹・瀬戸口 克陽

TBSテレビ



          



○ 『不機嫌なジーン』 (フジ系・月 21:00 〜 21:54)


学者のタマゴ、M1の仁子の在籍する鵯越(ひよどりごえ)大学の研究所に客員教授として迎えられた南原は、ロンドンに留学していた頃の仁子の恋人だった。一年前に南原の浮気が原因で別れたが、南原は今も変わらず女好きだった・・・(全11話)

【01】録画に失敗しました。間違って日テレの「キスだけじゃイヤッ!」を録画していたことに一週間も気づきませんでした(涙)・・・(1/17 21:00〜22:09 放送)
“ジーン”は仁子(よしこ)が“ジンコ”と読めることから仁子についたあだ名であるとともに gene(=遺伝子)を意味しているそうです。

【02】かつて南原と仁子がつきあっていたことが研究室中に知られてしまいました。健一に恋をした仁子は、「後悔してないか?」といまだしつこくつきまとい、勝手に仁子の携帯メールを読み、“ちんこ”と小学生時代のあだ名で呼ぶ南原にうんざりします。それでも福岡で行われるシンポジウムで講演する教授の南原に付いていきます。講演の後、南原は仁子を長崎の諫早湾らしき干拓地に連れて行きました。かつてハゼなどが生息していた干潟は死んでいました・・・。観る前は気が重かったのですが、観てみたら楽しめました。個人的に、こういうテイストは好きです。基本的に竹内結子が苦手な私は、彼女の笑顔を見て可愛いとは思えないのですが、リタイアせずに観られそうです。テントウムシは常に上に向かって進む習性から、太陽に向かって行くようなので“天道”虫と呼ばれるようになったんだそうです。テントウムシのシーソー、どこかもの悲しいですが、必死さに感動です・・・(1/24 放送)

【03】3年ぶりに会った元妻の玲子から再婚の報告を受けた南原は、結婚生活が空虚だったと言われます。仁子にも別れたことに後悔はないと言われましたが、その仁子はコンドームを買おうとしてる南原に茶々を入れ、三重人格(?)の残り二人に責められるなど、実は未練が残っています。“珍しい動物を手に入れた”ときみたいに南原に可愛がられていた仁子、きっと二人はお似合いのカップルなのでしょう。少なくとも、虫の話に不快感を持つ健一とは合わないでしょう。虫の音を聞くイベントで、捕まえた鈴虫が欲しいとだだこねる子供に「オモチャじゃないんだよ」と逃がすよう話しかけて母親とトラブる仁子に健一は腹を立て、後味の悪いデートになりました。あとで「さっきは言い過ぎた」と仲直りしましたが、仁子にキスをする健一には嫉妬した南原から頭部へ小石の天誅が下されます。天才・神宮寺教授によると、男女の仲は永遠に一点では交わらないんだそうです。そのためにユークリッド(Euclid)の平行線公理(直線L上にない点Aを通りLと交わらない直線は1本だけ存在する)が自明ではないという前提のもとで19世紀初めにロバチェフスキー(N.I.Lobachevskii)とボーヤイ(J.Bolyai)が独立に発見した非ユークリッド幾何学を持ち出すのはどうなんでしょう。まったく関係ないと思うんですが。詳しくはないのでやたらシンプルな“平行角の公式” なるものが実在するかどうかはわかりません・・・(1/31 放送)

【04】南原の恩師で仁子も留学中に一度だけ合ったことがある早乙女教授が来日します。早乙女は仁子のことを覚えていて、南原にとって父親同然の彼が日本にいる間、仁子は南原と交際しているふりせざるを得なくなりました。クリスマスは健一と二人きりで過ごす予定だったのに健一の両親(健一パパは山口プロデュース&脚本大森つながりの『カバチタレ!』('01冬)で露出狂を演じていた中丸新将)が帰ってきてしまいます。そして健一には帰省すると嘘をついて大晦日は早乙女の別荘で開かれる年越しパーティーに参加することになりました。健一が部屋にお泊まりした朝「きょうじゅ」と寝言を言った仁子、手近な番組ADをつきあっても仁子との思い出話をしてしまう南原、健一にも仁子の代わりとなりそうな幼馴染みで虫が苦手そうなめぐみが現れたし、フクロモモンガも捕まえることができたし、チューリップ柄のバスタオルでくるまった二人はキスもして、最終話では目出度くくっつくんでしょう。ところで天才・神宮寺教授の夢判断でトラは忍耐や我慢、チューリップは激しい恋や禁じられた恋を意味するんだそうですが、調べてみたらトラとライオンは同じものを暗示しているようです。ちなみにクマは野性的、なんだそうで・・・(2/7 放送)

【05】キスが冬眠していた教授のハートに春一番を吹かせてしまった仁子は平常心を取り戻すため、元旦未明から山に登り、一心不乱に昆虫を採集、ご来光を仰ぎます。そんなある夜、停電になった研究室は大騒ぎになりました。寒さに弱い動物たちを守るため、仁子はデートに遅刻します。じつはその日は仁子の誕生日で、健一は花束とテントウムシのペンダントを用意してました。さんざん待たされた挙げ句、エボシカメレオンたちのためにすぐ研究室に戻るという仁子に、心に余裕のない健一クンは「俺とテントウムシ、どっちが大事?」などと究極の選択を迫ります。だからぁ「もっとフツウの女の子とつきあいたい」ならさっさと別れろよ、と思うんですが。なんとか研究室も落ち着いて、再び(なぜか)さっき待ち合わせた場所に仁子は向かいます。その近くで彼女は健一が花屋のめぐみと一緒にあるいている姿を見てしまいます。しかも電話で“男友達”と嘘をつかれます。誰もいない研究室に戻った仁子は母からの電話で涙が止まりません・・・。めぐみが健一に積極的ですね。「私の方が白石君に合っていると思う」。もうめぐみに走るしかないでしょ!?・・・(2/14 放送)

【06】南原の前に干拓工事反対派側の弁護士・手塚が現れます。そして干拓事業計画の初期段階で環境へのアセスメント(=影響評価)に参加していた南原の過去が明かされます。つまり南原たちのお墨付きがついて環境が破壊されたのですね。見えない絆の存在を信じたい仁子はアブラムシに食べられている植物が何らかの化学物質を分泌してテントウムシにSOSを発している、というテーマを考えますが“テントウムシをまるでヒーロー扱い”していると南原にこき下ろされました。たしかに『テントウムシが、来てくれる』というタイトルは・・・。それにしてもハダニの天敵・チリカブリダニを引きつける物質を分泌する植物がある、というのは本当でしょうか?自然の神秘を感じます。その仁子もテントウムシのペンダントのチェーンが切れ、ついに健一から別れを告げられます。そして今夜も山に登りますが足を滑らせ遭難(?)します。仁子を助けに来た南原王子の「洋服なんて、汚れるためにある」たしかに、ごもっともです。そういえば子供の頃に住んでいた家の庭でアリ地獄を見たこと思い出しました。懐かしい・・・(2/21 放送)

【07】腰痛がひどいときは(昔に戻って)四つ足で生活すると早く良くなる(って信じていいんですよね?いつか試してみますよ、大森さん)などと暮らしに役立つ情報を与えてくれて、厳しい冬を体験したサナギはより美しい蝶になる・・・「お前もちゃんと冬を越えろ」と失恋した仁子を励ました南原はヒヨ大を去り、ミネソタ大へ行くことになりました。研究室恒例、年度末のテニス大会の帰り、南原は仁子に「やり直そう」と告げますが、かつて“オスはたくさんのメスと交尾して、たくさん遺伝子を残す。その為にならどんなウソでも平気でつく”と教えた南原のことを仁子は信用しようとしません。でも南原が再び日本を出ることを知った仁子は動揺します。空港に行く前に二人は会いました。ロンドンでの出会い、そしていつの間にか仁子を愛していたこと、それに本当に気づいたのは別れてからだったと南原は正直に話します。仁子も初めて会ったときから南原が好きだったことを告白します。そして二人は別れます。で、次回から2年後の2005年に飛ぶようです・・・(2/28 放送)

【08】予定より早く日本に南原が帰国したことも知らず「アメリカ旅行ミネソタ1週間の旅」に応募するためせっせと仁子はペットボトルのシールを集めます。そんな仁子は事務長の山本に、琵琶湖の高級ホテルを一ヶ月提供するという某業界からの(ブラックバスなど)外来魚が生態系に影響を及ぼさないことを証明する依頼を断ります。「これは仕事なんだ・・・」(助手ならまだしも)いくら研究者の卵だとはいえ学生のD1に“仕事”を引き受ける義務はないと思うんですが、思い通りにならない仁子に山本はカチンときます。ある日、仁子は動物園での虫ハカセのアルバイトを引き受けます。しかし解説用マニュアルを忘れ(って、こういうのは事前に読むべきものなので影響はないはずですが)段取りがバタついた仁子の目の前に現れたのが南原でした。二人は公衆の面前で痴話喧嘩もどきを始めます。バイトの後も動物たちの前で“中学生並みにドキドキしてきた”南原から愛の告白を受けました。キスを拒む仁子に南原は5時間後に二人が最後に別れた場所で逢おうと提案します。「まるでドラマのワンシーンだ」と呟く教授に仁子は言いました。「子猫を救って事故に遭ったり、落ちてきた資材の下敷きになったりしないで、絶対にちゃんと来て・・・」それって(前者はわからないのですが、後者は)ドラマ仕立てのバラエティ『東京湾景』のことですね。研究室での鍋パーティー、森田芳光の『家族ゲーム』('83・松田優作、宮川一郎太ほか)の夕食シーンを思い出しました(なぜかテレビ放映の時は夕食がめちゃくちゃになる部分はカットされてましたね)・・・(3/7 放送)

【09】神宮寺の研究室にいた視力2.0の勝田は夜のキャンパスを“有明の海を殺した”南原と最近好きになった仁子が手をつないで歩いているのを発見します。そしてテントウムシの相手をする仁子の傍らで月9らしからぬ環境問題で二人の男が対峙します。動物行動学は人間と人間以外の生き物がいかに共存できるかを研究する学問だという仁子の考え方はきれい事であり、いかに他の動物を支配し利用して人間が生きやすいような状況を作るかを考える学問で、他人事のように、生き物はみな生きる代償に何かを壊し続けると主張する南原の主張を聴いていた勝田はフラスコを床に叩きつけました。災難が仁子に降りかかります。ある日、研究室に行くとテントウムシたちがいなくなり、段ボールに入った荷物は廊下にありました。仕事を断ったことに腹を立てた山本事務長の嫌がらせです。やることがなくなって南原の新しい研究室に遊びに行きました。その南原が若い頃、有明の干拓工事に関するアセスメントに参加していたことを知った仁子はショックを受けます。事実を認めた南原は、なぜ頻繁に長崎に訪れていたのかと訊ねる仁子に「たかが海の一つや二つ、潰したぐらいで感傷に浸ってる暇なんてあるか」と強気の発言をし、後悔はしていないと答えました。仁子は当時のことを調べ始めます。そして公表された資料と調査結果に真逆の結論が書かれていたことを知りました。データが改竄されて調査結果が公表されたわけですね。また仁子は山本に頭を下げ、研究をさせて欲しいと頼みます。いじわるな山本は森林における生物生産力の測定、つまり森の中に全部で何種類の生き物が何匹いて、どんな生活をしているのかを一人で調べるように命じます・・・(3/14 放送)

【10】干潟を失い何もかも失った勝田は何でも持っている南原に面会します。そしてどんくさい秘書がドタバタする中、南原から何かを奪いたい、と“俺の失われた海”である仁子を「くれ」と要求しました。そんなことなど知る由もない仁子は、辞めさせる口実にするために山本事務長が嫌がらせで与えた仕事のヒントを掴みます。それは木の実の食べかけの跡、獣道に残る足跡などから森に棲む動物たちの種類や生息数を推測する、というものでした。そして森に泊まり込み、PCのフリーズや南原のお風呂攻撃にもめげず、提出期限の翌朝に完成した論文「森林の生み育む力」を提出します。山本は〆切に間に合わなかったことを理由に読もうともしません。その翌日、PCに残っていた原稿を読んだ南原が山本を訪ねます。仁子の研究を高く評価、論文を利用した上に仁子を大学から追い出し潰そうとする山本に釘を刺しました。その仁子は農水省に抗議に行った勝田に同行します。干拓反対派と推進派が揉み合い、押された仁子は落ちて割れた花瓶の上に倒れ、出血してしまいます。血を見て興奮したのか、何者かによって調査報告書が真逆の結論に改竄されていたことを大臣に指摘しました。そして止まらない血を見て教授を呼びました。結局たいした怪我ではなかったものの、南原は病院に飛んできます。いつもの憎まれ口を叩きながら、仁子は「怖かった」という本音を漏らしました。そんな仁子を抱きしめた南原は彼女を守ってやると約束します。南原は仁子にプロポーズし、仁子はそれを承けました。第三話の仁子の三重人格には敵いませんが、今回は教授の人格が二つに分かれました。そんな南原の「人が消えたって地球は続く」という言葉には強く共感します。ヒトが地球上で特別の存在であるという考え方は傲りであり、ヒトは哺乳類の一種に過ぎないのです・・・(3/21 放送)

【11】農林水産省から正式に大学へ抗議があり、責任をとって仁子は7年間在籍したヒヨ大を退学します。“きらきらの小石”(=婚約指輪)を贈られ、嬉しくて楽しくて幸せなはずなのに、南原と一緒のシドニー行きを断り、吉田教授の紹介で国内にある民間の研究所に就職します。二人は今回も人格が分裂しますが、前とは違って不完全です(片方が人形)。当時、改竄の事実を知った南原は憤りを感じたものの、海を守るために国を敵に回そうとは考えませんでした。そこが仁子との違いです。女は強い、ということでしょうか。でも、浜口たちにはっきり答えました。今からでも、あの干潟を殺した堤防がなくなれば、それが何年かかるかはわからないものの、いつか海は元の姿に戻るだろうと。自然には元々そのような力があるのです。数ヶ月して南原は帰国したものの“御用学者”扱いされ、うるさいマスコミを避けるために再びシドニーに戻ることになりました。一緒にいたいけど、一緒には行けない・・・仁子は泣きました。きっとシドニーに行けば後悔するし、いつか南原から飛び立ちたくなるかもしれない・・・愛する二人は別れます。そして仁子は恋を捨てて研究者として生きる道を選びました。それが正しかったのかどうかは誰にもわかりません。2年後、仁子は偶然南原と再会します。そして学会で出かけたロンドンのタクシーの中で思い出の曲サラ・ヴォーンの「ラヴァーズ・コンチェルト」を耳にして涙します。これは後悔の涙なのでしょうか?それとも単なる感傷の涙なのでしょうか?山本事務長が急にいい人になったのは余計です。最後は「今日のおさらい」ではなく、今まで出てきたすべて(?)の動物たちが登場します・・・(3/28 放送)

この『不機嫌なジーン』を本クールの次点作品とします。 諫早湾の干拓事業を暗示した環境問題を絡め、人格が突然分裂したり、最後にわけのわからん「今日のおさらい」があったり、月9らしからぬ脚本に“ふつうの”ドラマ慣れした視聴者には拒否反応もあったようですが、私は楽しめました。そんなに順調に助手にはなれないんだよ(オーバードクター問題)とか研究室のメンバーが優秀すぎるのが気になりましたが、比較的リアルな理系の研究室だったと思います。ルイス・ブニュエルの『自由の幻想』('75 仏)のようにシュールにしたら視聴者は誰もついてこれなくなるから、精一杯の“実験”をしたところを高く評価します。他でも書いたようにナンバー2としてもよかった作品です。それを次点としたのは(時間が足りないのでしょうがないのですが)環境問題の描き方が中途半端で終わり、仁子の進む方向がわからなかった(現実の人生って、そんなものなんですけどね)ところの消化不良感にあります。干拓問題はちょっと大きすぎたのではないでしょうか。ドラマに感動はなかったのですが、おもちゃ箱をひっくり返したような感じがよかったです。

役名は不明ですが、日本動物協会係員を【1,4】朝永沙希&【1,4,7】水野智則、ラジオ「夏休みチビッ子電話相談室」の司会&ディレクター【2】を政井マヤ(フジテレビ)&村松保利、早智子から名刺をもらって早速「真岡歯科」に行ったウェイター【2】を田中仁浩、仁子の初恋の相手【2】を石田大樹、仁子を“ちんこ”と呼んだクラスメイト【2】を浦岡碧&海老名航一、他の「ベストジーニスト2002」受賞者【2】を広瀬真美(siss)&慶野有香(siss)&立澤麗、南原の「ベストジーニスト2002」受賞を報じるアナウンサー【2】を軽部真一(フジテレビ)、仁子が特売598円の頭痛薬「イタミトレーター」を買った「ツルハドラッグ」店員【3】を和泉由希子、ロンドンの市場のおじさん【3】をFRED ALLUM、「秋のふれあいイベント 聞いてみよう。秋の虫の音」会場で捕まえたスズムシを欲しがる子供【3】を今井悠貴、そのスズムシを買おうとする母親【3】を筒井真理子、我が儘な母子の要求に困る係員【3】を小沢日出晴、「あふたぬーん02」司会【4】を山田透&原田恵理子、「冬でもセクシー ファッションチェック X'mas 表参道編」コーナーの解説&レポーター【4】を植松晃士&佐藤景子、健一の両親【4】を中丸新将&松川三夏、早乙女の別荘で開かれた年越しパーティーの出席者【5】をManuel&Brigitte、フラッシュをたかず夜間に南原と携帯で写真を撮った女子高生【5】を望月みさ&堀有里、南原の担当看護師【5】を青木一、南原に寄ってきた小学生【6】を菅光輝、動物園で健一にぶつかったドロボー【6】を閔東旭、南原の夢の中に出てきた干潟の少年たち【1,6】を金井史更&小林達也、南原の研究室を訪れたミネソタ大関係者【7】をHans&海老原敬介&佐藤護、南原のウエストを測ったジムのインストラクター【7】を小田倉良子、結婚7周年を迎えた神宮寺の夫【8】を相島一之、事務長が仁子に紹介した「外来魚が日本の沼や湖の生態系に影響を及ぼさない事実の証明」依頼者の会社役員【8】を森富士夫&天現寺竜、仁子がアルバイトで虫ハカセになった「ふれあい動物館」の「小さな生き物との楽しい時間」に出席していた子供【8】を國武大志&市原尚弥&小倉惟、走り回る息子をつかまえる母親【8】を片山美穂、カマキリを放っておいて仁子と南原が始めた“痴話喧嘩”を楽しむ老人【8】を武川修造、気分がいい南原を乗せたタクシーの運転手【8】を大塚洋、マユタテアカネ(←トンボ)に似ている新しく来た学食のおじさん【9】を酒井敏也、南原に握手を求めた女子高生【10】を石井里弥、干拓工事反対派【10】を大城英司&峯のぼる、干拓工事推進派【10】を岡田正&市丸優、応対する農林水産省職員【10】を小豆畑雅一、勝田らが面会を要求した農林水産大臣【10】を勝部演之、十万組目のアニバーサリーケーキをサービスし仁子と南原の前で突然歌い出した「リバーカフェ」店員たち【11】を滝直希&布川宏美&上野の森混声合唱団、民間の「動物生態学センター」所長【11】を大杉漣、シドニーから帰国した南原をつけまわす雑誌記者【11】を大西武志、「動物生態学センター」主催の「自然ふれあい学習会」に参加した仁子に似た虫好きの少女【11】を飯原成美、少女をからかう少年たち【11】を米谷真一&高橋賢人、鳥の声が聞こえた少女【11】を金城成美、2007年12月に南原が連れていた女性【11】を眞野裕子が演じています。

《キャスト》

蒼井 仁子(23) [「鵯越大学 理学部 動物生態学研究所」M1・テントウムシを研究・山口県の田舎出身・“ジーン”・“ジンコ”・“ちんこ”・男子が苦手・エビ嫌い・“ただ健康なだけにみえる”(早乙女)・落ち込んだり迷ったりしたときは朝までじーっと虫を見る・ロールキャベツは直方体・いまだに protein(=プロテイン=蛋白質)を plotein と綴りを間違える・携帯電話を使いこなせない・“俺の理解者ナンバー1”(南原)・農水大臣への発言の責任をとって退学→「動物生態学センター」研究員・研究とか研究とか実験とか研究とか結婚とかをしたい・南原と婚約→破局] ・・・ 竹内 結子
蒼井 仁子 [小学生・“ちんこ”]【2,8,11】 ・・・ 飯原 成美
南原 孝史(35) [「鵯越大学 理学部 動物生態学研究所」客員教授→「ミネソタ大学」特別研究員→「国立環境科学研究所」研究員→シドニー・環境生物学者・「長崎環境大学」博士課程修了・元干拓事業計画の環境アセスメント調査委員会委員・「海と陸の環境を考える会」幹事・仁子の元恋人・クラフォード賞」受賞・「ベストジーニスト2002」受賞・手近な女に手を出す・ネギ嫌い・自分勝手でナルシストで自信過剰でいつもブツブツ文句を言い寂しがりやですぐ泣く・空き巣に入られる・メールは嫌い・インターネットの情報を信じない・基本的にフェミニスト] ・・・ 内野 聖陽
白石 健一(23) [「鵯越大学附属小学校」教諭・東京出身・蝶や蛾など粉っぽいのが苦手・“草食動物系の二枚目”(阿部)・仁子へのクリスマスプレゼントはスコップ・仁子と別れる・正式採用が決まって八王子の小学校へ]【1〜8,11】 ・・・ 黄川田 将也
三井 茂人(40) [「鵯越大学 理学部 動物生態学研究所」助教授・“デンデンムシ”] ・・・ 大鷹 明良
四谷 雄哉(40) [「鵯越大学 理学部 動物生態学研究所」助教授→「ニューヨーク大学バーチェス校」海洋生物学科・バンドウイルカの音声信号を研究・“イルカ”]【1〜8,11】 ・・・ 伊藤 正之
若狭 宗夫(28) [「鵯越大学 理学部 動物生態学研究所」助手・シカやサルなど哺乳類を研究・“シカ”・虫が苦手・美幸に交際を申し込む] ・・・ 平山 広行
阿部 啓太(25) [「鵯越大学 理学部 動物生態学研究所」院生→助手・イワナとハゼを研究・“ハゼ”・仁子に好意・彼女(隣の研究室)ができる] ・・・ 岡田 義徳
柳川 美幸(21) [「鵯越大学」理学部生物学科4回生・進学希望・南原に興味・“イモリ”・「ミスひよ大」・高校時代はテニス部・“僕の理想のバンビ”(若狭)・目標は仁子] ・・・ 山田 優
桜井 祐介(22) [「鵯越大学」理学部生物学科4回生・ナマズを研究・就職活動中→「武蔵自然の森動物園」に就職]【1〜7,9,11】 ・・・ ペ・ジョンミョン
佐々木 京太(22) [「鵯越大学」理学部生物学科4回生→院生・トラを研究・高校時代は生物部] ・・・ 小林 俊
林 進 [「鵯越大学」理学部生物学科4回生]【8,9】 ・・・ 鳥居 紀彦
吉田 佳(50) [「鵯越大学 理学部 動物生態学研究所」所長・教授・専門はトンボとチョウ・かつてテニスで国体出場・半年間ワルシャワへ]【1〜9,11】 ・・・ もたい まさこ
山本 光 [「鵯越大学」理学部生物学科?事務長・学生時代の専攻は生物学]【8〜11】 ・・・ 陣内 孝則
神宮寺 潤(36) [「鵯越大学」理学部数学科教授・南原の大学時代からの親友・夫や南原と同期・人妻・天才(蝶々結びを数式で表現できる)・夢判断ができる・生物学は嫌い・毎日2時間運動しないと体調が悪い・午前9時半起床・事件と他人に興味なし、興味あるのは夫と数字と夢の世界・30歳の時に火事で家が焼けたのが同棲中だった夫と結婚するきっかけ・子供を出産] ・・・ 小林 聡美
猿丸 「鵯越大学」理学部数学科助手・数学科なのになぜか白衣・素直で笑顔が可愛らしい女性が好み]【5,6,8,9】 ・・・ 小林 且弥
蒼井 由子 [仁子の母]【10,11】 ・・・ 藤村 志保
蒼井 信二 [仁子の弟・受験生→大学合格・無意味に明るい]【6,7,11】 ・・・ 加藤 康起
勝田 隼人(27) [元漁師・干拓工事反対派・神宮寺の高校の「ボードゲーム」部後輩・母の美子が死んで高校を中退・夫&南原に続いて神宮寺の3人目の男友達・言葉より先に手が出る・“危険なオス”(仁子)・視力は2.0・仁子に興味をもつ・猫アレルギー]【1,4,5,7〜11】 ・・・ オダギリ ジョー
米田 [干拓工事反対派]【9,10】 ・・・ 三井 善忠
手塚 純一郎 [「有明海の命を守る弁護団」弁護士・勝田の知り合い・“きれいな七三”(神宮寺)]【5〜9】 ・・・ 遠藤 憲一
ユキヤ [喫茶店で浮気を告白する男]【1】 ・・・ 武田 真治
アヤカ [ユキヤの彼女]【1】 ・・・ 釈 由美子
西川 直美 [健一の元恋人]【1】 ・・・ 山田 玲奈
川上 みどり [「鵯越大学附属小学校」教諭・健一が想いを寄せる]【1】 ・・・ 梅宮 万紗子
浜口 剛 [元漁師・干拓工事推進派・干拓工事に従事]【2,5,10,11】 ・・・ 田中 要次
広田 [干拓工事推進派]【10】 ・・・ 田窪 一世
真岡 早智子(26) [「マオカ歯科]院長・歯科医・仁子の唯一の友だち・男に上手に微笑む・5万円/日で出張サービス・受験で上京してきた信二の面倒を見る・思い出が風化するまで長くて2週間・結婚してNYへ]【1,2,4〜8】 ・・・ 井上 訓子
やよい [「マオカ歯科]受付]【2,4,5,7】 ・・・ 渡瀬 広子
カズコ [「マオカ歯科]受付]【2,5,7】 ・・・ 沙央理
飛田 伸夫 [「鵯越大学附属小学校」教諭・健一の先輩]【1,2,5】 ・・・ 赤池 洋
ロベット ロラン [伊「環境科学大学」教授・女癖が悪い]【2】 ・・・ Ailton Demarqu Alves
マイコ [背中にカナブンがとまって騒ぐ女子高生]【2】 ・・・ Lissa(推定少女)
アヤ [カナブンを触ることができない女子高生]【2】 ・・・ 小泉 絵美子
唐橋 [「カラハシ農園」経営・バッハなどの音楽を流して情操的に茄子を育てる・テントウムシがアブラムシは食べたが農薬散布をやめたら別の害虫が発生し仁子の研究への協力を打ち切る]【3,4】 ・・・ 村松 利史
北小路 玲子 [南原の元妻・元「ミス慶應」・妊娠8ヶ月・板前と再婚して夫の実家の農業を手伝う]【3】 ・・・ 高岡 早紀
早乙女 サンダース [元「長崎環境大学」教授・南原の恩師・海洋学の権威・妻も学者・半年前に妻を亡くす・健一パパと知り合い・元干拓事業計画の環境アセスメント調査委員会副委員長]【3〜5】 ・・・ 伊東 四朗
山田 虎之進 [文豪・「あふたぬーん02」コメンテーター]【4】 ・・・ 我修院 達也
櫻田 マリ [番組制作会社勤務・南原とつきあう]【4】 ・・・ 野沢 和香
岡元 めぐみ [花屋アルバイト・健一の幼馴染み]【4〜7】 ・・・ 片瀬 那奈
ナナエ [受付嬢・南原の入院仲間・南原のストーカー(結婚を迫る)]【5】 ・・・ 櫻井 淳子
リツコ [モデル・今度ドラマデビュー]【6,7】 ・・・ 吉瀬 美智子
ゆみ子 [客室乗務員・怒って南原の家から帰る]【7】 ・・・ 米山 えりか
滝山 啓三 [「長崎環境大学」名誉教授・元干拓事業計画の環境アセスメント調査委員会副委員長]【9】 ・・・ 藤木 孝
浅間 [南原の新しい秘書]【9,10】 ・・・ 岡森 諦
小林 光子 [南原の新しい秘書・グラマラス・どんくさい・一般常識欠如・遠い親戚にあたる大臣のコネ採用・南原ファン]【9,10】 ・・・ 尾形 沙耶香


脚 本 大森 美香

音 楽 YUI・小西 康陽

演 出 澤田 鎌作(1,2,5,8,11)・平井 秀樹(3,6)・川村 泰祐(4)・初山 恭洋(7,10)・白川 士(9)

主題歌 「feel my soul」(YUI)

企 画 山口 雅俊

制 作 山口 雅俊・鹿内 植

フジテレビ



          



○ 『救命病棟24時』 (フジ系・火 21:00 〜 21:54)



海外で医療活動を行っていた“ゴットハンド”進藤が一時帰国した。そして参加したシンポジウムの会場でかつて指導した楓と再会する。その直後、東京を直下型の地震が襲う・・・(全11話)

【01】99年冬クール、01年の夏クールに続く今回の第3シリーズでは“大規模災害時の救急医療”がテーマです。
パリに本部をもつ国際人道支援医師団(=MAHI・・・架空の団体?)に所属し、西アフリカ地域から戻ってきた進藤は、現地で亡くなった山室の遺品を手渡すために日本に一時帰国します。そして山室の妻も講演を行う災害医療シンポジウム「都市災害における救命救急のあり方」会場に出向いた進藤は、かつて指導した楓と再会します。楓が救命救急医として勤務する「東都中央病院高度救命救急センター」には喘息の小学生・省吾や自殺を繰り返す紗英、ホームレスのヤジ&キタ(≠弥次喜多)らがやってきます。2ヶ月前から恋人に、救命医(女で30過ぎの救命医は珍しいらしいです)を辞めて海外勤務についてくるよう言われていた楓はやっとプロポーズを受ける決心をしました。でも山室の妻の講演を聴き、進藤にも再会し、その決心がぐらつきます。でも、もう少し考えたいと電話したら恋人には「もう、いいよ」と冷たく言われてしまいました。子供じゃないんだし、とりあえず一人でシアトルに行けばいいじゃん?と私は思いますが・・・。楓も、外資系銀行を辞めてまで環境のいい場所に引っ越そうとする省吾の父の「もう決めましたから」という言葉を聞いて、自分決断力の無さに苦しみます。第一回は登場人物の紹介がメインです。白髪の多い医局長、冷めた日比谷せんせ、美少女・紗英に感情移入する研修医の河野とその家族(弟はダメ医大生)、コスプレ(?)看護師・葉月にちょっかいを出す同僚の佐倉、(“黒革”に続いて、またですか?)仲村演ずる代議士一家、入院もしてないのになぜか病院食を食べるホームレス・キタ(こう書くと“お笑い”みたい)などなど。そしてカラスが一斉に飛び立つ中、1月11日午後4時15分、東京を直下型の大地震が襲います。控えめにCGを使っていたため(阪神淡路大震災などを体験した方々にどう映ったかはわかりまえんが)わりとリアルに感じられました。個人的には初回は及第点が与えられると思います。松嶋菜々子の出産後復帰第一作として話題となったものの、松嶋メインで話が進んでいくことに“救命ファン”は抵抗感を示しているようです。なお、1/4放送の総集編スペシャルで進藤と山室、楓と加賀の関係が描かれていたらしいのですが真偽は定かではありません・・・(1/11 21:00〜22:04 放送)

【02】東京を震度6強の地震が襲い、倒壊した家屋から救い出した怪我人を近くの河野医院に運んだ進藤は自分が救命救急医であることを告げ、トリアージ(災害時などで多数の傷病者が発生した時、緊急性、ケガや病気の程度に応じて傷病者を選び、治療の優先順位を決めること)を始めます。町医者の場合、運ばれてくる怪我人たちは顔見知りも多く、選ぶことなど人としてできないでしょうね。でも一人でも多くを助けるためにはやむを得ないし、「今はみんなが被災者」なのだから動ける者は動けない者を助けにいくのが正しい判断なのかもしれません。思ってもみなかったことですが、日比谷や葉月のように自分の家族も心配だから、と帰ってしまう医者や看護師も現実に現れると思います。選ばれた職業なのではなく、彼らにとっては選択肢の中から選んだ仕事であり、自己犠牲の精神などもっていない医者がいても不思議ではありません。怖いことであるし、残念なことでもありますが。恋人と連絡の取れない楓は彼の元に飛んでいきたい気持ちを抑えきれずにいます。でも、河野医院から送られてきた患者を開腹したとき、止血の応急処置が進藤によるものであることに気づいた楓は病院に残る決心をしました。テーマから外れるので寺泉に語らせただけの“帰宅難民”も大きな問題です。望の父親が掛けていた“災害伝言ダイヤル”、私は使い方を知りません。妻を背負った寺泉が代議士の身分をちらつかせて割り込んだものの相手にされず、病院の前で進藤の非難を始めました。やはり政治家というのは悪役にしか描かれないんでしょうね・・・(1/18 放送)

【03】大地震から一夜明け、ついに河野医院の薬や糸が尽き治療が続けられなくなりました。そんなとき和也が見つけ出した母親を背負って帰ってきます。一見ただの骨折のようですが、進藤はクラッシュ症候群(筋肉が長時間圧迫され続けると細胞が壊れ、細胞内のカリウムが大量に血液に流れ込んで全身にまわり、放っておくと心停止の可能性がある。人工透析が必要)の可能性を示唆、病院に残る河野の代わりに他の大きな病院に向かいます。それが東都中央病院でした。実は寺泉の妻・香織にもクラッシュ症候群の兆候が現れました。娘も無事に保護され、安心して臨時内閣の組閣が行われる首相官邸に行った寺泉は病院からの電話に驚きます。寺泉を信じ、屋上のヘリポートに向かおうとする進藤たちに香織は言いました。「ヘリは来ません・・・」自分と結婚したかったのではなく、ただ自分の父の地盤が欲しかっただけ。そう絶望する香織の予想に反し、防衛庁に断られ、馴染みの記者にも断られた寺泉は、妻を助けるために自腹でヘリを飛ばします。屋上で河野の妻と香織が乗ったヘリコプターは静岡の病院へ飛んでいきました。ただ圧倒され、1時間が短く感じられます。深刻にならないように弥次喜多コンビや佐倉@看護師が軽い笑いを提供しています・・・(1/25 放送)

【04】逃げ出した葉月は病院に戻ってきたものの、佐倉以外は誰も差入れの煎餅に手をつけません。そりゃそうでしょう。日比谷も帰ってきましたが、周囲の冷たい視線を気にしません。疲労がたまりミスをするようになり皆ピリピリしています。乱れ始めたチームワークが加速化しそうになったのを止めたのは遠藤の喝でした。「冷静になれ」「患者の顔を見ろ」望の父親は娘を捜しに博多を発ち、その望は看護師であった過去を隠し続けてきたものの発作が起こりそうな省吾に思わず医療行為を行います。医師の間違った指示通りに薬を投与して患者を死なせた過去があり、望の行為を見ていた遠藤に頼まれても協力を拒みます。でも疲労で限界のナースたちの姿を見て、ついに彼女は自分の身分を明かします。また寺泉が娘の千尋たちのためにこっそり官邸から持ち出した(これは窃盗罪にあたるのでは?)焼鳥やおでんの缶詰を優しい千尋は弥次喜多ら、みんなに分けてあげました。この世が千尋ちゃんでいっぱいなら、戦争など起こらないんでしょうけれど。娘に“人の道”を教えられて恥ずかしい思いをしたはずの寺泉先生はめげません。今度は病院にまったく届かない救援物資を取りに行って点数稼ぎをしようと考えます。しかし名前を売り込もうにも避難所に残っている被災者はわずかで、しかも救援物資は届いていません。悲惨な状況は続いていますが、働きが認められて、みんなが葉月の煎餅を食べてくれました。運ばれた病院から抜け出した裕樹も途中で倒れたところを助けられて東都中央病院に(偶然なのか)運ばれてきました。悪いこともあればいいこともある、ということでしょうか・・・(2/1 放送)

【05】全国からボランティアが集まります。相変わらず自己PRが思うようにできず、レンジで2分のレトルトご飯をそのまま食べさせようとする無知さ加減が哀れにさえ思える寺泉先生が秘書と二人で駆け回る今回は“和解”3本立てでした。もし娘が無事だったら、美味いものを食べさせてやろうと食材満載の車で博多から東京にやってきた望の父・武彦は娘を捜すうちに河野たちがいる避難所までやってきます。その河野が脱水症状を起こし倒れてしまい、運んだ先の東都中央病院に望を発見します。連絡をよこさない娘を武彦は思わずひっぱたきました。医療ミスを犯したのに「お前は悪くない」という父親に反発し2年も口をきいていない望でしたが、初めて災害伝言ダイヤルに登録されていた切ないくらいに親の情が伝わる武彦の声を聞き、病院の外で被災者や病院関係者に炊き出しをしておじやを振る舞う武彦の姿を見て、望は心を開きます。二人目は河野家です。病院のベッドを占有しないため、長男の純介は母親と同じ静岡の病院に転院させようとします。あくまで地元で被災者を助けたいという父親に、年寄りの町医者に何ができる、と純介は冷たく言い放ち、父子の間の溝が深まります。次男の和也も今でこそ弥次喜多たちのリーダーとしてボランティア活動をしていますが、父親とは1年くらい話をしていません。でも医者としての純介の言葉は聞かないけれど、家族としての和也や純介の声は届きました。避難所は息子たちに任せ、博多に帰る武彦の車に乗って河野は静岡に向かいました。最後は楓と裕樹です。意識を取り戻した裕樹に、退院したらシアトルについていくと楓は約束します。しかし初めて医師として働く楓を見て、その生き生きとした姿を見て、救命医をやめさせようという考えが変わってきます。ギクシャクしていた二人の関係が良い方向に進み始めたはずでした・・・(2/8 放送)

【06】7日目になり全館電気が復旧します。しかし裕樹の容態が急変し、一番最後まで故障していた機器が使えなくて手術ができず、亡くなってしまいます。進藤たちは、ただ自分たちの無力を認め、死を受け入れるしかありませんでした。霊安室が一杯のため会議室に安置された裕樹の遺体の前で呆然としていた楓が気丈にも現場に復帰します。楓は裕樹の両親の希望通り、荼毘に付さないで遺体を故郷・岡山まで運ぼうと民間の救急車をレンタルしようとして断られます。偶然(どういう経緯かわからないのですが)広島市消防局の救急車が患者を運んできます。進藤は、今日、広島に帰るというその救急車に裕樹の亡骸を運んでもらうことを頼みました。他にも亡くなっている人がいるのに、なぜ裕樹の遺体だけ?と思った人は少なくなかったと思います。それに民間じゃない救急車が勝手なことしていいの?病院のみんなの涙で誤魔化されそうになりますが、美談ではなく我が儘では?霊柩車のようにクラクションを長く鳴らした救急車が裕樹と楓を乗せて出て行くとき、浪花節だよな、と感じました。我が儘といえば、ボランティアリーダーの和也君、女の子と一緒がいいと水汲みからトイレ掃除に変えてもらったのに今度は臭いから嫌だと抜かす小僧を殴ってしまいます。脚本を書くとき、阪神淡路の震災などを取材しているはずです。ファッションでボランティアをやりにきた輩が現実に少なくないんでしょうね。こんな和也に一匹狼の日比谷が声をかけます。将来、医者になるのかと訊かれ、こんなのが医者になったらまずいでしょ、と自嘲する和也を日比谷は認めます。「こんなのが医者になったっていいんじゃないか」また、裏主役の寺泉せんせの頑張りの甲斐あって避難所に物資が届くようになり、被災者たちが戻ってきます。そりゃストレスたまるし、テレビが取材に来ているとき、どう見ても票数稼ぎが狙いの寺泉に被災者たちから不満が爆発します。カメラを止めさせ、黙って聞いていた寺泉せんせも限界です。「黙れ、お前ら!」と一喝した寺泉は地震に対する備えを何もしてこなかったくせに文句ばかりいう連中に「俺ばかり頼るな!」と本音をぶちまけます。じつはテレビカメラが動いていて、秘書は避難所の暴言がテレビに流される、と焦ります。でも放送はされませんでした。パフォーマンスであれ、実際に泥にまみれている唯一の国会議員・寺泉はマスコミに評価されていました。理由はどうであれ、とにかく動け、ということですね・・・(2/15 放送)

【07】震災から8日目を迎え、裕樹の遺体は岡山に着きました。葬儀直後に倒れた楓は寝てもすぐに目を覚ましてしまい、深い眠りにつくことができません。裕樹から離れられず、誰にも会いたくないという楓は何もする気がおきないと電話で進藤に相談します。進藤は妻を失った頃の自分を救ってくれたのは時間ではない、と語りました。閉じこもっていないで外に出なさい、というアドバイスに従い砂浜を散歩した楓の指は痩せ、緩くなった婚約指輪をどこかに落としてパニックに陥ります。そこに通りかかって一緒に探してくれたのが、倒れた自分を診てくれた、往診途中の老医師であることに気づいたのは指輪を見つけたときでした。裕樹の指輪はあなたから離れない・・・そんな老医師の言葉で楓は吹っ切ります。足を骨折して東都中央病院に運び込まれた勝は脱サラして蕎麦屋を開きました。勝に店も家も全壊したことを打ち明けることができない静子はいつの間にか胃潰瘍を患います。それは店のことではなく、店を失ったことを知って、強かった夫まで潰れてしまうことを恐れたからでした。そんな妻の思いを知り、佐倉や日比谷の“不幸自慢”まで聞かされた勝は屋台からやり直す覚悟を決めます。そして二人が退院の日、裕樹からもらった指輪をネックレスにして首から下げた楓が東都中央病院に帰ってきます・・・(2/22 放送)

【08】地震から25日、死者は1万人を超え、どことなくスタッフの間には無力感が漂っていました。だから心停止で運ばれた身元不明の老婆のことも日比谷らは早々に見切りを付けました。でも遠藤は諦めず、老婆の蘇生に成功します。カルテの記入漏れも目立ち、遠藤は被災を言い訳にするスタッフに怒りを露わにしますが、外様の意見は反感を買うだけでした。そして事件が起こります。夜になって大腿骨頸部骨折患者が腰の痛みを訴えたものの仮眠中の楓を起こさず、看護師たちの勝手な判断で座薬を処方、患者の腹部大動脈瘤が破裂します。進藤の神の手で一命は取り留めますが、初めて黒木たちは気が緩み、どこか自分に甘くなっていたことを反省します。楓たちの努力の甲斐もあり、鉢植えを手がかりに老婆の身元がわかります。キヌエは避難所を回り、自分で育てた鉢植えを毎日配って歩いていたのです。この花で何人もの被災者が勇気づけられていました。矢島はテレビで夫らしき姿を見た妻が迎えに来て、鹿児島に帰る決心をします。「生き残った人間には、全力を尽くして生きていく責任がある。そうしなきゃ、亡くなった人に申し訳ない・・・」この進藤の言葉に動かされて北村も捨てた故郷に帰ることになりました。キヌエも意識を取り戻します。「国際人道支援医師団」からアフリカに戻ってもらいたいという要請を断り、遠藤は東都中央病院にもう少し残ることを決めました・・・(3/1 放送)

【09】今回は考えさせられました。40日目、転落事故で運ばれてた消防官の平野は寝ている時にうなされます。(おそらく事実なんだと思いますが)阪神淡路大震災時に消火と人命救助の両方をこなそうとして延焼を拡大させた反省から作られた「震災消防活動マニュアル」によって、ポンプ隊は消火活動に専念することが義務づけられました。火を消すことを優先し、近くで助けを求める人々に力を貸すこともできず、夢の中には助けることのできなかった人々が現れます。そして平野は寝言で「すみません」「許してください」を繰り返します。このような消防官は平野だけではありませんでした。それを聞いた皆は衝撃を受け、純介もおかしくなりました。彼も、助けられなかった人たちのことばかりを思い出し、脱力感に襲われます。投薬ミスまで起こしそうになった純介を心配した楓らは彼の一時帰宅を決めました。震災の顔となった寺泉は毎回被害情報を発表するだけの定例記者会見の場で消防隊が人命救助をしなかったことを指摘されました。この世にウルトラマンなどいないんだと娘に言った寺泉ですが、彼はウルトラマンになりました。やめさせようとする官僚を制止、追求しようとする記者たちの前で寺泉は語り始めます。マニュアルが生まれた経緯、震災時の状況と消防官たちの努力、そして現場の苦悩と平野らが抱えた後遺症・・・進藤は平野にも聞こえるようにラジオ中継のボリュームを上げました。自分は消防官を責めることができないと訴える寺泉の声は平野たちに届きました。こういう政治家が増えれば世の中はきっと良くなるはずなんですけど、やはりドラマの中にしかいないのでしょうか・・・(3/8 放送)

【10】二人乗りのバイクが転倒して運び込まれたのはディスカウントチェーン城丸屋の社長とその息子でした。入院しても商売のことが頭から離れず、松葉杖の息子を仕入れに行かせる姿に城丸は金儲けしか考えていないと千秋たちは囁きます。しかしそれは誤解でした。どこよりも安く売るから城丸屋。一本二千円でペットボトルの水を売りつける悪徳業者を排除するため、札束で横っ面を引っぱたいてでも水とトイレットペーパーをかき集めるよう不慣れな息子の尻を叩いたのです。実は社長は末期癌で、一ヶ月ももたない命でした。何百万もした高級家具に転倒防止の金具など付けられないと放置した結果、震災で妻は食器棚の下敷きになって死にました。社長は息子のことが心配で死ぬわけにはいきません。しかし息子は頑張りました。大阪で仕入れルートを確保、全店を開き、客から「ありがとう」と言われました。もう社員三百人を抱える城丸屋の新社長として恥ずかしくない息子に満足し、「負けるな」という言葉をかけ、社長は笑みを残して妻の元に旅立ちます。末期癌患者の近くに子供たちのベッドがあることに寺泉は抗議しますが、この震災を通じ、子供たちはいろいろなことを学んだのです。そして人の死も受け入れることができるようになりました。官僚によって記者会見からも外され「あそこに俺の仕事はない」と病院にとどまる寺泉に官邸に戻るよう言ったのは進藤でした。「子供たちの未来を考えるのが、あなたの仕事でしょう」自宅で抜け殻になっていた純介も、夕べ灯りがついていたから、とやってきた古くからの患者に聞いて、もともと大学病院にいた父が助教授のイスを蹴って町医者になったことを初めて知りました。父も医局長も日比谷もみんな凄い人たちなんだ、まだ研修医の自分がダメで当たり前なんだ、やっと肩の力が抜けました。3月になって学生バイトは自分たちの都合で帰って行き、人手が足りなくなってしまいます。やがて目配りも疎かになり、食べやすいようにと外装を外して病院スタッフに出されたのが一週間前のコンビニおにぎりだったことに気づきません。そして東都中央病院内で集団食中毒が発生し、純介も呼び戻されました・・・。こればかりは脚本で確認するしかないのですが、フジテレビ系のサイトではいずれも近江谷太朗演じる官僚の名前を第9話では三上健一、第10話では三上健一郎としています。まぁ、ウェブを作っている人にとって劇中で呼ばれない端役の名前なんてどうでもいいんでしょうね。このドラマは前回、エンドロールでも記者役を演じた針谷理繪子を針ヶ谷理繪子と表示していました。配役名はまだしも、芸名を間違えるのは失礼ではないでしょうか・・・(3/15 放送)

【11】食中毒で医師と看護師の2/3が倒れ、東都中央病院はパニックになります。そこに全身熱傷の少年の受け入れ依頼があって黒木が断ろうとしたところ純介が戻ってきました。黒木は寺泉に医師と看護師の応援を依頼しますが5日はかかると言われます。それまで第3次救命救急として24時間の患者受け入れを維持するため、全スタッフが毎日22時間労働を強いられました。睡眠時間も含めて2時間しか休めない過酷な労働条件の下で日に日に衰弱するスタッフを見て食中毒の原因を作ったボランティアのリーダー和也は責任を感じます。しかし医大生の身分で医療行為を手伝うわけにはいきません。5日を過ぎても応援スタッフが見つからず、寺泉は官僚の三上を問いつめます。そこで初めて震災による経済的損失が国家予算の1.5倍にのぼり、もはや経済援助をされる立場になった日本は存亡の危機にさらされていることを知り愕然としました。なのに閣僚たちには危機感がありません。いつまでたっても応援がなく、疲労の限界に達してカリカリするスタッフの姿を見た進藤は神戸から2枚の写真を取り寄せます。それは同じアングルから撮った震災直後とその十年後の神戸の姿でした。町は必ず復興する・・・。絶望感の漂っていた救命病棟のスタッフたちは、この写真に勇気づけられました。移植用の皮膚も尽きて絶望的だった少年の生命力を楓は信じ、根気強く治療にあたった結果、少年の熱は下がり意識が戻ります。また寺泉は応援スタッフを手配することができました。初めて娘に「大好き」と言われて喜ぶ寺泉は議員を辞めないことを黒木に約束します。そして2年後、神戸の写真や省吾たちの描いた似顔絵が壁に飾られている東都中央病院に研修医として和也が帰ってきました。すでに進藤は世界のどこか必要とされた地に旅立っていました・・・(3/22 21:00〜22:09 放送)

この『救命病棟24時』を本クールの次点作品とします。 語弊を承知の上で、私の中では『救命病棟24時』と『87% 〜私の5年生存率』は“ハウツーもの”として同じカテゴリーに入るドラマでした。ドラマとしての完成度はこちらの方が高かったような気がします。しかしこちらはすでに第3シリーズであることを考慮し(進藤という主役のキャラクターが確立している分、他のドラマより有利)次点にします。いろいろと考えさせられました。進藤の“神の手”を見たいという旧作のファンには不評だったようですが、私はこのドラマを高く評価します。実は『優しい時間』以外の順位をつけづらく、完全な“新作”であればナンバー2としてもよかった作品でした。

役名は不明ですが、香川の実家が旅館を営んでいる省吾の母【1】を橘ゆかり、紗英の母【1,4】をわかまどか、望の母【2〜5】を筒井真理子、望の両親が営む中華料理屋の常連客【2〜4】を藏内秀樹、東都中央病院トリアージセンター看護師【2,3】を森田亜紀、博多で三人が見入った「東京都で震度6強」のニュースを伝えるアナウンサー【2】を土井里美、ブロック塀の下敷きになったカヨの夫【2】を十貫寺梅軒、進藤に殴りかかろうとした男【2,3】を剛州、地震の状況を伝える巨大街頭モニターを見上げる大阪の人々【3】を津島瑞穂&大塚達矢、病院前でずっと待っていた老人【3,10】を西村淳二、首相官邸にいるレポーター【3】を高田恵夢、堀内の議員秘書【3】を高杉航大、寺泉からの自衛隊のヘリ派遣要請を断った防衛庁幹部【3】を藤田宗久、寺泉からの取材ヘリ派遣要求を断った中央新聞記者【3】を鈴木修平、記者【3】を村松保利、交差点で倒れた裕樹を「東都中央病院」まで運んだ男【4】をむかい誠一、配給は自分で取りに来てくれと寺泉に言った区役所職員【5】を浦崎宏、区役所へ「茨城無農薬ファーム」から救援物資を運んできた男たち【5】を小杉幸彦&宮田大三、寺泉に声を掛けた「関西中央放送」レポーター&カメラマン【5,6】を奥貫薫&貴志、被災地に来たボランティア【5】を上原あい&吉川けんじ、武彦が捜していた娘の望が無事だったと知って喜び寺泉を弁護する被災者【5,6】を花原照子、最初に不満を爆発させた避難所の被災者【6】を岩田丸、総理大臣でもないのにと寺泉に怒りをぶつける被災者【6】を兎本有紀、ここをどうにかしてくれと迫る被災者【6】を樫村勲、早く赤ん坊に温かいミルクを飲ませたいと訴える母親【6】をいとう美羽、東都中央病院に患者を運んだ広島市消防局の救急隊員【6,7】を土井よしお&宝創男弦錦、裕樹の葬儀に集まった親族【7】を松澤重雄&弘中麻紀&戸村美智子&高村尚枝&石井揮之&安藤美和子&伊藤幸純、「首都機能完全マヒ!東京大震災」キャスター【7】を阿部渡、砂浜で楓の指輪を一緒に探した岡山の医者【7】を米倉斉加年、矢島の妻【8】を篠崎はるく、「東京東部地震緊急対策本部」被害調査委員会委員【8】を中務一友&菅野達也、花屋を営むキヌエの息子&孫【8】を芹澤名人&桜川博子、キヌエのことを知って病院に駆けつけた被災者【8】を荒井眞理子&福井晋、小町の母【8】をよかた汐、ボランティア【9】を麻生真衣&小泉充裕、被害調査委員会の記者会見に出席した記者【9】を針谷理繪子、妻が埋まっていると消火活動中の平野たちに助けを求める被災者【9】を河合良輔、シホと一緒に帰って行った学生ボランティア【10】を稲本弥生、最後に残ったボランティア【10】をきゅうたろう&高崎佳代、役に立たない政治家たち【11】を山田百貴&茂木和範&下村彰宏、神戸からの写真を届けた郵便配達員【11】を西村雅彦が演じています。

《キャスト》

進藤 一生(38) [「東都中央病院高度救命救急センター」救命救急医・「港北大学付属病院救命救急センター」1年前に退職し「国際人道支援医師団」に参加・かつて楓の指導医・加賀からのプロポーズを受ける] ・・・ 江口 洋介
小島 楓(30) [「東都中央病院高度救命救急センター」救命救急医・河野の指導医] ・・・ 松嶋 菜々子
黒木 春正(40) [「東都中央病院高度救命救急センター」医局長・八王子在住・娘はナツミ] ・・・ 香川 照之
日比谷 学(35) [「東都中央病院高度救命救急センター」救命救急医・蕎麦嫌い・カレーも嫌い・マンション全壊]【1,2,4〜】 ・・・ 小市 慢太郎
河野 純介(26) [「東都中央病院高度救命救急センター」研修医・河野家の長男・“張り切りボーイ”(日比谷)] ・・・ 川岡 大次郎
須藤 昌代(50) [「東都中央病院高度救命救急センター」看護師長・独身] ・・・ 鷲尾 真知子
伊坂 千秋(30) [「東都中央病院高度救命救急センター」看護師・楓の親友] ・・・ 田村 たがめ
佐倉 亮太(28) [「東都中央病院高度救命救急センター」看護師・葉月が好き・元北海道代表の甲子園球児(補欠)・アパートが焼けて甲子園の思い出の品を失う] ・・・ 大泉 洋
大友 葉月(23) [「東都中央病院高度救命救急センター」看護師・母も看護師・実家は煎餅屋] ・・・ MEGUMI
タチバナ [「東都中央病院高度救命救急センター」看護師] ・・・ 尾野 真千子
加賀 裕樹(33) [「開誠商事」勤務・楓の恋人・実家は岡山・シアトル本社へ転勤・「アズマ記念病院」→「東都中央病院」・死去]【1〜7】 ・・・ 石黒 賢
加賀 利明 [裕樹の父・岡山在住]【6,7】 ・・・ 高松 英郎
磯部 望(25) [「聖陽小学校」保健教諭・元看護師・投与する薬の量を間違えて患者の女子中学生を死なせる] ・・・ 京野 ことみ
磯部 武彦 [望の父・博多で中華料理屋を営む]【2〜5】 ・・・ 渡辺 哲
河野 定雄(58) [「河野医院」院長・純介の父・元大学病院医師]【1〜5】 ・・・ 平田 満
河野 敬子 [定雄の妻]【1,3】 ・・・ 山口 美也子
河野 和也(21) [医学部学生・河野家の次男・黒木がカッコ良くみえる・ボランティアリーダー] ・・・ 小栗 旬
河原崎 美江子(45) [「河野医院」看護師・頭金400万円の20年ローンで築25年のマンションを購入]【1〜5】 ・・・ 深浦 加奈子
寺泉 隼人(40) [衆議院議員(2期目)・元厚生省官僚・娘の千尋を溺愛・義父の地盤を引き継ぐ・子供の頃はウルトラマンになりたかった] ・・・ 仲村 トオル
寺泉 香織 [寺泉の妻・旧姓ヤマムラ・父は千葉県選出の議員]【1〜3】 ・・・ 渡辺 典子
寺泉 千尋 [「聖陽小学校」児童・寺泉の娘] ・・・ 福田 麻由子
青木 杜夫 [寺泉議員秘書] ・・・ 小須田 康人
堀内 [国会議員・寺泉のボス・臨時内閣の総務大臣代理]【1,3,7,8,11】 ・・・ 戸沢 佑介
山室 剛 [医師・「国際人道支援医師団」に参加・西アフリカで熱病にかかり死亡]【1】 ・・・ 塩見 三省
山室 澄子 [「関東工科大学」助教授・剛の妻]【1】 ・・・ 黒田 福美
木村 省吾(9) [小学生・喘息の患者] ・・・ 広田 亮平
木村 健一 [省吾の父・外資系銀行勤務・ケガをして妻と共に「埼玉第二病院」に入院]【1】 ・・・ 五森 大輔
小久保 紗英(18) [自殺未遂の患者・退院して福島へ]【1〜4】 ・・・ 井上 真央
矢島 太郎 [ホームレス・鹿児島出身・従業員10名の「矢島建設」元社長・5年前に会社が倒産して妻と高校生の娘を捨てる・酔って階段から落ちる]【1〜6,8】 ・・・ おかやま はじめ
北村 一夫 [ホームレス・青森出身・7年前にリストラされて故郷を捨てる・矢島のつきそい]【1〜6,8】 ・・・ 徳井 優
瀬川 ユウジ [中学生・倒壊した家屋の下敷きになっているところを進藤に助けられる]【1】 ・・・ 森 聖矢
瀬川 祐一 [高校生・弟のユウジを進藤と助け出す]【1】 ・・・ 上條 誠
平木 和佳 [「アズマ記念病院」看護師・楓に運ばれた裕樹が出て行ったことを告げる]【4】 ・・・ 横山 三菜子
フジオカ シホ [市民ボランティア・富山からヒッチハイクで東京へ]【6,10】 ・・・ 金子 久美
タニガキ マサト [市民ボランティア・わがまま・和也に殴られる]【6】 ・・・ 滝 直希
小木 勝 [蕎麦屋主人・脱サラ・家と店は全壊・足を骨折]【7】 ・・・ 山田 辰夫
小木 静子 [勝の妻・胃潰瘍で倒れる]【7】 ・・・ 円城寺 あや
大平 [「東京東部地震緊急対策本部」被害調査委員会委員・“プラス思考”]【8】 ・・・ 青沼 神対馬
エバタ キヌエ [心停止状態で身元不明者として運び込まれた老女・避難所に花の鉢植を配って歩く]【8】 ・・・ 志賀 眞津子
米田 小町 [被災者・キヌエの花で元気になる]【8】 ・・・ 望月 瑛蘭
川口 勲 [大腿骨頸部骨折患者・腹部大動脈瘤が破裂]【8】 ・・・ 市川 兵衛
平野 斉 [東京消防庁消防ポンプ隊・瓦礫に転落して東都中央病院に運ばれる・学生時代に体操部・睡眠時にうなされる]【9】 ・・・ 山下 徹大
平野 聡子 [平野の妻]【9】 ・・・ 小林 愛
滝浦 一平 [東京消防庁消防ポンプ隊・平野の先輩・瓦礫に転落して東都中央病院に運ばれる]【9】 ・・・ 三宅 弘城
三上 健一郎 [官僚・記者団の質問には答えないように寺泉に口止め]【9〜11】 ・・・ 近江谷 太朗
オオムラ [記者・消防が人命救助をしなかったことについて寺泉を追求]【9】 ・・・ 飯田 基祐
ヒガシヤ [コンビニ経営・襲撃した少年たちに殴られる・純介が治療]【9】 ・・・ 関根 大学
城丸 克男(56) [ディスカウントチェーン「城丸屋」社長・バイクで転倒し運ばれる・子供の頃ぜんそく・震災時に家具の下敷きになり妻は死亡・末期癌で死亡]【10】 ・・・ 綿引 勝彦
城丸 克英(28) [克男の息子・バイクで転倒し投げ出され運ばれる]【10】 ・・・ 伊崎 充則
高槻 信(8) [仮設シャワー用のボイラーの蒸気を全身に浴びて全身熱傷(80%)]【11】 ・・・ 宮川 宏介
高槻 守 [信の父]【11】 ・・・ 嶋尾 康史
高槻 今日子 [信の母]【11】 ・・・ 岩橋 道子
立松 幸夫 [郵便配達員・左肺を切除]【11】 ・・・ 菊池 均也
神谷 繁子 [被災者・愛知からの現金書留を立松から受け取る]【11】 ・・・ 森 康子
小宮山 裕一 [仙台から出てきた作業員・復旧工事中に重機の下敷きになったセトの仲間]【11】 ・・・ 相島 一之


企 画 和田 行

脚 本 福田 靖

音 楽 佐橋 俊彦

演 出 若松 節朗(1,3,6,8,11)・水田 成英(2,4,7,10)・西谷 弘(5)・村谷 嘉則(9)

主題歌 「何度でも」(DREAMS COME TRUE)

制 作 中島 久美子・増本 淳

フジテレビ



          



○ 『みんな昔は子供だった』 (フジ系・火 22:00 〜 22:54)



アイ子は山間の小学校の分校で龍平をマンツーマンで教えていた。そんなある日、廃校寸前の分校を守るため、校長は山村留学を引き受けることを決定する・・・(全11話)

【01】とてものどかで国仲涼子が可愛かった・・・初回の感想はそれだけです。国仲演ずるアイ子先生は山間の分校で唯一の児童・龍平をのびのびと教えています。初回放送の後半過ぎに初めて完全に九九が言えた小3の龍平と学校を抜け出したアイ子先生は宝(=不法投棄物)の山になっているハタ爺の住んでいた廃屋でゴミ拾いをします。捨てられちゃったんですねぇ、小池栄子の写真集って。そんな龍平の“小さな幸せ”(←いくら台詞がちゃんと言えるから、といって子役に喋らせすぎです)を破ることが起こります。校長が都会の子供の山村留学受け入れを決めてしまい、寝耳に水のアイ子先生はショックです。ハタ爺の家が宿泊場所になると知り、龍平もショックです。しかも山村留学受け入れが子供たちのためではなく分校存続のためだと知ったアイ子は校長に抗議します。でも校長は掛け替えのない子供たちの居場所を残したかっただけなのでした。納得したアイ子は山村留学を成功させようと思います。それで早速トラブルです。5人の“留学生”のうち新の父親が消えました。連絡先は出鱈目で、父親は子供を置き去りです。一度は児童相談所送りになりかけた新は村に戻ってきます。深く落ち込んだ新に龍平が自分の宝物(= BEST of 不法投棄物)を見せ、それを父親の昭平が笑いました。アイ子先生は新に語りかけます。
A「どこにでもあるようなものが、誰かにとって、この世でたった一つの掛け替えのないものになったとき、それを宝物といいます。」
C「子供はみ〜んな宝物だよ」
でも、小学4年生はAとCの台詞の間でB「僕も宝物になれるかな?」などと大人目線の言葉は吐かないと思いますが・・・(1/11 22:10 〜23:14 放送)

【02】「これは何の授業なんでしょうか?」かりんジュースをみんなで美味しく作る授業、と言われても誰だって戸惑います。かりんと砂糖を1:1って、そんなに砂糖を入れるんですか?第一話では気づかなかったのですが今回声で思い出しました。オシャレさんのモモを演じるのは、今はドラマ枠ではなくなった日テレ月10『14ヶ月〜妻が子供に還っていく〜』(03夏, 高岡早紀・中村俊介・石黒賢ほか)で25歳も若返ってしまった原島千夏役を演じ、その高い演技力が話題となった伊藤沙莉なんですね。不安を口にする父母たちを校長が説得します。子供たちに何を与えることができるかが大切で、ここには子供たちの力を伸ばす何かがある、と。紙コップで作った糸電話を使い、やっと詩音ちゃんも声を出すことができました。どんどん後ずさりして、落ちるだろうな、と思ったらやっぱり落ちたアイ子先生、あの高さから落ちて、よく平気ですね。石段に後頭部も打たないとは、さすがドラマ。親御さんたちは帰っていきました。親がいなくてせいせいすると強がっていたワタルが速攻でホームシックになります。(限度があると思いますが)「こどもは我慢しなくていいんだよ」とアイ子先生に言われたワタルは声を出して泣き出しました。他の子供たちも目を覚まして集まってきたところでアイ子先生はみんなを連れて夜空を見に行きます。都会の夜は、夜じゃない・・・それにしても七等星が見える(ふつうは見えても六等星までなんだそうです)タッペイ君、なんで携帯電話が欲しいんでしょう。この村には他に子供もいないし、話す相手がいないのでは?・・・(1/18 放送)

【03】自分用の箸を作るために竹を取りに竹林に入った一同はアイ子先生の言う通り、目をつぶって上を見上げます・・・ごめんなさい、よくわからないんです・・・なんで?それにしても国仲涼子、化粧が濃すぎませんか?あと二人が並んであらためて感じたのですが、モデル出身の滝沢沙織は背が高いです。仙台の夜じゃ明るすぎる、と(たぶん)東北大学大学院理学研究科天文学専攻のゆかりが(論文じゃなくて?)レポートを書くために祖父の家でもある山村留学宿泊センターで子供たちと生活を始めます。センター長の柾は初恋の相手ゆかり出現に慌てます。ここにもう一つ、初恋の話がありました。武道館の前に自分のバンドの銅像が建っている、などの派手なウソに気づかず龍平がみんなの前で父親を有名なロックスターだと自慢してしまい、恥をかきました。しかも図書カードから子供の頃に昭平が「少女文学全集」全巻を借りていることが発覚し「お前の父ちゃん、変態だったんだな」とまで言われてしまいます。でも違ったのです。図書カードの昭平のすぐ上には必ずみっちゃん(=昭平の初恋の相手であり、龍平の母であり、昭平の別れた妻)の名前がありました。何を読んでいるのか知りたい、とまで思った昭平は見事彼女と結婚し、お互いの夢を叶えるために東京で暮らし始めます。しかしロックスターになる夢に破れた昭平は村に帰り、夢実現へ動き出していたみっちゃんを“旅立たせて”あげたのでした・・・(1/25 放送)

【04】今回のテーマは「一番」です。研究の成果を奪われ、ゆかりはやる気を無くしていました。「一つのことをずっと好きでい続けるのはしんどい」というナツの言葉は真理です。ある晩、寝付けなくて起きてきたゆかりは、みんなが寝たあとも一人起きて受験勉強をする風太に気づきます。でも東大の目指す理由を訊かれ、日本で一番の大学だから、としか風太は答えることができませんでした。しかしゆかり自身も東大に合格するだけの学力はあった(自称)のになぜ地元の大学に進学したのかを問われ「何が一番」だったのか訊かれて返事に窮します。でも「子供たちの笑顔が見られること」が一番だというアイ子が笑顔を絶やさず子供たちに接し、徹夜でみんなの体操着入れを作る姿を見てゆかりも変わります。小さい頃から「星を見ること」が何よりも好きだった自分を思い出しました。大学も天文学で有名だったから選んだのでした。嫌がっていた押入の中の天体望遠鏡の貸し出しも許可します。それにしてもここに出てくる小学生は優秀ですね。達平は小3なのに天体望遠鏡を“文明の利器”という難しい言葉で表現するし、風太など「今じゃなくてもいいよね、自分にとっての一番をみつけること」です。およそ小5の台詞とは思えません。なお、公式サイトでゆかりは“東北大”の院生となっていますが、ゆかりの研究成果を奪ったのが“仙台育専大”助教授で、そこに(天文学科)ではなく“天文学部”があることより、ゆかりが進学した「天文学で有名な大学」はここであると解釈します・・・(2/1 放送)

【05】山村留学が始まって一ヶ月、今回はモモの初恋ものがたりです。登校中に転び、足を挫いたモモをセンター長の柾がおんぶします。そのあとも靴が履けないモモのため、モモの大好きなピンクの長靴やピンクのサンダルを買ってきます。「趣味わるい」などと憎まれ口をたたいたモモもいつしか柾に恋心を抱きます。しかし母親の新しい彼氏が年下の、ちょうど柾くらいの年齢であることや、ワタルに柾とのことを囃したてられ、モモをおんぶしようとした柾に「触らないで」と言ってしまいます。男はいつまでたってもガキですが、女は生まれたときからオンナだという言葉を聞いたことがあります。最初に気づいたのはナツ先生でした。アイ子先生もモモの気持ちに気づき、二人は人里離れた(というか最初から離れてますが)秘密のスポットにモモを連れて行きました。そこではいくら大声出しても人に聞かれません。最初アイ子は食べ物を、ナツは酒と肴を、つまり自分の好きなものを絶叫します。それでもモモが乗ってこないので、二人は初恋の人の名前を叫びます。「タカユキくん」、「欣也兄ちゃん」。欣也兄ちゃんはナツ先生より年上で、相合い傘に名前を入れたこともありました。「柾兄ちゃん!」ついにモモも叫ぶことができました。そして好きな人に思いを伝えるバレンタインデーを迎えます。モモのチョコは柾のとこへ、手作りして失敗した龍平は昭平の作ったチョコをもらってアイ子先生に。ちなみに田所はノッポの宅配さんにチョコと花束を渡し、ドライブに誘ってOKをもらいます。そしてアイ子のチョコは子供たちみんなの机の上に並んでました。アイ子に渡すはずのチョコを息子にあげてしまった昭平を除くみんなはニコニコして校庭で焼き芋を食べました。ナツ先生も隣に並んだ欣也校長と焼き芋を半分個にしました・・・(2/8 放送)

【06】間もなく開かれる保護者への中間報告会に教育委員会も同席することになり、宅配さんのためにも本校の校長になりたい田所はピリピリします。そこで問題になったのが親に“捨てられた”新の扱いでした。すぐにでも児童相談所に預けたい田所にアイ子先生は反発します。「子どもの家」の前にはセーターと模型飛行機が入った袋が置かれていて、どうやら新の父親がこの村まで来たようです。校長は暫く様子を見ることを決断します。基本的には“いい話”で、視聴者としても感動してあげなきゃいけないんでしょうけれど、何だかなぁ、という感じです。だいたい小学4年生にもなって毎日小学校に模型飛行機持ってくか?私が小学校高学年のとき、ヌンチャクを持ってきて振り回してた子はいましたが、飛行機持って「ぶ〜ん」なんて痛い子はいなかったです。だから転んで壊すし(自業自得というやつですね)それ以前に、プラモデルって自分で作るから楽しいのではないでしょうか?他人が作ったのをもらっても嬉しくないと思うんですが。森の水村の地図をみんなで作ろうということになりました。それはとてもいいアイディアだと思います。地図を描くことでいろんなことが学べそうです。小学校が地図の中心?うんうん、子供たちにとっての世界の中心で「アイ子せんせー」って叫ぶんだね。でも、出来上がった地図があまりにもチープでがっかりです。あれだけ時間をかけてこの程度かい?最後には立派なのを作ったけれど、最初に作った飛行機は翼がふにゃふにゃ。この子、父親が作ったよく飛ぶ飛行機、ちゃんと見てたんでしょうか?ついでに、ゆかりさん、家の前で星を見るのもいいけれど、それで天文学の研究ができるとは思えません。新星を見つけるのが研究?それは素人目にも違うと感じます。G.ガリレイが天体望遠鏡を発明して以来、星を眺めてニコニコしているだけの研究者などいないと思います。などと、感動できずにアラばかり探す自分に少しうんざりしています。兎に角、この村に“捨てられる”直前にも父親に作ってもらった模型飛行機を壊してしまい、もう父親は現れない、と新は確信します。そんな新に、ただお父さんは勇気がないだけで、必ず会いに来るとアイ子先生は励まします。しつこく学校に無言電話をくり返し、数日間は村に滞在した形跡のある新の父親、未練たらたらです。こういう人間が子供を捨てられるわけありません。最終期限の日、新を連れて行こうとした時、電話が鳴りました。柾の原チャリに二人乗りして駅に着いたアイ子先生は父親を見つけます。お父さんへのプレゼントとして新が紙飛行機を、ちゃんと飛ぶまで何個も何個も諦めずに作り続けていることを伝え、逃げないでくださいと頼みます、しかし自信がないという父親は電車に乗ってしまいます。飛行機が完成したら、お父さんが帰ってきてくれる・・・そう信じていた新の飛行機は完成します。最後に校庭で飛ばした飛行機は見事に空に舞いました。そして着地した飛行機を拾ったのは新の父親でした。ここが感動するポイントなんですね。1時間に1本くらいしか電車の走ってなさそうな田舎で、都心の一駅と違って駅と駅の間隔が長い山ん中ではお金に困っているのにタクシー乗るとは思えず、どうやって学校まで来たのか疑問に思ってはいけないのでしょう。そしてラスト、新が名付けた“風のふく丘”からみんなで飛行機を飛ばします。新くん嬉しそうです。ところであの飛行機は使い捨て?誰か拾いに行くんかい?・・・(2/15 放送)

【07】落ち込んだり挫けそうになったら空を見上げてみましょう。きっと元気が湧いてくるはずです・・・そんなアイ子先生の一言で、父兄を前に緊張した詩音ちゃんも発表することができました。野外学習を終え、教室で算数の授業を始めようとしたところワタルが泣き出します。授業見学に来た母に渡そうとした手作りペンダントをどこかでなくしてしまったのです。龍平たちは次々と“トイレ”に立ちました。「あんたもトイレでしょ!」とモモがワタルも連れて行きます。創立75周年の分校存続の危機に田所はみんなを止めますが、ワタルが楽しくなければ自分たちも楽しくない、という龍平たちとアイ子先生は視察に来た教育委員会や市長、母親たちを教室に残したままペンダントを探しに行きました。ワタルがカバンを振り回していたのがいけないのですが、まだガキだからしょうがないですね。そんなワタルのため、みんなは不自然に顔を汚してペンダントを探します。そして、やっと見つけたペンダント、手が届かずに川に落としてしまいます。足首がつかる程度の水深なんだから川の中に入った方が流木どかすより簡単だと思うんですが、冬場で川の中は冷たいからか誰も靴を脱ごうとはしません。都合良く通りがかった宅配さんからロープを借りて(って、なんであんなロープを積んでいるんでせう?)やる気なさそうなへっぴり腰で流木を引っ張ります。そんなんだったら綱引きでは勝てません。もっと真剣にロープ引きましょうね(とくに国仲涼子さん)。ワタルはペンダントを母親にプレゼントすることができたし、悪人顔の市長も子供たちの笑顔を見て満足したようだし、なにより子供たちが本当の友だちになれたようだし、よかったですね、アイ子せんせ。テーマ自体はいいんですけどね・・・。ちなみに今回の放送で、今期全ドラマで初の平均視聴率1桁台を記録しました。ここまで全てのドラマが2桁を維持してきたのも奇跡的ですが・・・(2/22 放送)

【08】この村のことしか知らず、将来の自分の姿が想像できない龍平は「十年後の自分」というテーマの作文を書くことができません。どうしても東京に行きたいと昭平に頼みますが、東京には怖い魔物が棲んでいて強い意志と勇気がない食べられちゃうと脅かし、連れてってくれそうにありません。そのとき市民音楽コンテストのポスターが目に入ります。優勝すると「東京・お台場ツアー三日間の旅」がもらえ、とても魅力的に感じられました。そんな龍平が憧れる東京から6年ぶりに母親の美智子が帰ってきます。最初は記憶のない母に戸惑いますが、みんなに「モデルみたい」とか「カッコいい」とか言われ、嬉しくなりました。「帰りの切符、持ってないの・・・」このまま帰らずに三人でやり直したいと美智子が昭平に言うのを聞いた龍平はもっと嬉しくなりました。でも昭平の顔は曇っています。昭平にはわかってました。「あいつがそう簡単に自分の夢、捨てられるはずない」。自分の店を持ったもののデザインした服が全く売れず、美智子は挫けそうになって戻ってきたのです。母ちゃんにはカッコいい母ちゃんでいて欲しい・・・。龍平は音楽が苦手なのにコンテストの参加を決め、特訓を始めました。そして当日、壇上に上がった龍平は緊張で歌えません。そんな姿を見た昭平が舞台の袖から言いました。「こんなとこでビビってたら東京なんかいけねぇぞ」「お前ならできる。強い意志と勇気を持て!」龍平は特訓した「上を向いて歩こう」を歌い始めます。残念ながら優勝できなかったのですが、なぜか出場して優勝をかっさらった田所から優勝の目録をもらいます。それを龍平は美智子に渡しました。「母ちゃん、帰りの切符、持ってないって言ってたから」今度は昭平と龍平の二人で美智子を東京に送り出します。龍平は決めました。十年後、父ちゃんのように強くてカッコよくて優しく、母ちゃんのように夢を追いかけている人間になりたいと・・・(3/1 放送)

【09】詩音ちゃんが森の水天文台に興味を示します。それは子供の頃にゆかりも行った、山の上にある古い天文台でした。校長にとって“人生の全てがある”という森の水分校の廃校再検討が決まり、何か山村留学のウリになるものをと息子の柾も天文台に注目します。休みの日、説明用の写真を撮るため山に登ろうとすると、目の前には子供たちが歩いていて、「隊長♪」と煽てられた龍平を先頭に山頂を目指してました。一度は「子どもの家」に戻るように言った柾ですが、子供たちの熱意に押されて連れて行くことにします。子供たちに天文台を見せ、隣にある森の水観測所に案内します。しかし観測所の中の写真を撮っているうち外が吹雪いてきたのに気づきません。やむなく観測所の中で雪がやむのを待ちました。電気もなく、ランプに火を灯しますが、寒さは厳しく子供たちは「家に帰りたい・・・」と泣き出します。そんなとき柾は“おしくらまんじゅう”をしよう、と提案します。体が温まった頃、雪はやみ、空には満天の星が輝いていました。そこに昭平や田所ら捜索隊がやってきます。明るくなってから山を下りますが、子供たちを危険な目に遭わせた息子を欣也は殴りました。子供たちは柾をかばい、謝りますが、柾は自信をなくします。そんな柾に、この村には逃げてきたのだとアイ子先生が白状します。絵の上手な教え子の才能を伸ばしてあげたくて紅葉の綺麗な場所へスケッチに連れて行ったのですが、じつはその日は塾の編成テストの日で、一番下のクラスに落ちた教え子はそのまま成績も上がらず、結局私立中学に落ちたのだそうです。「先生のせいだ!」なんちゅう言いがかりでしょう?成績が上がらないのは己のせいだと思うんですが。自分は教師に向いていない、という柾にアイ子先生は言いました。ムリだと思うからムリ、大丈夫だと思えば大丈夫。「私は教師から逃げてきたのではありません」これからも迷うかもしれないけれど、ずっと教師は続けると宣言します。相変わらず中途半端な演出です。“おしくらまんじゅう”ってああでしたっけ?ただお尻を動かしているだけにしか見えないんですが。帰ってきた柾の顔面を欣也校長がグーで殴りますが、鼻血が出ていません。顔はきれいなまんまです。たしかに血が出ても退きますが、これでは感動するより、小手先で感動させようとしている舞台裏を見ているようで白けます・・・(3/8 放送)

【10】選挙で市長が代わり、一転3月で分校が廃校となることが決まります。「古いものは消えていく」のが必然とは思いませんが、このケースでは取り壊さずに校舎を保存することはできても廃校やむなし、です。いくら山村留学の児童全員が森の水分校に残る(よく親御さんは許しましたね)と言い出しても、それは一時的なものに過ぎません。でも廃校を知った子供たちは立ち上がりました。ビラを作ったり署名運動をしたり(お世話になったロケ地住民を、お礼も兼ねて多数エキストラ出演させてます)分校存続を子供たちは訴えますが、果たしてアイ子先生はちゃんと授業をしてるのですか?案の定、教育委員会の人から、これ以上児童を巻き込むのは止めるように注意されてしまいます。このとき悠がアイ子先生に会いに行こうと家出をして、すぐ連れ戻されたことを知りました。その悠から手紙が届きます。「あの時先生と見たもみじの色がうまく思い出せません」こんな意味深長な手紙を中一くらいの子供が書きますか?意味が理解できなかったアイ子先生はナツ先生に教えてもらいました。思い出したい・・・つまりアイ子に会いたい、ということなのだと。でも母親に会わないで欲しいと強く言われ、教育委員会にも釘を刺されているアイ子先生は、一年前に渡せずに持っていた卒業証書を宅配便で送ろうとしました。しかし事情を察した賢い龍平は、自分だったらちゃんとアイ子先生から貰いたい、と言い「すいません、今日は受付終了です」と子供らしからぬセリフで荷物の受け取りを拒否します。アイ子は明日の飛行機で悠がカナダの親戚の家に行ってしまうことを知りました。頑張るように告げたアイ子先生ですが「先生と見に行ったもみじ、描きたいのに描けないんだ。」「どうしたらいいの?先生」と言われ、「行きます。先生、悠くんに会いに行きます」と約束します。おいおい明日の授業はどうするんだよと思っていたら、そのあとのシーンでこの日が第10話放送日がある週の金曜日であることが教室の黒板でわかりました。しかしその日は、校長や田所らが直談判をしてやっと約束を取り付けた新市長との公聴会の日でもありました。アイ子の約束など知らない田所は「頼みますよ、アイ子先生。市長は何よりも現場のあなたの声を聞きたがっています。アイ子先生がいないと話にならないんですよ」校長まで「アイ子先生の声に森の水分校の命運がかかってるんです」ドラマの定石通りにアイ子を追いつめます。ひょっとしてエンディングのアレンジ、変わりました?まるで練習したかのように子供たちが声をそろえて「アイ子せんせい」と呼ぶような演出が好きになれません。だから、ビラを作るために食事をおにぎりに変更したときのおかずの“一口カツ”が直前に配膳されていた(たぶんロース)とんかつの2人分くらいしかないことなどストーリーと関係ない下らない部分に関心がいっています。残りのとんかつははどこ?・・・(3/15 放送)

【11】「好きな女を守ってやれてこそ、男だ」と昭平に言われた龍平は自分たちだけで頑張ろうとモモたちに相談します。昭平も校長たちに事情を話しました。悠との約束を破って公聴会に参加する苦しい決断を下したアイ子先生を子供たちが外に誘います。やはり龍平以外、夜空の七等星は見えません。でも目には見えなくても七等星はちゃんと輝いています。自分の七等星を見つけ、その小さな七等星を一所懸命に輝かせることが大切なんだ・・・子供たちがアイ子先生に教えました。「やり直さなきゃ!」子供たちがアイ子先生の背中を押しました。翌日、アイ子は東京へ向かい、成田への高速バスが出る乗車場で悠に会って卒業証書の他に赤の絵の具を渡します。「この赤い絵の具はいろんな赤に変わります」う〜ん相変わらず観念的ですね。アイ子先生が手紙を出したことに激怒し、教育委員会にまで言いつけたほどの母親が顔すら出さなかったのが不自然ではありますが(もちろんバスから降りてこられても話がややこしくなるだけで困りますが)。先生のせいだ!と言ったことを悠も気にしていて、アイ子に謝ります。これで二人の間の溝が埋まりました。急いで村に戻ったとき、ちょうど子供たちが自分の気持ちを述べたところでした。モモは人を好きになること、風太は夢を持つこと、新は人を信じること、ワタルは諦めないこと、詩音は勇気を持つこと、龍平は友だちといられることの幸せ「全部アイ子先生が教えてくれたことです」そしてこれらをアイ子は子供たちから教わり、教師として一から学び直すことができました。市長は感動して分校存続のために動きますが、公聴会から一週間後、正式に廃校が決まります。たしかに子供たちの意見を聞いていたら思いました。アイ子先生さえいれば分校いらないじゃん・・・。十年後に掘り起こすタイムカプセルを埋めて子供たちは帰って行きました。田所が教頭になって一人欠員ができた本校の教壇に柾が立つことになりました。公立小学校の教員って馴れ合いで選んでいいんですか?ゆかりは自分の場所である仙台に戻り、欣也と昭平はハタ爺の家を買い取って「宿泊センター 子どもの家」を「山村体験学習センター 星の家」にします。龍平は本校に進級し、やり直すための力と教師を続ける勇気を子供たちからもらったアイ子は東京へ帰って行きました。アイ子がいたから子供たちは分校に残ろうとしてたのに、アイ子がいない山村体験学習って・・・(3/22 22:15〜23:09 放送)

役名は不明ですが、「鹿沢市民ふれあい音楽コンテスト」司会【8】を前田こうしん、アイ子らに署名を持ち込まれて困惑する「鹿沢市」市役所職員【10】を中田寛美が演じています。

《キャスト》

照崎 アイ子 [「森の水小学校分校」教諭・東京から“逃げて”くる・初恋の相手はタカユキ・再び東京の小学校へ] ・・・ 国仲 涼子
矢吹 龍平 [「森の水小学校分校」3年生→「森の水小学校」4年生・ただ一人の児童・“タッペイ”・携帯電話が欲しい・七等星が見える・アイ子が好き] ・・・ 深澤 嵐
矢吹 昭平 [龍平の父・「和食・洋食 矢吹食堂/森の水物産センター」経営・PTA会長(笑)・「鶏肉とトマトのカレー煮込みポルトガル風」はウンチみたい(龍平談)・小1のときからずっと好きで高3のとき初めて告白した美智子と結婚→離婚・ロッカーくずれ・アイ子に惚れる・じめーっとした抗議は嫌い] ・・・ 陣内 孝則
橋本 美智子 [龍平の母・ファッションデザイナー]【8】 ・・・ とよた 真帆
佐上 欣也 [「森の水小学校分校」校長・分校卒業生] ・・・ 大杉 漣
佐上 柾 [欣也の息子・山村留学の宿泊センター「子どもの家」センター長・分校卒業生・元小学校教員・初恋の相手はゆかり・“まさ坊”(昭平)・「森の水小学校本校」教諭として採用される] ・・・ 瑛太
高木 ナツ [「高木医院」院長・森の水小学校分校校医・初恋の相手は欣也校長] ・・・ 風吹 ジュン
田所 肇 [「森の水小学校本校」学年主任→教頭・山村留学の責任者・昭平の同級生・美紀恵が好き・小4まで掛け算ができなかった・じゃんけんして最初に出すのはチョキ・自動車免許は持っていない・19歳の頃ニュージーランドに留学・「鹿沢市民ふれあい音楽コンテスト」優勝] ・・・ 筧 利夫
旗 ゆかり [ハタ爺の孫・「仙台育専大学」天文学部大学院生・“ゆかりっち”(田所)・子供が嫌い・助教授の阿部聡に研究の成果を奪われる] ・・・ 白石 美帆
中村 美紀恵 [「ツバサ便」宅配さん] ・・・ 滝沢 沙織
野瀬 風太 [小学5年生・山村留学の子供・東大志望] ・・・ 高木 優希
立川 新 [小学4年生・山村留学の子供・母は久美] ・・・ 熊谷 知博
若槻 モモ [小学4年生・山村留学の子供・若い女の先生とは合わない・ピンク色が好き・初恋の相手が柾・将来の夢は洋服屋] ・・・ 伊藤 沙莉
畑山 ワタル [小学3年生・山村留学の子供・将来の夢はサッカー選手] ・・・ 糟谷 健二
谷 詩音 [小学3年生・山村留学の子供・本が好き・将来は“星の研究”がしたい] ・・・ 野村 涼乃
野瀬 優子 [風太の母・教育ママ]【1,2,7】 ・・・ キムラ 緑子
野瀬 太 [風太の父・風太に山村留学を勧める]【1,2,7】 ・・・ 伊沢 弘
立川 京介 [新の父・会社は倒産して現在無職・新を捨てる]【1,6,7】 ・・・ 戸田 昌宏
若槻 あや香 [モモの母・惚れっぽい・今の彼氏は年下]【1,2,7】 ・・・ 岩橋 道子
畑山 幸恵 [ワタルの母]【1,2,7】 ・・・ 伊藤 留奈
畑山 晴海 [ワタルの兄]【1】 ・・・ 山田 賢太郎
谷 美咲 [詩音の母]【1,2,7】 ・・・ 舟木 幸
入江 悠 [アイ子の東京での教え子・絵が得意・中学受験に失敗・東京に戻って一年遅れて公立中学校へ進学→カナダの親戚の家に]【2,3,5,10,11】 ・・・ 小越 勇輝
入江 京子 [悠の母]【2,5,10,11】 ・・・ 野田 貴子
神田 [前「鹿沢市」市長]【7】 ・・・ 鶴田 忍
木崎 [「鹿沢市」市長]【10,11】 ・・・ 平賀 雅臣
中谷 [「鹿沢市」教育委員会視察委員]【7,10】 ・・・ 林 和義
今野 [「鹿沢市」教育委員会視察委員]【7】 ・・・ 山村 勇人


脚 本 水橋 文美江(1,2)・永田 優子(2〜11)

音 楽 服部 隆之

演 出 河野 圭太(1,2,4,8,11)・高橋 伸之(3,5,7,10)・三宅 喜重(6,9)

主題歌 「星空の片隅で」(MISIA)

制 作 重松 圭一・稲田 秀樹

関西テレビ・共同テレビ



          



○ 『87% 〜私の5年生存率』 (日テレ系・水 22:00 〜 22:54)



生保レディーの晶子は9歳の息子をもつシングルマザーだった。ある日、会社の健康診断と一緒に受けた乳ガン検診でガンが見つかった・・・(全10話)

【01】晶子は生保レディーをして小学生の生意気な息子・蒼太を育てていますが決して生活は楽ではありません。しょっちゅうやってくる同僚の“クソばばあ”弓子とは営業成績最下位争いを繰りひろげています。そんな晶子は胸のしこりが気になります。ちょうど会社の健康診断で乳ガン検診も無料で受けることができ、指定された病院である宇月医院に行きました。担当した医師が陽平です。陽平はベルを鳴らしながら自転車で通勤です。いまどき自転車のベルを鳴らすのは爺さんか婆さんくらいですが、たしか法的にもいろいろ問題があったはずです。がんばって自転車をこいでいるところで少しだけ『ブラックジャックによろしく』の英二郎(妻夫木聡)を思い出しました。このドラマの好感が持てるところは冷静な視点と丁寧な描写にあります。「マンモグラフィ」というX線検査があるのを初めて知りました。思いっきり乳房を挟むらしく、痛そうです。再検査ではさらに詳しく組織検査などをします。そして5日後、晶子は陽平からステージ1(リンパ節への転移がなく、ガン細胞が2cm以下)の初期乳ガンであることを告げられます。助かるかどうか・・・訊ねる晶子に「それはわかりません」と陽平は答えます。気休めは治療の役に立たない・・・そりゃ、そうですが。結局、晶子は“ほぼ治る”だの“まだまだ(ガン細胞が)小さい”などと曖昧な表現しかしない他の医者たちではなく、5年後の生存率が87%であるステージ1の乳ガンにかかった晶子にまっすぐ向いて対応した陽平を選びます。その陽平も4年前、乳ガンに気づくのが遅れ、妻を失っていました。妻の手術に加わった麻酔医を演ずる相川七瀬はドラマ初出演だそうです。陰膳を用意する義母役の大谷直子、怖いです・・・ (1/12 22:00〜23:09 放送)
放送前日の11日に弓子役の杉田かおるがベンチャー向け投資会社「テクノベンチャー」社会長兼社長で、日産コンツェルン創業者の孫でもある鮎川純太氏と玉の輿婚をしましたが、ドラマを観ていてあらためて杉田は女優だったんだな、と思いました。

【02】自分が乳ガンだと知った晶子は焦ります。稼げるだけ稼ぐために禁じ手だった息子のクラス名簿を使って勧誘し、息子の“新しい父さん”をつかまえるために久しぶりの合コンで必死になりました。「家まで送って」=そういうこと、というのは短絡的ですが、胸を揉もうとして抵抗された合コン相手の「減るもんでもない」という古からの定番捨てぜりふに対し「減るんですよ、胸も」と晶子は乳ガンを告白します。「だからいいですよ、触りたいんなら。最後の記念にどうぞ。来週か再来週にはもうなくなっている胸ですから」怖すぎます。冷蔵庫を開けた時、スポンサーであるサントリーの「フラバン茶」が入っているのは露骨すぎて笑えました。冷静になった晶子は陽平に手術の執刀を頼みます。しかし手術はできない、と親友の杉山への紹介状を渡そうとします。晶子は爆発して「病院ぐらい自分で探します」と病院を飛び出しました。しかし家まで紹介状を届けに来て「命は一人に一つしかない」のだからベストな設備とベストな人材がいる病院を慎重に選ぶべきだと言った陽平に病院での暴言を詫び、自分のことを心配してくれたことを感謝します。しかし陽平は言いました。「人が乳ガンで死ぬのだけはみたくない」「もしも死ぬんだったら他の理由で死んでください」・・・(1/19 放送)

【03】朝だれも患者が並んでいない潰れそうな宇月医院は園長の英断で全身麻酔の装置一式をリースすることになりました。したがって設備としても聖和医大と引けを取らず、晶子の手術は陽平が執刀することになりました。晶子は入院のため、胃潰瘍だとウソをつき有給休暇を申請します。しかしすでに何回か休んでいて2日分しか残っていません。あとの休みは給与から引かれます。そこで弓子たちが勧めるように、あれだけ世話になることを拒んでいた蒼太の父親・東に連絡を取ります。8年ぶりの再会にドキドキして、化粧に気合いを入れ、オシャレして出かけたものの、現れたのは東の妻でした。蒼太の父親は電話の音声だけの出演・・・なんと長井秀和、です。蒼太の認知を求めず養育費も受け取らない、という念書の代わりに手切れ金2百万を渡そうとする東の妻から金は受け取らず、蒼太は“ハンデ”じゃない、と言い返します。蒼太は不倫の子なんですか?禁じ手で保険の勧誘に成功した川上家の娘・琴音と蒼太は恋の予感ですが、その母親同士にトラブルが発生です。契約時に加入後3ヶ月以内に発見されたガンについては保険金が下りないことをちゃんと説明しなかった晶子は自分自信の入院初日、夫にガンが発見された妻から訴えられそうになりました。ところで“生存率”に患者などからクレームがつき、新聞のラテ欄などでは“〜私の5年生存率”を削ったものが番組タイトルとして表記されるようになりました。こういうクレームをつけるクレーマーにも問題がありますが、あっさり要求をのんでしまったテレビ局の態度も情けないです・・・(1/26 放送)

【04】かつて同僚だった江梨子の麻酔医としての腕を見込み、競艇場から勤務先の洋食屋まで黒木は江梨子を追いかけます。しかし手術を手伝って欲しいという黒木の頼みを「私は人殺し」と断り、競艇が好きかとの質問に「(博打は)人が死ぬわけじゃない」と答えます。その頃、本当はボーっとしていて言い忘れた“3ヶ月以内に発見されたガンには保険金が下りない”ことを説明した、と晶子はウソをついて覚書にサインをします。正直に話しても保険金が川上家に下りるわけでもなく、晶子も息子を抱えてクビになるわけにいかず、大人の選択です。結果、川上は会社倒産後に抱え込む債務の大きさを考え離婚届を妻に渡し、一家は一軒家を出ます。突然引っ越しするという琴音からの電話を蒼太が受け取り、落ち込みます。翌朝、電話の相手が川上の娘であることを知った晶子は二日続けて検査の予約をすっぽかし、蒼太を連れて東京駅へ向かいます。晶子はウソをついたことを正直に告白します。そして、ただ一度だけ家に上がったくらいの蒼太と琴音の短い恋は終わりました・・・(2/2 放送)

【05】早朝“連”習に出かけるというメモを残して晶子の気づかぬうちに出て行った蒼太、実は陽平の家に押しかけます。蒼太は陽平が晶子の恋人だと勘違いし、晶子の夫として相応しいか品定めに行ったのです。もちろん陽平はそれに気づきません。突然訪れた珍客は荘厳な黒木家に違った風を吹き込みました。亡き娘のために用意した陰膳を蒼太が食べてしまい、友恵は卒倒しそうです。そんなこととは知らず、入院中の蒼太の食事を準備して病院に行った晶子は薫から費用の説明を受けました。このドラマ、ある種のハウツーもの的なところがあります(あまりにも丁寧に描きすぎるとドラマではなく、ドラマ風になる危険性があります。また、間違ってもテロップを出したりしないように)。保険診療と自由診療の混合を認めていないため、一度保険適用外の薬剤を試したりすると、初診に遡って保険がきかなくなる・・・知りませんでした。25万円はかかると知った晶子は入院したにもかかわらず、病院から出かけます。晶子はプライドを捨て、嫌みな東の妻の目の前で念書にサインをします。「今後、小谷晶子は東史郎に対し、下記の内容について一切請求しない。」という文章の下に二項目「1.長男・小谷蒼太の認知を求めない。2.養育費を求めない」とありました。私は法律用語には詳しくないのですが、これって二重否定では?(笑)細かいところは置いておきます。蒼太を残して死ぬわけにはいかない晶子は言われたとおり、たまたま居合わせた弓子が泣きながら抗議するのを制し、喫茶店で二百万円数えます(保険の外交員も銀行員みたいにお札を手早く数えられるんですね)。そしてそのまま聖和医大病院に入院中の琴音の父・勇介に会いに行きます。勇介は手術を終えたばかりでした。どの病院でも手術を断られた末期ガンの勇介は、やっと手術を受けることができました。「すごいでしょ?」勇介は続けます。5年生存率が「手術する前は0だったのに、いきなり7%ですよ」そんな前向きな勇介に晶子は勇気をもらいます。「じつは今日、お金を拾ったんです。ほんとはないはずのお金を、私拾ったんです」「山分けしませんか」そして半分の百万円を、少しの間だけ勇介に“貸し”ました。そのころ寅ちゃんが明日の手術の麻酔医として定食屋に働く江梨子を口説き落とします(勝因は、陽平の時と比べ、ハムカツ定食のあがりが極端に遅かったせいかもしれませんね)・・・(2/9 放送)

【06】麻酔の準備のための注射って何?とか、「メス!」ではなく「メスを下さい」という言い回しに新鮮さを感じますが、その晶子の乳房温存術による手術は無事終了します。しかし手術中、百合が死んだときには出なかった涙を陽平は流し、何度か手術が中断します。手術後も、妻を失って以来4年間も流れることのなかった涙が悲しくもないのに溢れます。そして陽平は院長に呼ばれ、今の君には医者の資格がない、と解雇を言い渡されました。解雇というより無期限の休職命令ということでしょうか。涙をコントロールできず、必要以上に手術に時間がかかり、患者に無用なリスクを負わせたのが問題でした。今回の手術で経験不足を痛感した薫は宇月医院を辞めて聖和医大付属病院の外科に行き、晶子は職場復帰します。黒木んちの飯は味がしない・・・このさり気ない一言で初めて蒼太が陽平の家で何度も朝食を食べていることを知って晶子は驚きます。しかし蒼太の勘違いが勘違いではなく、少しは陽平が自分に好意を持っていると期待した晶子は弓子にそそのかされ、黒木家を訪ねます。応対した友恵は晶子を蒼太の担任の先生であると思いこみました。ボケて蒼太を孫扱いする友恵に陽平が“新婚旅行”中であると聞かされ少しショックを受けた晶子は、病院では陽平の妻が4年前に乳ガンで亡くなったと聞かされ混乱します。そして“新婚旅行”ではなく、陽平が病院を辞め、しかも今度の4年ぶりの手術は亡くなった奥さんへの弔い合戦のようなものだったと寅ちゃんに言われて怒ります。そして妻と行くはずだった金沢から帰ってきた陽平は怒る晶子に告白します。できることなら医者を辞めたい・・・「でも妻は辞めるな、って言うんです」怖い話といえば怖い話です・・・(2/16 放送)

【07】 録画に失敗しました。最後の約10分間を観ていないので【7】に関し、確認できない出演者がいます。
末期癌で余命わずかのひとみに同情した三沢は、ひとみが飛び降りた、と陽平を騙して病院に呼びました。明日から副作用の強い抗ガン剤に変えるから動けるうちに、とベッドの上から床に何回も飛び降りるひとみを陽平は“医者としての”判断として、今の体調でこのようなことをすべきではないと叱ります。その言葉を聞いた院長の「医者に、戻ったの?」との問いかけに、医者を続けろ、という妻の遺言だけではなく、自分を待つ患者のために医者を続ける義務があると陽平は答えます。そして陽平は復職しました。人として何が正しくて何が間違っているのかわからなくなるという陽平は、医者としては正しく生きようと考えていました。だから、ひとみの気持ちを知った三沢からデートしてもらえないかと頼まれても、医者の仕事ではないと断ります。実の娘が先に亡くなった現実を受け止められない友恵は“お取り寄せ”おやつまで用意して、すっかり蒼太を孫扱いします。陽平から、もうしばらく友恵に夢を見させて欲しいと頼まれた晶子は断ることができません。当然のように蒼太の授業参観に現れた友恵は、なぜ“蒼太の担任”の晶子が隣で見学しているのか一瞬混乱します。しかし多少の矛盾は見なかったり聞かなかったことにするというプラス思考の持ち主です。むしろ浮いてしまったのは陽平の方でした。同じ沸点を持つ不純物は蒸留では取り除けないこと、そして蒼太の答えた「純粋」とは字が違うけれど、蒸留水よりはるかに高い純度をもつ純水というものが存在すると父兄の前で先生に指摘、泣かせてしまいます。学校側は3人を別室に呼んで抗議します。親には親、教師には教師、医者には医者の立場があり、まず医者が言うことは正しいと信じてもらうことから治療が始まるのではないか、という教頭に対し、今度は晶子が反論しました。患者は医者が、人としても誠実に生きていると感じたとき、初めて信じてみようと思うのであり、立場がどうこうではなく結局は人と人・・・その言葉に陽平は動かされます。そして陽平はひとみにデートを申し込みました。そのひとみは晶子に頼み、初デートのための、乳房にメスを入れた患者用のブラジャーを買ってきてもらいます。たしかに存在して不思議はないのですが、そのような商品が存在することを初めて知りました。そして車椅子に乗ったひとみと陽平の最初で最後の“王道”デートが始まります・・・。で、録画は終わってしまいました。10時台のドラマの放送時間を平気で動かすことの多い日テレなのに、ちゃんと確認しなかった私もうかつでした。でも『ザ!世界仰天ニュース』というバラエティは見たことないのでどういう代物かは知りませんが、今回わざわざ15分間拡大するほどの内容だったんでしょうか?楽しみにしていたドラマだったので余計腹立たしく思います・・・(2/23 22:15〜23:09 放送)

【08】晶子たちの所属する第四営業所は3月をもって閉鎖され、異動の内示がありました。でも晶子は休みが多いことを理由に抗議虚しく解雇されてしまいます。これからも蒼太を食べさせ、治療費を稼がなければならない晶子は気を取り直して再就職を目指します。しかしデッドラインの35歳ぎりぎりの上、自主退職ではないところがネックです。抗ガン剤の副作用で毛髪が抜け落ち始め、かつらをつけて各社を回りますが、一ヶ月経っても就職が決まりません。そのかわり、といってはなんですが、クビを言い渡したケンケンから部屋の前で“永久就職”の誘いを受けました。陽平のことが気になる薫は喫茶店に江梨子を呼び出し、4年前の百合の手術について訊ねますが相手にしてくれません。そのやりとりを聞いてしまったフリーライターが動き出しました。プロポーズされた夜、蒼太は陽平の義理の両親とサッカーフェスティバルに出かけていて、部屋にはプロポーズ話を聞きつけた弓子と真奈美が駆けつけていました。そこに三沢から電話があり、若い“戦友”ひとみが亡くなったという知らせに晶子は激しく動揺します。二人を帰し、一人になった晶子はとりあえず冷静を装い部屋の片付けを始めますが、思わず陽平に電話をかけてしまいます。同じ乳ガン患者の死に動揺を隠しきれない晶子のもとへ陽平が飛んできました・・・(3/2 放送)

【09】抗ガン剤治療を終えた晶子は放射線治療に臨みます。25回ということは月曜日から金曜日まで5週間毎日放射線を当てるわけで、当てる位置がずれないように体に赤い十字を引いて一ヶ月間それが消えないようにしなければならないとは大変ですね。まとめ払いができないため、毎日会計に時間をとられることへの問題提起も忘れてません。陽平たちと参列したひとみの通夜で、若くして乳ガンになったから幸せとは言えないけれど、病気になって気づいたこともあったし病気になって出会えた人もいたから自分は不幸ではなかった、という前向きに生きたひとみのノートを読んだ晶子は好きな人がいる、と剣崎のプロポーズを断わりました。そしてその好きな人、陽平とランチの約束をします。しかし待ち合わせ場所の陽平の隣には薫が座ってました。なぜ百合の手術について知りたいのか問われた薫は、ついに陽平に思いを告白、それを晶子が聞いてしまいます。4年前には何もなかった、薫のことは女性として意識したことがない、と陽平が答える前に店を飛び出した晶子はランチの約束をキャンセルし、ファミレスでやけ食いします。呼び出された弓子と真奈美が励ましますが、いい大人の晶子には今さら告白するなどできません。「弓子さんが男だったらどちらを選ぶ?」34歳のくたびれた、仕事もすぐに決まらない、別の男の子供を連れた、片方の胸が小さい女を選ぶか、と晶子は泣き出します。晶子が一人で泣いて恥ずかしくないようにと弓子も泣き始め、つられた真奈美まで泣き出して昼下がりの空いた店内は少し恐ろしい状況になりました。その頃、4年前のことが記事になることがわかり、黒木家を訪ねた寅蔵は「もう、いいんじゃないですか?」と正十郎に同意を求め、百合の死を認めます。いまだ百合の分のお茶を用意する友恵だけは娘が4年前に死んだことを受け入れることができず半狂乱です。輪転機で新聞が印刷されるかつての定番カット、久々に見ました。新聞に記事が載った日、陽平は晶子と蒼太を誘い、三人で遊びに行きました。ウソをつくことも医者の仕事の一つだ、と江梨子に言った陽平ですが「人って、一緒にいてくれる人がいるから生きていける」、医者も「頼ってくれる患者さんがいるから力が出せる」と晶子に礼を言いました。そして「今日の日のこと、ずっと忘れません」と覚悟を決めた陽平は、医療ミスではなく、あくまで個人情報漏洩の問題にすり替えようとする杉山たちの開いた記者会見場に現れます・・・(3/9 放送)

【10】陽平は医師免許の剥奪も覚悟の上で真実を語り始めます。肝臓への転移もみられステージ4の乳癌だった妻の百合は手術を行うこと自体難しい状態でしたが、正十郎が専務を務める製薬会社と共同で研究開発中だった新しい麻酔薬「ハイレン」の使用を条件に、百合の強い希望通り陽平執刀の下で手術が行われました。しかし数万人に一人の割合で体質的に合わない物質が「ハイレン」に含まれていて、それが引き起こした悪性高熱による合併症で百合は手術中に亡くなってしまいます。陽平たちは相談し、カルテなど外部には虚偽の記録のみを残すことを決めました。それは不運なレアケースをスキャンダラスに扱われ、新薬の治験に関する偏見が助長されることを恐れてのことでした。人の命より新薬の将来性が大事なのか、と内山らは非難します。しかし百合の事例を分析して改良された「ハイレンα」は広く全国の病院で使用され、多くの命を救いました。記者会見を終えた陽平に会った晶子は呟きます「一緒に戦って欲しいです。お医者さんじゃなくても・・・」その頃、陽平たちの処分を決める会議が開かれ、全員一致で三人の医師免許剥奪が決まりそうになったとき、陽平たちを知る証言者として参加していた寅蔵が発言を求めました。そして彼らが私利私欲で動いたのではなく、より多くの患者を救うためにウソをついたのだと主張します。その甲斐あって、なんとか陽平と江梨子と杉山は2年間の医業停止処分ですみました。百合子の件が発覚する原因を作った自分をなぜ責めないのかと訊ねる江梨子に寅蔵は答えます。「人に頼ってラクになろうとしちゃいかんですよ。あなた、もっと苦しんだ方がいい」すぐに立ち直れない、ということはそれだけ江梨子が命のことを大切に考えている証拠だから。陽平と杉山は医業停止中の二年間、カンボジアの災害支援に向かうことになり、晶子たちは空港まで二人を見送りに行きました。別れ際、晶子は陽平に告げました。それまで生きて待っているから、二年経ったら戻って来て欲しい、と。それから二年が経ち、蒼太の中学校入学式の朝、晶子は乳癌のことを告白します。しかし蒼太は病気のことに気づいてました。そして検査のために行った宇月医院で待っていたのは主治医の陽平でした・・・。友恵は百合の死を受け入れ、今でもときどき遊びに来る蒼太を明るく迎え入れます。江梨子も医者を続けています。最後の最後で杉山のキャラが少し下品になっていたのはどうかと思いますが。そういえば、朝日新聞に書かれたせいなのかはわかりませんが【1】を最後に蒼太のセリフから弓子への「クソばばあ」というセリフが消えました・・・(3/16 放送)

この『87% 〜私の5年生存率』を本クールのナンバー3作品とします。 『救命病棟24時』のところにも書きましたが、この順位は悩みました(高すぎるかもしれません)。勉強になったし、毎回の放送も楽しみでしたが、続編はとくに観たいと思いません(というか、続編が作りづらい脚本です)。丁寧に描いているところが好感もてました。相川七瀬は役者に向いてませんね。彼女に合った役柄はあると思いますが、自分で役柄に合わせることはできないようです。それに比べてバラエティのイメージが強かった杉田かおるはやっぱり女優です。

役名は不明ですが、きらきら生保の外交員を【1〜4】旭夏美【1,6,8】菅原円【1〜4,8】笹山ゆき乃【1〜4,6,8】近江竹生【1〜3,8】前田真希【1〜3,6,8】高梨知美&立花アキ子&松田香寿美、晶子の母の葬式に出た叔母【1】を保谷果菜子、簡単な手術で治ると晶子に言った医師【1】を遠藤たつお、晶子のトークで貯蓄型の生命保険ではなくガン保険に入ってしまったOL【1】を中沢純子&伊佐美樹、蒼太が入っているサッカー部の監督【1,4】を浅里昌吾、弓子がセッティングした合コンの参加者【2】を青木一&中村良平、宇月院長が座る屋台のおでん屋【3,5】を森富士夫、蒼太の担任【4,7】を滝佳保子、「三宝食堂」主人【4,5】を土田アシモ、百合の通夜で涙を流さない陽平を悪く言う聖和医大関係者【6】を小久保丈二&渡辺穣、担任を泣かせた陽平に机を叩いて抗議する教頭【7】を市川勇、晶子を面接した人事担当者【8】を川口圭子&窪園純一、晶子が正社員の求人募集を探した「ワークサポート調布」職員【8,9】を羽根田陽一、ひとみの父【9】を浦山迅、晶子の放射線治療を担当する聖和医大学附属病院放射線科医師【9】を乃木涼介、放射線を当てる場所に十字を描いた聖和医大学附属病院放射線技師【9】を岡崎宏、記者会見に出席した聖和医大附属病院副院長【9,10】を井原幹雄、記者会見で陽平を非難する記者【9,10】を横田エイジ&植松洋、陽平たちの処分を決める会議の議長【10】を中川謙二、喫茶店で晶子にガン保険への勧誘をされた二人組の女性【10】を藤家さっこ&上村愛香が演じています。

《キャスト》

小谷 晶子(34) [「きらきら生命保険相互会社」新宿総合支社 世田谷第四営業所外交員(←弓子の紹介)→営業所閉鎖に伴いリストラ→「四つ葉生命保険」外交員・シングルマザー] ・・・ 夏川 結衣
小谷 晶子(9) [小学生・父に次いで母もガンで亡くなる]【1】 ・・・ 小池 彩夢
小谷 蒼太(9) [調布市立「青葉第一小学校」4年1組・晶子の息子・サッカー部レギュラー(トップ右)・ウソつくときは天井を見る・人参嫌い→人参は平気] ・・・ 川口 翔平
黒木 陽平(36) [「宇月医院」医師→無期限の休職→復職→医業停止(2年間)→災害支援(カンボジア)→復職・元「聖和医科大学附属病院」外科医・4年前に妻を亡くす・妻からの遺言は「私の身に何があっても、絶対に自分を責めないで、医者を辞めたりしないで」・乳腺外科の元スペシャリスト] ・・・ 本木 雅弘
黒木 百合 [陽平の妻・乳ガンで死去・月命日は26日]【1,2,4,6,10】 ・・・ 押田 恵
黒木 正十郎 [百合の実父・陽平の義父・製薬会社専務・麻酔薬「ハイレン」開発責任者・資産家・飼い猫の名前は“マーゴ”] ・・・ 細川 俊之
黒木 友恵 [百合の実母・陽平の義母] ・・・ 大谷 直子
寺田 弓子(39) [「きらきら生命保険」第四営業所→第二営業所外交員・晶子の親友&隣人・サプリおたく・晶子と売上げ最下位争い・“クソばばあ”(蒼太)・ウワバミ・ここぞってときには“お”を付ける(例 「お名刺」)] ・・・ 杉田 かおる
藤城 真奈美 [「きらきら生命保険」第四営業所→第二営業所外交員・母が7人兄弟] ・・・ 杏 さゆり
サオトメ [元「きらきら生命保険」第四営業所外交員]【1〜4,8】 ・・・ 田端 かや乃
剣崎 護(39) [「きらきら生命保険」第四営業所営業所長→3人いる所長代理の一人・晶子の元上司・かつてパラグライダーにはまる・“ケンケン”・晶子にプロポーズ→断られる] ・・・ 渡辺 いっけい
岡田 江梨子 [元「聖和医科大学附属病院」麻酔科医師・「三宝食堂」従業員・競艇場に通う・医業停止(2年間)→医師に復帰]【1〜6,8〜10】 ・・・ 相川 七瀬
杉山 紘一郎(38) [「聖和医科大学附属病院」第一外科医局外科医・陽平の大学の同期・助教授に内定・ひとみの元主治医・江梨子による百合の“個人情報漏洩”の責任をとり依願退職→医業停止(2年間)→災害支援(カンボジア)] ・・・ 古田 新太
三沢 卓巳 [「聖和医科大学附属病院」第一外科医局外科医・ひとみの担当医] ・・・ 柏原 収史
マチムラ [「聖和医科大学附属病院」第一外科医局長・陽平と杉山の指導教官]【3,9,10】 ・・・ 児玉 頼信
宇月 寅蔵(63) [「宇月医院」院長・“寅ちゃん”・18年間ペーパードライバー] ・・・ 橋爪 功
宇月 薫(26) [「宇月医院」看護師→「聖和医科大学附属病院」第一外科看護師・寅蔵の娘・オペ経験のほとんどない“ペーパーナース”(江梨子)] ・・・ 酒井 若菜
神部 みなみ [「宇月医院」看護師・噂好き]【1〜7,9,10】 ・・・ 北川 弘美
細川 真希 [「宇月医院」看護師]【1〜7,9,10】 ・・・ 氏家 恵
コウノ [サラリーマン・営業に来た晶子に合コンのセッティングを要求]【1】 ・・・ 久ヶ沢 徹
中山 [「さくら台レディースクリニック」医師・「ほぼ治る」と晶子に言う]【1】 ・・・ 手塚 政雄
川上 琴音 [「青葉第一小学校」4年1組→転校・蒼太の元クラスメイト・バレエを習っていた]【2〜4】 ・・・ 薄井 千織
川上 勇介 [琴音の父・会社社長・琴音を車でバレエ教室に送る・ガン保険加入後に膵臓ガン(ステージ4)を発見・妻と離婚・「聖和医科大学附属病院」に入院]【2〜5】 ・・・ 今井 雅之
川上 千絵 [琴音の母・間もなく次女を出産・夫のガン保険に加入・琴音を連れて“引っ越し”]【2〜4】 ・・・ 高橋 かおり
カワイ [会社員・弓子がセッティングした合コンの参加者・母親が脳梗塞で入院・子供が好き・後ろから晶子の胸を触る]【2】 ・・・ 菊池 均也
東 史郎 [蒼太の実の父]【3,5】 ・・・ 長井 秀和
東 冬美 [史郎の妻]【3,5】 ・・・ 栗田 よう子
桜井 ひとみ [高校生・元体操部(跳馬が得意)・17歳で初めての手術→癌が再発]【4〜7】 ・・・ 岩佐 真悠子
内山 [ライター]【8〜10】 ・・・ 田中 要次
スガタ [部長・鉢合わせした晶子と弓子たちからそれぞれ団体保険の勧誘を受ける]【10】 ・・・ 田村 三郎


脚 本 秦 建日子

音 楽 ROGER WILCO

演 出 長沼 誠(1〜3,6,9,10)・梅沢 利之(4,7)・佐久間 紀佳(5,8)

主題歌 「キミがいる」(ケミストリー)

制 作 伊藤 響・大塚 泰之・渡邉 浩仁

日本テレビ



          



○ 『富豪刑事 FUGOH KEIJI』 (テレ朝系・木 21:00 〜 21:54)



男社会の焼畑署に刑事として配属された美和子は大富豪・神戸喜久右衛門を祖父に持つ。セレブぶりが署内で反感を買い、美和子は皆から嫌がらせを受けるが、浮世離れした本人は全く気づかない。しかも一般人の刑事どもには思いつかない奇抜な発想で次々に難事件を解決し、刑事たちのプライドはズタズタにされてしまう・・・(全10話)

【01】「富豪刑事の囮」
白バイ警官を装った男から現金輸送車の5億円が強奪された7年前の「5億円事件」の時効があと10日と迫る中、焼畑署の刑事課に美和子が配属になり鎌倉警部は激怒します。警察学校でもすごくイヤな奴だと話題になっていた美和子に刑事という仕事の厳しさを教え、音を上げさせようとさっそく警察署の前の道に“まきびし”を撒きますが美和子の初出勤はリムジンではなくヘリでした。祖父の喜久右衛門は若い頃さんざん悪いことをして金を儲けてきたことを今になって後悔しています。だから正義のために孫娘の美和子が自分の財産を使ってくれることが罪滅ぼしになると喜び、喜久右衛門には美和子が天使に見えました。二人のうち、どちらが犯人かを見極めるため、奪ったお金を使うようしむければいい、と美和子は考えます。まず徹底的に持ち上げて、持ち上げて金銭感覚を失わせ、最後に突き落とす・・・「これでどんな人間も地獄を見る・・・」今は後悔の日々の、それでも時々若い頃のクセが出てしまうおじいさまがアドバイスします。自分の発明した物で特許が申請できるかを発明に凝る幡野に尋ね、よりグローバルな視点で「地球を大切にね」とプラカードに書いて須田の住民運動に参加した美和子は二人を持ち上げて持ち上げて手持ちのお金を使わせます。仕上げはリムジンに十円玉で傷を付けようとした純子たちをパーティー会場の二人に近づかせ、色仕掛けで誕生日プレゼントをねだらせました。突然、純子を目隠しして連れ出そうとした幡野を見て、刑事たちは追いかけようとします。それを見ていた須田の車で美和子も幡野を追跡しようとします。しかし真犯人は幡野ではなく須田でした。5億円の隠し場所の上に産廃業者が不法投棄をしてしまい、それをどけるために始めたのが住民運動でした。幡野はただ純子に発明品の数々をこっそりみせたかっただけなのでした。殺されそうになった美和子は偶然須田の車にしがみついていた西島に助けられます。逮捕された須田に美和子は悲しそうに言いました。「どうしてこんなことを」「たった5億円ぽっちのお金のために・・・」そしてリムジンに乗って、勝手に帰っていきました・・・(1/13 21:00〜22:04 放送)
筒井の原作では大富豪・喜久右衛門の金を湯水のごとく使って難事件を解決するのは息子の大助でしたが、ドラマでは孫娘が主人公に変わりました。TRICKのスタッフを中心に作っているようですが、とても雰囲気のあるエンディングタイトルといい、こういうお馬鹿なB級ドラマを作らせたらテレ朝の右に出る局はありません。

【02】「美術館の富豪刑事」
鎌倉の長年のライバル(=長年にわたって逃げられ続けている)怪盗Xが次に狙ったのは七瀬記念美術館に飾られた名画、ルメールの「楽器を持つ女」です。しかし焼畑署刑事課の鎌倉班は5日前の“テスト”でもニセの毒ガスでパニックになって絵を奪われてしまう有様で、急遽対策を立て直します。毒ガスに備えて窓を開けておくだの強力な接着剤で絵を壁に貼り付けるなど提案した猿渡が狐塚に(バカ、ではなく)バ〜カ扱いされる中、「あの〜ちょっとよろしいですか?」と美和子が手を挙げます。狙われている絵の周りにもっと高価な絵をいくつか飾り、美術館で一番高価なものを奪うと予告した怪盗Xが、何を盗んでいいのかパニックに陥らせる作戦を提案します。実際には高価な絵を何枚か購入したあと偽物も作り、それを飾ることは館長の三井だけに伝えました。三井は美術館の3人の職員の中に犯人の仲間がいるようだと鎌倉に伝え、早速3人に尾行がつきました。そしてそのうちの一人が殺されます。ロッカーから防毒マスクも発見されました。そして犯行予告の日、防毒マスクをつけた刑事たちは誰が誰だかわからなくなり、まんまと絵を奪われてしまいます。しかし短い時間で「楽器を持つ女」だけが忽然と消えたことで美和子は真犯人に気づきます。実は喜久右衛門お抱えの贋作師が多忙のため、美術館に飾った絵はすべて本物。偽物だと思っていたのは三井だけでした。さらに殺された職員が三井を脅していたことにも気づきます。すでに別のところに本物は隠し、飾っておいた偽物は破いて燃やし捨てたのです。金遣いが荒く見栄っ張りの妻のせいで借金に追われ、絵画を盗むようになった三井に美和子は言いました。奥さんが本当に欲しかったのはお金ではなく愛情だったのでは、振り向いて欲しいからお金を使ったのでは、と悲しそうな顔をして美和子はリムジンに乗り込み、勝手に帰ります・・・(1/20 放送)

【03】「密室の富豪刑事」
江草3兄弟には彼らから仕事を奪ったライバル会社の社長を二人も密室で焼死させた疑いがあるものの、その証拠がつかめません。そこで美和子は商売敵となる会社を設立し、再び彼らに同じことをさせようと提案します。美和子が社長役を務める会社の守衛役・松平は元警官。かつて指導を受けた猿渡は信頼しきっています。しかし江草たちは、出来の悪い息子が酔って起こした事故を松平が揉み消したことをネタに脅して仲間に引き入れ、社長室に酸素を送り込み、停電の中で美和子がマッチで火をつけた瞬間爆発、窓ガラスが吹っ飛びます。幸い、美和子は無事でした。良心の呵責に耐えかねた松平は美和子にすべてを打ち明けようとします。しかし長男が松平を殺します。3兄弟は、柄の悪い婦警コンビとカラオケした場所と死体発見現場との距離を理由にアリバイを主張します。要するに遺体は川を流れてきて、上流にあるカラオケ屋の近所が本当の殺害現場だった、ということです。長男が社長だと知って玉の輿を狙った純子が携帯番号を書いた箸袋をねじ込んだポケットの中には松平のズラが入っていて・・・というのが証拠となりました。前回、狐塚のタバコの火でついた穴が見事に修復された「ひまわり」は高値で売れて儲かってしまい、正義のために悪銭を使い切れると思っていた喜久右衛門は不機嫌でしたが、今回も、各界の一流どころを集めて作った会社が業績をあげてしまい、NASAが独占契約を申し出てきたことに激怒します。今回はどこか散漫な感じがしました。殺害のトリックもチープだし(別に原作を批判しているわけではありません)。それにしても「時間よ、止まれ♪」と永ちゃんを歌った佐藤二朗は出まくってますね。(気づいた範囲内で)今期はTBS系の『Mの悲劇』と『H2』に出ています・・・(1/27 放送)

【04】「富豪刑事のキッドナップ」
今回は明らかに今までとテイストが変わり、『TRICK』の持っていた毒を含んでいます・・・おもちゃ工場を経営する陽一の息子・映一が誘拐されました。警察とはバレないよう美和子が金持ちの姪のふりをしてリムジンで乗り付けたり、家族同然とはいえ従業員たちに給料が支払えない言い訳に息子の誘拐を話してしまうあたりは今までの『富豪刑事』です。でも、身代金を持って喫茶店へ→電話の直後トイレに行くふりをして外へ→公衆電話の指示で立体交差の上から下にカバンを落とす、といった流れはまるでふつうの刑事ドラマのようでした。布引は要求額がその日会社の金庫に入っていたのと同額の一千万円だったことに違和感を感じ、奪われるかもしれないのに新品のカバンに金を詰めたこと、たしかにドアに傷のある車は見つかったけど逃げた犯人の車の特徴としてルーフの目立つ汚れをなぜ挙げなかったのかに美和子はひっかかりました。警察への通報を理由に犯人は身代金の増額を要求します。重くて身動きできなくなるように、という美和子の提案どおりにまんまと誘導された犯人は一千万円を一億円まで増額し、しかもすべてを千円札で要求します。アクション系刑事ドラマばりの犯人と警察のカーチェイスの後、激重トランクを立体交差の下に停めたトラックの荷台に下ろそうとして、壊れた欄干とともに犯人は落下、死亡します。すべては解決したように見えましたが美和子は解雇された元経理担当の大沢が奪ったはずの一千万円は陽一が持っていると見抜きます。やはり布引が最初に感じた通り、誘拐は狂言で、亡くなった大沢と陽一はグルでした。カバンが新品だったのは同じカバンをいくつも用意する必要があり、お金が入ったカバンは公衆電話で陽一がすり替えました。陽一がルーフの汚れに気づかなかったのは車を見ていない証拠であり、本当はすでに発見現場に車はあったから緊急配備の網にもかかりませんでした。そして残酷な事実がわかります。監禁場所から自由に出入りすることができた英一が欄干のボルトを緩め、父を脅迫していた大沢が死ぬように細工をしたのです。だって父親が逮捕されたら自分が来年、有名私立中学に行けなくなってしまうから・・・(2/3 放送)

【05】「ホテルの富豪刑事」
不知火組組長・水野が龍神会会長・福本お気に入りのクラブのママに手を出したことがきっかけで勃発した抗争の手打ち式が焼畑所管内で行われることになりました。仲良くするのはよいのですが、約百人の組員の宿泊先や飲食店に5人ずつ配置するためには西島の試算でざっと2605人の警官を動員する必要があり、熊倉は頭を抱えます。しかもライバル大橋の手だけは借りたくありません。そこで美和子は、かつて喜久右衛門が首相に使ったのと同じ手を提案します。当日の他の宿を全て満室にして、喜久右衛門がオーナーしている高級ホテルに泊まらざるを得なくします。さらに館内の飲食をフリーにすれば完璧です。しかし手違いで一組だけ、世界一周旅行中で連絡がとれなかったジョーダン夫妻を6階のスイートルームに泊めることになりました。福本の提案で杯の代わりにワイングラスが出されます。水野が用意した、たった84万円(少ない生産量を全てを神戸家で消費するため市場に流通しないボルドー産の神戸家ハウスワイン「Grand Cru Kanbe」('80)が一般に出回れば1本百万円は下らないんだそうです)の「レマネノワール(REMUNEE-NOIR)'78」のラベルはDRC(Domaine de la Romanee-Conti)のパクリです(なぜかラベルに容量とアルコール度数が入っていませんね)。「一口、口にすると、まるで蝉の小便のように突然の驚きを与える・・・」これは“土のような香りのする(earthy)”などを用いるワインテイスティングの際の伝統的(?)表現をおちょくっていて笑えました。もっとも福本の“蝉の小便”は味の評価ではないようですが。評価以前の段階でワインを口にした福本は倒れます。現場があたふたしているうちに銃撃戦も始まりました。そしてジョーダン夫人の射殺体が発見されます。しかし日本語ペラペラで“社会の窓”まで知っていることがバレ、銃撃戦の犠牲になったように細工した夫が逮捕されました。そして組長殺しの真犯人もわかりました。犯人は初期の『刑事コロンボ』をヒントにしたのか、わざとホテルのワインセラーの温度を上げてワインのダメにします。味の違いのわかる福本が「どういうことなんだ!」と手にしたナプキンに毒が仕込んでありました。ナプキンを用意したのは自分も毒を口に含んだ新谷でした。福本が自分を跡目にしないことを恨んで犯行に至ります。
美和子「新谷さん、あなたが犯人ですね」
新 谷「・・・。」
美和子「新谷さん、それでよろしいですね」
新 谷「OK牧場」
見事な着地です。なお、放送日が特許問題で話題のジャストシステム「一太郎2005」発売日であることを知ってか知らずか小木茂光の役名は(真田)一太郎でした。それにしても「弾くぞ、ボケこらぁ」と拳銃を構える布さん、カッコよすぎです・・・(2/10 放送)

【06】「富豪刑事の遺体捜索」
3年前、別荘に絵を描きに行くと出かけたまま失踪した智子の遺体を、夫の浩一が焼畑ビジネスパークの建設現場に埋めているのを見た、という証言が今頃になって出てきてマスコミは騒然となりました。さすがの美和子も巨大ビル群を買い取り壊して捜索するのはこの国の(って、焼畑市って、政令指定都市かなんかでしょうか?)経済活動にダメージを与えると考え、目撃者の橋本の証言にあった、遺体とともに埋められたと考えられる紙屑同然の日流商事株券に注目します。犯人が遺体を掘り起こしたくなるように日流商事に有能な人材を派遣、世界的な企業に成長させて株価を上昇させました。しかし浩一は動きません。再び別荘を調べますが何も出てきません。美和子は別荘に残された智子の絵に描かれた風景の場所が気になり、浩一の運転でその場所を探し出しました。そのとき初めて行ったはずの浩一がやけに周辺の地理に詳しいことに引っかかります。服を着替えるように、その日の気分で別荘も変える美和子にとって第二の別荘があることは不思議ではありません。橋本は借金チャラを条件に嘘の証言をしたのです。有名画伯が壁に描いたフレスコ画を手に入れたくて、智子が丸ごと買い取ったのがその別荘でした。そして狐塚がぶっ壊したフレスコ画の描かれた壁の中からではなく、裏庭から白骨化した遺体が発見されました。浩一が犯人とわかり、今日も勝手に帰って行った美和子に続いて「では失礼いたします」と浩一も帰ろうとしたのは笑えました・・・(2/17 放送)

【07】「富豪刑事の古美術品騒動」
シルクロード最西端イルベスタンとかいう国の幻の古美術品「真実を見つめる肖像」が奪われます。県警OBのつくった放漫・・・ではなく奉満警備保障の警備員は道を塞いで止まっていたタンクローリー車が爆発すると思いこまされ、逃げ出した隙にすり替えられたようでした。美和子はおじいさまに、エリザペート三世の戴冠式の王冠を大量に作らせたときの宝飾品贋作師を紹介してもらい、ペルシャ湾沖に沈んだ紀元7世紀の海賊船を引き上げて手に入れた金銀を用い作ったニセの肖像13個を市中に流します。当然、犯人は自分の持っている方がホンモノであることを証明しなければなりません。そんなとき古美術商の輪島が殺されます。そして唯一鑑定できる博物館研究員・本間の目の前に現れたのが戸塚です。家から肖像が発見されますが、本間は出来の良くない贋物だと即座に鑑定します。美和子はそれが気になりました。再び戸塚の家に一人で行き、肖像よりももっと大切な古美術が置いてあるという鍵付きの部屋の中に入ります。そこで壺を割ってしまい、生まれて初めて麻薬を見ます。秘密を知ったため殺されかかった美和子を助けたのは本間でした。本間の研究室に行った美和子は、実は本間が研究室の入り口で肖像をすり替えたことに気づきます。かつてニセ鑑定書を書いたことで輪島に脅された本間が肖像を盗んだのでした。戸塚の家から大切そうに運ぶ姿を見て肖像は本物であると美和子は見破ります。本間は素直に罪を認め、車がレッカー移動されて逃げられなかった戸塚も逮捕されました。アリバイを作るために面倒な仕掛けで殺そうとする戸塚に「すぐに見破られちゃうと思いますけどぉ。ホントにダメだと思いますけどぉ」と必死に叫ぶ深キョン、ちょっと可愛かったです・・・(2/24 放送)

【08】「富豪刑事の要人警護」
報酬一千万円で産廃場建設反対派の大蔵健吾市議狙撃依頼がネット上に書き込まれました。奥さんの名前、間違ってました(芳江、ではなく芳美ですね)。焼畑署では警護をしたつもりですが、街頭演説中の健吾が何者かにライフルで狙撃されてしまいます。銃弾が外れたとはいえ、かなりの腕前を持つ犯人を引き寄せるため、次の演説会の同じ日の同じ時刻、賞金一億円をかけた射的大会の開催を美和子が提案します。出場者の中で断トツの腕があり、しかもこの大会に警察が関与していることを匂わせたらわざと優勝を逃した栗田を美和子たちは怪しいと睨みます。健吾と栗田が大学の先輩後輩の関係にあることもわかります。しかし、そのころ芳美が射殺されてしまいました。健吾と間違ったのでは、という見方を美和子は否定します。なぜ遺体も見ないのに健吾は正面から芳美が撃たれたとわかったのか・・・。美和子は遺体の近くで健吾の議員バッチを拾います。それをわざと吹き抜けの上の階に置きました。それを健吾は拾いに来てしまいます。最初に健吾を撃ったのはグルだった後輩の栗田だったのかもしません。しかしカキコを真に受けた見知らぬスナイパーが健吾を狙いました。ちょっと怖いオチがつきましたが出来はイマイチです・・・(3/3 放送)

【09】「学園の富豪刑事」
焼畑市内にある高校のラグビー部コーチの元に脅迫状が届き、次々と金属バットで襲われます。焼畑の名が入った大学もあるんですね!それに市内には高校が25校もあって、うち19校にラグビー部があるなんてすごいです。犯人は元ラグビー部の退学者だと睨んだ鎌倉たちに美和子が提案します。全寮制の高校を作り、不良の皆さんをラグビー部の特待生として集めればいい・・・男子高として作ったはずのにセーラー服で“登校”してしまう美和子は笑えました。ラグビー部員を熱血指導するのは鎌倉警部です。その中に名門南条高校にいたものの、ブルマー泥棒の疑いがかけられ試合に出場できず、結局高校を中退した小栗がいます。一緒に汗をかくうち、鎌倉には部員たちの中に犯人がいるとは思えなくなりました。そんな中、八木という男がラグビーの焼畑カップで賭博行為をしていることを掴みます。そして彼の命令を受けて動く“ウルフ”の存在が見えてきました。ある夜、南条高校の主力選手が熊谷コーチの家の前で襲撃されました。しかし目撃されたのと同じ赤い髪の小栗が黙々と自主練していたのを鎌倉は知っています。これで確実といわれていた南条高校の優勝が怪しくなり、負ければ胴元の八木が儲かります。そして美和子たちは、かつてウルフと呼ばれていた熊谷が共犯者であることに気づきます。今回が最後、という約束を無視しようとする八木を殺し、もう負ける必要がなくなった熊谷は、八木を刺した凶器を隠した優勝カップを何が何でも自分のものにしなければならず焦ります。しかしかつて自分がワナにはめた小栗の活躍で南条高校は美和子が理事長を務める焼畑学院高校に敗れました。深キョンのセーラー服は可愛いけれど、鈴木ヒロミツの学生服はばっちいです。今まで必死に練習してきたのに南条高校が負けたら八木の思うつぼであり、焼畑学院高校は勝つわけにいきません。熱血鎌倉は試合前、理由が言えぬまま部員たちに謝りました。「俺はこれからお前たちに殴られる」「お前たちは腐った大人になるな!」「小栗、俺を殴れ」感動的なセリフのあと、小栗は鎌倉をふつうに殴ります。窓ガラスはすべて割られ、廊下をバイクが走る・・・元全日本の名フランカー山口良治が京都一荒廃した京都・伏見工業高校ラグビー部を熱血指導し、わずか7年で全国優勝を成し遂げたという実話を元にして作られた『スクールウォーズ』('84年10月〜'85年4月)で山下真司と松村雄基はラグビー部顧問とラグビー部員を演じています。また内田朝陽は照英がラグビー部顧問を演じた映画版('04)のラグビー部員です。ドラマ版でラグビー部マネージャーを演じた岩崎良美も出ています。ラグビーに興味がないし、ドラマ自体を観ていなかったのでどの程度パロディーが含まれているかはわかりません。「One for All, All for One(一人はみんなのために、みんなは一人のために)」もラグビーでは有名な言葉のようですが、鶴岡警部補の発音(「ユーアーウインナー」って「You are winner」?)だけが印象に残っています・・・(3/10 放送)

【10】「絶体絶命の富豪刑事」
目を掛けていた大谷県警刑事部長の腹心・市川に呼び出され、喜久右衛門は違法カジノバーとつながっている黒幕について相談されます。しかし調査報告書を見た喜久右衛門が引退を理由に力を貸すことを断ったところ、バーのマスター川村が市川を刺し、薬をかがされた喜久右衛門が気づいたとき、市川は冷たくなってました。いくら喜久右衛門が無実を主張しても、川村は殺害の時刻近くに店から車で30分以上も離れた場所で婦警コンビに目撃されています。実はバー「愛のメモリー」(笑)はトレーラーハウスを改造したもので、“店”が移動可能であることに美和子は気づきました。また美和子に接触してきた瀬崎が仕組んだのではないこともわかりました。ワナにはめたのは川村で、美和子は捕まってしまいます。倉庫に喜久右衛門が呼び出され、そして「もし貴女が危険にさらされるようなことがあったら、そのときは必ず私が駆けつけますから」という“約束”通り、黒幕の大谷が現れました。金で解決しようとする喜久右衛門を無視して大谷は拳銃を構えます。瀬崎が現れて、すぐ帰り(爆)、続いて焼畑署の刑事たちが到着します。大谷から拳銃を奪った喜久右衛門は逆に大谷に銃口を突きつけました。今にも引き金を引きそうな手を下ろさせたのが美和子です。しかし詰めが甘い鎌倉警部、いつの間にか喜久右衛門をライフルで狙っている川村に気づきません。形勢は再び逆転します。そのとき最後の「あのぉ、ちょっとよろしいでしょうか?」。「お金で命は守れないって言いましたよね。あなたたちは間違っています」そう言って美和子は喜久右衛門の目の前で一万円札をバラ撒きました。それに群がる川村の手下たち・・・んな、アホな。狙いが定まらず撃てない川村からライフルを奪おうとした美和子を体を張って助けたのは西島、そして川村を撃った布引でした。犯人たちは逮捕され、そしてトラックの荷台に積んであった一万円札が風に舞い挙げられ全世界に雪のように舞いました・・・最後をマンガで終わらせたことと、あの狐塚が美和子の味方をしたところが残念です。布さんだけはお札を拾わず、さすがでした。(独特の審美眼を持った)大学生の瀬崎は麗子という美しい(?)女性に恋をしていました。しかし麗子は喜久右衛門に心を奪われますが、喜久右衛門は麗子に振り向かず、不治の病に冒された麗子は失意のうちに亡くなります。「許さん・・・」ということで50年間喜久右衛門を恨み続けた瀬崎を喜久右衛門はまったく覚えてません。ま、そんなもんでしょうね・・・(3/17 放送)

この『富豪刑事』を本クールのナンバー2作品とします。 主演を演じる深田恭子は昔から可愛いとは思っていましたが、セリフを喋り出すとムカムカしてくる女優でした。そんな彼女の魅力を見事に引き出した(川島なお美でいえば『アットホーム・ダッド』にあたる)ドラマです(嫌みではありません)。10話中3話くらいは(いてもいなくてもどうでもいい存在の)瀬崎を演じた筒井康隆本人による原作が存在するようですが、あとはオリジナルでした。“富豪”ぶりがはじけ足らずにイマイチだった部分もありましたが、おじいさま(夏八木勲)や布さん(寺島進)のキャラが魅力的すぎます。通信講座で英語を習った鶴岡警部補役は、私が今まで見た升毅の演ずる役柄の中で一番良かったと思いました。下らない・・・最高の褒め言葉です。続編、期待しています。

役名は不明ですが、鎌倉に取材する記者【1,2,5〜7】を菊地一浩、川田の女【1】を外園まゆみ、時効8日前にやってきた県警上層部【1】を阿部六郎、須田がリーダーを務める住民運動の参加者【1】を和泉今日子&しのへけい子、陽一に電話を取り次いだ「cafe BRUTUS」店員【4】を照井尚子、黄色のミニバンを発見した警官【4】を徳井広基、大沢の住んでいるアパート管理人【4】を武川修造、ホテルの6階で銃撃戦を始めた「龍神会」組員【5】を天蝶二&高橋和勧、新谷を看病する「龍神会」組員【5】を谷藤太&保科光志、大橋の取り調べを受ける「不知火組」組員【5】を井戸田潤(スピードワゴン)&小沢一敬(スピードワゴン)、ナカダ首相の愛人【6】を平田洸帆、別荘の管理人【6】を諏訪部仁、合コンで知り合った淳子に貯金全部をはたかせ「スマイル食品」の株を買わせた証券マン【6】を岸祐二、焼畑署内から中継したリポーター【7】を佐々木亮太(テレビ朝日)、大蔵が演説中に狙撃されたニュースを伝えるアナウンサー【8】を櫻井健介(テレビ朝日)、動揺させようとした純子からほっぺにキスされ「変態ババアだ」と泣き出した小学生【8】を安達直人、掲示板を見て健吾を狙った男【8】を戯武尊、クラブ「KING」ホステス【9】を根本はるみ、八木のボディーガード【9】を安達大介、川村の女【10】を外園まゆみ、市川に密告したとき「間違いない」と言い損ねた男【10】を長井秀和、布袋に聞き込みされるチンピラ【10】を微笑大地&まつだ壱岱、川村の手下【10】を藤田清二&石丸ひろし&井鍋信治&新家子一弘&佐藤博秋&武井秀哲が演じています。

《キャスト》

神戸 喜久右衛門(74) [大富豪・若い頃に地上げや会社乗っ取りで財をなす・政財界に顔が利く・警察に多額の寄付・イタズラ大好き] ・・・ 夏八木 勲
神戸 喜久右衛門 [大学生・麗子より金儲け]【10】 ・・・ 岩本 靖輝
神戸 美和子(23) [神奈川県警「焼畑署」刑事課捜査係新人刑事(巡査)・神戸喜久右衛門の孫・通勤は運転手付きリムジン・森の中に家があるのではなく、家の中に森がある・家の庭に川が流れる・立ち食いそば屋でクレジットカードを使おうとする・おつりは小切手・警察の仕事が楽しい・世界一周旅行は年2回] ・・・ 深田 恭子
神戸 美和子 [本物の「モナ・リザ」にお髭を描く]【2〜4】 ・・・ 高坂 真琴
鈴木 松江 [神戸家の家政婦&秘書] ・・・ 市毛 良枝
伊東 隆行 [美和子を送迎するリムジンの運転手] ・・・ 虎牙 光揮
鎌倉 熊成(48) [「焼畑署」刑事課捜査係刑事(警部)・インターネットが苦手・「焼畑学院高校」ラグビー部コーチ] ・・・ 山下 真司
鶴岡 慶一(43) [「焼畑署」刑事課捜査係刑事(警部補)・妻子に頭が上がらない・携帯ストラップに「自分第一」・英語は通信講座で5年間] ・・・ 升 毅
布引 幸四郎(44) [「焼畑署」刑事課捜査係刑事(巡査部長)・悪人面で口下手] ・・・ 寺島 進
狐塚 虎彦(38) [「焼畑署」刑事課捜査係刑事(巡査部長)・せこい・ゴッホの「ひまわり」でタバコの火を消す] ・・・ 相島 一之
猿渡 哲也(33) [「焼畑署」刑事課捜査係刑事(巡査部長)・トレードマークはカーリーヘアーにウィンドブレーカー] ・・・ 鈴木 一真
西島 誠一(25) [「焼畑署」刑事課捜査係刑事(巡査)・一番下っ端] ・・・ 載寧 龍二
菊池 裕美(23) [「焼畑署」交通課婦警] ・・・ 中山 恵
樋口 純子(23) [「焼畑署」交通課婦警] ・・・ 野波 麻帆
神山 郁三(57) [「焼畑署」署長] ・・・ 西岡 徳馬
瀬崎 龍平(71) [フィクサー・喜久右衛門を憎む] ・・・ 筒井 康隆
瀬崎 龍平 [大学生・麗子が好き・百回目のデートで初キスに失敗]【10】 ・・・ 土本 將人
宮島 洋子 [瀬崎の秘書] ・・・ 能世 あんな
渡辺 宜嗣 [事件を伝えるレポーター]【1〜3】 ・・・ 渡辺 宜嗣
  (テレビ朝日)
勝田 和宏 [事件を伝えるレポーター]【4〜6,10】 ・・・ 勝田 和宏
  (テレビ朝日)
中丸 徹 [レポーター]【7】 ・・・ 中丸 徹
  (テレビ朝日)
大塚 和彦 [事件を伝えるレポーター]【9】 ・・・ 大塚 和彦
大熊 英司 [廃棄物処理場建設反対派の集会を伝えるレポーター]【8】 ・・・ 大熊 英司
  (テレビ朝日)
川田 隆(35) [「テクノゲート」社長運転手・「5億円事件」の容疑者の一人・浮気をネタに脅していた社長のコダマミツオに殺される]【1】 ・・・ 木川 淳一
須田 順(40) [建設会社勤務・「5億円事件」の容疑者の一人・不法投棄反対の住民運動に取り組む・投棄物の下に5億円]【1】 ・・・ 温水 洋一
幡野 鉄也(39) [カメラ店店員・「5億円事件」の容疑者の一人・発明に凝る(太陽電池がバッテリーの「ソーラー懐中電灯」や「摩擦が限りなく0に近づく液体」など)]【1】 ・・・ 甲本 雅裕
三井 孝信 [「七瀬記念美術館」館長・妻は県警本部長の奥さんの親戚筋で金遣いが荒い]【2】 ・・・ 岡田 眞澄
オオツキ [「七瀬記念美術館」職員・三井の正体に気づき脅し毒ガスで殺される]【2】 ・・・ 伊藤 正之
セキグチ [「七瀬記念美術館」職員・館内から持ち出した裸婦の彫刻に裸ですりすり]【2】 ・・・ 松澤 一之
今村 信一 [「七瀬記念美術館」職員・ピンク映画好き]【2】 ・・・ 蒲生 純一
江草 竜男 [江草3兄弟長男・「江草鋳物工場」経営・かつては真空鋳造で独占的経営・最近「宮本鋳造」に仕事を奪われる・5年前に「大沢鋳物製造」社長も焼死させる]【3】 ・・・ 橋本 さとし
江草 幸男 [江草3兄弟次男]【3】 ・・・ 佐藤 二朗
江草 正男 [江草3兄弟三男]【3】 ・・・ 濱本 康輔
宮本 法男(59) [「宮本鋳造」社長・焼死・誠実・クラシック音楽を聴く・葉巻を愛用・エアコンは嫌い]【3】 ・・・ 中山 克己
ヨシカワ マサヒコ [「宮本鋳造」守衛]【3】 ・・・ 松本 航平
松平 洋平 [「ありす鋳造」守衛役・元警官・猿渡の先輩・竜男に殺される・ヅラ]【3】 ・・・ 蛍 雪次朗
榎本 [「ありす鋳造」真空鋳造技術担当役・現「東京大学」工学部教授・文化勲章受章]【3】 ・・・ 佐々木 勝彦
設楽 [「ありす鋳造」経理課長役・現「いずみ銀行」頭取]【3】 ・・・ 奥村 公延
菊田 [「ありす鋳造」営業課長役・現「新東京造船」常務・かつて喜久右衛門が会社乗っ取りに利用]【3】 ・・・ 上田 耕一
高森 陽一 [「高森産業」社長]【4】 ・・・ 吹越 満
高森 歌子 [陽一の妻・主婦]【4】 ・・・ 星野 光代
高森 英一(12) [陽一と歌子の一人息子・小学6年生・優秀・手すりに細工]【4】 ・・・ 佐藤 和也
大沢 完二 [前「高森産業」経理担当・会社の金を使い込んで解雇・会社が脱税などをしていることをネタに陽一を脅す・金を下ろそうとして橋から転落死]【4】 ・・・ 嶋田 豪
マツムラ [「高森産業」経理担当]【4】 ・・・ 橋本 亜紀
福本 幸吉 [「龍神会」会長・洋風ヤクザ・ワインに詳しい・舎弟の新谷に殺される]【5】 ・・・ 細川 俊之
新谷 [「龍神会」若頭]【5】 ・・・ ガッツ 石松
水野 大吾郎 [「不知火組」組長・和風ヤクザ]【5】 ・・・ 寺田 農
真田 一太郎 [「エンジェルホテル」総支配人]【5】 ・・・ 小木 茂光
大橋 [神奈川県警四課(暴力団関係担当)警部・鎌倉のライバル]【5】 ・・・ 大和田 伸也
リチャード ジョーダン [NYの大物マフィア・かつて横須賀米軍基地に在住・日本語に堪能]【5】 ・・・ ランディ ゴインズ
メアリー ジョーダン [リチャードの妻・資産家・遺産目当てで夫に殺される]【5】 ・・・ イリーナ スパシキ
ナカダ [元首相・首相時代に愛人と「エンジェルホテル」スイートにいるところを真田に盗撮されて喜久右衛門に脅され便宜]【5】 ・・・ 中川 謙二
塚越 智子(34) [主婦・絵画や美術品が好き・株に手を出す・3年前に失踪]【6】 ・・・ 高橋 睦美
塚越 浩一(41) [サラリーマン・智子の夫・智子と不仲]【6】 ・・・ 篠井 英介
橋本 孝夫(32) [元警備員・浩一から借金・死体遺棄の目撃者を装う]【6】 ・・・ マギー
日向 栄子 [智子の友人・智子に金を貸す・浩一に消される]【6】 ・・・ 川俣 しのぶ
本間 英次 [「焼畑市立民族学博物館」研究員・蛍光X線分析のエキスパート]【7】 ・・・ 矢島 健一
輪島 浩平 [「輪島古美術店」店主・本間を脅して「真実を見つめる肖像」を盗ませる・本間に殺される]【7】 ・・・ 大河内 浩
戸塚 一彦 [古美術品を売買・副業として古美術品に麻薬を隠して日本に持ち込む]【7】 ・・・ 嶋 大輔
飯田 [「奉満警備保障」警備員・元「焼畑署」刑事]【7】 ・・・ 不破 万作
佐々木 [「奉満警備保障」警備員]【7】 ・・・ 福士 誠治
スギウラ [「焼畑市立民族学博物館」助手]【7】 ・・・ 三枝 太基
大蔵 健吾(41) [焼畑市議会議員(2期目)・東都大学経済学部卒・元オリンピック候補(射撃)・廃棄物処理場建設反対派]【8】 ・・・ 古田 新太
大蔵 芳美(34) [健吾の妻・警視総監は父の友人の友達・健吾に射殺される]【8】 ・・・ 濱田 マリ
吉村 志穂(30) [健吾の秘書・健吾の愛人]【8】 ・・・ 池津 祥子
栗田 厚雄(32) [フリーライター・健吾の大学の後輩・第一回「焼畑射的名人選手権大会」準優勝]【8】 ・・・ 大倉 孝二
平沢 賢人 [小学生・「焼畑射的名人選手権大会」出場者・この世で一番大切なものは給食]【8】 ・・・ 平沢 賢人
熊谷 雄司 [「南条高校」ラグビー部コーチ・元全日本の名フランカー・現役時代のあだ名は“ウルフ”・八木に手を貸す]【9】 ・・・ 松村 雄基
小栗 幸輔 [「焼畑学院高校」ラグビー部員・元「南条高校」ラグビー部員・ブルマー泥棒と疑われる]【9】 ・・・ 内田 朝陽
八木 信平 [「不知火組」企業舎弟・スポーツ賭博の胴元]【9】 ・・・ 鈴木 ヒロミツ
倉田 剛志(34) [クラブ「KING」バーテンダー・ラグビーファン・八木に二千万円の借金・生命保険を掛けられて殺される]【9】 ・・・ 皆川 猿時
アユミ [クラブ「KING」ママ]【9】 ・・・ 岩崎 良美
平山 正芳 [「焼畑農業高校」ラグビー部コーチ・最初に金属バットで襲撃される]【9】 ・・・ 岩本 宗規
麗子 [瀬崎と交際・“立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花”(瀬崎)・喜久右衛門に心を奪われる・不治の病に冒され病死]【10】 ・・・ 種子
川村 春雄 [「BAR 愛のメモリー」マスター・元「神奈川県警察本部」刑事・シゲル松崎似・刑事の頃からカジノバー経営者とつながりを持つ]【10】 ・・・ 松崎 しげる
市川 正道 [「神奈川県警察本部」警視・大谷の腹心・川村に刺殺される]【10】 ・・・ 安藤 一夫
大谷 重男 [「神奈川県警察本部」刑事部長・一斉捜索の裏情報を川村に流す]【10】 ・・・ 及川 光博


原 作 筒井 康隆

脚 本 蒔田 光治(1〜4,6,7,10)・福田 卓郎(5,8〜10)

音 楽 辻 陽

監 督 長江 俊和(1,2,5,6,10)・常廣 丈太(3,4,7,9)・阿部 雄一(8)

主題歌 「愛のメモリー」(及川 光博)

制 作 桑田 潔・蒔田 光治・阿部 謙三

テレビ朝日・東宝



          



○ 『H2 〜君といた夏』 (TBS系・木 22:00 〜 22:54)



中学時代、エースとして鳴らした比呂は肘を痛めてしまい、ニセ医者の診断を信じて野球を断念、野球部のない千川高校に進学する。しかし春華がマネージャーを務める野球愛好会に入ることになり、もう一人のH・秀雄のいる明和第一高校と対戦することになる・・・(全11話)

【01】このまま投げ続けたらあと3ヶ月で肩が壊れる、そう診断された比呂は、やはり腰を痛めてドクターストップになった女房役の野田と、野球部のない千川高に進学します。一緒に関東大会で連続優勝した親友の英雄は1年で明和一高の4番打者、その英雄を比呂の幼馴染みのひかりが応援しています。サッカー部に入った比呂は、野球愛好会があることを知りました。そこの押しかけマネージャー春華をモノにしたい(=サッカー部のマネージャーにしたい)木根は、なにかと春華にちょっかいを出します。いくらカチンときたからとはいえ、関東大会優勝投手が頭めがけて硬球を投げるのはまずいでしょう。漫画では許されても実写ならシャレにならないです。そんななか、対戦相手になるはずだった商店街チームのピッチャーがぎっくり腰になり、先輩たちの引退試合は中止になりました。そこに木根がつけ入ります。負けたらサッカー部のマネージャーに・・・その条件で野球愛好会は木根や比呂のいるサッカー部と野球の試合をすることになりました。ピッチャーの木根は元リトルリーグの選手です。英雄が入部するまでは4番のエースでした。完全に愛好会をナメてます。わざと三者連続四球で塁を埋め、次の三人を連続三振でしとめます。好きなのに野球ができない比呂は、まじめにやらない木根に腹を立てました。野球の神様に失礼だ・・・ついに比呂はサッカー部を退部して、その足で野球愛好会に入会します。試合の取材に来ていた新聞部の野田も入会、満塁ホームランなどであと1点まで追いつきます。結局比呂にホームランが出たらサヨナラ勝ち、というシーンで走者が牽制球でアウトになり、万事休すです。再びユニフォームを脱いだ二人は自分たちを診断した医者がニセ医者として逮捕されたことに知って仰天、さっそく他の病院で診てもらったところ異常は見つからず呆然とします。今から英雄のいる明和一高に転校して黄金チームの復活をしようか悩んだ二人は英雄の出ている試合を見学します。そして比呂は感じます。「あいつと対戦できるピッチャーは幸せだ」と。そして愛好会のメンバーを眺めます。鍛え甲斐のある先輩だ・・・ちなみに春華はお嬢様で、サッカー部全員に焼肉奢ったら許してもらえたそうです。けど、よく考えたら、なんで奢らなきゃいけないんでしょうね?それより勝手に転校、転校と言い出した野田ってなんぼのもんじゃい!と思いました。原作を読んでないので思い入れがないせいか単純に楽しんでみることができました。漫画では許せても実写にするとこっぱずかしくなるシーンというのもあるでしょう。それをどう処理するかが見物です。今回初めてまともに石原さとみを見たのですが、こういうハスキーな声をしているとは知りませんでした・・・(1/13 22:00〜23:09 放送)

【02】高校野球嫌いの校長が野球愛好会の解散を命じます。お遊びグループはいらない、という校長に、甲子園を目指す、と春華が言い返し、だったら甲子園出場校レベルと練習試合をしろ、ということになります。は?そして明和一高と対戦して勝てば野球愛好会を野球部に昇格、負けたら即刻を解散、という無理難題を春華がのんでしまいます。「僕らは甲子園なんて、どうでもいいのに・・・」という愛好会の先輩の考えはまっとうです。でも最初から負けると決めつけている彼らに、勝てばいい、愛好会が解散なら自分も野球をやめる、とついつい比呂は口を滑らせます。冷静に考えたら、負けたら愛好会はなくなるし、勝っても今度は甲子園を目指して猛練習をすることになるから、どちらにしても楽しい野球はもうできないと思うんですが、愛好会の先輩たちは気づいていないようですね。それにしても、数年前に進学校で知られた校長の母校が初めて甲子園に出てボロ負けし、今では大敗したことの方が世間の記憶に残ってしまい、大好きだった野球が嫌いになった・・・イマイチ説得力がありません。兎に角やるしかない、ということで、足りないメンバーを集めます。中学時代、名二塁手だった校長の息子を誘いますが、高校野球はやらないと父親と約束したから、と未練ありありなのに渋ります。春華は入会の交換条件としてエロエロ木根とデートしますが、街中で唇を突き出す木根から比呂が春華を守ります。色仕掛けから挑発作戦に変更し、かつて木根からポジションを奪った英雄が「負け犬」などと煽りたおし、単純な木根君ご入会となりました。さて試合当日、明和一高の二軍相手に比呂はちんたらちんたら投げました。あと少しで勝ち逃げできる、というところでどんくさい春華が「国見くん♪」と応援、相手の監督が比呂のことに気づいてしまいます。そこから一軍を投入です。最終回、必然的に出るエラーでランナーを出し、結局負けてしまいます。しかしマスクをして変装して二塁を守っていた自分の息子の姿を見て、比呂たちの野球を見て心が動かされた校長は、狂言誘拐された息子の解放条件として出された野球部設立を認めます。これで比呂は野球をやめずにすみました。さらに肩たたきを交換条件として校長は息子の野球部入部を許可します。いやぁ、漫画ですねぇ。英雄→ヒーロー→ひろ→比呂というダジャレ的つながりには気づきませんでした。ところで冬なのに海パンで校門の前に立っていた連中はフジテレビ系『ウォーターボーイズ』のパロディーのつもりなのでしょうか?石原さとみは可愛いと思うけど、正統派美少女の市川由衣と並べるのは可哀想な気がします・・・(1/20 放送)

【03】試合経験のない春華のチンピラ兄貴が監督になり、秋の大会目指して野球部は練習します。そんな中、英雄が幼馴染みの佐川に金を渡しているところを見てしまったひかりは悩みます。プロを目指すほどの高校生だった佐川の兄は英雄少年に野球を教えました。しかし轢かれそうになった英雄を助けようとして捕手の命でもある肩を壊します。野球ができなくなり、学校をやめ、佐川一家は引っ越していきました。引っ越しはケガとは関係ないような気がしますが。そして6年ぶりに戻ってきた佐川の弟と英雄が再会したのです。忘れたくないことを、ちゃんと忘れないために野球を続けている英雄のことを、そしてひかりのことを思い、比呂は病院の予約をすっぽかし、佐川の挑発にのって対決します。一球でも前に飛ばしたら佐川の勝ち、負けたら英雄に近づかないと約束させました。結局、比呂は勝ったけど、痛めた足をさらに悪化させ、千川高校は秋の大会を辞退します。それで2年生の春を迎えました。比呂、硬球をぶつけたら部屋の壁が凹むぞ。ひとつだけ気になったことがあります。雨宮家ではいつもどのようにカレーを作っているのでしょう?「今日のカレー、美味しいわよ。リンゴを入れたから・・・」バーモントカレー誕生以来(チャツネの代替品としてなのか)カレーにすり下ろしリンゴを入れるのは世の常識だと思ってました。あとはまぁ、どうでもいい感じです・・・(1/27 放送)

第3話をもって『H2』を リタイア します。週10本の負担が大きいこともありますが、今後の展開で気になることがあっても公式サイトであらすじを読んだ方が早いし、原作を読んだ方がずっと面白いであろうと感じ、わざわざ時間を割いてまで観る価値はないと判断しました。第4話を途中まで観たのですが田丸麻紀演ずる小宮があまりにもマンガすぎてシラけ、(まぁ可愛いとは思いますが)石原さとみに魅力を感じない、などあって切ることにしました。同じくあだち充原作の『タッチ』が映画化されるようですが、これも駄作に終わってしまうんでしょうか?

役名は不明ですが、「橘酒店」を営む秀樹の父&母【1,3】を武野功雄&円城寺あや、明和第一高等学校野球部監督を斉藤洋介、 比呂を診察した医師【1】を佐藤二朗、明和第一高等学校校長【2】を久保晶、英雄の家の道で大根やキュウリを落とした女【3】をインリン・オブ・ジョイトイ、佐川の兄【3】を徳永繁春が演じています。

《キャスト》

国見 比呂 [「千川高等学校」生徒・サッカー部→野球愛好会→野球部(投手)・「青南中学校」ではエースとして2年連続「中学夏季関東野球大会」優勝・ひかりに片想い・飼い犬の名前は“パンチ”・両親らぶらぶ] ・・・ 山田 孝之
古賀 春華 [「千川高等学校」生徒・野球愛好会マネージャー・社長令嬢・家族全員野球好き・将来の夢はプロ野球選手の奥さんになる確率が高いアナウンサーかフライトアテンダント] ・・・ 石原 さとみ
橘 英雄 [「明和第一高等学校」生徒・野球部(4番サード)・元「青南中学校」野球部・比呂のライバル・ひかりと交際] ・・・ 田中 幸太朗
雨宮 ひかり [「明和第一高等学校」生徒・弓道部・比呂の幼なじみ・本屋の娘・将来の夢はスポーツ記者・刺身好き] ・・・ 市川 由衣
木根 竜太郎 [「千川高等学校」生徒・秀樹が入るまではリトルリーグのHAKUSAN Angelsでエースの4番・サッカー部ストライカー→野球部(中堅手)・春華にアタック] ・・・ 石垣 佑磨
野田 敦 [「千川高等学校」生徒・写真部→野球愛好会→野球部(捕手)・小4から比呂とバッテリーを組む] ・・・ 中尾 明慶
佐川 周二 [「千川高等学校」生徒・橘の幼馴染み・野球部]【2〜】 ・・・ 北条 隆博
柳 守道 [「千川高等学校」生徒・野球部(二塁手)] ・・・ 森 廉
柳 守道 [小学生]【2】 ・・・ 仲條 友彪
清原 瞬 [「千川高等学校」野球愛好会→野球部(三塁手)・キャプテン] ・・・ 三田村 瞬
上原 勇気 [「千川高等学校」野球愛好会→野球部(遊撃手)] ・・・ 平尾 勇気
桑田 良輔 [「千川高等学校」野球愛好会→野球部(左翼手)] ・・・ 高橋 良輔
小久保 崇 [「千川高等学校」野球愛好会→野球部(一塁手)] ・・・ 斉藤 崇
松坂 結 [「千川高等学校」野球愛好会→野球部(右翼手)] ・・・ 荒川 結
竹内 大空 [?] ・・・ 野久保 直樹
大竹 文雄 [「千川高等学校」野球部新入部員]【3〜】 ・・・ 弓削 智久
島 オサム [「千川高等学校」野球部新入部員]【3〜】 ・・・ 中村 友也
柳 道男 [「千川高等学校」校長・守道の父・高校野球を毛嫌い]【2】 ・・・ 竜 雷太
小宮 慶子 [「千川高等学校」英語教師] ・・・ 田丸 麻紀
古賀 富士夫 [「千川高等学校」野球部監督・春華の兄・高校時代、試合には一度も出たことがない・監督になるのが長年の夢]【3〜】 ・・・ 的場 浩司
仲田 里美 [「千川高等学校」生徒・春華の友人] ・・・ 佐藤 めぐみ
高沢 亜沙子 [「千川高等学校」生徒・春華の友人] ・・・ 柳沢 なな
ツァラポア [「千川高等学校」生徒・ロシアからの留学生→ロシアに一時帰国]【1,2】 ・・・ オルガアレックス
国見 太郎 [比呂の父] ・・・ 柳沢 慎吾
国見 信子 [比呂の母] ・・・ 石野 真子
雨宮 太一 [ひかりの父・「雨宮書店」店主] ・・・ 杉本 哲太
雨宮 さくら [ひかりの母] ・・・ 七瀬 なつみ
上武 博士(52) [「上武医院」経営・ニセ医者(医師法違反で逮捕)・かつて比呂と野田に出鱈目の診断]【1】 ・・・ 半海 一晃


原 作 あだち 充

脚 本 関 えり香(1,3)・山崎 淳也(2)

音 楽 佐藤 直樹

演 出 堤 幸彦(1)・今井 夏木(2,3)

主題歌 「over...」(K)

制 作 市山 竜次

オフィスクレッシェンド・TBS



          



○ 『優しい時間』 (フジ系・木 22:00 〜 22:54)



3年前、エリート商社マンだった勇吉の愛妻・めぐみは息子・拓郎の運転する車で事故に遭ってこの世を去る。事故死を機に定年を待たず会社を辞めた勇吉はめぐみの故郷・富良野でコーヒーショップを開いた。事故以来、勇吉と疎遠になった拓郎は、富良野から50キロ離れた美瑛で陶芸家見習いをやっていた・・・(全11話)

【01】「雪虫」
15年ぶりに連続ドラマを担当する倉本聰は『北の国から』に続き、再び富良野を舞台とした脚本を書き上げました。寺尾聰は連続ドラマ初主演であり、ほぼ全編が現地ロケだそうです。とても優しいドラマです。息子・拓郎の運転ミスで助手席の妻・めぐみを失ってから、勇吉は会社を辞め、東京を引き払い、めぐみの故郷・富良野に珈琲屋「森の時計」を開きます。事故以来、勇吉は拓郎と会おうとしませんでした。居場所がわかっているのだから拓郎の方から訪ねてくればいい、そう言って自分から会いに行こうとはしませんでいた。拓郎もめぐみの親友・朋子の紹介で富良野から50キロ離れた美瑛にある釜場に見習いとして働くようになったものの「森の時計」には顔を出せず、勇吉の還暦祝いに初めて自分で焼いたカップを朋子に託します。この店の常連客は豆を自分の好みで挽くんですね。みんなが並んで座ってミルのハンドルを回している絵は不思議な感じです。そんな「森の時計」の皿割り少女・梓と拓郎がスーパーの百円ショップで出会います。第一話のお客さんは勇吉の元後輩の水谷夫妻でした。やはり商社を辞めて、妻・美子の故郷でペンションを開くといい、美子も嬉しそうに設計図や完成図を拓郎に見せました。そして荷物を置いて、きれいな紅葉の中を歩いている時、美子が倒れます。美子の乳ガンは肺まで転移、余命2〜3ヶ月で、富良野に来たのは最後の旅行のつもりでした。夫のためにガンに気づかないふりをしてペンションの夢を語る美子のため、水谷は買ってもいない土地を買ったと言い、他から設計図を借り、会社も辞めるとウソをついたのです。商社マンの水谷は海外への単身赴任が多く、結婚して15年にもなるのに、何度計算しても一緒に過ごせた時間が5年弱にしかならないことを知り愕然とします。残された時間はわずかであり、もうウソではなく、ホントにしてもいいのではないかと思うようになりました。妻が入院している病院に水谷が戻った後、勇吉はめぐみに話しかけます。死んだはずのめぐみが勇吉に語りかけます。拓郎の焼いたカップでコーヒーを飲んだ・・・飲んだように見えたから、決して幽霊ではなく、勇吉の心の中に生き続けるめぐみなのだと思います。息子に会いたい気持ちがあることを、めぐみには正直に話します。こうして失った時間を取り戻そうとしているのかもしれません。富良野には雪虫が飛びました。十日以内に初雪が降るそうです・・・(1/13 22:00〜23:09 放送)
それにしても、「15分延長」なら許せますが、CMを除くと60分もないのに、続くミニ番組(23:09〜23:15)まで含めて「75分スペシャル」と宣伝するフジテレビの体質は何とかならないですか!?

【02】「拓郎」
拓郎からこっそり分けてもらった、六介が気に入らなかった失敗作の皿を得意気に見せた梓は、強い色合いがカレーに向かないとみんなに言われてヒステリーを起こします。なんと皿をすべて叩き割り、職場放棄して拓郎のいる美麗に向かいます。困ったちゃんですね。そして本当に本人は困ってしまいます。拓郎に会いに来たきれいな娘さん(=梓)の手に渡ったとは思いもしない六介は、昨日渡した出来の悪い皿を持ってくるよう命じます。拓郎には皿が好評だったとウソをついた梓は、まさか割ったとは言えずに固まります。それでも言わなければなりません。拓郎は驚きますが、とにかくもう皿は割って廃棄したと六介に告げました。実は六介が皿の欠片を使いたいのだと知ると、拓郎は梓に持ってきて欲しいと連絡します。富良野に戻り、必死でゴミ箱から割れた皿をかき集めた梓は再び美麗に向かいます。その途中、天候が急変、集中豪雨が襲います。そして梓の車は倒木に乗り上げ、ハンドルを奪われ、沼地にタイヤを取られ動けなくなってしまいます。そこへ車で現れたのが心配になって走ってきた拓郎でした。拓郎の部屋でシャワーを浴びる梓に(たぶん)ドキドキした拓郎ですが、帰りが遅くなることを「森の時計」のマスター(つまり拓郎の父・勇吉)に梓が電話する声を聞いて動揺し、皿のお礼として梓からもらった爪ブラシで歯を磨いてしまいます。今回「森の時計」にやってきて追いかけっこを始めたお客さんは性的に無知な新婚カップルでした。押し倒されていきなり足の指を舐めらた妻はレイプされたと泣き出します。勇吉は若い夫に礼儀は大切だと諭そうとしますが、うまく言えません。そういえば拓郎にも何も教えてなかったような気がしてきました。話をした記憶もあまりありません。“梓”というキューピッドが勇吉と拓郎の失われた(というか存在すら希薄だった)父子関係を取り戻すのでしょうか・・・(1/20 放送)

【03】「初雪」
偶然「森の時計」にやってきた松田は梓の学校の先生でした。松田には妻がいましたが、梓に本気になり、それなりの深い関係になったようです。やがて二人の関係が周りにバレました。酷いイジメを受けた、ということは生徒から人気のあった松田から寵愛を受けた梓が嫉妬された、ということなんでしょうか。しかし松田は梓が周囲の標的にされたとたんに逃げ出し、梓は不登校、そしてリストカットを繰り返します。やっと立ち直ったところに悪夢を思い出させる松田が現れ、梓は怯えます。一度は帰ったものの再び現れた松田は直接会って謝りたいと頼みますが勇吉はそれを拒否します。「それは彼女のためになんですか?それとも、あなたのために謝りたいんですか?」大抵の場合、謝るという行為は少なからず自分の気持ちをラクにさせる為なされるものなんですよね。久しぶりに息子が帰ってきて、しかも婚約者を連れ、しかもお腹には孫がいることを知ってはしゃぐ六介の姿を拓郎は見て、梓が「静かで、とても寂しい人」といった勇吉のことを思い出します。「これからどうするんだ?」春には父親になる息子に六介がかけた言葉がオーバーラップします。「お前はどうする?」会社を辞めて亡き妻の故郷・富良野に立つ勇吉に訊ねられ「一人で生きます」「僕はこれまでもずっと、一人で生きてきましたから」「僕はこれからも一人で生きていきます」拓郎は答えました。仕事に生き、一緒に過ごす時間が少なかった父親へのある種の抵抗だったのでしょう。「そうか、一人で生きられるんだな」妻を失い勇吉も冷静ではありませんでした。「俺が何もしてやらなかった、か」「いつも一人で暮らしてきた、か」「よく言った」そして北海道まで会いに来た拓郎にも冷たく接し「我々は、もう切れたはずだ」と突き放してしまいます。今となって勇吉は後悔し、拓郎も幸せそうな六介の家族をみて、父への思いを強くします・・・(1/27 放送)

【04】「根雪」
音成の電器屋が危ない、という噂が駆けめぐります。「森の時計」の常連客に片っ端から借金の申し込みをして断られた音成が、勇吉のところにもやって来ました。午後6時までに金を返さないと店を取られてしまうと言います。それでも勇吉は金を貸しませんでした。予定は必ず狂うものであり、音成が借りた金を約束の期限までに返せなかったとき、友情は壊れます。音成を、客というより友人だと思っていた勇吉は諭します。「友達にお金の貸し借りを作っちゃいけません」午後6時まで30分、万策尽きて覚悟を決めた音成はコーヒーを頼みます。そして6時を過ぎても音成は帰ろうとしません。その頃、店から商品が搬出され、音成の妻はそれをただ呆然と見ているだけでした。奥さんが困ってるんじゃないか、と帰るように勇吉は勧めます。しかし高校で知り合って強引につきあい出し、幸せにしてやると約束した妻にどんな顔をして会ったらいいのか、と音成は泣き出してしまいます。梓はまたも売り上げの計算が合わず、今回は計算より多くレジにお金が残ったので、それをポケットに入れたところをミミに見つかり怒られます。すると梓は逆ギレです。今まで何度も足りない分を自分の財布から補充していたから、という自己チューな理由をつけた上に、泥棒扱いされ「信じられない!」と叫び、「私、今日でこのお店、もう辞めます」と飛び出し拓郎のところに向かいます。夜中に若い女を連れ込んでいると六介から報告された朋子は遅い時間に女性を部屋に入れないようにと拓郎に説教します。「ふつうの若い人以上に自分に厳しくなくちゃならないの」と言われてた拓郎は、愚痴を言いに来た梓を部屋に入れず、車の中で話をします。ヒステリックに自分を正当化する梓が音成にも金を貸さなかった勇吉を「信じられない、あのオヤジ!」と何度も罵るうち、だんだん拓郎は不愉快になりました。そして人の悪口は聞きたくない、と車を出て家に入ってしまいます。「あの人は俺の親父だ。親父の悪口をこれ以上言うな」唐突すぎて、その意味が梓には理解できません。その頃、納屋で首を吊った音成が発見されました・・・(2/3 放送)
公式サイトの「Story」では音成が“納谷で首を吊った”となっていますが、納谷は滝川役を演ずる役者の名字で、正しくは納屋ですね。そう指摘している私も、この原稿を書いている30分前まで、勇吉の店の名前を「森の時間」だと思い込んでいました。「森の時計」だったんですね。「北時計」で修行をしたんだから店の名前に“時計”がつくのは自然なんですよね。

【05】「記憶」
やっと家に帰ってきた梓は部屋に鍵をかけて閉じこもってしまいます。拓郎と勇吉の関係を知った梓は「ここにいることは言わないでくれ」と拓郎に約束させられました。単身赴任で海外にいた勇吉は、息子の非行問題などの全てをめぐみが一人で抱え込んでいたとは知らず、その息子の事故で愛妻を失います。「父さんが俺に口をきかない気持ち、俺はすごく理解できるんだ」痛いくらい、拓郎には勇吉の気持ちがわかってました。事故の原因として拓郎が梓に、運転中「母さんは俺にあることを問いつめていた」と説明します。いかにも台詞という感じの、会話としては不自然で違和感を感じました。ドラマの構成上、まだこの部分は詳しくは書けない、という脚本家の意志は伝わりましたけど。その脚本ですが、今回は倉本聰ではないんですね。彼は作家性が強く、一人で脚本を書ききるイメージがあったので意外です。「北時計」ママの朋子にも勝手に勇介に言わないよう、梓は釘を刺されました。「親父が君に言ったこと、わかってやってくれ」店を本当に辞めるかどうか決めかねている梓に電話をした拓郎は勇吉に梓を傷つける気はなかったと弁護します。どうしてそんなに優しくできるのか、この歪な関係は梓には理解できないものでした。一方、富良野では自殺した音成の通夜の後、仲間たちが「森の時計」に集まります。そして自殺の数日前まで馬鹿話をしていた音成を懐かしみました。まさか自殺するまで追い込まれていたとは気づかなかった仲間たちの「あん時少しでも金貸してやれば良かったな・・・」という気持ちは勇吉も同じです。いくら包んだのか、過分だとわざわざ音成の妻が香典を返しに来ます。ふと気づいたのですが、この店にはメニューが置いてないのでは?勝手にオーダーしても通るのでしょうか?「ナポリタン」とか「カレー道場」(失礼)とか・・・(2/10 放送)

【06】「聖夜」
クリスマスイヴ。アクセサリーを作っている美可子から拓郎とペアになるよう同じ ようなデザインのペンダントを梓は2つ買いました。でも店に来たペアルックの父 子を見て自分の分を外し、勇吉にプレゼントします。そして紹介したい人がいる、 と勇吉を車に乗せて美瑛に連れて行きました。そして二人を引き会わせようとします。すぐヒステリーを起こす梓の自分勝手な暴走かとも思いましたが、梓の行為がとても優しいまなざしで描かれています。何も知らず、ただボーイフレンドを紹介してくれると思っていた勇吉とは違い、敏感な拓郎は車の中で待っている、梓が紹介したい人が勇吉であることに気づきます。二人に仲直りして欲しい、そんな梓の優しい気持ちは拓郎には届きません。「余計なこと、ガキがするんじゃねぇ!」って、拓郎あんたもガキだろ?雪の中、走り去る拓郎を梓が「拓ちゃん!」と呼ぶ声を勇吉は聞いてしまいます。そして混乱します。注文したら飲んだことになる・・・なるほど!それにしても泥沼亀之助@ナニワ金融道みたいな間抜けな小悪党ならあるのですが、梶原善の本格的な悪人役を今回初めて見ました・・・(2/17 放送)

【07】「息子」
勇吉は「皆空窯」の番号を調べて電話を掛けますが、拓郎のことを訊くことができません。そこで「北時計」まで行って、イヴの夜に見かけた後ろ姿が拓郎であることを朋子に確認、動揺します。わざと拓郎が自分の息子であることを隠して梓に近づき“ひっかけた”のかと疑う勇吉に朋子は怒ります。「あんた、タクのこと、今まで一度でも、ちゃんと見てやった!?」勇吉は言い返すことができません。一方、拓郎は師匠から新人陶芸家の登竜門に応募するよう勧められます。そこで今は仕事に集中しようと、しつこく電話やメールをよこす梓に返事を返します。「当分、逢わない。メールしないでくれ。」電話しても切られてしまい梓はショックを受けました。“会う”ではなく“逢う”という表現をしているということは拓郎の梓への気持ちが離れたわけではないことを意味していると思うのですが、梓は気づく余裕がないようです。今日も「森の時計」にはいろいろな客がやってきました。喫茶店を始めた、と「森の時計」の写真と旅券を同封した息子からの手紙を手に半世紀ぶりに富良野にやってきた老女は喫茶店経営に失敗して姿を消した息子が約束通り大晦日に駅前で待っていてくれると信じてます。かつて遊んだ森の中にできた「森の時計」でコーヒーを飲む老人は貧しかったけれど幸福だった昔を懐かしみます。そして勇吉のかつての同僚だった河合夫妻が息子を連れてやってきました。勇吉はその姿に、たまの休暇を免罪符のように家族サービスで旅行したかつての自分をだぶらせます。河合から会社に戻らないかと誘われますが、もうあの世界には戻らない、と勇吉は断ります。喫茶店を経営することの他に、もう一つ大切な仕事があると河合に告げました。振り返るという仕事・・・商社時代のように世界を相手にするのではなく、ごくごく小さな周り―家族であるとか、友人であるとか―を見つめること、それは大変な仕事なんだと自分にも言い聞かせます。そして初詣の帰り、美瑛に車を走らせた勇吉は遅くまで陶芸に打ち込む拓郎の姿を遠くから見つめます。そして入り口のオブジェの中に神社で買ったお守りを置きました・・・(2/24 放送)

【08】「吹雪」
低気圧が近づき吹雪に見舞われます。美可子はリフトが止まりスキーを諦めた客を近道してゴルフ場を通ってペンションに連れて帰ろうと「森の時計」を出て行きました。正月以来様子がおかしく、また皿を割ってしまった梓を勇吉は先に帰すことにします。クリスマスプレゼントのペンダントを勇吉がしてくれないことを気にしながら梓は帰っていきました。早々の店じまいを決めた勇吉は、リリとミミも昼過ぎに帰します。やがてペンションに帰ったはずの客のうち3人だけがゴルフ場で遭難しかかり戻ってきます。そして美可子ともう一人の客だけ行方がわからず、山岳救助隊などが南極状態と化したゴルフ場に救助に向かいますがダメでした。結局、二人はペンションのすぐ近くまで辿り着いていて無事でしたが、今度は先に帰ったはずの梓が家に戻っておらず行方不明です。覚悟を決めた勇吉は「皆空窯」の名前を出し、そこにいる拓郎という若者のところに梓がいるかもしれないと姉のリリに伝えます。リリに拓郎の名字を訊ねられて答えました。「名字は・・・涌井」、「息子だよ、私の」勇吉の思ったとおり、梓は「皆空窯」の前まで来ていました。しかし梓が電話をしても拓郎の携帯の電源は切られたままでした。スキー客役の宮下と池田、そして拓郎の元家庭教師役の徳重は82年に寺尾が独立した石原プロのニューフェイスです。倉本は家庭教師に長々と語らせます。拓郎の高校時代に家庭教師をしていた堂本はめぐみの葬儀の時に見た勇吉の顔を覚えていました。そして勇吉は堂本から知らなかった息子の話を聞かされます。拓郎は高校でイジメに遭っていたこと、拓郎を可愛がってくれていた近所の青年・岸神がイジメた相手をボコボコにしたこと、イジメは止んだものの岸神が吉祥寺界隈の族のアタマだったせいで拓郎も暴走族だと噂になり学校に呼び出され厳しく注意されたこと、そのあと拓郎は族に入ったものの岸神が暴走族同士の抗争で亡くなり族を抜けたこと、その追悼の意を込めて岸神のニックネーム“死神”を左腕に刺青として彫ったこと・・・。ちょっと説明が多すぎますが、こうするしかないのかもしれませんね。拓郎は泣きすぎです。それにしても梓はほとんどストーカーです。純愛なのかホラーなのかギリギリのところにいるようです。雪に埋もれた梓の車が警察に発見され、車内にはリストカットした梓が倒れていました・・・(3/3 放送)

【09】「傷痕」
凍死寸前で発見された梓は病室で目を覚まします。今まで何度もリストカットをしてきた梓は看護師に言われます。「ほんとは死ぬ気、なかったわよね」本当に死ぬ気なら切る場所が違う、同情なんて誰もしない、自分に残るのはただ傷だけ・・・そう言って看護師は手首の傷痕を見せました。「でも、傷が残るのはいいことよ。バカな時代がありました、って幸せになってから思い出せるしね。笑えるわよ、とっても。時間が経ってから・・・」自殺する気だったようだとリリから聞いた勇吉は、梓があげたペンダントをして見舞いに行き、梓は喜びます。「いかしてますよ」って、あずちゃん何年生まれ?(笑)続いて美可子がやってきて、自分もゴルフ場で遭難したことを明るく話し、「ちょっとした傷なんか隠れちゃうよ」と銀細工のブレスレットをプレゼントします。何も知らない拓郎は、突然の堂本の訪問に驚きます。皆空窯にいることを勇吉から教わって来たという堂本に、近々勇吉に会いに行くつもりだと拓郎は言いました。「その前に、会えるだけの自分をつくりたいんです」朋子も皆空窯にやってきて梓が自殺しようとしたことを話し、拓郎はショックを受けました。ある日、入り口にある彩文のオブジェをギャラリーに運ぶよう六介に言われた拓郎は、そこに富良野神社のお守りを見つけます。てっきり梓だと思った拓郎は仕事も一段落したので久々に富良野で逢いました。拓郎が銀のペンダントをしてくれているのを見て、新人陶芸展に集中するため逢えなかったことを知って梓は安心します。そして自分の肌を傷つけて最低だ、と反省する梓に拓郎も“死神”の刺青を見せ「バカだよな、まったく」と呟きます。それから拓郎は梓にお礼を言いますが、初めてお守りを置いていったのが勇吉だと気づきます。「こっそり、来てくれたんだ・・・」・・・(3/10 放送)

【10】「刺青」
美可子はたしかに未亡人で滝川の親戚ですが実は滝川の愛人だった、という事実が発覚します。杉田かおる演じる滝川の妻は夫をボコボコにして、梓が一人で銀細工をしていた美可子の家にドカドカ上がり込んで風のように去っていき、美しい“男の友情”で口裏を合わせていた逃げる佐久間の首根っこを掴んで雪の中を引きずっていきました。時々挿入される、再びフリーズしたカップルや、あっけらかんとした美可子の会話などはドラマがシリアスになりすぎないためのアクセントであり、メインは父と息子のお話です。その日の午後、勇吉は“つまらない”ブランデーを土産に用意して、朋子の仲介で六介に会いました。しかし「つまらないブランデーをもらったのは初めてだ」という六介は、一年半も息子の居場所を知らず、反省しても詫びを入れても拓郎を許さなかった勇吉を責め、初めての作品作りに打ち込んでいる拓郎を今乱すのはやめてくれ、と会わせることを拒みます。「北時計」で朋子と飲んだ勇吉は拓郎を拒否した理由を打ち明けました。妻の死を知って勇吉は慌ててニューヨークから帰国します。そんな勇吉にいきなり「死神」の刺青を見せた拓郎を、もう拓郎ではなく「死神だ」と思ってしまったことを。朋子は拓郎に会いに行き、刺青を見せてくれるよう頼みます。そして刺青を勇吉に見せた理由を尋ねました。車の中で運転する拓郎の刺青をめぐみが無理矢理見ようとして事故になってしまいました。素直に見せればよかった・・・見せていれば母は死ななかったと後悔した拓郎は父親には刺青を見せなければ、と。拓郎に会ったら自分の冷たさをどう詫びていいのかわからずにただ泣くんじゃないか、とめぐみの幻に不安を語る勇吉に比べ、乱しちゃいけないから逢ってないという梓は強いです。それが人を信じる、ということなのかもしれません・・・(3/17 放送)

【11】「雪解け」
拓郎は過去の一つを“精算”するため、1200°で焼き上がったばかりの陶器を刺青のある左腕に押しつけました。医者からは安静にするよう指示されますが、熱を出しても、洋子の言うことも聞かず、拓郎はロクロに向かいます。勇吉には言わないで欲しいと拓郎に口止めされて困った六介は朋子に相談、朋子は梓だけには話しました。一方、めぐみをずっと好きだった亀田から思い出の品の数々を見せられた勇吉は、14歳の頃の写真のあどけない姿を見て、自分はめぐみを不幸にしたのではないかと問いかけます。それに対し「私は満足してるんだから」とめぐみの幻は優しく答えました。「若いカップルは互いをいつも見つめ合ってるけど、熟成したカップルは見つめ合うより同じものを見るようになる・・・」いつか勇吉が語った言葉をめぐみの幻が口にします。「あなたが見ているものを私も見てるわ。あなたが感じること、私も感じてるわ。ここのカウンターで。いつでも私、一緒に・・・」ついに新人陶芸展に出品できる作品が完成します。拓郎は六介に許可を得ました。「納品する前に、富良野の親父に見せたいんです」「もしかしたら、泊まってくるかもしれません」そして拓郎は閉店直後の「森の時計」へ、父親に会いに行きました。“ご無沙汰してます」「やぁ・・・」初めて納得して焼き上げた抹茶茶碗を勇吉に見せ、謝ります。そして焼き消した刺青の痕を見せて自分のやったことに対して赦しを請いました。めぐみを死なせたこと、刺青のこと、勇吉を傷つけたこと。それを遮り、勇吉は拓郎に謝ります。「赦してくれ。すまなかった」富良野で店を始め、ただ純粋に珈琲と会話を楽しんでいく人々と出会い、いつしか勇吉も優しい気持ちになれました。そのとき「森の時計」に戻ってきた梓に勇吉は笑顔で紹介します。「大事な人を紹介するよ。私の息子の拓郎だ」二人きりにしようと気遣い帰ろうとする梓を、今夜は泊まっていくことになった拓郎に送らせました。勇吉が“つまらないブランデー”ではなく“いいワイン”を用意していたとき、誰もいなくなった店内にめぐみの口ずさむ歌声がかすかに聞こえたような気がします。でも、めぐみの幻は現れませんでした・・・(3/24 22:00〜23:09 放送)

この『優しい時間』を本クールのナンバー1作品とします。王道といえば王道ですが、丁寧に描かれた良質なドラマでした。ファザコンか?と思えるくらい拓郎が(優しい、というより)軟弱で、2歳年下の梓を「ガキ」と呼ぶところなどに違和感を感じましたが、壊れた父子関係の修復の描き方は見事でした。賑やかな常連客たちだけではなく、めぐみの幻の存在がなければ勇吉の心のバランスは保てなかったでしょう。本筋と関係ないエピソードが描く、ありふれた(?)日常が表す時の流れだけでは解決しない問題です。拓郎と勇吉の心を揺さぶる、善意の悪魔ともいえる梓の介在は不可欠でした。続きを観てみたいと思いました。

役名は不明ですが、美子が運ばれた「富良野協会病院」院長【1】を津嘉山正種、水もコーヒーも飲まず6時間ずっと目を開けて寄り添ったまま動かなかった妙なカップル【4,10】を久保明子&瀧伸、聖夜のコーラス隊の一員【4,6】を小池美枝、「森の時計」前の木道でコケたカップル【5】を畑山直徳&松本りき、クマのげっぷを聞いた常連客【5,10】を志賀廣太郎、理々を脅迫して風間に連れて行かれる男【6】を梶原善、息子夫婦に招待されて夫婦で東京からやってきた客【6】を山田明郷、ペアルックの父&息子【6】を小野武彦&永山たかし、梓が勇吉を美瑛に連れて行く車中で流れるラジオのDJ【6】を玉川美沙、河合の息子【7】を二神康文、富良野駅前で正月飾りを売る男【7】を皆川猿時、富良野駅近くの派出所警官【7】を谷山一也、ゴルフ場で遭難しかかった東京の山岳会に所属するスキー客【8】を宮下裕治&池田努&南波有沙、ゴルフ場の関係者【8】を中丸新将&日向丈、16歳の時に手首を切って自殺を図った過去がある「上富良野町立病院」看護師【9】を小泉今日子、めぐみと中高の同級生【11】を東誠一郎&寺岡宜芳が演じています。

《キャスト》

湧井 勇吉(59) [富良野の珈琲屋「森の時計」“謎の”マスター・元総合商社NY支社長・妻の死後半年で会社を退職・2年前に店を開く・吉祥寺出身] ・・・ 寺尾 聰
湧井 めぐみ(47) [勇吉の妻・3年前に事故死・故郷は富良野・勇吉が定年になったら客にミルを挽かせる喫茶店を開くのが夢] ・・・ 大竹 しのぶ
湧井 拓郎(21) [勇吉の息子・3年前に自分の運転する車の事故で母を亡くす・「皆空窯」陶芸家見習い・暴走行為で前科・六介に勧められ「第34回 北海道新人陶芸展」に出展] ・・・ 二宮 和也
湧井 拓郎 [勇吉の息子・中学生]【1】 ・・・ 宮田 雄史
皆川 梓(19) [「森の時計」従業員・年中皿やカップを割る・炭鉱事故で父が死亡・炭坑閉鎖後に母は隣のおじさんと消える] ・・・ 長澤 まさみ
内村 理々 [「森の時計」従業員・梓の姉・夫が消える・“リリ”] ・・・ 森上 千絵
耳田 笑子 [「森の時計」従業員・バツイチ・“ミミ”・人の不幸は楽しい] ・・・ 高橋 史子
九条 朋子 [珈琲屋「北時計」ママ・めぐみの小学校からの親友・別れた夫は死去・音成に300万円貸す]【1〜7,9〜11】 ・・・ 余 貴美子
天野 六介 [美瑛の窯場「皆空窯」陶芸家・朋子の友人・“ロクさん”]【1〜4,7,9〜11】 ・・・ 麿 赤兒
天野 洋子 [六介の妻]【2〜4,7,11】 ・・・ 朝加 真由美
天野 洋一 [六介の息子・3年ぶりに帰省]【3】 ・・・ 星野 源
青山 紀子 [洋一の同棲相手・洋一の子を妊娠]【3】 ・・・ 吉井 怜
立石 [「森の時計」常連客・水道工事業者・娘の夫は自分より4つ年上・“未亡人”という言葉に疼く]【1,3,4,8,11】 ・・・ 國村 隼
立石 マヤ [立石の娘・パチンコ屋の専務の子を妊娠→結婚]【11】 ・・・ 須藤 理彩
田村 [「森の時計」常連客・農協職員]【1,2,5,7,11】 ・・・ 正名 僕蔵
風間 [「森の時計」常連客・刑事・暴力団担当・“ちょっとヤバイ常連客”・よく携帯電話を忘れる・美可子に部屋を貸して“ニューカップル”に]【1,3,4,6〜8,10,11】 ・・・ 山下 澄人
滝川 [「森の時計」常連客・「ペンション滝川」オーナー]【1,3,5,7,8,10,11】 ・・・ 納谷 真大
滝川 珠子 [滝川の妻]【10】 ・・・ 杉田 かおる
井上 美可子 [「森の時計」常連客・ペンション手伝い・未亡人・滝川の親戚・石神井出身・東京から移住・亡夫の四十九日から滝川の愛人・体の関係になった男は既に3人死亡]【3,5〜11】 ・・・ 清水 美砂
横山 [「森の時計」常連客・チーズ製造業]【1,2,5〜11】 ・・・ 水津 聡
音成 [「森の時計」常連客・「音成電器商会」経営→倒産・納屋で首を吊る・美可子と勇吉を一緒にさせることが遺言?]【2〜5】 ・・・ 布施 博
音成 春子 [音成の妻・高校時代はコーラス部]【4,5】 ・・・ キムラ 緑子
高松 [「森の時計」常連客・趣味は俳句と編み物]【2,3,5〜11】 ・・・ 山谷 初男
佐久間 [「森の時計」常連客・砂利屋・山岳救助隊]【2〜11】 ・・・ 久保 隆徳
相場 [「森の時計」常連客・タイヤ屋]【3〜6,8,10,11】 ・・・ 梨本 謙次郎
長沢 [「森の時計」常連客・チェーンソー屋]【3〜6,8,10,11】 ・・・ 六条 寿倖
キナシ [「森の時計」常連客・獣医]【5】 ・・・ 阿部 一夫
留一 [「森の時計」常連客・米穀店]【7】 ・・・ 倉林 一成
安西 光夫 [コーヒー豆の小売業者・勇吉の釣りの師匠]【1,2,7,11】 ・・・ 田中 圭
五木 [聖夜のコーラス隊指揮者]【6】 ・・・ 木村 多江
水谷 三郎 [「森の時計」の客・かつての勇吉の部下・学生時代に美子とはテニスで知り合う・アジア地区総括に就任予定]【1,10】 ・・・ 時任 三郎
水谷 美子 [「森の時計」の客・三郎の妻・秋田出身・秋田でペンションを開くのが夢・末期ガン→死去]【1,10】 ・・・ 手塚 理美
川西 秀子 [「森の時計」の客・新婚旅行中の妻・昨日まで処女]【2】 ・・・ 田畑 智子
川西 健 [「森の時計」の客・新婚旅行中の夫・昨日まで童貞・いきなり秀子の足の指を舐める]【2】 ・・・ 中村 俊太
松田 [「森の時計」の客・高校教員・梓の初恋の相手]【3,8】 ・・・ 佐々木 蔵之介
K.T [「森の時計」の客・芦別「アルト・ローン」取り立て人・会社をリストラ・「森の時計」前の木道で転んで後頭部を打ち一時記憶喪失]【5】 ・・・ 小日向 文世
中里 [「森の時計」の客・25年前まで富良野在住・離農]【7】 ・・・ 北島 三郎
河合 [「森の時計」の客・勇吉の元同僚]【7】 ・・・ 佐々木 勝彦
河合 綾 [「森の時計」の客・河合の妻]【7】 ・・・ 田島 令子
木田 敏子 [「森の時計」の客・息子の安男に招待されて50年ぶりの富良野]【7】 ・・・ 佐々木 すみ江
堂本 [高校時代の拓郎の家庭教師]【8,9】 ・・・ 徳重 聡
亀田 [めぐみと中高の同級生・ずっとめぐみが好き・“変な人”(めぐみ)]【11】 ・・・ 高橋 克実


原 案 倉本 聰(5〜7,9)

脚 本 倉本 聰(1〜4,8,10,11)・吉田 紀子(5,6)・田子 明弘(7)・小林 彰夫(9)

音 楽 渡辺 俊幸

演 出 田島 大輔(1,2,5,8,11)・宮本 理江子(3,4,7,10)・西浦 正記(6,9)

主題歌 「明日」(平原 綾香)

制 作 中村 敏夫・若松 央樹・浅野 澄美

フジテレビ・フジクリエイティブコーポレーション(FCC)



          



○ 『特命係長・只野仁』 (テレ朝系・金 23:15 〜 24:10)



1年3ヶ月の長期有給休暇を利用して森脇と全国混浴めぐりを楽しんできた只野仁が大手広告代理店・電王堂に帰ってくる。昼間は“ただの人”と陰口される地味な窓際係長の只野には社内の誰も知らない裏の顔があった。夜は黒川会長の特命を受けて森脇と共に社内外のトラブルを解決する特命係長であった・・・(全10話)

【12】(=【01】)「男の幸せ」
03夏クールに深夜枠のドラマとしては平均視聴率11.96%を記録したドラマの続編です。電王堂の得意先・ジャパンテレビの人気プロデューサー麻利のところに「殺す」という脅迫状が届きました。麻利を守るとともに犯人を割り出し、裏に何があるのかを調べ、スキャンダルを事前に潰すよう黒川会長から命を受けた只野はボディーガードとして麻利に近づきます。また、フンフンいって、番組への出演をエサに麻利が次々と“食べた”新人タレントたちの中に自殺した子がいることを真由子から聞き出しました。その兄に麻利が殺されそうになったところを只野が助けます。しかし逆に何者かが、この兄を殺そうとして失敗します。妹の遺書を読んだ兄は怒りに震えました。結局番組に出ることができず、麻利に抗議したら男たちにレイプされた上に写真をバラまくと脅されていたことを知ったのです。裏金の存在など、背後にいる組織の影を察知した只野は麻利の妻に近づきます。そしてフンフンし、脅迫状の送り主が夫を変えたかった彼女であることを知り、つきあいのある暴力団をつきとめ乗り込みます。ちょうどそこでは制作局長への昇進が決まった麻利とヤクザの田島が、トンネル会社を設立して局から吸い上げて得た金を半々に分ける相談をしていたのでした・・・ただのエロドラマだと思って前作はパスしていましたが、年末の再放送を観て気軽に楽しめたので今回は観ることにします。毎回お約束のシーンでフンフン頑張る只野くんを見ていると羨ましいというより可哀想に感じられる(あるいは笑える)ところがただのエロドラマで終わらなかった理由のような気がします。なお前作の最終話(=第11話)の続き、ということで“第12話”からのスタートです・・・(1/14 放送)

【13】(=【02】)「コネ入社」
真由子からトップの座を奪おうとするアホキャラの人気女子アナ深田ちゃんが電王堂コネ入社のえろボン4人組に目をつけられました。ボンボンのリーダー格大河原を演じるのは“吉本の福山雅治”こと大山英雄です。毎晩派手に女遊びを繰り返す4人組がスキャンダルを起こす前に大人しくさせるのが今回の使命です。えろボンたちのパーティーに潜入したもののヤクザに尾行を邪魔され、只野と森脇は薬物カクテルで酔わされた深田ちゃんのお持ち帰りを阻止することができませんでした。大河原たちがホテルで獲物に手をつけようとしたところ、突然ヤクザが入ってきます。そして大河原たちが“保険”として録画していたビデオのテープを奪います。只野はこれ以上金が出せなくなった大河原にヤクザの吉田が電王堂の極秘プロジェクト「首都移転プロジェクト」の情報を要求したことを知り、泣きついてきた大河原にそのまま盗ませます。しかしデータを受け取った吉田を尾行した只野は捕まってしまいます。大河原たちは只野を吉田に売ったのです。吉田の背後には総会屋がいました。でも、もちろん只野が負けません。'95年にWBA世界ミドル級チャンピオンに輝いた元ボクサー竹原慎二演じる吉田に対し、只野は完全にブルース・リーに浸っています。渡したデータは偽物で、テープも奪い返され(なぜ只野くんはテープがコピーされた可能性を考えないのでせう?)電王堂とジャパンテレビの両方を脅そうと企んだ総会屋の夢はしぼみました。結局、悪事が親にバレ、自分の意志で会社を辞めることもできない可哀想な4人組ですが、ボウズになっても一緒にいるなんて、よっぽど仲がいいんですね・・・(1/21 放送)

【14】(=【03】)「侍」
突然侍の格好をして出社するようになった村上は社の秩序を乱す、と只野に黒川が調査を命じます。真剣ではなく竹光で、路上で座り込む若者や(最近、激減しているらしい)暴走族、食堂で割り込みする野村たちを排除する村上は良いことをしています。そして村上は「みんな己の利益のみを追求し、他人を顧みない」と嘆きます。村上から“侍の心”を持っている、と賞された只野の指摘“日本人のほとんどの祖先は農民か町民”は自分を侍だと勘違いしている明石家さんまへの強烈なメッセージだと思うのは考えすぎでしょうね。ついに緊急役員会が開かれ、他の社員の業務を妨害した、との理由で村上の懲戒免職が決まります。只野は免職前の依願退職を勧めますが、もって3ヶ月と医者に宣告された村上は残される家族のため、ふつうの退職金より在職中に亡くなった時に支払われる死亡退職金の方が高額であることを知り、まだ辞めるわけにはいきませんでした。そんな中、竹光でやられてメンツを潰されたヤクザが、村上に好意を持っている厚子を拉致、村上を誘き出します。村上は死ぬ覚悟で相手に立ち向かいます。只野クン、ついにヌンチャクを振り回すようになりました。余命があと3ヶ月だと知った時、私なら何をするんでしょう。懐かしい人を捜し出して会いに行くかもしれません・・・(1/28 放送)

【15】(=【04】)「ニセ只野」
今回は原口あきまさが明石家さんまや久本雅美ではなく只野を(似てないけど)ものまねします。平田はパッとせず、会社でもみんなからバカにされています。ある晩、合コンでも自分をコケにした同僚がお持ち帰りした女の子を輪姦しようところに只野が登場します。平田は只野が同じ電王堂の、しかもさえない窓際係長であることをつきとめました。只野に憧れて、というか憂さ晴らしに、年若くして役付になった会社の小悪党ども(セクハラ大魔王や“ゾウでも一発”の媚薬を坪内に試そうとした野村など)を次々と只野と同じような格好で特殊警棒か何かでボコボコにして特命係長を気取ります。自分のニセ者が無茶をしているとなれば“ホンモノ”も黙ってはいられません。極秘情報が外部に漏れていないか、不正なアクセスがないかをチェックするシステム管理部の平田が社員のコンピュータの中を盗み見して獲物を探していることに気づいた只野たちはメールで誘い出した平田に説教します。しかしすでに手遅れでした。小悪党の一人だと思っていた制裁した江川課長は専務の小松原の指示で暴力団と関係がありました。お車代のたかりを理由に江川を懲らしめたつもりが、江川はヤクザとの裏取引がバレたと思い、平田は拉致られバラされお魚のエサか何かにされそうに。そこに“ホンモノ”登場です。いつも警備員とかの端役で台詞のない出演が多い大久保運が役者しています。前作を見ていないので初めて気づいたのですが、『只野』はヤクザやチンピラ役の役者を使い回しています。例えば13話では目立っていた松本航平と藤田清二が(たぶんまたヤクザの役で)15話にも目立たないよう出ています。顔が確認できないので確実ではないですが、他にも何名かヤクザ役で複数回出ている人がいます。それにしてもあの体位はありえない(18禁笑)し、銃口に指を突っ込むと本当に拳銃が爆発して本人が倒れるんでしょうか?少なくとも只野の指も吹っ飛ぶと思うんですが。誰か試してみませんか・・・って“トリビアの種”に出しても『探偵!ナイトスクープ』に葉書書いてもダメですよね・・・(2/4 放送)

【16】(=【05】)「社長令嬢」
仕事に厳しい企画部チーフプロデューサーの絵理の私生活は充実、ホストクラブのたまちゃんとは本気でした。しかし建設会社社長を務める父親宛に写真同封で脅迫状が届きます。ホストにはまっていることをバラされたくなければ一千万円払えという要求があり、大スポンサーに恩を売りたい黒川の命で只野たちが動きます。会社以外は家とホストクラブの往復の絵理に近づくため、只野はたまちゃんのいるホストクラブに新人ホスト・一条尚也として潜入です。(一人だけ白いの着てるし)いきなりバンバン指名も入ってイジメにも遭いますが、たまちゃんは親切そうでした。最初は絵理に怒られた部下の仕業と考えますが、小心者の部下には無理な計画です。そして間抜けなことに只野は一千万円を取られたのに、たまちゃんと抱き合うさっちん@WINKの写真のネガは回収できませんでした。たまちゃんの借金の額と要求額が同じことは偶然ではなく、じつは父親と不仲な絵理の自作自演でした。しかし一件落着ではありません。さらに5千万円の“追加オーダー”入ります。絵理は写真が同封されていたことを知りませんでした。なんと、たまちゃん、善良そうな顔をして金融業者とつるんでました。当然、只野は金融業者もろともボコボコにします。本気で愛していた男に騙されていたことを知って、それでも父親に5千万円払うように電話する絵理の目の前に一条尚也(=只野)が現れます。「何であなたがここにいるの?」電王堂の社内にホストが入ったことに絵理は驚きます。それは彼がここの社員だからなのよん♪会長室の前で消臭剤だか芳香剤を只野にシュッシュした坪内さんがホストクラブに現れたとき、あやうく同じフローラルの香りで正体がバレそうになり、思わず只野は坪内と踊ります。店内に流れる「メリージェーン」、顔に雑誌を貼り付けたつのだ☆ひろがたいこ叩いてる姿を思わず期待してしまいました・・・(2/11 放送)

【17】(=【06】)「女子アナスキャンダル」
テレビ朝日と同じく開局40周年のジャパンテレビ社長から妻・郁代の浮気調査の依頼がありました。浮気相手は真由子と一緒に新しく始まった報道番組の司会を務める上司の柴田でした。開局記念のパーティーの後、会場となったホテルで密会する郁代と柴田の部屋に、ドアの外に写真週刊誌のカメラマンが張り込みしているとの電話が入ります。ちょうど翌日の資料を渡し忘れた真由子が柴田に電話して犠牲になりました。ホテルの部屋まで資料を届けに行った真由子は柴田とのツーショットを撮られ、番組を降板させられます。柴田と会えず欲求不満の郁代に、犬同士の相性が良ければ飼い主も、という訳のわからん理由で只野は近づきました。そしてふんふんし、郁代がシャワーを浴びている間に携帯に登録されていたSS(=Shibata Shingo)に電話します。特命としての仕事は柴田に郁代と別れるように釘を刺して終わりますが、その柴田をホテルのボーイ山下が脅します。週刊誌に不倫を報道されたらまずいと考えた山下がカメラマンに狙われていることをチクり、それが真由子が干されるきっかけとなったのです。只野は5百万円を柴田から受け取り、さらに3百万を要求した山下を叩きのめしネガを回収です。そして、柴田は別れたはずの郁代に刺され、めでたく真由子は番組に復帰します。ところで大会社って、切れかかった蛍光灯を変えるにも申請書の提出が必要なんですか?・・・(2/18 放送)

【18】(=【07】)「二つの顔を持つ女」
電王堂のお嫁さんにしたい女子社員No.1との呼び声高い秘書課の千恵子は北友グループの御曹司・秀彦に見初められてプロポーズされました。しかし彼女が深夜遊び歩いているという噂が立ちます。最初は二重人格か、と思った只野ですが、彼がフンフンした相手は千恵子ではなく5歳の時に生き別れた双子の妹・美恵子でした。3ヶ月前二人は偶然20年ぶりに再会したのです。そして美恵子に普通のOLの生活を味合わせてあげたいと千恵子は考え、時々二人は入れ替わりました。その千恵子が二度もホームレスに殺されかかります。二百万円の借金を背負った徹が千恵子を殺し、代わりに美恵子を秀彦と結婚させて金づるにしようとしていたところに只野が現れてボコボコにします。しかしホームレスを雇ったのは恵まれた人生を歩んできた姉を恨む妹ではなく、なんと秀彦でした。秀彦は無茶な先物取引で会社の金を焦げつかせ、その穴埋めとして財閥のお嬢様と結婚するため千恵子が邪魔になったのです。秀彦は逮捕され、北友グループは崩壊します。野村が毎日体を鍛えている「スタイリー・スタイリー」は世代限定ネタですね。つい「千葉パイレーツ」右翼手で粳寅組二代目の粳寅(ウルトラ)満太郎の父・粳寅満次の「わらしに電話してくらさーい」を思い出してしまいました・・・(2/25 放送)

【19】(=【08】)「銀座の女」
真面目一筋の浅間取締役があちらこちらから多額の借金をしたまま失踪します。浅間は行きつけのクラブのママ・咲子にハマってました。さらに浅間名義の株券が売られ、その利益が咲子のクラブのオーナー・津田の手に渡ったことがわかります。浅間を演じるのが『柔道一直線』('69/6〜'71/4, TBS)の櫻木健一(当時の芸名は桜木健一)であることに名前を見るまで気づきませんでした。会社社長に扮して咲子に接近した只野は秘密のバーに連れて行かれます。そこではイカサマの裏賭博が行われ、負けた浅間も借金のカタに株券を取られてしまったようでした。もちろん只野はワル者たちをやっつけます。そしてやっと居場所を探し当てた浅間はホームレスとして自由気ままに生きていました。それがいいのか悪いのか・・・(3/4 放送)

【20】(=【09】)「覗かれた派遣社員」
3ヶ月間に5回も電王堂のCM企画が他の広告代理店に漏洩し、黒川会長から犯人捜しを命じられた只野は、森脇の情報から企画部が怪しいと睨みました。そして最近総務二課に配属された有能な派遣社員の美樹が会議室で企画部の小林と密会する現場を目撃します。二人は大学時代、恋人同士でした。美樹が残業で残った日に小林が企画書を持ち出し、まるで示し合わせたかのように会社を出た二人を只野と森脇が尾行します。しかしキャバレーから出てきた小林と上司の長谷川のうち、美樹が後をつけていったのは企画書を持った小林ではなく、長谷川部長の方でした。そして盗み出した企画書を小林が届けた「スマイリー広告」社長の梶浦が美樹を狙い、間一髪只野が助けますが、梶浦を追っているうちに美樹は消えてしまいます。後日再び尾行した只野たちは「スマイリー広告」の事務所内の盗撮が見つかり捕まった美樹を助けました。以前「スマイリー広告」に派遣されていた美樹は会社の実態を知り、かつて自分を助けてくれた恋人が長谷川の身代わりにさせられることを知り、助けようとしたのです。いつものように長谷川に言われるまま企画書のコピーを届けた小林はお役御免となりました。企画流失がバレそうになって突然失踪したことにされそうになった小林を助けようとした美樹も捕まってしまい、梶浦は二人に海の中か焼却炉の中か、選択を迫ります。そこに只野が現れました。― 中略(笑) ― 変わってしまった小林の姿に涙が止まらない美樹は総務二課の癒しの人・只野係長に電話をします。しかし、すぐ近くで携帯が鳴り、そこにいたのは自分を助けてくれた特命係長の只野でした・・・(3/11 放送)

【21】(=【10】)「OL情婦」
メインバンクの頭取でもある黒川の古くからの友人の娘・江美はヤクザと交際しています。友人に頼まれ、黒川は専務秘書の江美と多嶋組幹部の林を別れさせるよう只野に命じました。行きつけのサウナで働く陳に林を誘惑させ、ホテルから出てくるところを江美に目撃させたものの、むしろ雨降って地が固まってしまいます。林は本気でした。多嶋組に新人構成員(のちにケンカが弱すぎてクビ)として潜入した森脇の目の前で堅気になりたいと組長に相談した林が蹴り上げられます。とても5千万円(これが相場?)の足抜け料が払えない林に総会屋の松本は自分をコケにした、経済団体の総会屋撲滅委員長でもある黒川会長の暗殺を命じました。江美がスケジュール帳を見た可能性があることを紀子から報告を受けていた黒川は只野たちに守られて難を逃れます。暗殺に失敗した林は警察に追われるだけでなく、組織からも命を狙われました。しかも危険を冒してまで結婚を考えていた江美は、ヤクザをやめた林には興味がないと冷たく去ってしまいます。哀れな林を救ったのは只野でした。匿名で呼び出した組関係者の目の前で決闘した只野は林を断崖絶壁から蹴り落とします。まんまと小芝居に騙されたヤクザたちは確認もせず帰っていきました。もちろん遺体など発見されるはずもなく、警察も捜索を打ち切ります。そして戸籍のなくなった林の情報で大量の銃と麻薬が押収され、松本や多嶋は逮捕されました。ヤクザ好きの江美も新しい恋人に盾にされ、何者かに刺されます(死んだ?)。会長室で倒れた只野が入院しました。夜11時台にもかかわらず視聴率が好調でスペシャル第二弾も決まったようですが、そのとき退院ということでしょうか。ただ一人、昼間の只野が好きな一恵との関係も気になるし、スペシャルだけでなく第3シリーズもありそうです・・・(3/18 放送)

役名は不明ですが、麻利に自分を売り込みに来た局アナ【12】を星川みなみ、局内ですれ違った麻利に声を掛ける社員【12】を小村裕次郎、クラブで麻利を接待する制作会社【12】を市川しんぺー、クラブのホステス【12】を及川水生来、矢部から麻利に一晩預けられた新人タレント【12】を小明(アカリ)、伸二を殺そうとした男【12】を吉田朝、「ウィークリーJAPAN TV」コメンテーターの大学教授【13】を花ヶ前浩一、深田が挑戦したパワーヨガの講師【13】を千代田信一、加藤の配下のチンピラ【13】を藤田清二&松本航平、電王堂社員【14】を東地宏樹、村上が入った居酒屋店員【14】を岩田丸、ぼったくりのおさわりバーホステス【14】を持田茜、8万円を請求された客【14】を住若博之、合コンで宇宙人の出ているコンポのCMを担当したことを自慢した電王堂社員【15】を佐伯彰二郎、平田を合コンでオタクと紹介した電王堂社員【15】を坂部宏行、合コンに参加した女性【15】を村上麻里恵、合コンのあと宮前らに襲われた女性【15】を三津なつみ、次の辞令でシステム管理部室長になる同僚【15】を宮崎吐夢、システム管理部課長【15】を岸博之、オキモトにホテルへ連れ込まれそうになった社員【15】を益子梨恵、平田をバカにするシステム管理部女子社員【15】を松本裕子&宮本郁子&高橋弥生、新人ホストの一条尚也を紹介する金髪男【16】を山口光隆、「J dream」ホスト【16】を森貞文則&久村大&中村友記雄&市井啓友、ドンペリゴールドをオーダーした客【16】をエリ(胡蝶蘭)、只野に抱きついた「熟女クラブ 無花果」の女【16】を椿鮒子、工籐家の家政婦【16】を渡辺杉枝、外村の隣で胸を出している女【16】を瀬戸準、パーティー会場で勝手に通訳する女【17】を織平まな美、真由子を待ちかまえていた「STV」リポーター【17】を天端あえ、真由子を問いつめるリポーター【17】を諸井孝行&和田大法、密会現場のホテルから生中継する「STV」リポーター【17】を建部和美、真由子を降板させる方向に話を進めたジャパンテレビ重役【17】を山田百貴&茂木和範&加藤治、「NEWSトラップ9」AD【17】を工藤順矢、美恵子がカウンターに忘れていったタバコとライターを千恵子に渡す喫茶店マスター【18】を鐘築建二、徹から借金を取り立てるヤクザ【18】をもてぎ弘二、「Club Caliner」のホステス【19】を藤崎令、浅間の妻(指輪のサイズは11号)【19】を山下裕子、東大を出て外務省入省が決まった浅間の息子(甘党)【19】を堀正哉、浅間が咲子のために指輪を買った宝石店の店員【19】を柳岡香里、深田アナをマッサージするエステティシャン【19】を葛木英、会員制の秘密バー「Jab bar」用心棒【19】を高山善廣、只野に借用書を渡した「Jab bar」店員【19】をハントケーシ、キャバレー「ONE EYED JACK」で胸をさらしたホステス【20】を西野翔&山田奈採&柴田ゆい、森脇にのしかかった「ONE EYED JACK」ホステス【20】をブーヤンゼット、林と肩がぶつかり殴られた“3年B組”リーダー【21】を遊木康剛、黒川の運転手【21】を義田貴士、松本のボディーガード【21】を高橋和勧、「多嶋組」若頭【21】を岡田正典、多嶋組長の女【21】を桜朱音、「多嶋組」構成員【21】を田中和明、「多嶋組」中堅構成員【21】を天蝶二、只野が入院した病院の女医&看護師【21】を峯村リエ&三原香里が演じています。
このドラマは“悪役”の使い回しが特徴の一つですが、第2シリーズでの出演回数が多かったベスト3は9回の浜田大介(【17】以外すべて)、5回の新家子一弘【12,13,15,18,20】&吉本信也【13,14,16,20,21】&佐藤博秋【12〜15,19】、4回の徳井広基【13,15,19,21】&保科光志【14,15,18,21】&金井和也【14,15,18,21】です。

《キャスト》

只野 仁 [広告代理店「電王堂」総務二課係長・昼間はダメ社員・夜は黒川会長直属の特命係長・ケンカとSEXに強い・視力1.5] ・・・ 高橋 克典
森脇 幸一 [「電王堂」メールボーイ・只野の後輩特命部員・社内情報を入手・ケンカは弱い・深田ちゃんのファン] ・・・ 永井 大
新水 真由子 [「ジャパンテレビ」アナウンサー・大人の関係になった只野の情報源] ・・・ 三浦 理恵子
飯村 真一 [「ジャパンテレビ」アナウンサー・真由子が好き→昌子が好き]【12,13,15,17,18】 ・・・ 飯村 真一
  (テレビ朝日)
深田 昌子 [「ジャパンテレビ」新人アナウンサー・売りはキャラ・語尾をのばして喋る・野球選手とサッカー選手からプロポーズされる・たくましい人が好き・ミスコンで優勝し気づいたら女子アナ]【13〜】 ・・・ 武田 真理子
坪内 紀子 [「電王堂」会長秘書・(実は)黒川会長の娘・夜の只野に恋・“ミス電王堂”] ・・・ 櫻井 淳子
足立 和美 [「電王堂」秘書課勤務] ・・・ 細野 佑美子
黒川 重蔵 [「電王堂」創始者&会長] ・・・ 梅宮 辰夫
佐川 和男 [「電王堂」総務二課課長・只野の上司・小遣い4千円/月・福島県相馬出身・咲子にハマりかかる] ・・・ 田山 涼成
山吹 一恵 [「電王堂」総務二課勤務・昼間の只野に恋・絵理が目標・処女] ・・・ 蛯原 友里
大高 小夜子 [「電王堂」総務二課勤務] ・・・ えれな
柴田 留美 [「電王堂」総務二課勤務] ・・・ 和鞍 さほり
松下 郁江 [「電王堂」総務二課勤務] ・・・ 菅原 舞
近藤 美奈 [「電王堂」総務二課勤務] ・・・ 尾上 康代
相田 夏子 [「電王堂」総務二課勤務] ・・・ 尾藤 ゆう
野村 俊夫(37) [「電王堂」第二営業部課長・コネ入社(只野と同期)・明慶大学政治経済学部卒・父親は「ノムラゴム」社長・紀子が好き] ・・・ 近江谷 太朗
久保 順平 [「電王堂」勤務・野村の部下] ・・・ 斉藤 優
 (パラシュート部隊)
陳 珍好 [サウナ店員・中国人?・“臭い、汚い、ダサい”大好き]【12〜16,18〜】 ・・・ 飯沢 もも
麻利 俊之(48) [「ジャパンテレビ」第一制作部企画部長・プロデューサー・通算の視聴率が25%超・毎晩のように新人タレントを“食べる”・裏金で豪邸を建てる]【12】 ・・・ 小木 茂光
麻利 洋子 [俊之の妻・元女優(カタギリヨウコ)]【12】 ・・・ 濱田 のり子
安田 美香(20) [タレント志望・麻利に乱暴されビルの屋上から投身自殺]【12】 ・・・ みひろ
安田 伸二 [美香の兄]【12】 ・・・ 大柴 邦彦
田島 明(52) [組幹部・麻利からトラブル処理を頼まれる]【12】 ・・・ 宮川 不二夫
矢部 次郎 [「YABE PROMOTION」代表取締役・麻利に新人タレントを一晩“預ける”]【12】 ・・・ モロ 師岡
佐野 [「テレビジャパン」社員・変装した只野を麻利の部屋に案内]【12】 ・・・ 村松 保利
ヒトミ [クラブのホステス・麻利のお気に入り]【12】 ・・・ 伊藤 美希
大河原 洋介(28) [「電王堂」事業局企画部コネ入社・慶明大学文学部卒・パパは会社社長]【13】 ・・・ 大山 英雄
藤本 伸太郎(28) [「電王堂」第一営業局第一営業部コネ入社・工学部物質科学科卒・パパは会社経営]【13】 ・・・ 辺見 務
見雲 清(28) [「電王堂」事業局システム開発部コネ入社・早明大学教育学部卒・一族は「見雲ホテルグループ」を経営]【13】 ・・・ 山崎 勝之
松本 昌樹(29) [「電王堂」国際本部コネ入社・米NY州ライトマン大メディア科卒・パパは会社役員]【13】 ・・・ 羽田 陸生
大河原 ケンゾウ [「グローバル電気」社長・洋介のパパ]【13】 ・・・ 阿部 六郎
吉田 [ヤクザ・大河原らを脅す]【13】 ・・・ 竹原 慎二
加藤 [総会屋・吉田を動かす]【13】 ・・・ 戸沢 佑介
村上 浩司(38) [「電王堂」第一営業局営業二課係長・中高で剣道部・余命三ヶ月で侍に・懲戒免職の前に依願退職・死去]【14】 ・・・ 伊原 剛志
村上 真理子 [浩司の妻・息子を連れて家を出て行く]【14】 ・・・ 松岡 由美
村上 武司 [浩司の息子]【14】 ・・・ 吉川 史樹
沢田 厚子 [「電王堂」第一営業局営業二課勤務・村上に好意]【14】 ・・・ 山口 リエラ
イノウエ [「電王堂」第一営業局営業二課課長・佐川の同期・意見の対立から村上を窓際へ追いやる]【14】 ・・・ 城後 光義
柿沢 [村上にやられて組からケジメをつけるよう迫られたヤクザ]【14】 ・・・ 大塚 太心
平田 一生 [「電王堂」システム管理部・あってもなくても関係ない“盲腸みたいな男”・ニセ只野・依願退職してたこ焼き屋に]【15】 ・・・ 原口 あきまさ
宮前 進一(33) [「電王堂」システム管理部・弘前大学工学部電子物理学科卒・仲間と連んで女性にいかがわしい行為]【15】 ・・・ かなやす 慶行
オキモト [「電王堂」制作部課長・セクハラ大魔王]【15】 ・・・ 田中 登志哉
江川 優 [「電王堂」企画部課長・京光大学総合政策学部卒・たかりの常習犯]【15】 ・・・ 奥田 達士
久本 [下請け業者・江川に“お車代”を渡す]【15】 ・・・ 山崎 海童
小松原 [「電王堂」専務・闇賭博にハマる・轟プロとの億単位の架空取引を江川に指示]【15】 ・・・ 福島 勝美
田代 [ヤクザ・「轟プロ」社長・江川を通じて億単位の架空取引をする]【15】 ・・・ 大久保 運
工籐 絵理 [「電王堂」企画部チーフプロデューサー・ジョーに夢中]【16】 ・・・ 鈴木 早智子
工籐 [「工籐建設」社長・絵理の父・利益を得るためには手段を選ばない“鬼の工籐”]【16】 ・・・ 黒部 進
イザキ [「電王堂」企画部勤務・絵理の部下・絵理を恨む・小心者]【16】 ・・・ 室井 誠明
玉城 ジョー [「J dream」ホスト・“たまちゃん”]【16】 ・・・ 村島 リョウ
フジサキ [「J dream」No.1ホスト・狙った獲物は逃さない“歌舞伎町のドラキュラ”]【16】 ・・・ 笠原 紳司
[「J dream」ホスト]【16】 ・・・ 尾関 伸嗣
カオリ [最初に新人ホストの一条尚也(=只野)を指名した客]【16】 ・・・ あべこ(胡蝶蘭)
外村 [新宿の町金「INO企画」社長]【16】 ・・・ 赤星 昇一郎
柴田 慎吾 [「ジャパンテレビ」アナウンサー・「NEWSトラップ9」司会]【17】 ・・・ 潮 哲也
山岸 郁代 [「ジャパンテレビ」社長夫人・元「ジャパンテレビ」アナウンサー・スタジオで不倫相手の柴田を刺す]【17】 ・・・ 小林 ひとみ
山岸 [「ジャパンテレビ」社長・黒川に妻の浮気調査を依頼]【17】 ・・・ 浅沼 晋平
山下 [ホテルのボーイ・柴田を恐喝]【17】 ・・・ 西沢 仁太
田丸 鈴夫 [「NEWS トラップ9」解説者]【17】 ・・・ 瀬戸 将哉
田代 幹夫 [「週刊 MONDAY」カメラマン]【17】 ・・・ 藤崎 卓也
多賀 千恵子 [「電王堂」秘書課勤務・大和撫子・“お嫁さんにしたい女子社員”No.1・右胸にホクロ・5歳の時両親が交通事故でなくなり妹と生き別れ、何不自由なく成長]【18】 ・・・ 坂上 香織
多賀 美恵子 [千恵子の双子の妹・左胸にホクロ・5歳の時両親が交通事故でなくなり姉と生き別れ、虐待を受ける・16歳で養父母の家を飛び出す]【18】 ・・・ 坂上 香織
北島 秀彦 [「北友グループ」会長の息子・千恵子にプロポーズ]【18】 ・・・ 山崎 潤
足立 徹 [自称アーティスト・美恵子とつきあう]【18】 ・・・ 遠藤 雅
浅間 浩行(53) [「電王堂」取締役・「啓明寺学院大学」経済学部卒・佐川の同期・「アジア産業博覧会」責任者・咲子にハマる・突然行方不明に→ホームレス] 【19】 ・・・ 櫻木 健一
水沢 咲子 [銀座「Club Caliner」ママ・福島県相馬出身・指輪のサイズは9号・中学の時に父親の会社が倒産・中卒で就職・町田の弁当屋→新宿のキャバクラ]【19】 ・・・ 川上 麻衣子
津田 [青年実業家・真由子にプロポーズ・「Club Caliner」&「Jab bar」オーナー]【19】 ・・・ マイケル 富岡
アケミ [「Club Caliner」ホステス・客を選り好み]【19】 ・・・ 小沢 菜穂
神山 美樹 [「電王堂」派遣社員・総務二課に配属・有能・大学時代の小林の元恋人・就職内定をエサに襲われそうになったところを小林に助けてもらったのが出会い・元「スマイリー広告」派遣社員]【20】 ・・・ 大西結花
長谷川 カツヒロ [「電王堂」企画部部長・“ヨイショ大魔王”・「スマイリー広告」に「電王堂」のCM企画を横流し]【20】 ・・・ エド 山口
小林 義幸 [「電王堂」企画部・昇進をエサに長谷川の指示に従う]【20】 ・・・ 鼓太郎
梶浦 達彦 [「スマイリー広告」社長・企画横流し&制作費着服]【20】 ・・・ 大滝 明利
林 哲夫 [「多嶋組」幹部・江美との結婚を真剣に考える・足抜けの条件である黒川会長暗殺に失敗]【21】 ・・・ 白竜
八角 江美 [「電王堂」専務秘書・父親は「電王堂」メインバンクの「東西銀行」頭取・ヤクザ好き]【21】 ・・・ 遊井 亮子
松山 [「松本興業」会長・総会屋]【21】 ・・・ 石田 太郎
多嶋 [「多嶋組」組長]【21】 ・・・ 野口 寛
工藤 [暴力団構成員・江美の新しい恋人・もうすぐ幹部・江美を盾にする]【21】 ・・・ 稲宮 誠
メグミ [「電王堂」経理部・一度だけ野村と夜明けの味噌汁を飲む]【21】 ・・・ 伊藤 修子
橋本 [看護師・只野が入院]【21】 ・・・ 安藤 弘子


原 作 柳沢 きみお

脚 本 尾崎 将也(12〜14,17,21) ・高山 直也(15,18) ・旺季 志ずか(16,19)・三上 幸四郎(20)

音 楽 仲西 匡

演 出 二宮 浩行(12,14,17,21)・秋山 純(13,16,19)・塚本 連平(15)・植田 尚(18,20)

主題歌 「ラブレター」(白羽 玲子)

N A 大森 章督

企 画 五十嵐 文郎

制 作 黒田 徹也・東城 祐司・伊藤 達哉

テレビ朝日・MMJ



          



○ 『ごくせん』 (日テレ系・土 21:00 〜 21:54)



白金学院が潰れた後、保育園で働いていたヤンクミに男子校の黒銀学院高等学校の職の話が舞い込んだ。そこで天敵・猿渡と再会し、不良クラス3年D組を任される。エンクミは任侠の大江戸一家のお嬢だった・・・(全10話)

【01】約3年前の02年春クールに平均視聴率17.43%と好評だったドラマの続編です。視聴率が低迷する土9枠テコ入れのためなのか、水10枠から引っ越ししてきました。
園児に花札を教えていた、などで久美子は保育園をクビになり、風のいたずらでちょうど採用が決まった進学校の黒銀学院に赴任します。手違いで天敵・久美子と再会した教頭の猿渡は慌てますが、かつて底辺校だった黒銀学院の最後の名残ともいえる荒れる3Dが卒業するまでの3ヶ月間だけ久美子が担任することになりました(ここでもケンカ上等の“等”が草冠になってるんですね♪)。一人だけ欠席の小田切は三学期になってから不登校、というか登校禁止になってました。卒業資格を与える代わりに登校するな、と言われた小田切は怪しげなクラブでバイトをしています。本当は学校に行きたいけど足抜けするのに30万円必要だとウソをつかれ、工事現場で肉体労働してまで金を用意した久美子は悔しさで涙します。しかし小田切を裏切らない、と言う久美子の姿に心を揺さぶられた小田切はクラブをやめようとしますが当然のようにボコボコにされてしまいます。なぜか都合良く(ラーメン屋を継いだ)クマが見ていて、連絡を受けてやってきた久美子は次々とクソガキどもを倒し、小田切を助け出しました。そして(たぶん)翌日、小田切が登校してきます・・・。さすがに新鮮味は失われ、前作よりパワーダウンした感があります。やはり続編をつくるべきではなかったのでしょうか?ビンボーな舎弟の一人、菅原誠役の両國宏は幕下三枚目まで上がり、99年初場所で引退した井筒部屋の元力士・祥映斗で、昨年本名の村田宏から改名したようです(前作は本名で出演しています)・・・(1/15 21:00〜22:24 放送)

【02】やっと小田切は登校するようになりましたが、荒高との決闘を前に勝手に詫びを入れたことを矢吹は許していません。そんな中、荒高のグループから3Aの生徒がカツアゲされかかっていているところに出くわした矢吹らは荒高の生徒をやっつけます。頭に来た荒高のグループは他の3Dの生徒に殴りかかり、矢吹を出せ、となりました。あれ?最初のケンカに荒高のシブヤくんいませんでした?ケンカに負けたはずなのに無傷のようですね。状況がよくわかりません。そんな細かいところはどーでもいいのでしょう、たぶん。大切なのは殴り込みだと盛り上がるクラスで、腰抜け扱いの小田切の名誉を挽回するために武田が真実を明かしたところですか。決闘直前になってビビリ始めた武田が卒業間近にして退学になる不安を幼馴染みの小田切に相談してしまい、武田を決闘を巻き込まないため小田切が単身荒高に乗り込んだのでした。それを知った矢吹はアタマとしてクラスを巻き込まないために一人で荒高と立ち向かいます。そこに小田切も加勢しますが多勢に無勢でボコボコに。そして真打ちヤンクミ登場です(以下同文)。これで二人は仲直りして目出度し、目出度し、と。本当は前回でリタイアするつもりだったのですが、ついつい観てしまいました。正直言って中身は薄いし観てるヒマなどないのですが、そこそこ面白いし、も少しがんばって観ていきます・・・(1/22 放送)

【03】驚異的な高視聴率を叩きだしている『ごくせん』の魅力は正論を正論とするストーリーの単純明快さと水戸黄門的勧善懲悪パターンの確立、(最終話近くでは変わると思いますが)気楽に観られる各回独立ストーリーなどが挙げられると思います。小田切&矢吹を名乗る連中が覆面で他校の生徒をボコボコにします。犯人は1つ上の、黒銀を中退した工藤が率いるグループでした。工藤は小田切と矢吹を仲間に引き入れようとするが断られ、彼らを囲みます。なんとかフォーメーションB(=逃げるが勝ち?)を実行しますが一人だけ小田切が捕まってしまいます。工藤から知らされた矢吹は助けに向かいます。しかし倉庫に二人は閉じ込められてしまい、その間に宝石店を襲った二人組は奪った小田切の学生証を残して逃げました。当然二人は逮捕されますが、ここで工藤の存在を知ったヤンクミが立ち上がります・・・。間違ったら、謝る。この当たり前のことを子供に教えるために、大人が態度で示すのが筋だ、と久美子は二人を捕まえた刑事に「すまなかった」と頭を下げさせます。悪いことをしても頭を下げない“大人”が多い中で、そういう奴らに頭を下げさせるヒーロー(ヒロイン)を人は求めているのかもしれません。ただ、そういう能書きをたれるのではなく、何も考えずに楽しむのがこのドラマの正しい視聴者のスタンスだとは思いますが・・・(1/29 放送)

【04】4月から黒銀学院の男女共学が決まり、女子限定の学校見学会の日、3Dの生徒には(家からではなく)教室からの外出禁止令が出ます。しかし大人しくしている連中のはずもなく、逆に久美子を教室に閉じこめてしまいます。そんな中、悪ふざけをしていた土屋と女子生徒を引率してきた石川が顔を合わせます。石川は土屋の中学時代の担任で、土屋をずっと目の敵にしていました。その夜、土屋は昼間学校見学会に来ていた菜緒を本屋で見かけます。そして参考書を万引きしようとした菜緒を止めました。サボった塾が終わる時間まで家に帰れない菜緒は優等生で、ファミレスにも行ったことがなく時間がつぶせません。そこで土屋が時間まで彼女につきあいます。しかし初めてのゲーセンで笑顔を見せる菜緒を石川が見つけます。そして彼女をかばって何も言わない土屋は退学の危機に追い込まれます。今回アクションシーンはありません。退学になってもいいと自棄になる土屋に、優等生の菜緒の将来と同じだけ将来に重さがある、と説得し、本当のことを言わない菜緒の家の前に立ってプレッシャーを与えます。処分が決まる日、「やめたくない」と言う土屋に理事長は退学を言い渡します。そこに必然的に(笑)クラスメイトや菜緒が現れ、真実もわかり、土屋の処分は取り消しになりました。石川が“滑り止め候補”と言っていた黒銀学院を菜緒が「受けてみようかな」と言っていましたが、もちろん滑り止めで、ですよね・・・(2/5 放送)

第4話をもって リタイア します。第5話は観ていません。面白いことは面白いけど、別に観なくても気にならないドラマでした。前作が持っていたインパクトはもはやないし、みんな観てるなら、私が観なくても許されるでしょう。時間的に負担が重すぎるので、もう少しラクにさせて下さい。

役名は不明ですが、写真の中の久美子の両親【2】を高松克弥&てらだちなつ、猿渡からの電話を受けて鬼瓦を推薦した「全国私学教員派遣協会」職員【1】を春海四方、コヤギ保育園園長【1】を橘ユキコ、コヤギ保育園の保母【1】を成田さほ子&詩梨、巡回中の警官【2】を水森コウ太、環八署生活安全課の警官【3】を小村裕次郎、小田切&矢吹を名乗る者にやられて仕返しのために黒銀の校門まで押しかけた他校の生徒【3】を酒井勇樹&上吉原陽、黒十字高校の生徒【3】を深谷明大、ランジェリーっぽいお姉さま【3】を笹岡茜、工藤の居所を探す黒銀の生徒を怒鳴りつけるヤクザ【3】を今川誠、3Dの生徒たちの空想(妄想)の中の後輩たち【4】を加藤理恵&吉木りさ&保坂早香、ひとみの英語の授業を見学するブレザーの女子中学生を引率する教員【4】を木川淳一、猪又の化学の授業を見学するセーラー服の女子中学生を引率する教員【4】を今泉あまね、奈緒が万引きしようとした本屋の店員【4】を芝崎昇が演じています。

《キャスト》

山口 久美子(25) [「黒銀学院高等学校」数学教師・3年D組担任・元「白金学院」教師・前「コヤギ保育園」保母・「大江戸一家」四代目跡取り・“ヤンクミ”・九條に一目惚れ] ・・・ 仲間 由紀恵
黒田 龍一郎(73) [「大江戸一家」三代目・久美子の祖父] ・・・ 宇津井 健
若松 弘三(45) [「大江戸一家」若頭代理・妻はスナック経営・小学生の娘には弱い] ・・・ 阿南 健治
朝倉 てつ(29) [「大江戸一家」若頭代理補佐] ・・・ 金子 賢
菅原 誠 [「大江戸一家」舎弟] ・・・ 両國 宏
達川 ミノル(25) [「大江戸一家」舎弟] ・・・ 内山 信二
九條 拓真(30) [「桃ヶ丘女学園」教師・格闘技(を観るの)が好き・“バーバリーさま”(久美子)・女子高1年目] ・・・ 谷原 章介
黒川 銀治(58) [「黒銀学院高等学校」理事長&校長]【1,2,4】 ・・・ 井上 順
猿渡 五郎(48) [「黒銀学院高等学校」教頭・元「白金学院」教頭] ・・・ 生瀬 勝久
馬場 正義(35) [「黒銀学院高等学校」体育教師・3B担任・久美子は完全にタイプ・前まで5年間女子高勤務] ・・・ 東 幹久
鰐淵 小百合(37) [「黒銀学院高等学校」音楽教師・猿渡が好き] ・・・ 池田 有希子
亀山 隆(48) [「黒銀学院高等学校」倫理教師] ・・・ モト 冬樹
大塚 太一(42) [「黒銀学院高等学校」国語教師・3A担任・3年の学年主任] ・・・ 酒井 敏也
猪又 真司(34) [「黒銀学院高等学校」化学教師] ・・・ マギー
白鳥 ひとみ(23) [「黒銀学院高等学校」英語教師・3C担任] ・・・ 乙葉
小田切 竜(17) [「黒銀学院高等学校」3D生徒・地元の有力者の息子・3学期になってから登校停止・クラブ「Frentzen」でバイト] ・・・ 亀梨 和也
  (KAT-TUN)
矢吹 隼人(18) [「黒銀学院高等学校」3D生徒・クラスのリーダー格] ・・・ 赤西 仁
  (KAT-TUN)
土屋 光(18) [「黒銀学院高等学校」3D生徒・短気で喧嘩っ早い・お調子者・クラスのムードメーカー] ・・・ 速水 もこみち
武田 啓太(18) [「黒銀学院高等学校」3D生徒・小学校の頃から矢吹&小田切と一緒] ・・・ 小池 徹平
日向 浩介(17) [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 小出 恵介
秋山 陽介 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 川村 陽介
大熊 将士 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 柴田 将士
大森 百輔 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 水谷 百輔
川田 優一 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 中村 優一
小島 祐喜 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 佐藤 祐基
小橋 直哉 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 尾嶋 直哉
坂口 佑介 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 佐藤 佑介
桜庭 一人 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 富川 一人
佐々木 タケシ [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 佐藤 タケシ
高田 源水 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 奥林 源水
高山 鈴之介 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 田中 鈴之介
田村 匡弘 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 倉貫 匡弘
永田 啓行 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 中内 啓行
中西 勝 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 岡本 勝
橋本 竜平 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 渡辺 竜平
浜口 匠 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 杉浦 匠
藤波 疾士 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 高藤 疾士
船木 健吾 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 高良 健吾
星野 慎之介 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 石坂 慎之介
前田 慶哲 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 金田 慶哲
三沢 ヒロ [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 水嶋 ヒロ
武藤 涼介 [「黒銀学院高等学校」3D生徒] ・・・ 三浦 涼介
熊井 輝夫(20) [「熊井ラーメン」店主・元「白金学院高等学校」3D生徒]【1〜3】 ・・・ 脇 知弘
鬼瓦 剛 [黒銀学院に派遣されるはずだった教員(物理)・ごつくて人相が悪い・柔道5段、空手6段、ペン習字1級]【1】 ・・・ 赤星 昇一郎
シブヤ [対立している荒高の不良のリーダー]【2】 ・・・ 笠原 秀幸
鬼島 [警視庁「環八警察署」刑事]【3】 ・・・ 高杉 亘
工藤 [「黒銀学院高等学校」中退]【3】 ・・・ 小林 且弥
石川 [「キリガヤ第一中学校」教師・学校見学会の引率・土屋の中学時代の担任]【4】 ・・・ 山崎 一
宮崎 菜緒 [「キリガヤ第一中学校」3年生・第一志望は名門中の名門「白菊女学院」]【4】 ・・・ 秋本 未莉


原 作 森本 梢子

脚 本 江頭 美智留(1,2,4)・横田 理恵(3)・松田 裕子

音 楽 大島 ミチル

演 出 佐藤 東弥(1,3)・大谷 太郎(2,4)

主題歌 「NO MORE CRY」(D-51)

制 作 加藤 正俊

日本テレビ



          

2005年冬のTVドラマ・公式ホームページ・リンク集






















          


カタカナの役名は、設定上でカタカナの場合の他に、漢字表記が不明の場合があります。なお平仮名の場合は設定によるものです。
役名の直後にある数字は設定上の年齢です。わかった範囲内で記しました。公式HPとTV誌で年齢のズレがあった場合、HPの方を優先しています。なお配役名はドラマのテロップが“最新情報”であるとして、差異がある場合はこちらを尊重します。
放送日は関東地方の本放送のものです。

原則的に第1話を担当する制作者がチーフディレクターです。

          


                  《平均視聴率》 (ビデオリサーチ/関東地区)

放送 作 品 10 11 平均
日09 TBS Mの悲劇 14.0 11.1 13.0 11.9 11.4 12.0 11.5 14.0 13.8 12.8 12.55
月09 フジ 不機嫌なジーン 18.2 15.7 13.5 13.7 14.2 14.4 12.7 15.6 12.0 12.8 13.3 14.19
火09 フジ 救命病棟24時 21.4 19.0 19.7 18.4 18.9 19.9 18.8 17.3 17.7 18.4 20.6 19.10
火10 フジ みんな昔は子供だった 11.5 10.5 11.0 10.7 11.3 10.7 *9.2 *9.0 *9.5 11.1 10.3 10.44
水10 日テレ 87% 〜私の5年生存率 14.4 10.5 11.9 11.4 10.7 11.8 11.3 *9.6 12.6 12.6 11.68
木09 テレ朝 富豪刑事 16.2 11.1 12.6 12.6 13.2 11.6 10.6 12.3 11.7 12.3 11.42
木10 TBS H2 〜君といた日々 13.0 13.2 11.4 11.4 12.2 11.4 10.8 10.6 *9.9 10.8 12.8 11.59
木10 フジ 優しい時間 18.3 13.0 13.8 13.5 14.0 15.6 13.3 12.7 15.1 16.1 17.3 14.79
金11 テレ朝 特命係長・只野仁 12.6 13.5 12.0 14.0 16.0 16.0 14.8 12.9 15.0 14.4 14.12
土09 日テレ ごくせん 26.5 26.9 27.0 25.4 27.1 27.3 27.4 30.0 28.2 32.5 27.83

タイトルがピンクで表示されている作品が視聴対象です。
タイトルがブルーで表示されている作品は視聴をリタイアしたものです。




                          







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